麻生政権に改革の希望の光?
直前のエントリーで、麻生首相は内外の知恵を結集し、改革派を取り込めという趣旨で書いていたら、こんなニュースが・・・
麻生太郎首相が12日にも、自民党の中川秀直元幹事長と会談する見通しとなった。関係者が9日、明らかにした。会談は首相が呼び掛けたもので、中川氏が本部長代行を務める党国家戦略本部の活動を再開し、中長期の政策目標を策定するよう要請する考えだ。
首相としては、内閣支持率の急落で求心力低下に拍車が掛かる中、政権と距離を置く中川氏を引き込むことで、自らへの批判の拡大を食い止める狙いもあるとみられる。
これに関連し、河村建夫官房長官は9日午前の記者会見で、「挙党態勢を必要としている時で、いろんなことが行われてしかるべきだ。(首相と)中川氏とは、特別会計の埋蔵金活用など共通の認識がたくさんある。率直に話し合ってほしい」と述べた。(了)
(2008/12/09-12:43)
軌道修正キターー!
私としては大歓迎。必要な改革は止めるべきではない。
中川氏は、すでに麻生氏に近い人物(誰だっけ)と会談し、麻生政権を支えると約束している。(ニュースで読んだ)
中長期ビジョンの政策を構築する国家戦略本部を再開することは、麻生氏にしてみれば大英断ではないか。驚いた。
支持率急落が麻生首相の背中を押したなら、再浮揚の芽を麻生首相自らつかんだことになる。
前エントリーで書いたように、支持率回復のため“敵”を自陣に取り込む戦術なのかなぁ?
麻生総理は、今こそ、改革の旗を旗幟鮮明に掲げるべきなのはないか。内閣支持率21%前後にまで、民意が急落させたのは、麻生総理への「改革の督促」なのである。麻生総理が、覚悟を決めて、改革への逆行を止め、改革への新たな地平を切り拓けとの民意である。もしも、麻生総理とお会いする機会があれば、そのことをお伝えしたいと思っている。(12月9日記)
ぜひ新しい方向性を示してもらいたい。
麻生内閣の閣僚の面々を見てごらんよ。覇気がない。中川昭一氏はいつも目を血走らせてむくんだ顔をしているし・・・どうなっちゃったの。リーダーシップをもって苦労しながら改革を進めているのは石破農相だけのように見える。
もう一度内閣に活を入れ直して、定期的に情報発信の場を作り、各大臣が担当相として今どんな仕事に取り組んでいるのか国民に報告させたらいいのではないか。麻生太郎のオレ様スター内閣ではダメなのよ。それと麻生さん、もっと資料を読み込んで勉強して。
◇
おととい報道ステーションに猪瀬氏が出演して、地方整備局改革を麻生首相がやり遂げれば支持率が上がる!と力強く語っていた。
猪瀬氏が調査したところによると、整理統合縮小に向かうはずの出先機関の建設計画はなんと2000億円以上だという。政治主導の手が入らず、役人に任せておくとこんなことになってしまう。
参照:地方分権論議に逆行する役人の無神経さ
国の出先機関が入る合同庁舎の建設計画にはあきれる
2008年12月9日
麻生総理大臣は閣議のあとの閣僚懇談会で、政府の地方分権改革推進委員会が国土交通省の地方整備局など6つの国の出先機関を廃止し「地方振興局」に再編するなどとした「第2次勧告」を提出したことを受けて、「鳩山総務大臣を中心に関係閣僚が協力して早急に準備を進めてもらいたい」と指示しました。
政府の地方分権改革推進委員会は8日、国土交通省の地方整備局や農林水産省の地方農政局など6つの機関を統廃合して「地方振興局」に再編することや、自治体の独自の事業に国の関与を法的に定めている4000余りの「義務付け」規定については廃止を原則とした見直しを求めること、それに、こうした改革を進めることで出先機関の職員を削減したり地方に移すなどしたうえで、将来的には、現在、15機関あわせておよそ9万6000人いる職員のうち、3万5000人程度の削減を目指すなどとした「第2次勧告」を麻生総理大臣に提出しました。これについて、麻生総理大臣は9日の閣僚懇談会で「勧告の内容に従って、出先機関の廃止、整理、統合。また、地方へのいわゆる義務付けの見直しを進めていく。出先機関改革の具体的なスケジュールなどを盛り込んだ政府の計画は今年度内に策定する」と述べました。そのうえで「鳩山総務大臣を中心に関係閣僚が協力して早急に準備を進めてもらいたい」と指示し、鳩山総務大臣は「一生懸命努力する」と述べました。また、河村官房長官は「見直しにあたっては政府内や自治体との調整も必要になるので、内閣が一体となって取り組みたい。各省には互謙互譲の精神で実現に向けて協力をお願いしたい」と述べました。
地方分権改革推進委員会の勧告を受けて、鳩山総務相は省庁の抵抗を乗り越えられるのか。必死に改革に取り組んでほしい。
言っても仕方ないが、増田前総務相はかなり踏み込んで地方分権改革をしようとしていたので、留任させるべきだった。行革相は茂木か渡辺が適任だった。内閣人事の内幕をさらってみると、論功行賞とシンパで固めた情実人事だったことが今の内閣の覇気のなさにつながっている。行革相が甘利とはね・・・。麻生さんには人を使いこなすセンスはなさそうだ。
塩崎恭久元官房長官や渡辺喜美元行政改革担当相ら自民党の中堅・若手でつくる「速やかな政策実現を求める有志議員の会」は9日、党本部で会合を開き、景気対策や後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の見直し問題などについて提言をまとめ、執行部に申し入れることを決めた。
同会は、麻生太郎首相が2008年度第2次補正予算案の先送りを決めたことに反発、今国会への提出を求めた。内閣支持率の急落を受け、次期衆院解散・総選挙をにらみ党内の政策論議を活発化させる狙いがある。
塩崎氏はあいさつで「ショッキングな(支持率の)世論調査が出たときこそ、自民党は生まれ変わって議論して行動し、国民の信頼を勝ち得ないといけない」と強調。会合では「野党が内閣不信任決議案を提出した場合の対応を議論すべきだ」との意見も出た。
同日は25人が出席。このほか、約20人が参加する予定だという。
◇自民有志議員の会の出席者
9日開かれた自民党の「速やかな政策実現を求める有志議員の会」の出席者は次の通り。(丸数字は当選回数)
【衆院】谷畑孝(4)、柴山昌彦(2)、西村明宏(2)(以上町村派)、茂木敏充(5)、加藤勝信(2)、原田憲治(1)(以上津島派)、塩崎恭久(4)、小野寺五典(3)、平井卓也(3)、木原誠二(1)(以上古賀派)、山際大志郎(2)、上野賢一郎(1)、平将明(1)(以上山崎派)、水野賢一(4)、渡辺喜美(4)、後藤茂之(3)、秋葉賢也(2)、菅原一秀(2)、赤沢亮正(1)、佐藤ゆかり(1)、牧原秀樹(1)、山内康一(1)(以上無派閥)
【参院】世耕弘成(3)、礒崎陽輔(1)、古川俊治(1)(以上町村派)(了)(2008/12/09-20:16)
見方を変えれば、まともな政策ブレーンのいない麻生首相にとって、中堅・若手からの心強い提言である。麻生首相もそれに気づいたのでは?周りの側近のアドバイス通りにしていたら、どんどん立場が悪くなっていった。与謝野氏や鳩山氏らとの閣内不一致問題もあった。与謝野氏はほんとに信用できない。
今、麻生首相が改革派ボス格の中川秀直氏と連携するのはベストの選択だと思う。中川氏を変なメガネで見ている保守右派層は反発するだろうが。
支持率急落のピンチを逆転する鍵を麻生首相自らつかんだと言える。そうなるように期待をこめて。
◇
マスコミはおもしろおかしく倒閣運動に結びつけたがるが、新党も脱党もない!!
彼らは自民党を出て行く気などない。そんな無駄なエネルギーを使っていられるか。山崎氏・加藤氏は出て行ってもいいよ。有志議員の真意は、麻生首相に必要な改革を進めるよう政治姿勢を柔軟に修正してほしいだけである。麻生政権を復活させることができれば、自分達も生き残れるのだから。それでも麻生首相が反発するなら、その時考えれば良い。
菅選対副委員長が渡辺喜美氏を息巻いて批判していたが、もし選対が渡辺氏を公認しないという制裁をするなら「その時は受けて立ちましょう(ニヤリ)」と渡辺氏は答えていた。腹はくくっているようだ。
中堅・若手の動きを謀反であるかのように口を極めて非難していると、圧力をかけた議員達のほうが世論から見放されるような気がする。
私としては、再び改革の光が差し込んできたようで、希望を感じている。
どうか麻生首相が軌道修正しますように。できれば小幅で良いので内閣改造を・・・。
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考えてみれば、所信表明演説は異例の民主党攻撃型だったし、麻生政権としての中長期ビジョンと具体的なマニフェストを示していない。もう一度初心に立ち返ってみてはどうか。
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