選挙・政局

2009/02/06

麻生首相「郵政民営化には反対だった」と旗幟鮮明に

「ぶれる首相」またも=自民内からはため息

 5日、麻生太郎首相は衆院予算委員会で、日本郵政グループの4社体制について「4つに分断した形が本当にいいのか…」などと答弁し、「見直し」に言及した。すると舌の根も乾かぬうちに「わたしがこうしろああしろと言う立場にはない」と事実上食言。しばしば指摘される「ぶれる首相」のイメージがまたも浮き彫りになった。
 「小泉純一郎首相(当時)の下、(郵政民営化には)賛成でなかった」「最後まで(解散詔書に)サインせずえらいもめた」。首相は、小泉内閣時代の2005年8月の郵政解散に総務相として異論を唱えたエピソードまで持ち出して、見直し発言の真意を説明、民営化後の事業見直しを急ぐ考えを強調した。
 しかし、郵政民営化といえば小泉改革の本丸。特に現行の4社体制は、自民党を2分する騒動の末に決まった経緯がある。予算委での首相発言には「4分社化を見直したら、持たない」と動揺が走り、官邸側に電話で発言撤回を進言する党幹部もいた。結局首相は記者団に「(見直し作業は)郵政民営化委員会でやっていて、答えを受け取るのがわたしの立場だ」と大幅にトーンダウンした。
 昨年11月にも首相は日本郵政グループの株式売却について「凍結した方がいい」と発言し、中川秀直元幹事長らから猛反発を浴びた。最近も、定額給付金や国家公務員の天下りをめぐる問題で、首相発言の「ぶれ」が混乱を招いたばかり。「首相は一度決めた方針をころころひっくり返す。もっと慎重にしてほしい」。自民党の閣僚経験者の一人はうんざりとした表情でため息をついた。(了)
(2009/02/05-21:55)

麻生首相は、よほど早く率先して郵政民営化の見直しをしたいと見える。

郵便局を一つでも多く生き残らせるためには、営業努力をしなければならない4分社化が一番邪魔なわけ。4分社化のままでも局のセーフティネットはあるし、都市など無駄な局を整理統合しないほうが国民にツケを残す。

「郵政民営化見直し」とは、特定郵便局長の組織票(家族縁者を含めれば膨大な数)をあてこんだ選挙対策であることをはっきりさせておく。

天下り禁止前倒し(抜け駆け政令閣議の失敗は認めず)、わたり禁止政令を作ると方針を変えた理由を問われ、「世論、でしょうか」(麻生首相)。

では、小泉政権の閣僚だった麻生さんが「郵政民営化反対だった」と答弁したのは、世論を読んだから?世論の大勢は「郵政民営化は失敗だった」と判断しているので、高得点になると踏んだのかも。

麻生さんが郵政民営化大反対で、総務省と一緒に竹中氏に圧力をかけていたことはよく知られているので何も驚かないが、「麻生さんは経済に強い」「改革の弊害を修正する能力のある人」と、今でも“麻生氏は真の改革派”と思っている有権者にスタンスをはっきりさせてくれたことに感謝申し上げる。

経済政策はもちろんのこと、麻生さんは公務員改革や地方分権について、政治家として最初から何のポリシーもないこと、こちらも早く国民に周知徹底されないかしらと願っている。アンチ小泉層は、イメージ優先・陰謀論根拠なしの人が多いので、麻生さんについていくなり見棄てるなりお好きにどうぞ。保守幻想のネトウヨさんは、最後にルサンチマンの人にならないようにね。ネトウヨさん達は純粋なので、最後まで夢を見させてあげたいけれど…。(私自身はひねたネトウヨ属性)

とっくに反麻生に転んだ人は、渡辺喜美をお忘れなく。
二人漫才の一人、名もなき国民運動の第一回フォーラムで、江田憲司氏が「必ず政権をとる」と口を滑らせていたよ。「今年中に必ずある次の選挙のその次は1年以内に来る」と確信をもって語っていた。彼らは大きく飛躍するチャンスをつかもうとしている。伸びるかこけるかは「○○とメディアは使いよう」ということで。

江田氏の予測は、中川秀直氏の予言どおり、結果として民主党政権は半年ももたず解散に追い込まれると言っているに等しい。

自民党内で旗を立てては片っ端から領袖に引っこ抜かれている改革派達は、一つの旗にまとまるという知恵はないのか。

旗には根は生えないが、すでに根を張った支持者達の上に立てた旗は、古い自民党狸にも抜くことができないのである。「国民のため」と言うなら、自分が旗手をつとめずに支持者達に持たせれば、誰も文句は言えないのである。

どういうことか。党内力学に気を取られるな。有権者は顔は見えないが、真剣に訴えていけば「私に旗を持たせてください」という顔の見える識者が現れるものである。

自民党の派閥など国民とは何ら関係ない。今は「教育機関」としての機能は失っている。どんなしがらみがあるのか知らないが、タテマエは政策集団ではないか。政策が違えば袂を分かつのは当然。

政治家としての信念を貫けるかどうか、その一点のみを有権者は見つめている。

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旗を見失いつつある中川秀直氏にはがっかりしている。

◆日々是語草◆
谷総裁の虚しい抵抗。人事院改革反対の民主党高嶋議員は元自治労幹部

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