あ゛ーー!
パクリ見っけ!
▼チーム・ポリシーウォッチ「政策評価」
竹中平蔵氏
(10/6)世界金融危機・・・金融市場のコンフィデンス(自信)回復に必要なものは「苦い良薬」
http://policywatch.jp/evaluation/evaluation.php?itemid=111
▼日経ネットPLUS「新局面迎えた金融不安」
冨山和彦氏(経営共創基盤最高経営責任者、元産業再生機構専務)
(10/9)金融危機、良薬は日本に
http://netplus.nikkei.co.jp/forum/money/t_349/e_1487.php
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冨山氏の論評が、竹中氏にそっくりそのまま。
竹中氏の論評から順番にコピペして比較してみる。
1)-------------------
・竹中
かつて日本の金融危機において、金融機関の資産内容の不透明性が世界中から批判された。一体、どれだけの不良資産が隠れているのか・・・その信頼が揺らいでいたがゆえに、巨額の公的資金が注入され、銀行自身が、あるいは有力な政治家が「日本の不良債権問題は峠を越えた」と何十回、主張しても、世界の金融市場は信用しなかった。
・冨山
かつて日本の金融危機において、金融機関の資産内容の不透明性が世界中から批判された。一体、どれだけの不良資産が隠れているのか。巨額の公的資金が注入され、銀行自身が、あるいは有力な政治家が「日本の不良債権問題は峠を越えた」と何十回主張しても、世界の金融市場は信用しなかった。
2)-------------------
・竹中
政府の内外で土地の時価評価を先送りして、土地の価格が戻ってくるまで塩漬け状態にすべきとの主張も当時は数多く見られた。
・冨山
官民を問わず多くの関係者が「土地の時価評価を先送りして、価格が戻るまで塩漬けにすべきだ」と主張した。
3)-------------------
・竹中
しかし、実際に不良債権問題の解決が加速し、何よりもそれが市場から信用され、日本の金融システムに関するコンフィデンス(自信)が実際に回復したのは、小泉内閣において厳しい金融検査が実施され、産業再生機構が「時価」ベースの不良資産買取を本格化した2003年頃からである。この経験から何を学ぶか?
・冨山
しかし、「今度こそ本当に日本の不良債権問題は解決する」と市場から信用されたきっかけは「時価評価の確定」だった。日本の金融システムのコンフィデンス(自信)が実際に回復したのは、小泉内閣において厳しい金融検査が実施され、産業再生機構が時価ベースの不良資産買い取りを本格化した2003年頃からである。この経験から何を学ぶか?
4)-------------------
・竹中
金融不安、さらには恐慌は、最終的には金融機関相互の資産内容に対する信頼、自信の喪失に根本原因がある。何年か経ってから「実はあの時点でそんなに資産は傷んでいなかった」といえるかどうかは全く関係ない。人間にとっての血流と同じく、金融システムはこの瞬間の機能が全てである。それが停止すれば、どんなに若く健康な肉体(実態経済)も直ちに死んでしまう。そして血液の循環力は、金融システムに対する関係者相互の自信と信頼そのものに依存している。
・冨山
金融危機の根本原因は、金融機関同士の資産内容に対する信頼と自信の喪失だ。何年かたってから「実はあの時点でそんなに資産は傷んでいなかった」と分かったとしても、全く意味がない。
人間にとっての血流と同じく、金融システムは「今この瞬間」の機能がすべてである。それが停止すれば、どんなに若く健康な肉体(実体経済)でも直ちに死ぬ。そして血液の循環力は、金融システムに対する関係者相互の自信と信頼そのものに依存している。
5)-------------------
・竹中
その自信が喪失している中で、いくら各金融機関が自称「不良資産」を切り離しても、第三者による時価ベースでの資産査定無しで公的資金を注入しても、また時価会計を停止しても、根本的な「自信」は戻ってこない。必要なことは、
・冨山
いくら各金融機関が自称「不良資産」を切り離しても、まだ残っているのではという市場の疑念はぬぐえない。第三者による時価ベースでの資産査定無しでいくら多額の公的資金を注入しても、時価会計を停止しても、根本的な「自信」は戻ってこない。
■金融危機の解決法
6)-------------------
・竹中
・金融当局は時価会計を維持し、厳格な金融検査を行い金融機関の資産実態を明らかにする
・公的な性格の資産買取機構(資金拠出そのものは民間資金活用も可)を設立し、不良資産をあくまでも「時価ベース」で迅速に買取らせ、それをあまり間を置かずに市場に転売して金融市場の価格形成機能を回復させる
・金融当局は把握した資産実態に基づき、不良資産を当該買取機構に売却するよう強く働きかける
・以上のオペレーションで空いた金融機関の欠損は公的資金で埋める
・この間、中央銀行は短期資金の収縮を補うべく徹底的な金融の緩和と資金供給を続ける
・冨山
(1)(2)(3)(4)(5)と並べた解決法は、上記の竹中氏の「必要なこと」とまったく同じ。多少の言葉遣いの違いのみ。
7)-------------------
・竹中
これらのことを粛々とかつ不退転の決意で行うシグナルを、世界の金融当局が一致して市場に送り、かつ迅速に実行することである。そう、失われた10年の末に我が国が最後にたどり着いた処方箋を、世界的なスケールで、より整合的かつ集中的に行うことに尽きる。
・冨山
世界の金融当局は、これらを粛々と不退転の決意で行うというシグナルを一致して市場に送り、かつ迅速に実行すべきだ。失われた10年の末に日本が最後にたどり着いた処方せんを、世界的なスケールで、より整合的かつ集中的に行うことに尽きる。
8)-------------------
・竹中
今のところ、時価会計の是非、公的資金は用意したが不良資産買取時の評価方法をどうするかなどなど、ちょうど日本で金融検査が厳格化され、産業再生機構の設立が議論されていた2002年ごろによく似た議論に米国は直面している。「良薬口に苦し」(no pain, no gain)と言うが、あの当時、小泉内閣が不退転の決意で「苦い良薬」を選択したのと同様に、米国、さらには欧州の政府が賢明な、それゆえにpainfulな政策選択を行うことを切に期待する。
・冨山
米国では今、時価会計の是非や、用意した公的資金で買い取る不良資産の評価方法をめぐり、激しい議論が交わされている。ちょうど日本で金融検査が厳格化され、産業再生機構の設立が議論されていた02年ごろの議論によく似ている。「良薬口に苦し」(no pain, no gain)と言うが、あの当時、小泉内閣が不退転の決意で「苦い良薬」を選択したのと同様に、米国、さらには欧州の政府が賢明な、それゆえにpainfulな政策選択を行うことを切に期待する。
9)-------------------
・竹中
「良薬口に苦し」(no pain, no gain)と言うが、あの当時、小泉内閣が不退転の決意で「苦い良薬」を選択したのと同様に、米国、さらには欧州の政府が賢明な、それゆえにpainfulな政策選択を行うことを切に期待する。
・冨山
「良薬口に苦し」(no pain, no gain)いう。あの当時、小泉政権が不退転の決意で「苦い良薬」を選択したように、米欧各国の政府が賢明な、それゆえに痛み(pain)を伴う政策を選択することを切に期待する。
10)-------------------
冨山氏はここで終わっているが、竹中氏は最後にもう一つ提案している。
・竹中
また今回の問題が日本を含めた世界全体の金融恐慌リスクを生成しつつある現況に鑑みると、日本の政府当局もその経験に立脚して、欧米当局が然るべき政策選択を行うように強く働きかけるべきである。さらには、世界最大の金融資産保有国として、日本国民と世界金融システムの双方にメリットを生み出すような政策枠組み(例えば不良資産に関する時価ベースの市場取引を活性化するための施策や構想の提案・創設など)を、積極的に提示すべきであろう。
(08/10/06)
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以上、比較終わり。
比較上、全文転載することになって申し訳ない。部分的にフレーズが同じ箇所だけ抜き出そうと思ったが、作業をやり始めたら、竹中氏のものを丸ごとコピーして、冨山氏のものは少し手直しする程度で済んでしまった。
偶然にもネットに入って真っ先に竹中氏→冨山氏の論評を読んだ私は、デジャビュ?と思ったよ。初めてパクリをリアルで見た。
おかげさまで、内容がよく頭に入った。(笑)
冨山氏は元産業再生機構専務ということだから、竹中氏とも関わりがあったのだろう。この論文は一行で済むね。「筆者は竹中氏の『世界金融危機・・・金融市場のコンフィデンス(自信)回復に必要なものは「苦い良薬」』に全面的に同意します。以上」
はぁ~~驚いた。
竹中氏は日経ネットPLUSにも寄稿しているので、冨山氏の「金融危機、良薬は日本に」が竹中氏の目に止まることもあるだろうに、冨山氏はきっと竹中氏の意見に賛同するあまり、パクリの意識もないのかもね。
◇
時価会計の厳格化については、マーケットの取引が「信用」に基礎をおいている以上、厳格化は基本的なルールという理解でいいのだろうか。ところが…
時価会計の適用緩和 米SEC、証券化商品で
米証券取引委員会(SEC)は30日、金融市場で取引が成立しにくくなっている証券化商品などに対して、時価で評価する会計処理の適用を緩和すると発表した。
ロイター通信によると、米国では今年から投資目的で保有する資産の時価会計が本格的に導入された。サブプライム住宅ローン問題の影響で証券化商品の価値が急低下し、金融機関は多額の損失計上を余儀なくされていた。
SECは「現在の状況は、会計士などにとって公正な価値が決めにくい環境だ」としており、満期までの所有など長期的な価値から算出して会計処理することを容認した。ただ、今回の決定は金融機関の不良資産処理の先送りにつながるとの見方もある。(共同)
非常事態だから緩和するということらしいが、それで金融機関救済となるのか??
◇
同じく日経PLUSサイトでの竹中平蔵教授のオフィスアワー「米訪問で見えた『金融危機の日米差』」(10/8)が面白かった。
(要点)
・日本の金融危機の特色 銀行部門全体が資本不足の状態になった。→「銀行危機」
・米国では銀行部門全体が資本不足という状況ではない。→「マネーマーケット危機」
・銀行再建にあたって、竹中氏は金融担当相就任当時、厳格な資産査定と自己資本の充実が基本であると主張した。今、米国の政府・中央銀行の政策はそのとおりに行おうとしている。しかし、資産査定の結果として損失が拡大し、金融機関の資本不足が生じた場合はどうするか。これが注目点。
米国も不良債権買い取りだけでは焼け石に水なので、資本注入の意思を見せている。金融安定化法案には不良債権買い取りだけではなく、資本注入の裁量も含んでいると(ポールソン財務長官だったか?)会見していた。IMFも…
世界的リセッションの瀬戸際=公的資本注入の必要性強調-IMF専務理事
【ワシントン9日時事】国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は9日、IMF・世界銀行年次総会を前に記者会見し、現在の景気状況について、「世界的なリセッション(景気後退)の瀬戸際にある」との認識を示した。また、金融危機への対策について、公的資金による金融機関への資本注入の必要性を改めて訴えた。
ここで踏みとどまることができるか。米国一国の問題ではない。日本の備えは大丈夫なのか。竹中氏はさらに「麻生内閣は政策判断の基礎となる実態調査をせよ」と注文を付けている。
信用リスク取引であるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)等金融関連商品について、日本の金融機関がどれだけ関与しているのか、リスクに対する備えをどれほどしているのかが問題ということだ。
CDSとは「債権を直接移転することなく信用リスクのみを移転できる取引」だそうで、まったく金融工学の発展もけっこうだが、リスクとは切っても切り離せないマネーマーケットの上に築かれた虚構の帝国とはいったい何なのか、とアナログな人間は素朴な疑問を抱いてしまう。
日本の政界再編だけではなく、世界の金融再建が必要なのだと痛感する。問題が顕在化する前に手を打つことができれば最上だが、なかなかそうはいかない。しかし、問題が大きければ大きいほど、待ったなしで飛躍的に改善するチャンスでもある。
◇
大前研一氏の緊急提言も参考になる。
10/1に執筆し、米政府要人に向けて提言するために『The Financial Times』ならびに『The Japan Times』に記事を送ったところ、すぐ誌面に載ったとのこと。
ポールソン案は額不足、手順も誤り
以下、ポイントとなるところをピックアップしておく。(太字下線は管理人が編集)
●現時点で何より重要なのは、市場に流動性を供給すること、とりわけ経営破綻にひんしている金融機関に供給することである。
●今回のような深刻な金融危機では、従うべき原則が三つある。
(1)システミックな危機であることを認識し、個別の問題として扱わない
(2)事態が段階的に進行することを理解し、局面に応じて適切なタイミングで適切な対応策を出す
(3)事態が収束したら再発を防ぐための世界共通の制度を構築する
残念ながら米政府は、いずれの原則も守っていないようだ。その結果、既に十分深刻な事態をさらに一段と悪化させている。
●この段階での不良資産の買い取りは、急いでやることではない。
↓
銀行が破綻するのは、資本がなくなる一方で株価が限りなくゼロに近づき市場から資金を調達できなくなるからだ。
↓
この状況で米国がすべきなのは、世界各国に協力を求めて5兆ドル規模の信用供与枠を設け、必要な流動性を確保することである。
<そのための条件>
・第一は、現在の不安と緊張を十分和らげるのに十分な額を準備すること。
・第二は、そのために米政府が紙幣を増刷してはならないことである。(バーナンキは90年代に日本の景気浮揚策として、空から現金をばらまけばいいというヘリコプター・マネー説を唱えた人物である。)
●中国は貿易黒字のおかげで1.5兆ドルの外貨準備があり、そのほとんどが米ドルである。日本も、差し迫って必要としない1兆ドル-1兆円の間違い?-ほどを供出できるはずだ。日本はなんと600兆円も抱えている。-100兆円ほどでは?-(供出資金は3%程度の金利をとってよいだろう。)
●こうした流動性ファシリティーを実現するためには、ブッシュ現政権は多くの国との外交関係を見直さなければいけない。米国の外交政策は、「テロとの戦い」が基本になっている。だが今は(中国、ロシア、台湾、湾岸諸国などとの)外交関係を修復し、ウォール街から世界に飛び火した大規模な金融テロと戦うために、手を組むべきときだ。世界が恐れているのは「ウォール街発の金融テロ」の方だからだ。
●5兆ドルというと途方もない額だと思われるかもしれないが、日本の経験からすると、タンクは十分に大きくなければいけない。底の浅いタンクは不安をあおるだけであり、日本政府も結局は次第に大きくしなければならなかった。最終的に日本国民は、公的資金の注入やゼロ金利政策による逸失金利の形で、3兆ドル(300兆円)を負担している。
●第3の原則
事態が収束したら再発を防ぐための世界共通の制度を構築する
1,債権などの証券化に一定のガイドラインを設ける。
2,金融取引慣行の見直しも必要である。
3,公的な金融機関に務める人々の報酬基準を確立する必要がある。(日本では金融機関と一般製造業との間に100倍近い顕著な給与格差はない)
4,世界がまだドルに依存しているうちに、米国は何よりもまず、「持てる国」による流動性ファシリティーの整備を訴えなければならない。経営危機に陥った金融機関を一つずつ処理するポールソン流のやり方で不要な犠牲を出すことは避けるべきだ。
5,(解決を長引かせないために)三つの段階それぞれにすべきことを一度にやってはいけない。
資本注入には、小手先の額ではまったく効果がないということだ。日本の外貨準備金1兆円供出は渡辺喜美氏も提案していた。また改革派の提案として、政府系ファンドで米国金融機関救済資金を投資する計画もあるようだ。無事に救済できれば、ものすごいリターンとなる。麻生首相は竹中氏の顔を思い浮かべただけでジンマシンが出るらしいから、実態調査の件も含め、別の筋から上手に説得してほしいなー。
使いようのないドル外貨準備金は、米国がヘリコプターでドルをバラマキ続けた結果、各国に蓄積されていたものだ。米国にとって、いざという時のための“埋蔵金”の役割を果たすことになるとは誰も想像しなかったろう。各国にとっても米国に恩を売りながらドルの呪縛から逃れるチャンスとなる。
世界が協力して危機を乗り越え、マネーゲームが実体経済を萎縮させるようなシステムから脱し、金融の新しい制度を構築するよう進めてもらいたい。
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強いドル、強い米国が終焉を迎える時が近付いた。巨大な幻影の終焉であって実体が崩壊するわけではない。夢から覚める感じに近いかな?その前に世界が協力して、この金融危機に臨まなければならない。
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