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2008/08/31

地デジ切り替え済みは3800万世帯だって

朝生TV見ることができた\(^O^)/

金曜日にテレビを買いに行ったら、バーゲン中とかで激安!オリンピック終わって需要が落ちたせい?そして「この機種はお持ち帰りできます」の札が付いているデモ機を見っけ♪ 他を見比べる余地もなく、「これくださ~~い!!」「世界の亀山モデル」をゲット。お店の人が「設定が難しいですけど・・・。普通は伺って取り付け設定しますが・・・」と心配してたけど、とりあえず今日のところはアナログでもなんでも見ることができればいいんですと言って、説明も聞かずに帰ってきた。いや~安くて助かった♪ 壊れたアナログの重ーいテレビは後日引き取りに来てもらうことにした。

配線&設定は、超簡単だった。誰?難しいと脅したの。テレビ交換のため、テレビ周りの大掃除のほうが大変だった【ノ_;】汗ダラダラ

一つだけわからないのは、前のテレビで朝日ニュースターを見ていたんだよね。取り付け工事が必要だったのでお店の人に来てもらった時、設定で「9chに割り当てておきま~す」と言われ、ありがたくタダで朝生再放送などを見ていたんだけど。今度はCS選択で受信は可能だけれど、有料だものね・・・。カネ払ってまで誰が見るか。愛川欽也のパックインナントカは掃きだめだよ。なぜ前は見ることができたの?

半年後に地デジ移行の米国 視聴者の準備は<8/23 23:03>

 アメリカでは、テレビの地上デジタル放送への移行が半年後の来年2月に迫っている。日本より一足早く移行するアメリカで、移行へ向けた準備状況を取材した。
 ニューヨークの電器店で売られているテレビは、すべて地上デジタル放送対応のハイビジョンテレビ。ニューヨークでは畳1畳分ほどもある60インチのテレビ(約70万円)がよく売れており、北京オリンピック特需もあって、人気のハイビジョンテレビはいつも売り切れ状態だという。

 電器店では、ハイビジョン映像の合間に、地上デジタル放送移行への対応を促す告知を流すなど、準備を呼びかけている。

 移行への最大の懸案は、地上デジタル放送対応の新しいテレビを買えない低所得者層が、アナログ放送終了と同時にテレビを見られなくなり、混乱が起きるのではないか、ということ。

 そこで、アメリカ政府が考えたのが、40ドル(約4400円)のクーポンの配布。このクーポンを使えば、アナログテレビでも地上デジタル放送を見られるチューナー(最大70ドル=約7700円)を、わずかな自己負担で買うことができる。

 民間の調査によると、約1割の世帯で地上デジタル放送移行に向けた準備が全くできていないという。政府の対策が急がれる。

3年後の日本の姿だね。情報難民はどこにでもいるさ。日本では生活保護世帯には無料でチューナーを配布と言ってなかったっけ?

朝生での西尾先生の頑張りを讃えるエントリーを書くつもりだったけど、疲れちゃった。
また明日書き直します。ヾ(^^)Bye

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くだらないコンテンツをハイビジョンで見てもねぇ・・。たしかに女性の化粧のムラとかよく見えるわ^_^;

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2008/08/29

朝まで生テレビ「皇室問題」を見たい!!「我が窮状」ハア?

テレビが壊れた!!
徴候はあったのだが、もつところまでもたせようと放置しておいたのが運の尽き。
ウンともスンとも言わなくなった。

明日の「朝まで生テレビ」皇室問題に西尾先生が出る!!!
東宮の実態を何にも知らない精神科医など、女系OK・東宮擁護派の常連メンバーに混じって、西尾氏が孤軍奮闘するところを見たかった。
カレンダーに赤丸つけて楽しみにしていたのに。crying

そうだ!パソコンからつなげば見ることができるんだった!と調べたら、テレビチューナーカードが内臓されていない機種だった・・・あの時、ケチらなければ・・・。

ダンナ「こんなことなら北京オリンピックの前にデジタルに買い換えればよかったなあ」

<後の祭り>
語源由来辞典より

(コピペしようと思ったら、コピー不可だったので要約)

1,祇園祭の「前の祭り」がにぎやかなものであるのに対し、豪華な山車の還車の行事を「後の祭り」と言う。「後の祭り」は見物に行っても意味がないことから、時機を逸して後悔の念を表す意味となった。

2,もう一つの説は、葬式や法事など、亡くなった後に盛大な儀式をしても仕方ないことから、後悔の年や手遅れの意味で使われるようになった。

閑話休題、言帰正伝 (余談はこのくらいにして、話を元に戻しましょう)

<閑話休題とは>
はてなダイアリーより

・話を本筋にもどすこと。閑話休題と書いて「それはさておき」とか「よだんをもどして」と読ませることもある。
・ストーリーに影響の無い無駄話をすることではない。

・・・話がちっとも戻ってない(^_^;  朝生が見たいよー

電器店に「今買えば、明日取り付け工事してもらえますか」と夕方電話したら、無理だってさ。
あああぁぁぁ・・・気が遠くなる。

ネットの実況版でも見るしかないか。
夜更けに爺ちゃんの部屋に忍び込んで見るという手があるが、隣で爺ちゃんが寝てるのに?怒られそうだよ。諸事情でビデオ録画もできず。

ちなみにネットも週刊誌も一切見ない爺ちゃんだが、東宮ご一家がテレビに映ると「この家族、なんか変だよなあ」と感想を漏らしている。そして「昔は秋篠宮はアレだと思ったが、よくやってるな」と。東宮について何の先入観がない人でも、やはり映像から醸し出される雰囲気で、何かを感じ取るらしい。

「国民と共にある」「国民に仕える」と、身を以て国民に接しておられる両陛下のお心を東宮ご夫妻は何一つ継いでいない。国民の楽しみを規制してお遊びに興じる姿からは、もはや皇族の香りすらしない。それでも追っかけのおばさま達がキャーキャー言うので、自分達は人気者♪と喜んでいるご様子。公務の依頼が減り続けるのもさもありなん。公務で国民と間近に接しながら、優しくお声を掛ける両陛下や秋篠宮両殿下に敬慕の念を抱きつつ、かたや東宮ご夫妻の10メートル規制の写真を見ると緊張が走ってしまう。もはや私にとっては東宮ご夫妻のお出ましは“怖いもの見たさ”でしかなくなっている。現在の東宮の有り様には、皇室に異物が入り込んだような危惧を抱くものである。

皇室に刺さった棘が「東宮問題」なのである。

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アフガン邦人男性拉致】タリバン「殺害した」 全外国人が標的
2008.8.27 23:33

 【ジャララバード(アフガニスタン東部)27日共同】アフガニスタンで日本の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」(本部・福岡市)の伊藤和也さん(31)が拉致され死亡した事件で、関与を認めていた反政府武装勢力タリバンのムジャヒド報道官は27日、遺体発見後に共同通信の電話取材に応じ「日本人を殺害した。すべての外国人がアフガンを出るまで殺し続ける」と述べた。

 報道官は「このNGOが住民の役に立っていたことは知っている。だが、住民に西洋文化を植え付けようとするスパイだ」と主張。「日本のように部隊を駐留していない国の援助団体でも、われわれは殺害する」と訴えた。

 報道官は伊藤さんの拉致後、「日本人は政府側との戦闘に巻き込まれて死んだ。政府側の流れ弾に当たった」と責任を回避する発言をしていたが、一転して意図的に殺害したことを認めた。

サヨクさんは、日本がアメリカに協力して、インド洋給油してるからNGOメンバーが殺された!と言うのだろうか。少なくともそのようにすり替えようとしているのは見て取れる。

護憲派は、国際協力して海上交通の治安維持活動をしているなんて、なーんにも知らないんだろうね。武装テロリストに「外国人は縄張りから出て行け」と言われても、テロリストが武装していることは見えなくて、非武装中立で平和が来ると信ずる護憲カルトは「武装しているアメリカと日本が悪い」になってしまう。テロリストは丸腰の一般人だろうが殺すのに、サヨクは「抵抗組織」と呼び、非武装中立ならテロリストは日本人に手を出さないと信じている。その理屈から「軍国主義米国に追従する日本政府のせいで、NGOが危険にさらされている」となるわけだ。少しは認識の甘さに気づいてほしいよ。平和教ならぬ丸腰教とでも呼ぶか。

「真実を知りたい」なら、タリバンがやってきたことを一から調べろと言いたい。そして現在の“民主的な政権”の実態は?今、日本が貢献できることは?「9条を守れ」から一歩も出ない人々には現実認識が一番難しいようだ。

民生支援が厳しくなってきたのは、タリバン勢力が盛り返してきたため、軍・民両面で苦戦を強いられていることを普通に現状分析してほしいものだ。

タリバンに殺されたペシャワール会の伊藤和也さんは、本当にお気の毒だった。誠実な活動と熱意をも踏みにじる治安悪化の状況に暗澹たる気分になる。出口はまだ見えない。

伊藤さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

某所で見つけた「9条を守れ」と言いたいらしい唄

「我が窮状」 作詞:沢田 研二,作曲:大野 克夫 

麗しの国 日本に生まれ 誇りも感じているが 
忌まわしい時代に 遡るのは 賢明じゃない
英霊の涙に変えて 授かった宝だ
この窮状 救うために 声なき声よ集え
我が窮状 守りきれたら 残す未来輝くよ

麗しの国 日本の核が 歯車を狂わせたんだ
老いたるは無力を気骨に変えて 礎石となろうぜ
諦めは取り返せない 過ちを招くだけ
この窮状 救いたいよ 声に集め歌おう
我が窮状 守れないなら 真の平和ありえない

この窮状 救えるのは静かに通る言葉
我が窮状 守りきりたい 許し合い 信じよう

日本の核が 歯車を狂わせたんだ

( ̄∀ ̄;)ハア?

勝手に窮状に陥ってください。

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平和=憲法9条のすり込みは、戦後教育の徒花か。

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2008/08/27

北朝鮮政府は一度崖から突き落としてやれ

北朝鮮「核無能力化を中断」 テロ指定解除延期に対抗

 【ソウル支局】北朝鮮は26日、核無能力化の作業を即時中断すると発表した。朝鮮中央通信が外務省報道官の声明として伝えたもので、米国が同国のテロ支援国指定を解除していないことに対抗した措置という。

 声明は「米国が合意事項を破ったことで我々はやむを得ず対応措置を講じざるを得ない。核施設無能力化作業を即時中断することにした。既に関係国に通知された」としている。そのうえで寧辺の核施設について「すぐに現状通り復旧する措置を考慮することになるだろう」とも指摘した。(16:42)

飴と鞭外交は限界を超えた。「行動対行動」と言うなら、崖っぷち外交に対しては蹴りを入れて崖から突き落としてやれ。手を差し伸べるからつけあがる。

日米韓が背を向ければ、北は干上がる。瀬戸際の後ろを振り向けば中露しかいない。北にとっての脅威は日米ではなく、近親憎悪の中露。

米国の「テロ支援国家指定解除」を鼻先にぶら下げる戦術は、日本には評判が悪かったが、実はこの飴のおかげで日朝交渉が形ばかりだが進んだという経緯がある。(飴リカの条件に日朝交渉の進展があったと思われる)

北は日米との国交正常化を狙っているのだから、こちらが飴を差し出す限り、瀬戸際外交を続けてくる。言うべきは「決裂だ!」の一言である。そうすれば「待ってくれ」と言うはず。

北朝鮮、白紙からの再調査拒否  04年の拉致結果を維持か

 拉致被害者に関する再調査の実施方法などで合意した先の日朝実務者協議で、過去にも北朝鮮が行ったとしている再調査内容を白紙に戻すよう日本が求めたのに対し、北朝鮮が拒否していたことが23日、分かった。このため日本政府内の一部では再調査方法をめぐる協議を継続すべきだとの主張が強まったが、首相官邸の意向で合意を優先した。日朝関係筋が明らかにした。

 北朝鮮は2004年の再調査でも「横田めぐみさんら8人死亡」との見解を変えず、その後の協議が難航した経緯がある。日本側は今回、「白紙からの再調査」を認めさせることで拉致被害者全員の安否確認と帰国につなげる考えだった。しかし、北朝鮮の対応は過去の調査結果を維持する姿勢をうかがわせたものとなり、今後の再調査の実効性に疑念を生じさせる可能性がある。

 関係筋によると、8月11日から中国・瀋陽で行われた実務者協議で、北朝鮮側は「生存者を発見し帰国させるための全面的な調査」との表現についても同意を拒否。こうした状況を受け中山恭子拉致問題担当相らは「合意は時期尚早」と慎重な対応を求めた。

どこからリークがあったのか?このニュースに対する政府見解

【官房長官会見】

【拉致問題】

 --8月中旬の日朝実務者協議で、拉致問題の再調査について、今秋までに終了したいという努力目標があったが、開始時期については北朝鮮から何か連絡は来ているか

今のところありません。はい

 --今月中にも、という情報も…

まあ、早くねえ、始めたほうがいいと思ってますが、今のところ、連絡はありません

 --日朝協議に関連し、協議の際に北朝鮮側が、日本側が求めている02年9月の結果について白紙化を北朝鮮側が拒否したと。拒否したが、そのまま合意した、という話があるが、それについては…

どこにそういう話があるんでしょうか。教えてください

 --そういう報道が、一部報道がある

そういう報道は私は、承知しておりません

 --誤りであると

いや、だって、いちいちいちいち、報道の内容について私が、誤りであるかどうか、なぜ確認しなきゃいけないんでしょうか

 --もし、白紙化を北朝鮮が認めないまま合意したとなると、日本側が主張する合意の前提自体が崩れると思うが

生存者を見つけて、そして帰国をさせると。あるいは、万が一、生存していない方があるならばそれはどういう状態なのかということをですね、調査をする。これが再調査の目的である、ということははっきりしております

 --8人死亡、と北朝鮮側が言っていた、その方を含む…

8人死亡という話は、彼らが発言した、ということを私は承知しておりません

何にも聞いていないんだってさ。秋までと期限を切っているのに、再調査を始めるのかどうかすらわからないんだって。連絡を待っているだけなんだ、へー。しかし、これは字句通りには受け取れない。水面下では動いていると信じたい。

しかし、北が態度を硬化させて「過去の調査結果を維持する姿勢をうかがわせた」ということはあり得る。それはアメリカのテロ支援国家指定解除延期とリンクしたものだろう。アメリカの顔を立てる必要がなければ、拉致問題の調査など無視するつもりだ。サイテー

日米で同時に飴を取り上げればいい。必ずあっちから交渉を求めてくる。重村さんはWiLLで「相手がいやがる交渉に徹すれば、外交は成果を上げることができる」と書いていた。

追いつめられているのは北朝鮮なのだから、北朝鮮の譲歩を迫る交渉をしなければならない。重村氏は「北朝鮮は、日本との関係を開けなければ、年末から来年にかけて相当な危機に直面する」と言う。最後の部分を引用しよう。

このためか、北朝鮮から日本政府に、いろいろなシグナルと操作情報が送られてきている。
「九月九日の建国六十周年式典を終えたら、日朝改善に本格的に取り組む」
「九月以降に、福田政権にお土産を出す」
「九月の末には、再調査の結果、新たな拉致被害者を出す」
だがこんな情報工作に乗ってはいけない。相手がいやがる交渉に徹すれば、外交は成果を上げることができる。六月の実務交渉の前に、いかに多くのガセ情報を流され、マスコミも踊らされたか。総連と北朝鮮の情報は、マユにつばをつけて聞いておくべきだ。そして、北朝鮮は、合意文書のない約束は守らない。これを、肝に銘じておく必要がある。

揺さぶりの情報は、あらゆるところに仕掛けられている。特に「日本政府は裏切り者」と思わせる情報も多い。日本中が注視し、心を痛めている問題だからこそ、小さな疑念が大きな混乱を呼ぶこともある。冷静に・・・冷静に・・・

グルジアをはさんで米露がにらみ合い、南北朝鮮が観光客射殺事件で険悪な状態、中国は祭りの後の虚脱感-パラリンピックは続く、その後に起こる嵐の前の静けさ・・・。北朝鮮を甘やかした米国務省は、どう責任取ってくれるの。

キムケガンのツラに唾吐きかけて六者協議解散!しろ。

そうもいかんわなぁ・・・。気が重いことよ。

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金正日が2003年秋に死んでいたという情報を重村氏は得ているという。小泉氏と握手した男は影武者だって。影武者は4人。情報源もある程度匂わせているが、死んでようが生きていようが、ここまで来れば関係ない。李英和氏の情報筋からは「金正日は認知症」とのこと。真実は誰にもわからない。

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2008/08/26

リチャード・クー氏の「バランスシート不況」。竹中平蔵氏の「サプライサイド経済学」

NHKの討論番組だったか、リチャード・クーという人が経済政策について語っていて、「えっ、この人、森永卓郎といい勝負だなぁ」と感想を持った覚えがある。森永さんにしてもある線までは鋭いけれど、いきなり飛躍するというか極端というか・・・。

報道ステーションで「麻生氏がリチャード・クー氏と会った」と報道されていたので、麻生氏がもし政権を獲ったら、再び失われた10年に戻るのね、とため息をついてしまった。今秋の補正予算は原油高の影響もあって、ピンポイント補助という形になるのは仕方ないにしても。

クー氏の経済政策について、検索してみた。
いやはや賛否両論入り乱れて読みふけってしまった。クー氏と対比させている人は竹中氏をボロクソ(笑)。つまり何が正しいか正しくないか、誰も正解を出せていない。

私の感想は、「経済理論では経済は良くならない」ということ。経済は生き物だから、不確定要素が大きすぎる。どんな隙のない理論でも、必ず絶対!見落としがある。だから、前から言っているとおり「理論」とは「~のように見える」だけと思う。時代によって理論を成り立たせる要因は劇的に変わるものである。理論はその時代にのみ「それが正しく見える」だけ。いろんな解説ブログを読みながら、素人の私であっても、少しずつ「ここの分析は間違っている」という箇所を見つけることができる。

まず池田信夫氏は、クー氏に容赦ない。

リチャード・クーは地底人か

一つだけ。今は「インフレ状態」とあるが、構造はデフレから脱却できていない。これについては髙橋洋一氏が詳しく説明している。

池田信夫の著作物HPより
落第生の答案
リチャード・クー『良い財政赤字 悪い財政赤字』PHP研究所

著者がマクロ経済学を理解していないばかりか、基本的な事実関係に間違いが多く、大学生の答案なら「不可」。たとえば彼は、1997年末の景気後退が橋本内閣の財政再建策によるものだという「俗説」は誤りで、拓銀や山一の破綻のあとのクレジット・クランチによるものであることは、GDPの速報値の日付を見ただけでも明らかだが、著者はそれすら知らないで、新聞の切り抜きをもとにして俗説を繰り返しているだけだ。

「俗説」の誤りを指摘していることに注目。

クー氏ご本人の説明を伺ってみよう。

リチャード・クー氏インタビュー「 バランスシート不況と「合成の誤謬」 」
(2005年1月掲載)

橋本政権当時は、財政再建ということが言われていましたが、私はそれをやったら日本経済がめちゃくちゃになるという論文を出しました。
そして、私が言っていた通りになったもんですから、各方面から話を聞きたいということになり、それ以降多くの政府委員会等に出席するようになりました。

小渕・森はクー氏をブレーンにしていた。

‐日本の景気もようやく明るさが見えてきましたが、現在取り組んでいる研究課題『バランスシート不況の理論と現実』について、今後の景気見通しにも触れつつ、理論の特色と実際の景気動向についてお話し下さい 
   
「バランスシート不況」とは私が言い始めたことで、今までそういう考え方はありませんでした。
今までの経済学の基本は、企業は利益の最大化を目指して活動するということで、大学でもそう教えています。
しかし、この十数年間の日本や、最近のドイツやアメリカで見られる現象は利益の最大化ではなく、債務の最小化ですね。でも、債務の最小化を前提としたマクロ経済理論は、ミクロの理論もそうですが、ないんです。
そんなことあり得ないということになっているわけですから。
だからそこはゼロから作り始めたわけです。

なぜ債務の最小化があり得るかというと、だいたいバランスシート不況になる前には、大きな資産価格の下落があるんです。バブルの時は皆さん借金してでもどんどんものを買いましたが、バブルが崩壊すると借金を残したまま資産価格が下がり、多くの企業が債務超過のような状況になってしまうわけです。
でも本業がしっかりしていれば、本業のキャッシュフローで借金返済ができるんですね。
そういう行動を、個々の企業が取り始める。
キャッシュフローで痛んだバランスシートを修復しようとすることは正しいのですが、全員が同時に同じことをすると全く別のことが起きてくる。
これが「合成の誤謬」と呼ばれる現象で、どんどん景気が悪化してしまうんです。

一国の経済というのは、家計が貯金して、それを企業が借りて使うということで円滑に回るわけです。
その真ん中に証券会社とか銀行があって、仲介業務をするんですね。企業が一斉に借金返済にまわったら、家計の貯金はまったく使われない訳です。
そうすると企業の借金返済と家計の貯蓄を合わせた額が銀行に入ってきて、二度と出ていかないということになります。これがデフレギャップです。
少なく見積もっても35兆円から40兆円あります。
ということは、誰かがこれを使わないと経済はどんどんシュリンクしちゃうわけで、それを私はバランスシート不況と呼んだわけです。

今の日本企業は、すでに十数年間借金返済を続けて、かなり有利子負債残高が落ちています。ただ、資産価値の下落があまりにも大きかったので、もう少し借金返済をしないと安心できないというのが今の状況だと思います。
ともかく「合成の誤謬」の中で、政府は民間に対して借金返済をやめろとは言えないわけです。
でもほっておいたら、それこそ大恐慌になってしまう。
こういう時には政府は民間と逆の行動をとらないといけないわけで、35兆円から40兆円を政府が借りて使う、そうすると全てが回るわけです。
これを私はずっと言い続けてきた訳で、このバランスシート不況に限って、財政出動は不可欠であるというのがこの理論です。

今後の景気見通しという点でいえば、まだ企業の借金返済はGDPの6%、30兆円規模で続いていますから、しばらくは財政支出を続けなくてはいけない。
しかし、もう1~2年もすれば、多くの企業が借金返済を終えるでしょう。一部の企業では、もう去年の4月から終わっているんです。

企業が再びお金を借りるようになれば、また金融政策が効き始めます。
そうなってくれば次は財政再建という話になってくるんだろうと思います。
でも今はまだそういう時期じゃないし、実際にそうなってから財政再建の話をすべきです。
最近消費税をあげようという話も一部に出てきていますが、血液の逆流が止まるのをまず確認してから消費税を上げるべきであって、まだそうなるかどうか本当にわからないのに、今から日程を決めようというのは危険だと思いますね。

バランスシートがきれいになったら企業がすぐにお金を借りるかと言うと、残念ながらそうではないでしょう。
一度バランスシートの問題で苦労した経営者は、いやな思いをした後遺症から、しばらくは借金拒絶症のような状況に陥るでしょう。
従って景気はまあまあ良い方向に向かうんですがなかなか本調子にはならない。
金利も、企業がお金を借りないものですから、GDPの数字が示唆する程には上がらず、今後も低金利が続くということでしょう。
本当にすべてが元の世界に戻るのはかなり先だと思います。

企業は借り続けているよ。不良債権で懲りた銀行が貸し渋りをしている。新銀行は貸しまくって潰れそうになったんだけど。財政出動は税金から出ていることを忘れているのか?クー氏は2005年時点で消費税を上げるべきではないと言っているが、バラマキによる内需拡大は長期的成長は見込めない。35兆~40兆!などという途方もないバラマキし続けるためには、消費税を上げざるを得なくなる。個人消費に水を差すという逆の結果になってしまう。

さて、竹中氏を「アメリカのポチ」とバッシングするこちらのブログでは、竹中氏よりクー氏のほうがマシらしいが、やはりクー氏も駄目出しされている。

リチャード・クーと竹中平蔵のアウフヘーベン

ブログでは竹中氏のサプライサイド政策・緊縮財政政策をトンチンカンと酷評しているが、竹中氏は単純に「企業をリストラして人員整理・合理化・規制緩和して市場原理に委ねれば雇用が増える」とはまったく言っていない。規制強化は既得権者を守るためのもので、労働や資金の流動性を阻む。規制緩和をしないと格差はもっと開くと言っている。もうちょっと説明が必要と思うが、まぁいいや。

ブログ主さんは「米国の金融機関に出資」することを「アメリカの犬」と言うわけだが、金融機関が大暴落している時に投資すれば、立ち直った時に大儲け(笑)。米国政府は金融恐慌にさせないために国費をつぎ込んでも金融機関は守る。中東の政府系ファンドからも投資を受け入れているのを見てもわかるように、今大きな投資をすることは、米国に恩を売ることになるのである。

サプライサイド経済学とは、生産性の向上を高めると同時に、減税によって得られる購買意欲→税収アップ(ラッファー曲線)、結果として労働供給量を高める、そんなところだろうか。しかし、原理主義的なものではなく、竹中氏自身は、雇用創出のために時代に即した産業復興を提言しているのである。このブログ主さんは誤解していると思う。竹中氏は、日本の将来性は、金融・情報・文化・観光にあるとする。改革派と呼ばれる政治家は、共通して環境、観光をキーワードに国として投資するように誘導している。

財政出動型クー氏の政策に従って、30兆40兆も国がばらまいたとしても、紹介したブログで指摘しているとおり「新たな財の供給力を生むこと」はできないのである。中長期的な政策にはなり得ない。しかし、日本を財政出動型に戻せば景気回復すると信ずる麻生氏が、クー氏をブレーンにしたいと思っても不思議ではない。小泉氏は何人もの経済学者に会って、竹中氏を選んだ。麻生氏は経済政策を失敗するだろう。

財政再建とは、歳入と歳出の均衡である。財政出動派は、歳出削減努力もせずにどこまで借金を膨らませるつもりだろう。失われた10年の時、景気浮揚策と称して130兆円を無駄にしたという。同じ失敗を繰り返してはならない。

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小泉改革の負の遺産と言う時、公共事業の削減、地方交付税の減額が一番大きいと思う。しかし、これは必ず改革を進めて乗り越えなければならない課題なのである。たとえば企業のリストラは、まず人員整理・経費節減から始める。無駄を省いてから設備投資するのと同じ事。小泉時代に痛みを強いたが、さあ!これからという時に「やっぱりやめた」と後戻りすれば、痛みに耐えた意味もなくなる。かんべんしてくださいよー

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2008/08/24

敵は内部に潜む離間工作。屈従と攻撃は紙一重

報道2001に西部邁氏が出なくなった\(^O^)/クビ?
斬って捨てる芸風はいらん。ゲストコメンテーターを押しのけてしゃべりたがる癖も気に入らなかった。竹村健一氏が恋しい。

討論番組では、「国家とはこうあらねばならん」という絶対的価値観は邪魔。“古き良き日本”を哲学するのは自分の書斎でやってくれ。では具体的にどうするんだ。必要なのは「客観情勢からどうあるべきか」という相対的価値観。外交も内政も、諸問題の顕在化から対策が始まる。課題を浮き上がらせるために周辺状況の分析と知識が必要なのだ。視聴者にどう課題を焼き付けることができるか、それがコメンテーターの役割ではなかろうか。スタンスの違うゲストを呼ぶのも、視聴者にわかりやすくするためである。

良質な討論番組が少ないのが残念だ。

国民にとって「こうあらねばならん」の基本は「衣食住満ち足りる」「平和であること」。政治の役割はこの最大公約数を抑えておけば評価される。日本人が日本人として生きていくなら、国家の理念は自然に醸成されてくる。

政治主導で国威発揚の必要な国とは、発揚の影に隠したい「やましさ」を抱えている。中国を見よ。相手を罵倒することでプライドを保つナショナリズムとは、なんとグロテスクであることか。金メダルを幾つ取ったところで、本物の自信にはつながらない。問題を内在する者ほど外見を飾るたがる。地位や名誉や名声を欲しがるのも、それにふさわしい内実が伴わないために、底上げしたい心理が働くのである。しかし、人々は虚飾をすぐ見抜く。人々が感銘を受けるのは、自己犠牲の精神だったり己を律する生き様だったり、美徳を見いだして心打たれるのだと思う。

北京五輪開会式で、数々の偽装が発覚した。より完璧を期す演出の一環として特に言い立てるつもりはない。ランラン氏のピアノ演奏も録音だかダミーだったらしい。虚飾の典は目をひくが、深い余韻は残さない。

56民族の子供達が民族衣装をまとって行進したのが、実はほとんどが漢民族の子供達だった。たとえばそれぞれの民族から選抜して、誇らしい思いで代表の子供が参加していたらどんなにステキだったろう。思い入れが違ってくる。漢民族の子供達が着た民族衣装もお仕着せだったと思う。そんな偽装をしないで、手間暇掛けて「みんなで作る開会式」を心がけていたら、子供達の交流を通して、心ふれあう思い出ができたことだろう。外国に虚勢を張る必要はない。日本の冬季長野オリンピックを思い出すが、地味~でダサかったね。でも、伝統保存会のような人達が参加してほのぼのしたっけ。それでいいのだと思う。

「あるべき」論を語りたがる思想家は多いが、政治の場で煽動すれば全体主義につながる。私は日本人であることだけで誇らしい。独善者ほど異論を斬って捨てようとするものなである。

だから私は右翼も左翼も嫌い。大東亜戦争を一方向だけから賛美する人も護憲の反戦論者も嫌い。

当時、日本も英米も敵を見誤った。反英米・反日政策がおびただしい犠牲者を生んだことは事実。英米と水面下でぎりぎりまで戦争回避のために尽力した吉田茂や白洲次郎は、敗戦後にGHQと神経をすり減らすような交渉を行った。昭和天皇の意を受けて戦争回避の努力をした親英米派が退けられて戦争に突入した末に、再び彼らが日本復興の足がかりを作ったのだから皮肉なものだ。かたや吉田・白洲らに共鳴し、日英関係改善に努力した駐日大使クレーギーは、対日融和派の徒としてチャーチルの逆鱗に触れ、政治的に抹殺された。本当の敵は、内部に侵食していた離間工作だったのではないか。その失敗が現在のロシア・中国の国際社会での存在感につながっている。

しかし、いまだに左翼思想のおぞましさに気づかず、反米・反日を正義とする政治家がいる。保守でもなくリベラルでもない。敵の離間工作に乗ったまま時が止まった馬鹿者である。

河野洋平という政治家がいる。
8/15の戦没者慰霊式典で、英霊を追悼する場所で何と言ったか。去年に引き続き、英霊達を侮辱したのだ。そして無宗教の追悼施設建設に言及した。

昨年の追悼の辞こそこの人の政治信条なのだと思う。「戦後レジームからの脱却」と言った安倍首相(当時)への当てつけに違いない。

私たち日本国民が、62年前のあまりに大きな犠牲を前にして誓ったのは「決して過ちは繰り返さない」ということでした。そのために、私たちは一人一人が自らの生き方を自由に決められるような社会を目指し、また海外での武力行使を禁じた「日本国憲法に象徴される新しいレジームを選択して今日まで歩んでまいりました。
(略)また、私は日本軍の一部による非人道的な行為によって人権を侵害され、心身に深い傷を負い、今もなお苦しんでいる方々に、心からなる謝罪とお見舞いの気持ちを申し上げたいと思います。

今年もまた同じ台詞を繰り返す。

 私たちが63年前の「決して過ちを繰り返さない」という決意を新たにし、戦争の廃絶に向け着実な歩みを進めることこそ、戦没者の御霊を安んずる道であると考えます。

いったいこれが英霊の前で読むにふさわしい内容であろうか。誰が誰に対して過ちを犯したのか。国のために亡くなった英霊に対し、お前達は非人道的な侵略戦争に加担して特亜に多大な迷惑をかけたんだぞと恨み言を述べているに等しい。原爆を落としたのは米国であって、なぜ追悼の辞で「今もなお苦しんでいる方々」に河野洋平が謝罪するのか。

こんなヤツが衆議院議長。

政治家は表だって反米発言はしないが、いわれのない反日政策こそ「過ち」を引き起こす元凶であったことをこの人は永遠に学習しないのだろう。反米であることと反日は表裏一体なのである。つまり屈従することと攻撃的になることは紙一重であり、敵の離間工作に乗ることになるのである。そして去年はまんまと米国でマイク・ホンダと市民プロの嘘つき慰安婦にしてやられた。腹は立つが、日本政府は完全無視するべきだった。だいたい下院の慰安婦決議案なんてものは、恒例行事みたいなものなのだから。

「日本はアメリカの属国だ」と自嘲する右翼は、憲法9条改正して核武装でもすれば独立国家になると思っているのだろうか。日米同盟は属国日本を庇護するものではない。ギブアンドテイクの互恵のものなのである。

靖国問題から始まって歴史認識問題、竹島問題等といった「反日カード」は、河野洋平のように卑屈になればつけ込まれる。強硬に出れば欧米の人権派(反日)が反発する。米国はそもそも日・中韓の喧嘩には関わりたくない。では、どうすればよいか。淡々と国内議論を深めて、民間レベルで欧米諸国に事実を発信し続ける。日本ではそれが全然足りないのだ。関心のある人は必ず話を聞くし、本も手にとってくれる。
竹島は今のところ「日本領土」と米国政府は認識しているが、地名委員会が迷走したように、日本はそういう動きを捨て置かずにきちんと米国に確認し続けなければならない。付ける薬のない反日火病国家に直接喧嘩を売るより、はるかに効果的である。

とりとめもなく書いてしまったが、要するに、理念それ自体を正義と思いこむと、時として小さな事象がスクリーンに映写されているのに気づかず、巨大な影絵に向かって拳を振り上げているようなことがままあるということ。外交は日米同盟を軸に現実的に対応しろということに尽きる。あとはグローバル市場でお互いの利益になるように、ビジネスライクな利害関係を持っていけば良いのである。

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保守論客の皆さん、欧米向けに本なり雑誌で歴史認識を積極的に発信しよう。

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2008/08/23

巡回サイト更新しました。

けいじ板にリンクしている「巡回サイト」をリニューアルしました。
初期の頃からずっとリンクさせていただいていたブロガーの皆様、ありがとうございました。これからも応援しています。

前のリストを眺めると、歳月を感じますね。政治ジャンルに足を突っ込んでからのことが走馬燈のように・・・懐かしいような、思い出したくないような。多少は成長したと信じたい。

ここ1~2年、ブログ巡回をさぼっていて、ネタ探しに2chに入り浸り^_^;

少し反省して、ブラウザのブックマーク「必ず読むのだ」フォルダを開け、何年ぶりかで一通り巡ってみました。つくづく思いました。

読まねば!

私は構造改革を応援する立場ですので、ブログを書く上で参考にさせていただいているサイトを中心にリストアップしています。

よろしかったらどうぞ。<巡回サイト>

ということで、やっぱり2chの祭りが気になる。ヾ(^^)Bye\ポコ☆

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森永卓郎さんの現状分析は参考になりますよ。竹中さんと途中まで同じ分析をしながら、なぜ結論が逆になるのだろうとヲチするだけでも興味深い。他の方も、ここは賛同するが、ここは反対ということもあるし。自分なりにどう消化していくか、リテラシーを鍛えていくしかないですね。

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2008/08/22

チベットで中国軍発砲。国連海賊討伐軍の創設提案

「中国軍発砲で140人死亡説も」=ダライ・ラマ、真の自治要求-仏紙

 【パリ21日時事】仏紙ルモンドが21日伝えたところによると、フランス訪問中のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は同紙のインタビューに応じ、北京五輪開催中にもかかわらず「中国軍がチベット東部のカム地方(チベット自治区、青海省、四川省、雲南省にまたがる地域)で18日、群衆に発砲した」と述べ、140人が死亡した可能性があると語った。
 同紙によると、ダライ・ラマは「中国軍がまた群衆を撃った。死者数は確認する必要がある」と指摘。3月の暴動以来「(自治区中央の)ラサ地方だけで400人が殺された。全体ではもっと多い。拘束された人も1万人に上る」と語った。
 7月に行われた中国との公式協議については、「胡錦濤国家主席は真剣な対話を約束したが、何も進展がなかった」と失望感を表明。「中国式のごまかしの自治」でなく、「真の自治」を求めて非暴力運動を続けると強調した。(2008/08/21-21:41)

国際社会はいつまで見殺しにするつもりだ。

「真の自治」は、非暴力で実現したことはない。
ダライ・ラマもまた、軍事大国を後ろ盾にするしか「高度の自治」を勝ち取るすべはない。しかし、欧米先進諸国は中国共産党と事を構えるつもりはないので、国連で人権問題として決議するのが精一杯。「人権問題を改善しろ」と言ったところでスルーされて終わり。

国際世論をいくら盛り上げても、世界のトップ達が中国政府の顔色を窺っている以上、事態は進展しない。北京五輪開会式に参加するかどうかで、トップ達のあの日和見ぶりを見てよくわかったろう。

非暴力のまま中共の施政&監視を淡々と受け入れ(精神的隷属)、胡耀邦時代の時のようにそれなりに近代化を進めるのか、あるいはあくまで自治権を回復するため抵抗運動を続けるのか、ダライ・ラマ自身が結論を出す時なのだと思ったりもする。まず対話すべきなのはダライ・ラマとチベット独立運動派なのではないか。

中共にとって「非暴力」とは「白旗を挙げる」ことと同義なのだから、半端な抵抗運動をしなければとりあえず虐殺はおさまる。少なくともダライ・ラマと中国政府との対話で「高度な自治権」は回復しない。毒ギョーザ事件一つまともに解明できない国にダライ・ラマは何を期待しているのだろう。これが現実。このままでは堂々巡りだ。

【追記】8/23

チベット発砲報道を亡命政府否定、仏紙もサイトに訂正文

 【ニューデリー=永田和男】インド北部ダラムサラに本拠を置くチベット亡命政府のトゥプテン・サンペル報道官は22日、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が「中国軍が18日、チベット系住民に発砲した」と語ったとの仏紙ル・モンドの報道について、「ダライ・ラマ(の発言)が誤って引用された」と読売新聞に述べ、報道内容を否定した。

 サンペル氏は「今週になって、チベット系住民に対するいかなる発砲も確認されていない」と語った。

 亡命政府のウェブサイトで22日発表された説明によると、ル・モンドの記者が中国軍部隊がデモ隊に発砲したとの情報があると述べたのに対し、ダライ・ラマは「我々も(そのような話を)聞いたが、確認するすべがない。だから私には分からない」と話し、死傷者数などについても言及しなかったとしている。

 【パリ=林路郎】仏紙ル・モンドは、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が同紙のインタビューで、「中国チベット自治区で18日、軍が住民に発砲し、140人が死亡した可能性がある」と発言したとする記事について21日、「発言はダライ・ラマ側近のものだった」とする訂正文を同紙サイト上に掲載した。

 訂正文では、記者が側近から聞いた「死者140人」との情報について、ダライ・ラマ本人に質問したところ、ダライ・ラマは、数字は確認が必要だと答えたとしている。記事を執筆したのは、宗教を専門とするアンリ・タンク記者(62)で、専門書などの著作も多いという。

 一方、ダライ・ラマは22日、南仏エロー県で仏教寺院の落成式に出席し、サルコジ大統領のカーラ夫人らと面会した。

(2008年8月22日22時23分  読売新聞)

誤報だったようで、ほっとした。無辜の民が殺されるのはたまらない・・・

----*----*----*----*

・給油新法の大義名分

全文転載させてもらっちゃってすみません。

ついに日本船まで [2008年04月21日(月)]

海賊日誌
ソマリア海賊が、アデン湾で日本のタンカーを襲撃した。
襲われたのは、日本郵船のタンカーたかやま。バラストタンクと燃料タンクの間に銃による穴があき若干の油が漏れている。
今年三月までにアデン湾で起こった海賊事件は5件。
今月に入り3件の報告がある。
アデン湾の海賊は、イスラム過激派と関係している。
本来は、身代金目的。テロの資金源とのうわさもある。

給油活動を行う海域は、多国籍軍の巡回によって海賊が減ったよね。
つい先日も日本の海運会社のタンカーが海賊に乗っ取られた。

そして↓

海賊との戦いが始まる [2008年04月24日(木)]

海賊日誌
仏と米国は、海賊討伐軍の創設提案を国連安全保障理事会に提出する段取りに入った。
ソマリア海域では、昨年、台湾船が襲われ中国人一人が殺された。今年に入り、ロシア、イギリス、フランスの船舶が襲われている。米国の客船が襲われたこともある。
五大国すべてが、海賊被害を受けているのだ。
いよいよ、米国を中心とした連合艦隊が、国連海軍となる日が近づいた。
ソマリア海賊の討伐が始まる。
日本の参加が求められた時の対応を政府は検討すべき時に来ている。
インド洋上の補給活動の議論では、国連軍となると民主党も反対できないことになる。

シーファー大使がアフガン絡みで「日本の新しい貢献」に言及したと思ったけど、「海を守る」ことも議論されてくる。
国連軍という体裁ならば、給油新法への理解を得られる。

日本船が襲われ、実際に多国籍軍に救われたことがあるのだから、この海賊討伐軍への参加は大きな国際貢献になる。

民主党は、まさか反対しない、、よね?

【追記】

これを書いた翌日、町村官房長官が「海自給油、海賊対策にも効果」「給油支援活動は副次的な効果」と会見した。タイミングばっちり。日米で「小沢民主攻略作戦」すり合わせ中か?

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自民党執行部は再議決ではなく民主党を説得することに全力を挙げるらしいが、こういう国連の動きを視野に入れたものだったのかな。ん~わからないな~。

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2008/08/21

大野病院産婦人科医に無罪判決。「真実」はどこに

帝王切開死亡事故 大野病院産婦人科医に無罪判決 福島
8月20日10時23分配信 産経新聞

 福島県大熊町の県立大野病院で平成16年、帝王切開手術を受けた女性=当時(29)=が死亡した事件で、業務上過失致死と医師法(異状死の届け出義務)違反の罪に問われた産婦人科医、加藤克彦被告(40)の判決公判が20日、福島地裁で行われ、鈴木信行裁判長は無罪(求刑禁固1年、罰金10万円)を言い渡した。判決言い渡しは午後3時ごろまでに終わる見込み。
 手術時の判断をめぐり、執刀医の刑事責任が問われたこの事件の公判では、「過失は明白」とする検察側と、「手術は適切だった」とする弁護側が全面対立。医療行為は適切だったのか▽危険は予見できなかったのか▽医師法違反に該当するのか-などが争われていた。
 執刀医の逮捕・起訴については、「診療が萎縮(いしゅく)する」として、日本産科婦人科学会をはじめ多くの医療関係者が反発、第三者の立場で医療死亡事故を究明する“医療版事故調”設置の議論を加速させる要因にもなるなど、国の医療政策にも大きな影響を与えた。
 論告などによると、加藤被告は平成16年12月17日、子宮と胎盤が異常な形で癒着した「癒着胎盤」の症例だった女性の帝王切開手術を執刀。子供は無事に生まれたが、女性は子宮から胎盤をはがす際に大量出血し、死亡した。また女性の死亡を24時間以内に警察署に届けなかった。
 検察側は、「剥離(はくり)を中止して子宮を摘出すべきだったのに、無理に続けて失血死させており、過失は明白」と主張。これに対し、弁護側は「剥離を始めれば、完了させて子宮の収縮による止血作用を期待するのが産科医の常識であり、臨床現場では、検察側が主張するような措置を取った例はない」として、検察側に反論していた。
 また、検察側は「事故後、自分の過失で失血死させた可能性を被告自身が述べており、異状死と認識していたことは明らか」として、異状死を届けなかった医師法違反を指摘。一方、弁護側は「被告は異状死と認識していなかったうえ、上司と相談して届け出なくていいと指示されていた」と主張していた。

テレビの報道では、亡くなった娘の父親に同情的に取材していた。他の医療訴訟と対比する時も、カルテ改竄とか明らかなミスによる事件と同列に報じるやり方が恣意的である。マスコミにとっては、患者=弱者のいつもの構図であるが、医療関係者からの反発も大きい訴訟ということで、一応両者の言い分を取り上げながら構成していた。

果たして「異常死」であったのかどうか。病院側の保身によって、届け出義務のある「異常死」を隠蔽したのか。しかし、取材から漏れている隠された経緯を知れば知るほど、今回は被告側への同情を禁じ得ない。

秋篠宮妃紀子様は、悠仁親王ご懐妊中、前置胎盤であることがわかっていた。
出産時、大量出血のおそれもあることをお聞きになり、もしもの時を思ってご家族全員で写真をお撮りになった。

お見舞いに来られた眞子様、佳子様には「昔ならば命を失うところを現代医学のおかげで母子ともに助かることができる」と、感謝の心でお話しされていたという。

幸いなことに胎盤は癒着しておらず、子宮を取る必要もなく、母子共に無事に退院することができた。分娩室の外でお待ちになっていた秋篠宮様に紀子様は「ただいま」と“無事生還”のご挨拶をされた。

紀子様は、歌会始のお歌で、医療関係者への感謝の気持ちを詠んでいらっしゃる。

文仁親王妃紀子殿下お歌
 月てらす夜半の病舎にいとけなき子らの命を人らまもれり

普通分娩であっても、出産は妊婦すべてにとって命がけなのである。

医師はその手助けをする。どうしても助けられない時もある。出産を甘く見てはいけない。

そして医師は「誕生の喜び」を待つ妊婦と家族に対して、異常分娩のリスクを丁寧に説明しておかなければならない。どんなに説明しても説明しすぎることはない。医師が信頼を得られない場合は、説明不足によるものである。

今回、残念だったのは、医師が「大量出血のおそれがある時は、すぐ子宮を取る手術に切り替える」と承諾を得ていなかったことだ。「子宮は残してほしい」と患者側が要望するのは当然であるが、医師としても危険性を甘く見ていたかもしれない。

医師は万能ではない。また患者と家族はいつモンスターになるかわからない。医師や看護師は、院内で患者から暴力をふるわれることもあるという。言葉の暴力もある。そのような人間の愚かさすべてをひっくるめて、リスクを負うのが医師というものかもしれない。人間社会において、感謝と恨みは紙一重なのである。

一つ一つのケースについて、訴訟が患者側の“悲しみのはけ口”であってはならないし、医療側の横暴や隠蔽を許すものであってはならない。今後、第三者機関による専門的な調査体制を作ることは大きな前進だと思う。

原告の渡辺氏は「被害者として」と言っているが、何に対する「被害」なのだろう。加害者を作って娘の恨みを晴らしたいだけではないか。加藤医師を破滅させたいだけのように感じる。「真実を知りたいだけ」と言うが、「前置胎盤癒着の危険性」という真実から目をそらしているのはこの人自身のような気がする。

2chでは、私のような感想を持つ人達が多かった。

7 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/20(水) 22:40:15 ID:USproLUe0
■まずはこれくらい熟読してからレスしろや!>夏厨ども■

76 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/20(水) 10:21:43 ID:P8o4LP+D0
・妊婦さんに前置胎盤が分かったので出産時の危険性を説明して医大などの設備の整った施設での分娩を勧めたが、ここの病院での分娩と子宮温存を希望した

・希望に沿って大野病院で出産することになったが、予見できなかった癒着胎盤が存在して力を尽くして処置したが、子宮温存は困難と判断して摘出行いなんとか救命できたかと思った直後に心停止に至り、母体を助けられなかった

・病院・医師の処置や判断や手続きに過誤は認められなかったが、不幸な結果に至ったことに対して遺族に全く償いがされないことはあまりに非情ではないかと病院内部で検討して”、過誤”があったことにして病院から賠償金を支払う決定をした

・遺族(モンスターペイシェント=渡辺好男)はそれでも執刀した医師に対する恨みは消えず、遺族とともに墓参りに同行した際に墓前での土下座を強要し医師はそれに従った

・福島県警・福島地検は”医療過誤あり”との病院から遺族になされた報告に業務上過失致死罪が適応されると判断・母体死亡から一年以上経過してから、妻の出産を控えている時期に医師を逮捕

・マスコミが医療過誤として報道するが、癒着胎盤という疾患の難しさを知る医療界は全国で不当逮捕ではないかと疑問の声が出る

・しかしそのような抗議を無視して地検は起訴を決定

37 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/20(水) 22:47:10 ID:USproLUe0
>>19 >>34

産科医療崩壊の責任、

   モンスターペイシェント=渡辺好男 はどう責任とるの?

マスゴミは、モンスターペイシェント=渡辺好男の責任を追及しろやっ!

■加藤医師が無罪で喜んでるやつらって馬鹿?■

無罪になってやっと「元通り」なんだぜ?
逮捕されて、未決勾留で■留置場にぶち込まれた人生■は戻らないんだぜ?

職場からも追い出されて(タテマエ=休職)、どうしてくれるんだ?

モンスターペイシェント=渡辺好男 はどう責任とるの?

モンスターペイシェント=渡辺好男が日本の医療をぶっ壊した責任はどうとるの?
加藤医師に土下座を強要した責任>>7は問えないの?

39 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/20(水) 22:47:44 ID:ndXuHIHD0
なにこの総リンチっぷり。
シナ人笑えないw

47 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/20(水) 22:49:15 ID:ij16c+uM0
>>32
遺族との諍いならまだ分かる
警察が「その手術はミス」と断定して逮捕したのが不思議すぎる

51 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2008/08/20(水) 22:50:45 ID:xXQV9K6F0
遺族はこれ以上何が知りたいの??

65 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/20(水) 22:53:54 ID:aUbxHp1L0
手術前:患者側「なにがあろうと子宮はできる限り残しておいて下さい」

手術:予想外の大量出血、子宮摘出は無しの方向で手を尽くすが、甲斐なく死亡

患者家族、医者に患者の墓の前で土下座をさせる

後日、「勤務中」の医師を「刑事訴訟」でいきなり仕事場から手縄をかけしょっ引くマスコミも「なぜか」その場に居合わせ、しょっ引かれる医師をまるで殺人犯逮捕のようにスキャンダラスに放映

医師界に衝撃走る。産科やめる者続出

検察側「子宮を摘出していれば助かった」
遺族「ミスがなかったとしたら、なぜうちの娘が死んだのか説明がつかない」
   「真相(笑)を知りたい」

参考人として呼ばれた医者「ミス?摘出?ねーーよ」

判決やいかに!? 

無罪

この流れであってるのか?

82 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/20(水) 22:58:26 ID:ij16c+uM0
>>62
・胎盤剥離という方法はミスではなくフツーの対応だった
・そのフツーの対応をしたけど不幸にも亡くなられた → 変死ではないので届けなくてよし

↑今回の判決はこんなん
どっちも説明されてる。「納得できない」ならともかく「知りたい」は無いわ

86 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/20(水) 22:58:55 ID:Ve1dGSuG0
子供ほったらかしで死ぬような大けがをさせておいて
死んだら病院を訴えた学校教師もいたな
それをわざわざ本まで出したバカ親
「割り箸が脳に刺さったわが子」と「大病院の態度」 (小学館文庫)
ttp://www.amazon.co.jp/review/product/4094047417?filterBy=addOneStar

83 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2008/08/20(水) 22:58:27 ID:47QUaLAJ0
病気は何でも治るわけではない、出産は死ぬリスクがある、
医療行為そのものがリスクあり、こういうのみんなしっかり考えた
ほうがいいと思う。

さらに日本は医療費が激安だが、そんなに訴訟が増えると医者は
医療行為を行うことより何もまったくしないことを選ぶに決まってる。

アメリカで訴訟起きすぎて、産科医が逃げてった州が
あるとか聞いてた。人ごとだと思ってたら、日本もどんどん個人病院も
公立病院の産科も閉鎖してる事実。

あとマスコミの世論誘導はもう嫌だ。特にテレビ。この件に限らず、
ニュースが知りたければ報道内容に疑いを持ちながら数紙ネットで
読むってくらいじゃないとやってられない。

94 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/20(水) 23:02:19 ID:lXM85r8e0
83さん、あなたのいうとおり。ニュースは、被害者の父ばかり、良いように言ってた...

95 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/20(水) 23:02:58 ID:rF8vr8f50
大野病院事件 検察側仙台高裁に即日控訴。

福島地裁、加藤被告の拘留を認め仙台拘置所に収監。

無罪放免はわずか7時間。会見後すぐに拘置されたことになる。

>>57
予見可能性については検察の主張が認められたので
剥離を継続したことの妥当性について別の証人を立てて争うんだろうね。

106 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2008/08/20(水) 23:05:43 ID:aV1J1rim0
この事件の後、色々な同意書とかが必要になってきて、診療に支障をきたし始めた。
辞めようかな・・・としょっちゅう思う。

刑事裁判になるのは別に良いが、マスコミの報道の仕方しだいで、
医者=悪の構図になると、モンスターが増えるんだよなぁ。
それも怖い。

早く仕事を辞めたい。。

115 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/20(水) 23:07:35 ID:cYxt4/OuO
転院させれば良かったのに→医者が勧めても患者拒否
子宮摘出すれば(ry→患者が事前に拒否
医者のミスもしくは技術が(ry→患者は一万人いて数人いるかいないかの症状、にも関わらず適切な処置だった
真相知りたい→遺族が解剖拒否・事実を説明しても否定
賠償しる→ミスはなくても賠償ないのは無慈悲だという病院の判断で賠償済み
謝罪しる→医者を墓前で土下座させました

他の病院でも亡くなっていたか、助かっていたか分からない
可哀想だけど症状含め患者は運がなかったし、子供も一生背負うだろう
でもミスでなく全力尽くした医者を責めるのはお門違い
ここで感情論や医療への素人考えのみで遺族擁護してる奴見ると恐ろしくなるな

126 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/20(水) 23:11:29 ID:JXQ+Sjvi0
勤務中いきなりしょっぴかられて
取調室に隔離されて
いきなり知識のかけらもない刑事に
「ミスしたろあ?ゴルア!!」なんて
想像しただけで地獄だよな。

128 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/20(水) 23:11:39 ID:qKw28sk70
>>115
なんだよこりゃ。
これでさらに患者側の要求って何なの?

151 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/20(水) 23:18:45 ID:XK7amkg40
>>128
>これでさらに患者側の要求って何なの?

さらに控訴&上告で医者を10年近く「被告」にして
医者生命を奪うことじゃね?

136 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2008/08/20(水) 23:12:42 ID:KDfbxjXkO
「早く臨床に戻りたい」と言ったと聞いて、本当にこの先生は患者さんを診るのが好きなんだと思った。
自分も産婦人科医だが、同じ目にあったら、現場復帰出来る自信がない。心が折れてしまうと思うから。だから、この先生のひたむきさには頭が下がる。

157 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/20(水) 23:21:36 ID:fH2Yp2dh0
ところでこの加藤医師 今まで医療過誤起こしたことがあるんですか
今まで何人ぐらいの赤ちゃんを取り上げた医師なんですか 
また 評判はよかった先生だったんですか
 この加藤先生のこと知りたくてお尋ねします

187 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2008/08/20(水) 23:33:25 ID:J+/fJuux0
>>157
色々情報を集めると、かなり優秀だったみたいだね。
他の医師の見解でも、あの状況では殆どが助からないという話。

もともと、出産って命がけ・・というか、まあ手術であり
体に大きな負担をかけることだから、残念だけど失われる命も少なくない。。

その辺りの統計がちゃんとでてるところ、誰か教えて欲しいなあ。

267名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2008/08/20(水) 23:55:03 ID:J+/fJuux0
>>241
これ見ると、自らの保身のみを考える医師なら、謝罪も賠償もしてなかったろうけど
そのどちらもした上で、精一杯やったと言っているんだね。
裁判所もそれを認めた。

医療技術もかなり高いと評判みたいだし、
今回の件は残念だったけど、こういうお医者さんに会いたいもんだ。

192 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/20(水) 23:34:33 ID:4G7cdryn0
この人記者会見で何を言うのかと思ったら、
助けられなくて申し訳なかったと。

こんな目にあってもなお
助けられなかった自分を悔いていたよ。

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お医者さん達もけっこう2chやってるのね。ニュースでは出てこないところにこそ「真実」がある。検察は控訴しないでほしかった。

うp「グルジアで血のオリンピック!?」 ( エントリーを書く場所を表と裏で間違えたって感じ)

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2008/08/20

選挙の争点は公明党が握る

給油断念なら解散-中川氏  首相「私が決める」

 自民党の中川秀直元幹事長は19日、神奈川県箱根町で開いた町村派研修会であいさつし、インド洋での海上自衛隊の給油活動を延長する新テロ対策特別措置法改正案が成立しない場合、福田康夫首相が衆院解散で民意を問うべきだとの考えを示した。

 これに関連し、首相は官邸で記者団の質問に答え「(解散は)私が決めることだ」と強調した。

 中川氏は対テロ新法改正案に触れ「臨時国会の最大の焦点だ。民主党があくまで成立に抵抗するのであれば、国際貢献する国家で行くのか、テロに屈服する孤立国家で行くのか、福田首相の手で堂々と問うことも視野に入れないといけない」と述べた。

今の流れでは選挙大敗必定なので、自民党に有利な争点を立てて解散しようという戦術は有りだと思う。中川氏は「民主党は反米!」を前面に出そうとしているようだが、その前提として、新テロ対策特別措置法改正案が有権者の支持を受けていなければならない。

有権者の関心事を見てみなよ。

国防に関することは、争点になりにくい。一番大事なことなのにね。

福田首相「(解散は)私が決めることだ
自分の手で解散すると腹をくくっているようで何より。いざ解散になったら国民の前で何と説明するのかな。上杉氏じゃないけど「脱コイズミ選挙」とでも銘打てば。

国会召集日程も選挙の時期も公明党のご意向を汲む総理大臣だから、学会が嫌う新テロ対策特別措置法改正案を選挙の争点になんて無理。
「学会票が命綱」と弱気になっている自民党は、選挙の争点も公明党に決めてもらったら?結果、「脱コーメートウ選挙」になったら最高。

会期中に民主党が追及して、矢野絢也氏を参考人招致に呼ぶことが取りざたされている。解散どころじゃなくなるよ。民主党の石井一議員などが手ぐすね引いていると思う。もちろん給油法もアウト。

自民党に目を覚ましてもらうには、ここはひとつ民主党にがんばってもらおうか。

現実的に考えれば、新テロ対策特別措置法改正案が成立しない可能性が高い。福田首相はその責任を取って内閣総辞職するかもしれない。総裁選には麻生氏と当て馬に誰かを立て、すんなり麻生氏が当選。麻生氏の手で総選挙となるのが、自民党にとって痛手の少ない方法だと思う。痛手が少ないというだけで、勝てるとは限らない。

さて、まったり見物させてもらおう。

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難問山積なんだから、さっさと国会召集しろ。

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2008/08/18

メドべージェフ大統領はプーチンの繰り人形ではないby佐藤優氏

ロシア大統領「18日に軍撤退開始」 グルジアから南オセチアに

 【モスクワ=坂井光】ロシアのメドベージェフ大統領は17日、南オセチア自治州を越えてグルジア領内に侵攻したロシア軍について、18日に南オセチアに向けて撤退を開始すると表明した。ただ、撤退完了の時期には言及せず、和平の「6原則」で明記された南オセチアからの軍撤退のめども明らかにしていない。背景には“譲歩”を小出しにすることで和平交渉の主導権がロシア側にあることを誇示する狙いがあるとみられる。

 ロシア大統領府によるとメドベージェフ大統領は17日、欧州連合(EU)議長国フランスのサルコジ大統領と電話で協議し、「南オセチアへの撤退」を伝えた。「6原則」発効から1日が経過したにもかかわらず、軍を駐留していることへの非難の高まりに応えたものといえそうだ。

 グルジアからの情報によると、同国に入ったロシア軍は17日も各地で展開した。中部のゴリ付近では国を東西に結ぶ唯一の幹線に戦車を配置。複数の検問所も設け、事実上往来を遮断した。 (01:38)

南オセチアとアブハジアがグルジアの一部であることは、国連のお墨付きを得ている。とはいえ、南オセチアは住民の90%以上がロシア国籍を持つという。スターリンはグルジア出身だったそうだけれど、南オセチア自治州独立は現実的には難しい。ロシアはグルジアに対する民族感情とどう折り合いを付けるのか。ロシアの新聞「コーメルファント」が行った世論調査では、72%の市民が政府の強い姿勢を支持しているという。

世論を政府が誘導しているのは間違いないところだが、現実的に親欧米のスタンスを見せるメドべージェフ大統領は、存在感を高める軍部と世論の狭間でどう舵取りしていくのか。敵はいつも内部に潜む。私はやはりロシアには自制を求めたいと思う。

ロシアウォッチャーの佐藤優氏は、SAPIOで「メドべージェフ大統領はプーチンの繰り人形ではない!」と書いていたので、「おお、そうか。頼もしい」と期待をもって読んでみた。

日本のメディアが伝えなかった洞爺湖サミットにおけるメドべージェフの<存在感>

なんということはない、存在感といっても、佐藤優氏が言うところの存在感の根拠は、メドべージェフとブッシュの二国間会談が行われたというだけのこと。それもたった30~40分。「力の論理」を信奉するロシアにとって、存在感を示すにはブッシュ大統領との信頼関係をいかに構築するかにかかっているという。つまり「力の論理」では、ロシアはアメリカの足元にひざまずいていると読み替えることもできる。

7月に米露首脳がエールを交換したばかりで、国際社会監視の下、8月にロシアが明らかに不利な侵攻をするのはどうしても理解できない。グルジアの侵攻を非難するなら、国際世論に訴えれば話は早い。強引なサーカシビリを引きずり下ろすきっかけとなり、米国への非難にすり替えることも可能だったかもしれない。ロシア外交、大丈夫?

笑ったのが佐藤優氏のメドべージェフ擁護のくだり。ブッシュ大統領曰く「私は、ドミトリーの話を聞いて愉快に思った。彼は、私達が合意できなかったことも含めて述べているのだ。ドミトリーは頭の良い男で、外交政策の諸問題についてもよく知っている」と、ブッシュ大統領の感想がイズベスチヤに掲載されたことをもって、佐藤氏は「頭のよい男」を取り上げて「この記事を読んだロシア人はメドべージェフの存在感を感じる」と書いている。それ、ヨイショだから。外交辞令とも言う。他にも、ロシアのメディアによると「どうやって国際経済関係の構造を見極めるかについて考えなくてはならない。G8は国民国家的なアプローチから離れなくてはならない」と発言するメドべージェフは、一国主義ではなく国際的視野を持つ指導者であり、国際社会と連携して新しい安全保障システムを構築する側の主要なプレイヤーであると強調している。

要するに、メドべージェフ大統領は“西側の論理”に組み込まれることを良しとする価値観を持つ指導者であることをロシアのメディアは報じているのである。ロシアがソ連の全体主義に回帰しつつあるのではないかと警戒する西側にとって、「G8は国民国家的なアプローチから離れなくてはならない」と宣言するロシア指導者は、確かに心強く、G8でも存在感を示したことだろう。しかし、ロシア内部でそのスタンスが丸ごと受け入れられたかどうかは別の話である。

さらに佐藤氏は、プーチンがロシアの地政学的条件を強調したことに対し、メドべージェフの方向性は「ほぼ百年間の隔離と鎖国の状態から帰ってきたのです」(駐日ロシア大使館HP)という穏和路線で、プーチンとは一線を画していると言いたいらしい。

しかし、経験も実績も薄いメドべージェフは、プーチンの後ろ盾があって初めて存在できているという事実もあるのではないか。

佐藤氏の論理では、「メドべージェフの価値観が西側寄りだから『プーチンの繰り人形にすぎない』という評価は間違い」ということになる。

メドべージェフ大統領は6/5にベルリンで演説している。たしかにブッシュ大統領が諸手を挙げて誉め称えるほど好意的な(西側にとって都合の良い)内容である。

<ヨーロッパの問題は、そのアイデンティティーが、ロシア連邦を含む全ての不可分の部分の有機的統一が達成されない限り、解決されることはないと断言できます。わがロシアはソビエト体制を放棄しました。今後もその体制の復活を拒否して、ヨーロッパ文明の共通の遺産を成す最良のものと完全に協調できる国家形成の基盤を築いていきます。(略)>

「全体主義と決別して、ロシアはヨーロッパの一員として価値観を共有し、協力・協調してまいる所存でございます」といったところか。

そんな演説をしたばかりの大統領が、欧米から「排除」されるほどの軍事行動を起こしたのはなぜなのか。

SAPIOの記事はロシア軍侵攻の前に書かれたものなので、改めて佐藤氏の解説を見てみよう。

グルジア問題の背景(上)

8月9日、メドベージェフ露大統領は、「ロシア国家は、コーカサスにおけるロシア国民の死が懲罰されないような事態を看過しない」(8月9日露国防省機関紙「赤星」電子版)と述べた。メドベージェフもプーチン前大統領(現首相)と同様の帝国主義的世界観をもっていることが明らかになった。ロシアはグルジアを力でねじ伏せる腹を固めている。

そうか・・・。やっぱりメドべージェフはプーチンの繰り人形だったということか。

佐藤氏はメドべージェフの本質を見誤ったわけだ。しかし、引用した演説やG8での発言を見れば、欧米にかなり気を遣っているのが見て取れる。やはり今回の“暴走”は、ロシア内部で醸成されつつある民族主義の高まりと強硬右派との対立が招いた結果なのではないだろうか。

プーチン・メドべージェフはどう乗り切るのか、軍が撤退しても火種は残る。

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沖縄集団自決は軍の命令か?を巡って、佐藤優氏は小林よしのり氏に喧嘩を売っているのね。佐藤氏はかなり分が悪いぞ。小林氏は客観的に事実に基づいて当時の状況を分析している。大江健三郎と同じ見解を開陳する佐藤氏にはがっかりした。

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2008/08/17

農政改革「新・農地法」の理念に立て

飼料用コメの生産拡大 穀物高で代替需要、愛知は2期作実験

 家畜に飼料として与えるトウモロコシなどの国際価格が高騰しているのを受けて、コメを飼料向けに栽培する動きが広がってきた。愛知県は今秋から、国内では現在ほとんど実施されていない2期作の実験を飼料向けに始める。山形県や新潟県は飼料米の作付けを急拡大させている。今後、飼料高に悩む畜産農家のコスト削減や主食用のコメの需給調整策として飼料米づくりが進みそうだ。

 愛知県の2期作実験は西三河農業協同組合(JA西三河、西尾市)に委託、25アールの田に飼料用品種「夢あおば」を植えた。このうち収穫後の5アール分で8月下旬から9月上旬にかけて再び田植えをする。残りは刈り取った後の株から出る芽に肥料を与え育てる。11月下旬に2度目の刈り入れをする。 (16:00)

飼料の国産化は必須課題である。この動きは全国的に広がっていくだろう。日本の農業にとって非常に有効である。

このニュースを見てまず思ったのは、役所・政府とメディアの互恵関係である。善いこともあるし、悪く作用することもある。官僚から情報をもらう記者は“族記者”と呼ばれるそうな。役所に批判的なことを書くと意地悪されるから、そのご意向に沿って取材を広げる。

このところ政府はコメブームに火を付けようとしていた。こめこ議連という米粉普及促進議連も作った。町村官房長官は「減反政策はイクナイ」と観測気球を飛ばしていたね。農水省は食料自給率を上げようと必死。故松岡農相以降、政策・法整備の抜本的見直しもされていた。それに呼応するように、メディアは飼料・肥料開発、そして農業経営の現場取材を行い、新しい取り組みなどを紹介している。その中で、私はコメは飼料にも転用拡大していくべきだと思っていた。政府の思惑にスムーズに乗せられたわけだ。もちろん輸出産品としてのブランド米増産にも力を入れる。その一歩が、松岡氏の実績となった中国への販路拡大だった。

将来性があるなと思ったのは“土”。ビルの屋上などで使われている軽くて滋養のある土。今後、都会のビルの中で、農薬が一切必要のない野菜がどんどん作られていくだろう。小泉政権時代でも小泉氏自身がアピールしていた。つまり「これから政府が後押しする有望産業はコレですよ」ということ。残念ながら小泉氏は大の野菜嫌いで、「美味しいですか?」と聞かれた時「うん。上にかけてあるのが・・・」それ、ドレッシングだよ(笑)

食料自給率は数字上のトリックにすぎないのだから、数字にとらわれる必要はない。(生産額ベースでは自給率70%)。輸入頼みの飼料を国内産に切り替えるだけで飛躍的に上がる仕組みである。強い農業を目指していけば、自然に上がるものなのだ。数字に拘るグローバル嫌いの人達は「自分達で食べる分は100%自分達で作る」と小さく小さくまとまろうとするが、なんで保守って内向きなのかなぁ。ああ保守だからか。外圧のかかる輸入自由化に反対するということは、自国の輸出にもブレーキをかけるということなのにね。自国だけで賄おうとすると、いざというときのリスク回避ができない。

農産物の輸入圧力は否応なくかかってくるし、自給率100%のコメだって、不作のコメ騒動以来、輸入割当分が義務づけられている。あの頃は私もタイ米を食べていた。おジャガも小麦もメリットのある農産物ではない。強い農業を立て直すには、得意分野で勝負するのがまず第一。地産地消の理念は、その地域だけでチマチマ作って地域で消費するということではない。ダイレクトな流通革命を起こすのだ。
各地の農協の質もさまざまで、金融でしか存在意義のない農協もあれば、農業振興に積極的に取り組んでいる農協もあるそうだ。

要は、保護されるべき「農家」から農業経営者の育成をどう国が後押しするかが最重要課題だと思う。

コメを飼料にするアイデアは、すでに養鶏場で行われている。もともと鶏はコメが大好き。コメを食べている鶏が産んだ卵は、黄身が白っぽくなっていた。あの黄色はモロコシの色だったのか・・・。へぇ~

以上、今までの粗筋を書いてみた。

日本農業に明るい展望を見いだす上で、参考になったのがVoiceに連載していた財部誠一氏の入魂の現場取材だった。ついに9月号で最終回を迎え、各論を項目別にまとめている。

その財部氏、TVを見ていたら、福田内閣改造を評して「民間から、たとえば寺島実郎氏を起用するなどして・・」と言っていて、私はひっくり返った。(笑) テレビ朝日は寺島氏が好きよね。私は嫌いよ。

それはそれとして、財部氏が丹念に取材から得たことを総括しているので、私なりにポイントを箇条書きで列挙させていただく。自分の言葉で補足している箇所もある。

「平成版・農地解放のとき」財部誠一氏

●転用期待に潜む農民エゴ

<実態>

・農地が減り続けている。1960年の農地面積607万㌶→2005年469万㌶
・農業人口280万人のうち三分の一は「自給的農家」(家庭菜園の延長でしかない)残りもその大半が兼業農家。
・農家の6割が年間売り上げ100万円以下。
・生産者の高齢化が急速に進行。
・水田の3割に対して減反政策が声高に叫ばれる現状。

現状の意味するところは、農業政策の破綻である。

<問題点は農地の淀み><農家=弱者という思い込み>

・気力のある若い生産者が耕地面積を拡大したくとも、農地の入手がきわめて困難。
・貸してくれと言っても頑として貸さない農家が山ほどいる。なぜか。良い農地は非農業用地としても価値がある。農家は補助金で整地・基盤整備した農地を高い値段で売りたがる。農地族の政治家はその要望を知っているので、整備事業にカネをばらまく。(農水省の補助金項目参照) 農家は一度貸せば返してもらえないことを心配して、貸すことをいやがる。
・“転用御殿”とは、国のインフラ整備で農地を高値で買い上げてくれるのを待って、御殿を建てること。農地には農地保護という名目で保有コストがかからず、自分の代で売る必要もないので、大金に化けるまで農地を手放さない。国の公共事業は農家をも潤すという構造になっている。

農業活性化の現実的なシナリオは、強い「経営意思」と「生産技術」をもった農業生産者に土地を集約することである。「経営意思」をもった生産者が3万人いれば、日本の農業はじゅうぶんにやっていける。経営意思はなくとも農業をやりたい人は、そこに就労者として職を得ていけばよい。

農地の所有と利用を分離すべし。

●農政の憲法「農地法」の破綻

<農地法・農地族が農業を破綻させた>

・農地にかける補助金を見てもわかるように、日本の農政は、農地利用しているかどうかにかかわらず所有者を保護してきた。保護してきた農地族とは、旧農林省農地局、その流れを汲む現農水省の構造改善局・農村振興局の役人達であり、農地流動化を阻んできた。(農地法の守護神かw)
・農地法の問題点とは、占領政策に遡る。

参照:sub52 第二章 占領政策の呪縛
日本は世界で唯一の社会主義で成功体験を持った国日本 勝股琢磨

★社会主義経済の例
 先ず最初にとった政策は、農地開放による自作農創設である。外地、軍隊から帰還した数百万人の大半は先ず農家に戻った。このときに進駐軍の指令で不在地主を追放して、その農地を小作人に分配したことである。この農家が生産した米を始め大半の食料品は、配給制が続けられていたのですべてが政府の意のままになった。
 社会主義国以外で農地の再配分したのは日本に限られていると思う。まさに私有財産制度の否認である。戦後の食料不足の最中であったから国民の大半からは大いに支持された。農林省は全国に農地事務所を置き、更に各市町村に農地委員会などを設けこの制度の維持を政策の中心においてきた。自由民主党も農家を選挙地盤としているから、農業保護を最大の政策課題としてきた。

私有財産制度の否定というより、農地解放をして自作農を作ることにより、再び地主制が復活することがないように「農地法」はその第一条で楔を打ち込んだ。「この法律は、農地はその耕作者みずからが所有することを最も適当であると認めて(略)」これによって農地の所有と利用が一体のものと定義づけられた。(耕作者主義) 小作農が自作農として自立していく手助けをするという意味では、歴史的な条文と言える。

・しかし、時代と共に農地法は「農業への新規参入を阻止する」道具立てに成り下がった。
・耕作者主義が厳格に適用されるなら耕作放棄地など生まれない。しかし、農地の所有だけは続けたい農家を政治が保護する現状は、明らかに農地法第一条に反しているではないか。
・農地族は参議院選挙でも独自の候補を擁立し、土壌改良だけでも農水省予算の四分の一を牛耳る剛腕ぶりである。

●貸した農地を返せ

<農地関連法制の問題点>

・農地関連法制は、長い間対症療法的対応を繰り返してきた。
・自民党の政策は「大規模経営」を目指す。農地法第一条とは反するが、法的対応は強引にやってしまう。それが農地法のバイパス法と呼ばれるように、「農地法」をいじることなしに農地利用を規制緩和する法整備である。→農業経営基盤強化促進法
・対症療法的に辻褄を合わせていったので、非常にわかりにくい。
・自民党は農地の集約化を強制的に促す政策を打ち出した。小規模な農家には補助金をカットするという、これまでの農業政策とは一線を画す厳しいものである。
・当然生産者からは猛反対が起こったが、将来を見据えた改革姿勢は評価する。しかし、集落営農には問題点が多く、個人で経営規模拡大を目指している人と集団農業は利害がぶつかってしまう。個別経営で規模拡大してきた人が集団営農側から「貸した農地を返せ」と言われる事態が起こってしまう。→民主党の戸別補償に農家がなびいて、政策は右往左往しつつある。

●「新・農地法」の斬新さ

<農政改革髙木委員会の最終報告>

・小泉政権時代に実現した「株式会社の農業参入」の立役者は髙木勇樹氏。髙木氏は農水省元次官。現農林漁業金融公庫総裁であり、The官僚のようでありながら髙木氏は異端である。異端ということは、元財務官僚の髙橋洋一氏のように霞ヶ関からは評判が悪いということ。(小泉時代には、改革派の官僚がブレーンとして集結していた幸運な時代だったのだなと改めて思う)
・髙木氏は、農地族が死守する農地法とはまったく理念の違う「新・農地法」を目指す。
「新・農地法」は、従来の所有と利用の一体化を担保する農地法から「農地を経営資源として利用する」ことに軸を置いた「農地の所有と利用を完全に分離する」仕組みを提案している。その上で、競争力のある農業経営を総合的に支援していく法律の立法を志している。
・そのためには早急に農地情報のデータベース化が必要。
・農地利用がしっかり監視されれば、経営形態は問わないと髙木氏は考える。(集団営農の問題点の解決)→あとは通常の土地取引を参考に農地流動化のための合理的な仕組みを構築することは難しくない。
・転用期待にばかり走る農家に対しては、保有コストを引き上げるべき。(民主党のように農家に媚びず、農家が反対するからこそ日本農業の未来があると覚悟を決めて、自民党は農政改革を断行すべし

<農協はどうするのか>

・クオリティの高い生産者は脱農協を志向している。
・現在、志を同じくする農家が加盟する民間版農協が登場してきている。→生産者の顔が見える農産物
豊作・凶作で価格変動の波を受けるハンデはどうするか。流通調整機能は、野菜の冷凍工場を造り、旬の時期に大量生産した作物を長期間出荷し続けることによって価格変動抑制に対応できる。そうした取り組みをしている千葉県の和郷園は、地元農家が90ほど集まって民間の協同組合を作っている。自前で販路も開拓している。加盟農家では売り上げが年間3000万円を超える農家も珍しくない。和郷園全体の売り上げは33億円である。

リーダーの木内氏に財部氏が尋ねた。
「和郷園と農協とどこが違うのか」
即答だった。
「農協は生産者しか見ない。われわれは消費者を見る」

財部氏のレポートによると、和郷園のような組織作りが各地で芽生えているという。私はとても希望を感じる。日本の農業は、若い経営者が主体となって発展していくはずだ。

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きょうは手抜きしなかったー。

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2008/08/16

メドべージェフ・プーチン体制は盤石か

<頭の体操>

ロシア

・グルジア各地に戦線拡大した後、いまだロシア軍撤退せず。
・ロシア軍は8/2まで北カフカス軍管区で1万人近い部隊が参加する軍事演習を実施していた。
・演習そのままに実戦に展開。
・メドべージェフ大統領は休暇中だった。
・北京五輪開会式会場でブッシュ大統領と談笑していたプーチン首相は、虚をつかれたように翌日あわてて北オセチアに入った。
・ロシア軍は、プーチン政権下でリストラや軍改革を強いられ、強い不満を抱いていた。
・軍とKGBは犬猿の関係だった。

グルジア&アメリカ

・7月にライス国務長官がグルジアを訪問し、NATO加盟を支持。
・グルジア領内で米国と合同軍事演習を実施。
・米軍将校ら数十人が駐在して、グルジア軍の訓練に当たっている。
・南オセチア攻撃がサーカシビリ大統領の勇み足だとしても、米国はその動きを知らないはずはない。
・米国はロシアを“排除”したがっていた。

参照:フォーサイト「北京のプーチンも慌てた?露軍“独走”とグルジアの“思惑”」

さて、ここから導き出される答は?

黒幕アメリカがサーカシビリ大統領の勇み足を黙認し、ロシア軍の暴走を利用して一気に国際世論を“ロシア排除”に誘導。メンツを潰されたのはメドべージェフとプーチン。

まさかね。アハハ・・・
頭の体操程度のデンパってことで。

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アメリカのあの白々しさはなんとかならんか

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2008/08/15

かつてのバラマキに戻れば今度こそ日本は沈没する

昼間は現実そのものの世界を生きていて、政治・経済のあれやこれやを書きたい!とブログのタイトルまで考えているのに、シンデレラのタイムリミットを過ぎると、どうもオカルトの世界に迷い込むようで・・・。

政治のことなんか些末なことに思えてくる。丑三つ時になると、世の中のことが全部くだらないことに思えてくる。何かこう・・・平行世界に迷い込むような・・・。(早く寝ろよ)

そうやって時空の彼方に飛ばしてしまったエントリーが、いままで幾つあったことか。。 一つ一つきちんと筋道立てて書こうと思いつつ、粗筋だけで手抜きエントリーになるのは毎度のこと。(ーー、) 

もっと大事なことがあるだろう?

そんなことをしている場合ですか」と言ったのは、小泉さんがボーリングでストライクを出した映像を流していたNEWS23の中でのこと。小泉さんがどんなことをすれば満足ですか?8/15靖国神社参拝はどうですか?>TBS 今度は靖国参拝の映像を流しながら、どんな嫌味を言うのだろう。

きょうも究極の手抜きでいこう。目標は毎日更新!

竹中平蔵氏代表の政策集団「チーム・ポリシー・ウォッチ」より

景気対策

 財政が強く、交易条件が良くなっている国ならバラマキは被害が少なく理解できるが、2011年のプライマリーバランス目標を達成しない国、交易条件が大きく悪化した国が、助成金、補助金、信用保証、公共事業などをやりだすと、これまでの低生産性企業が温存されるだけである。信用保証は特に怖い。三年先の日本経済は悪くなるに違いない。

財政出動もその方向性を間違えると、無駄な脂肪を温存させて全身を衰弱させる結果になるということ。マスコミは“弱者”の使い方を間違っている。日本では自称“弱者”ほど政治的強者である。

労働者は弱者か?ニートは弱者か?ニートは生活保護給付で助けるのか?それよりケツを叩いて職業訓練等にカネを使うべし。脱石油のために政府はどんどんカネを出していこう。いずれ漁船もハイブリッドで!

自然界は淘汰の世界なのである。無理に保護すればバランスが崩れてしまう。偏った保護は、保護される側のためにもならない。日本は学習してきたはず。構造的な悪しきバラマキに戻ることには警戒するべし。

改革に手加減してきたから、極左労働組合を生き残らせたまま民営化するような無様なことが起こる。

あとはマクロ経済政策だね。(続く)

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内閣改造の裏話。農業の展望などなど、手抜きでいいからまあガンバレと思った方はぽちっと…(お恥ずかしい)

うp「ロシア侵攻は世界大戦の端緒、とか

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2008/08/14

アメリカはロシアを孤立させる作戦。日本の立ち位置は?

グルジア、NATOに軍事支援を要請 緊急理事会で

 【ブリュッセル=下田敏】12日に開かれた北大西洋条約機構(NATO)緊急理事会で、グルジアがNATO各国に軍事的な支援を求めたことがわかった。ロシアの攻撃で破壊されたレーダー施設の復旧などが柱となる。グルジアはNATO加盟をめぐる交渉が軍事衝突の原因と訴え、加盟国に強力な支援を求める構え。NATOの対応は対ロシアの和平交渉にも影響を与えそうだ。

 グルジアは同日の緊急理事会後、記者団に「軍事的な支援を含め、あらゆる可能性をNATOと協議した」と強調。まずレーダー施設の復旧などでNATOに支援を求めたと表明した。

 グルジアはNATOが4月に同国との加盟交渉を見送ったことが「ロシアに(武力行使は可能という)メッセージを与えた」と主張。交渉見送りは「NATOの大きな失敗だ」と訴えた。(10:32)

NATOに加盟したいグルジアに対し、ロシアが挑発的な行為を行っていたことがグルジアの南オセチア攻撃につながったと見ていいのだろうか。グルジアはグルジアで、オセチア人を民族浄化しようとしている側面もある。

参照:佐藤優氏「グルジア問題の背景(上)

コラムを読んだ感想としては、多民族を包括したソビエト連邦が「エトノクラツィア」(民族独裁主義)への過程であったとすれば、民族主義的感覚が希薄なロシア人が“民族感情”を意識する--というよりロシア政府によって啓蒙させられた結果がグルジア侵攻の下地になっていると考えられる。

ことはグルジアの民族問題以上に、米国&欧米諸国とロシアの覇権争いとなってくるので厄介である。石油パイプラインを巡る感情的対立も尾を引いている。

米、サミットからロシア排除を検討 通信社報道

 【ワシントン=丸谷浩史】ライス米国務長官は12日、グルジア紛争についてブッシュ大統領と協議した後、ホワイトハウスで記者団に「ロシアは軍事行動を完全に停止する必要がある」と、軍事作戦の中止をロシアに求めた。一方、AP通信は、米欧がロシアを非難する方策として、主要国首脳会議(サミット)からのロシア排除などを検討していると報じた。

 夏季休暇を切り上げたライス長官は先進7カ国(G7)の外相と電話で協議し、グルジア、ロシアと打開策を話し合ったフランスから説明を受けたと語り「欧州の調停努力を歓迎する」と強調した。同時に「すべての当事者が停戦することが必要だ」と、軍事行動の完全な中止をロシアに促す一方、「選挙で選ばれたグルジア政府と国民を支持している。人道支援と復興支援も検討している」と表明した。

 AP通信はブッシュ大統領がメルケル独首相、ベルルスコーニ伊首相らG7首脳と電話で協議を重ねていると伝え、米欧がロシアへの不満を表明するため、制裁の方策を模索していると伝えた。(13日 13:01)

サミットから仲間はずれにされたくらいでは困らないね。ロシアのかわりに中国入れる?(笑)
強いロシアの復活を警戒し、マケイン候補も「ロシア排除」したがっているので、共和党政権は新冷戦時代の幕を自ら上げようとしているのか。今後、米国は軍事的脅威である中国と融和し、中露関係を牽制するというきわどい外交戦略を迫られていくと思うのだが。その時、日本の立ち位置は?

日本は中国・ロシアによる主権侵害の問題を抱えながら、米中融和の人質状態になってしまう。現状でもそうだが、日米が手出しできないことをいいことに、中共は日本に自分達の都合の良い外交を押しつけてくる。事なかれ主義の日本は「日中友好」を御旗に掲げ、唯々諾々と中共の要求を呑まされてきた。その上、危機管理意識の薄い日本は、中共にすり寄りすぎて、イージス艦情報漏洩やら意味不明の軍事交流やら米国をヒヤヒヤさせている。こう言ってはなんだが、日本という見目麗しい美女は、まるでレイプしてくださいといわんばかりの裸同然の姿なのである。こんな日本に誰がした(T^T)

ついでに書いておくが、日中共同ガス田開発の合意は「日本の完全敗北」という意見をネットで読んで、歯ぎしりはしていた。中間線を棚上げというと聞こえはよいが、その内容は中国の目論見通り、沖縄トラフによる境界線を既成事実化するものだ。竹島について「領土問題は存在しない」と主張する韓国と同じように、「日中中間線問題は存在しない」という中国側の発表をそのまま日本は認めてしまったのだ。日本の経産省OBはこう嘆いたという。「無戦略的完全敗北」と。

しかし、あの海域では採算の取れる事業ではないし、日本は最初から豊富な資源を開発する気もなかった。ここは中国に乗っかって、技術提供して分け前をもらう形にすればゼロよりはいいんじゃない?くらいの気持ちで私は無理矢理納得していたものだ。無理にでも納得しなければ、「媚中福田!辞めろ!」になってしまう。ところが、ガス田共同開発合意の後に福田首相が経産相に人事したのが二階氏とは・・・。中共様のおっしゃるとおりに計画を進めますという意思表示以外のなにものでもない。条件闘争にはじめから白旗を上げているようなものだ。

ここで二者択一
1,国内政治はまずまずだが外交はヘタレ
2,強い外交で国益・国防重視だが国内政治は守旧派

どちらのリーダーを選ぶか。迷わず私は外交巧者を選ぶ。それゆえ私は麻生氏に期待しているのだ。
日清戦争の頃の外交の立役者、陸奥宗光は「外交の術は巧拙にあり。決して硬軟の別を問うを要せず」と言ったそうだが、外交は精神論ではなく、また事なかれでもなく、しっかりとした戦略の上に常に危機感をもって臨むべきものだろう。単純に強硬論を唱えるのも拙いし、相手の顔色を窺って主張を引っ込めるような外交も拙い。日本外交は、主張すらしてこなかった。巧拙を論ずる以前のバカである。

グルジア紛争に戻ろう・・・

南オセチア衝突:EU内に温度差 独伊、ロシアに一定の理解

 【ブレゲンツ(オーストリア西部)中尾卓司】ロシアとグルジアの戦闘の早期終結を目指し、欧州連合(EU、加盟27カ国)が停戦に向けての仲介外交を本格化させている。だが、EU内では、グルジアに親近感を抱く旧東欧のポーランドや旧ソ連・バルト3国と、ロシアと関係の深いドイツなどとの間で対露姿勢に温度差が表面化している。EUは13日にブリュッセルで開かれる緊急外相会議で対応を協議するが、加盟国が足並みをそろえられるかどうかが焦点だ。

 ポーランドのシコルスキ外相は10日、「EUが戦闘の拡大を防ぐ役割を果たすべきだ」と南カフカス地域へのEU部隊の派遣を提案、参加の用意を表明した。カチンスキ大統領もサルコジ仏大統領との電話協議で、リトアニア、ラトビア、エストニア、ウクライナとの5カ国共同提案として国際部隊の展開を提唱した。

 これに先立ち、ポーランド、エストニア、ラトビア、リトアニアの4カ国大統領は9日、ロシアの軍事介入を「帝国主義的な政策」と非難、「小国への攻撃を看過できない」と指弾する共同声明を発表した。4カ国は冷戦時代に東側陣営に属していた歴史的経緯があり、ロシアへの警戒感が強い。

 一方、ドイツのメルケル首相は10日、無条件・即時停戦をグルジア、ロシア双方に呼びかけた。しかし、ドイツ政府内には「武力行使に突き進んだ方が責めを負うべきだ」として、戦闘拡大の責任をグルジア側に問い、ロシアに一定の理解を示す声も根強い。イタリアのフラティニ外相も「反ロシア連合の形成は良くない」とポーランドなどの動きをけん制した。

毎日新聞 2008年8月12日 東京夕刊

結局世界中を巻き込んで、米国陣営vsロシア陣営に集約されていく。今後のパワーゲームは予断を許さない。

EU仲介の和平原則にロシア・グルジア合意、米国は露を非難

[モスクワ 13日 ロイター] 南オセチア自治州をめぐるグルジア紛争でロシアとグルジアは、欧州連合(EU)による和平原則に合意した。EU議長国であるフランスのサルコジ大統領とグルジアのサーカシビリ大統領は12日遅く、ロシアのメドベージェフ大統領も承認した6項目の紛争解決への修正後の原則に合意した。

 ライス米国務長官は、今回の軍事行動でロシアの国際機関への加盟が危うくなると非難。「ロシアの国際的な評判や国際社会での役割は、危うい状態だ」と述べた。米国は抗議の一環として、来週予定されていた英・仏・ロシア海軍との太平洋での共同軍事演習を取りやめた。

 これに先立ちロシアのメドベージェフ大統領は、グルジアでの軍事行動中止を命じた。しかしグルジア側はロシアの発表に疑問を示し、米政府当局者は、軍事行動の停止を確認できていないと指摘している。

 サルコジ大統領は、修正後の和平原則文書を13日の欧州連合(EU)外相会議に提出する。外相会議で検討したうえで、国連安保理決議の土台にしたい考え。

 米政府高官は、世界貿易機関(WTO)、経済協力開発機構(OECD)など国際機関へのロシアの加盟が危うくなったとの認識を示した。

 サーカシビリ大統領は、トビリシの議会前に集まった多数の支持者の前で演説し、国を守った英雄として歓迎を受けた。

ブッシュ大統領が口を極めて「ロシアの侵略」を非難していたが、「おまえが言うな」とは言わないけれど、あまり素直には聞けないわな。米国が国際世論を煽ってロシアを孤立させれば、ロシア人の「エトノクラツィア」を刺激することになるだろう。どうせなら常任理事国からロシアを外せ。

武力行使をためらわない覇権国家に囲まれる日本は、否応なく日米同盟に頼らざるを得ないわけだ。

さて、“神聖な北京五輪”に水を差された中国は・・・

123 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2008/08/13(水) 14:25:32 ID:VX/JjBWD0
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終戦の日を間近に控え、平和を享受する日本では

40 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2008/08/13(水) 14:13:14 ID:NmMm6Kaz0
お盆休みくらい一時休戦しろや

ワロタ

仲間はずれにされた不良グループは

142 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/13(水) 14:30:03 ID:34c2ejrC0
\   我々で新しい組織作ればいい!KY5だ!            /
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                   ∧_∧
                   ( ´∀`)
            (っ)    ,,,,l ` γ l,,,,,
             \ \/~~.... |。  ~~ヽ
               \,,/ |   |。露}}\ \
                    |   |。  |  ヽ_ヽ
              _    |   |。  |   ゝつ
             |\  ̄ ̄プーチン ̄ ̄ ̄ ̄\
   KY5       |  \               \
             |   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
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 <                                   >
.<  俺ら ケ、ケ、ケ、ケ  ケーワイ、ファイブ!!!
 <                                   >
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    、        、        、       、        、
  /っノ      /っノ      /っノ     /っノ      
  / / 北朝鮮  / /  韓国  / / 中国  / /オーストコリア
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オーストコリア(爆笑)

KY5のどの国が一番早くコケるかな。

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五輪の舞台で日本選手が頑張っている!グルジア選手も。グルジアに帰国した時、家が爆撃されて丸焼けになっていた…なんてことがありませんように。

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2008/08/10

グルジア・南オセチア紛争。ロシアが武力介入、停戦拒否

北京オリンピックの開会式は素晴らしかったねー。自称後進国がどんだけカネかけてるんだよ~と驚いてしまった。テレビで鑑賞させてもらう分にはタダなので、開会式を総監督したチャン・イーモウワールドを堪能させてもらった。チャン・イーモウ監督の映画ビデオはたくさん持っている。チャン監督のおかげでコン・リーは、大スターになった。中国はスピルバーグ監督に断られて、結果オーライでよかったじゃない。

千人単位の人民が乱舞するパフォーマンスを見て、今時、共産主義国家でなければあんな大量動員と訓練はできっこないと少しばかりビビッた。戦争も平和の祭典も“人海戦術”こそが中国の真骨頂なのだなあと感心した次第。

ゲストコメンテーターの谷村新司の「地球は一つ~」「中国はいろんなことを乗り越えて~」みたいな薄ら寒いきれい事は聞き飽きた。人権弾圧も民族浄化も今この時に起こっているんだよ。

グルジアも北京オリンピックに参加している。もしかすると引き揚げなければいけなくなりそう・・・。

グルジアが戦争状態を宣言 南オセチア紛争、ロシアは停戦拒否

 【モスクワ=坂井光】旧ソ連グルジアから分離独立を主張する親ロシアの南オセチア自治州を巡るロシアとの軍事衝突を受けて、グルジアのサーカシビリ大統領は9日、同国全土が「戦争状態」であると宣言し、ロシアに即時停戦を呼びかけた。ロシアのメドベージェフ大統領は「グルジア軍の撤退が先だ」とこれを拒否。プーチン首相も同日、訪問先の北京から急きょ南オセチアに近いロシア軍の作戦司令部入りし、攻撃継続に備えた。ブッシュ米大統領がロシア、グルジア両大統領と電話協議し和平に向け調整しているが進展は見られない。

 サーカシビリ大統領は9日、国家安全保障会議を招集し「ロシアの軍事攻撃に対応しなければならない」と発言、ロシアとの戦争を宣言した。同時に「ロシアに即時停戦を求める」と述べた。 (01:45)

米大統領、ロシア・グルジア首脳に即時停戦を要求

 【北京=弟子丸幸子】北京滞在中のブッシュ米大統領は9日夜、グルジアの南オセチア自治州を巡る武力衝突を受け、ロシアのメドベージェフ大統領、グルジアのサーカシビリ大統領にそれぞれ電話し、即時停戦に応じるよう求めた。ロシア大統領府によると、メドベージェフ大統領は「グルジア主導による部隊撤退が唯一の道だ」と述べた。ブッシュ大統領は外交的解決への協力の用意を申し出たという。

 ブッシュ大統領は同日、ロシアに対して、空爆停止と欧米による調停への協力を求める緊急声明を発表、事態への「深い懸念」を表明した。 (00:58)

グルジア停戦巡り米ロ対立 国連安保理、再び物別れ

 【ニューヨーク=中前博之】親欧米国グルジアからの分離独立を目指す南オセチア自治州を巡る武力紛争にロシアが加わったことを受け、国連安全保障理事会は8日午後(日本時間9日未明)、前日深夜に続いて緊急会合を開いた。議長国ベルギーが即時停戦を求める報道向け声明のとりまとめを目指したが、停戦のあり方を巡って米国とロシアが対立し、再び物別れに終わった。安保理は9日に協議を再開する方針。

 会合で米国のハリルザド国連大使は「即時停戦を要請することでグルジアと安保理メンバーのほとんどはほぼ一致しているが、ロシアは沈黙している」と述べ、同国を即時停戦に消極的として批判した。

 一方、南オセチアを支援するロシアのチュルキン国連大使は、停戦要請の前提として「グルジア軍が南オセチアに進攻する以前の状態に戻す必要がある」と反論。グルジア軍が南オセチアを制圧している現状での停戦には応じられないとの姿勢を貫いた。 (09:52)

前日の五輪開会式で、ブッシュ大統領とプーチン首相が会話しているんだよね。かつて米露関係改善をアピールした二人だったが、今回はどういう落としどころを探るのだろうか。

ロシアは、グルジア軍の南オセチアへの武力侵攻を咎め、南オセチア分離独立を支援するためグルジアに武力介入した。ロシアは分離独立後にロシアに組み入れる腹づもりだろう。米国はロシアを牽制。大国同士の代理戦争状態に入っている段階で、南オセチアとしてみれば「グルジアによる民族浄化だ」と抗議し、人権問題を盾にするしかない。

南オセチア、グルジア共に、民間人に相当な被害が出ているはずだ。
イラク戦争では、米国に抗議して人間の盾としてイラク入りしていた平和主義者さん達、グルジアとロシアの軍事行動には抗議しないの?

中国、グルジアとロシアに「五輪停戦」を呼び掛け
新華社「2008年8月8日は神聖な日であり、北京五輪の開幕に伴って世界は五輪期間に入った」「世界の人は軍事衝突を望んでいない」
潘基文事務総長 五輪期間中に停戦を実現してきた伝統に敬意を払うためとして、世界各地での戦闘行為を中断する「五輪停戦」を呼び掛けている。

神聖な日であるかどうかはともかく・・・。
五輪開会を狙ったように武力介入したロシアに通ずるか。
新自由主義批判で米国とのイデオロギー対立を内外に示し、国家主義を前面に出して“強いロシア”復活を目指すメドべージェフ&プーチンにとって、南オセチアを巡る強硬姿勢は、対欧米&日本への強烈なメッセージでもあると思う。

谷村新司さん、「地球を一つの国として~♪」「中国は聖火リレーの妨害を乗り越えて~♪」、へぇ~、聖火リレーはなぜ妨害されたか知らないの。正しくはアナウンサーが「聖火リレーの妨害などがあったわけですが‥」谷村「そういういろんなことを中国は乗り越えていってほしいですね」と言った。まあ当たり障りのない受け答えなのだろうが、ムシズが走るほど台詞がクサイ。日本国内向けの放送なのだから、「大国のエゴを乗り越える試練が続くのでしょうね」くらい言えないのか。

平和の歌を唄っていれば、戦争がなくなると信じているおめでたい人達。これが世界の現実である。

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アリスや谷村新司の歌は、当時テープがすり切れるほど聴いた。ところが園遊会で天皇陛下に直接中国訪問を促した時、この人は単なる「お花畑の人」なんだなと落胆してしまった。中共は、日本の著名人には至れり尽くせりの厚遇をするからね。そうやって中国シンパにしていくのが工作の第一歩なのだよ。

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2008/08/08

中川vs与謝野から中川vs麻生へ

麻生さん・・・

上げ潮派vs.増税派の論争にひとまず決着がついたと思ったら、第三の“バラマキ”景気回復路線が出てきた。それも与党執行部の中から。危惧したとおり、麻生-古賀のふる~い手法で・・・。

一つ弁解させてほしいのは、私も今は応急措置として財政出動してもよいと思っている。しかし、現在とるべき景気回復策は点滴みたいなもので、恒久的なものではない。痛みを緩和させるならば、来るべき選挙にも良い影響を及ぼす。なんだかんだ言っても民主党に政権を獲らせたらヤバイので、選挙対策のためにもやったほうがよい。米国経済が落ち込んでいる状況で、以前ほどではないが、いやでも波をかぶる以上、プライマリーバランス2011年目標が多少ずれこんでも仕方ないと考えている。

しかし、基本原則は財政再建であって、それを支える経済成長を軌道に乗せるためには、システム再構築による抜本的な歳出削減と同時に、中長期的な産業育成・人材育成にカネを投入すべきなのである。無駄ゼロ運動も有権者へのアピールとして必要だろう。

王道の景気回復策は産業振興であり、減税である。“環境”を一種の国策産業として、産業界に大きな構造変化が起きてくるだろう。経済成長路線は、中長期的視野でグランドデザインを描いている。

小泉時代のように「カイカク!カイカク!」と叫ばなくとも、待ったなしで変えなければならない方向性には、一定のコンセンサスができていると思う。アンチ改革として立ちふさがっているのは、社会民主主義(大きな政府)に戻そうとする右派と左派なのである。

麻生氏は景気回復策で日本は元気になる!と思わず拍手したくなるような演説をしてくれるが、実はそのやり方は高度成長期に有効だった公共事業による内需拡大がメインだ。麻生氏も“環境美化”“耐震性強化”を打ち出して、その方面に公共事業を拡大しようとしているが、まだその準備は整っていない。大きなインフラ事業は空港整備で一息つき、公共事業は今後は国が主導するのではなく、地方が地方の実情に合わせてシェアする方向に行く。

改革派でなくとも無駄な公共事業には監視の目が厳しくなっている昨今、公共事業という名のバラマキに戻してしまっては、日本の立て直しは数十年遅れてしまう。ケインズ理論はすでに時代にそぐわなくなっている。麻生氏の主張する「道州制」が、せっかく麻生氏が描くバラ色の地方分権とは矛盾して、やはり国の管理下に置かれざるを得ない状況が続いてしまうのである。

中川秀直氏のブログより

■ (財政再建目標先送り?)「路線転換、即、政局」

日経に「麻生氏、景気優先鮮明に」「『基礎収支黒字化』先送り検討」「『選挙の顔』を意識」「政府・与党内で路線対立」が書かれている。

(略)
『財政再建をやりながら何かすると、かなり手足が縛られる。優先順位は景気対策が先だ』。麻生氏は5日のインタビューで『骨太方針2006』で決まった基礎的財政収支の黒字化目標に異論を唱えた。景気後退が現実味を増す中で麻生氏は『次期衆院選の顔』となる。理屈はある意味、明快だ。

古賀誠選挙対策委員長も『(必要な場合は)思い切って財政出動に踏み出す』。保利耕輔政調会長も新規国債発行の30兆円枠について『枠をはめて考えるのは私のやり方ではない』と足並みをそろえた。『財政再建は堅持する』とも強調する麻生氏だが『景気回復で税収が増えるのがよい』との立場。黒字化目標は『2-3%の名目経済成長率が2、3年続いて、そのうえで改めて(目指す)というのが順番』という。

政府・与党内ではこれまで『上げ潮派』と財政再建重視派がしのぎを削っていた。基礎的財政収支の11年度黒字化は両者の共通目標で、違いは手段。上げ潮派は徹底的な歳出削減、財政再建派は増税だ。だが歳出削減は地方や業界団体などの批判を浴び、消費税増税は国民の多くが嫌がる。共に痛みを伴う不人気政策だ。

歳出削減路線を修正し、増税の必要性を遠ざけ、財政出動に道を開く――。自民党にとって黒字化目標の先送りは「一石三鳥」の効果を持つ。麻生氏は『政府としてはなかなか言いにくいところがあると思う』として党主導による路線転換を探る構え。だが、自民党内には賛否が混在するのが現状だ。

『首相が言っていることと違うじゃないか。首相は昼に何と言った?首相の言うことが正しい』。上げ潮派の中川秀直元幹事長は、都内で日本経済新聞記者らに感想を漏らした。福田首相は同日昼、首相官邸で記者団に『あらゆる方策を使って達成する心構えが極めて大事。それを実現したい』と黒字化目標堅持の姿勢を明確にした。財政再建派の与謝野馨経済財政担当相も『目標を動かすわけにはいかない』との立場だ。

―中川の眼―

文中に、私の「首相は昼に何と言った?首相の言うことが正しい」という言葉が入っているが、その一言に尽きる。

福田総理の経済財政路線は明確である。この明確な路線に反対する人がつい先日任命された党執行部の中にいるとは信じられないのだが。

なぜなら、それは「政策論議」の域ではなく、「路線転換、即、政局」を意味するからだ。ここは総理・総裁と党執行部の合意形成を注視したい。(8月6日記)

麻生-古賀-保利 だから言ったじゃないの(笑) アンチ改革派が勢揃い。

選挙なり内閣総退陣が近いなら、麻生氏の元気の出る演説は効果的かもしれない。しかし麻生-古賀路線が継続しては、今まで苦労して再建の目処を付けてきた改革は頓挫する。一時は土建業者は喜ぶかもしれないが、需要の枯れてきた業者だって自力で新しい道に活路を開き始めている。民間のほうがよほど知恵があるし、しぶとい。

この秋は、中川VS与謝野から中川VS麻生になるのかな。与謝野氏の論理は穴だらけで簡単に論破されてしまったけれど、いよいよ大物登場でワクワクしてしまう。(笑) これからが本当の見所よ。あー楽しみ!

内閣改造では、福田首相は人気の麻生氏をなんとしても取り込みたかった。福田首相は麻生さんを救世主と思ったのかな?私も麻生さんは嫌いじゃない。一度総理大臣をやらせてみたい。麻生流の外交に大いに期待する。しかし、今回の内閣改造にあたって、国民は意外にも派手な「人気」ではなく、地味に「政策」を注目していることを福田さんは知らなかったのかもしれない。

麻生氏が幹事長を引き受けた瞬間、いろ~んな力学や派閥の論理で、人事構想の中に入っていた上げ潮派は、玉突きで外にはじかれてしまったようだ。どちらが正解だったのか、すぐ結果は出ると思う。

世耕日記より 8/3

 地元和歌山で活動。ミニ集会、茶話会などで積極的に有権者に接触したが、内閣改造に対する評価は予想以上に厳しい。特に目玉と言われている人物の入閣への批判が強いのには驚いた。あるいは渡辺大臣や石破大臣が閣外へ去ったことへの批判も多かった。また組閣全体が改革からの後退ととらえられている。今後、具体的な政策やその他の人事で改革色を出していかないと大変なことになるのではないか。

もう大変なことになっているよー。

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世耕さんは有権者からお目玉食らったのか。目玉違いだったね。

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2008/08/07

毒ギョーザ事件進展。官邸は情報を隠蔽していた?

ギョーザ事件 中国でも中毒症状<8/6 12:17>

 中国製冷凍ギョーザによる薬物中毒事件の後、中国国内で回収されたギョーザを食べた中国人が中毒症状を起こしていたことがわかった。
 警察庁や政府関係者によると、中国国内で中毒事件が起きたのは今年6月ごろ。日本での中毒事件を受け、中国の製造元「天洋食品」は中国国内でギョーザを回収したが、倉庫にあった該当のギョーザを食べた中国人が有機リン系の殺虫剤成分「メタミドホス」による中毒症状を起こしたという。

 この事実は、7月初めの北海道洞爺湖サミット直前に、中国外務省の幹部から在中国日本大使に「これは胡錦濤国家主席の直接のメッセージだ」として伝えられた。政府関係者によると、すぐに首相官邸に報告があったが、官邸からは「この件は掘り下げるな」と指示があったという。

 これまで日本と中国の警察当局は双方とも自国内でメタミドホスが混入されたことを否定しているが、警察庁は、この事実により「メタミドホス」が中国国内で混入された可能性が高まったため、北京オリンピックの終了後に捜査協力を本格化させる方針。

携帯でこのニュースを読んだ瞬間に思い出したのは、小泉政権の時、中国領事館で日本人領事館員が工作の罠にかかって自殺した事件。官邸は小泉首相に報告をあげなかった。「外務省から報告は受けていない」とシラを切ったのは、二橋官房副長官だった。当時の細田官房長官にすら報告は届いていなかったのだ。
現在の福田首相が再度官房副長官に任命したのも二橋氏。今回は首相官邸に直接報告があったようなので、福田首相は知っていたが、官邸側の意向でこの件は表には出さないように蓋をされた。中共の顔色を窺う二橋氏ならあり得ると思ってしまった。あくまでも記事を一読した印象として。

もう一つの推理は、首相官邸がサミットを控えて胡錦濤氏に気を遣わざるを得なかったと考えることもできる。

胡錦濤氏への配慮以前に、毒ギョーザ事件の進展として即時にニュースで流れていれば、日本中が「中国で混入確定」と騒ぎになっていただろうし、せっかくのサミットのお祭りムードに水を差されてしまう。急いで発表する必要はないと考えたのかもしれない。しかし、結果として隠蔽と捉えられたら、非難の矛先が中国に向かわずに福田内閣に行くわけで、あえて時期を遅らせて報告する意味もない。

中国側の捜査の詰めの段階まであえて国民に報告する必要もないと判断していたのなら、福田内閣にダメージを与えようと“政府関係者”なる人物が脚色を加えてリークした可能性もある。

ヒントになるか、ならないか・・・

【官房長官会見(1)】「情報交換行っている」中国でもギョーザ中毒(6日午後) (3/4ページ)

--きょう一部報道で、中国の天洋食品製のギョーザが中国国内でもメタミドホス中毒を起こしたということだが、政府はサミット(主要国首脳会議)前に中国側から連絡、報告を受けていたのは事実なのか

「あのー、真相究明のための刑事、捜査協力等は日中間でずっとやってきたわけでありまして、その過程において、さまざまな捜査にかかわる情報交換は行っているところでありますが、具体にこの案件がいつ、どういう形でというようなことについてのコメントはしないことにいたしております」

--官邸がこの件について掘り下げるなという指示をしたという情報があるがその点についていかがか

「どういう情報ですか?」

--天洋食品のギョーザが中国国内で中毒を起こしたということに関して、これ以上掘り下げるなと

「だから、どこの情報ですかと聞いているんです」

--弊社です

「弊社ですか。考えてもみてください。この件について、そういうことを発言をする必然性もなければ、理由もなければ、まったく理由のない話です。そういう指示をしたことはございませんし、それは事実無根でございます」

官房長官は、こういうことを言いたいわけか。
「中国側から“中国混入確定情報”をサミット前に受けていたが、捜査上のことなので、いちいち国民に報告しなければいけない理由もないし、必要もないね」

事件の進展があったにもかかわらず、単純に「報告する理由がない」と考えていたとしたら・・・

許せねぇー!(笑)
なーにが消費者の視点に立つだ。中共の視点じゃないか。

しかし、政府関係者によると「中国を刺激しないように捜査は中国に任せて、日本からはこれ以上問題にはしないという意味で、“掘り下げるな”と官邸から指示があった」というニュアンスなので、官房長官が会見で不快感をあらわにしたわけだ。官邸は「ちゃんと日中で捜査協力している」と言いたいのだろうが、それにしても情報がこれほど遅れた言い訳にはなっていない。官邸は隠しているつもりはなかったが、誰かにリークされたという不愉快さがこのコメントの中に表れているではないか。

福田首相は「捜査情報が含まれるので、説明できない」としているが、中国で同製品で中毒という事実は公表できるし、日本の捜査の裏付けが取れたことを国民に伝えた上で「これ以上は言えない」と発表すればよいだけである。なにより国民は毒ギョーザ事件の解明を待ちに待っているのだから。

そして案の定、敵方に塩を送ることになってしまった。

“毒ギョーザ”1カ月隠蔽…福田、国民軽視で外交優先

 福田康夫内閣の「国民軽視」「媚中外交」がまた露呈した。中国製毒ギョーザ事件で、製造元「天洋食品」(河北省)のギョーザを食べた同国内の中国人が同様の中毒症状を起こしていたことが6日、分かった。中国側はこうした事実を7月初め、日本側に通告していたが、日本政府は一切発表していなかった。中国への外交的配慮を優先させて、福田首相は国民の生命や健康を軽視したのか。民主党は「内閣の隠ぺい体質は許せない」と追及する構えだ。

 「極めて重大な問題だ。福田内閣が、国民に当然知らせるべき情報を隠していた。こうした隠ぺい体質は絶対に許されない。現在、国会は閉会中だが、閉会中審査を開くことも検討しなければならない」

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は6日午前、夕刊フジの取材にこう語った。

 関係筋によると、今年1月に毒ギョーザ事件が発覚した後、天洋食品は中国国内にあった冷凍ギョーザを回収した。

 その後、この冷凍ギョーザは中国国内の流通ルートに乗ったが、6月中旬、ギョーザを食べた中国人が有機リン系農薬「メタミドホス」による中毒症状を訴えたという。

 被害者の人数や詳しい症状などは不明。

 毒ギョーザ事件では、これまで日中双方の警察当局が自国内でのメタミドホス混入を否定してきた。今回、日本に輸出されていないギョーザから農薬が検出されたことで、中国国内で混入したことが確実となった。

 中国側が「日本での混入」を示唆してきた以上、消費者には食の安心に関わる極めて必要な情報だ。

 ここで見逃せないのは、福田内閣の姿勢だ。

 関係筋によると、中国側は7月初め、外交ルートを通じて、日本側にこの新事実を通告し、中国での農薬混入の可能性を示唆したという。だが、福田内閣は読売新聞が6日朝刊で伝えるまで、こうした事実を一切隠していたのだ。

 政府高官は6日午前、今回の問題について記者団から聞かれ、「コメントはしません」と突っぱねた。

 福田首相は同日午前、平和記念式典への出席のために訪れた広島市内での会見で、中国国内の中毒事故といった事実確認を避けながら、「中国が捜査中なので、わが国の捜査機関と意見交換を行っている。捜査上の問題もあり、説明するわけに行かないが、進行中であるとご理解いただきたい」と述べるだけだった。

 一連の事実を発表しなかったことについて、永田町関係者は「中国側の通告時期が、北海道洞爺湖サミットの直前というのがポイントだ。当時、福田首相は自民党保守派などから、オブザーバー参加する中国の胡錦濤国家主席に対し、『毒ギョーザ事件やチベット問題について、国益を見据えた主張をせよ』と迫られていた。通告直後に公表すれば、火に油を注ぎかねないと意図的に隠したのではないか」と話す。

 閣僚経験者は「今回の情報は、外務省も警察庁も把握していたらしく、(情報を)止められるのは官邸しかない。福田首相は東シナ海のガス田問題でも、領土・領海問題をあいまいにしたまま中国側に有利な条件で決着させた。首相は靖国参拝について『相手の嫌がることはしない』と語っていたが、また中国に配慮したとしか思えない」と指摘する。

 福田首相や内閣にどんな理由があったにせよ、国民の生命と健康にかかわる「食の安全」についての重大情報を隠ぺいした事実はぬぐい去れない。

 北京五輪の開会式が行われる8日朝、福田首相は航空自衛隊のU4多用途支援機で訪中し、胡国家主席や温家宝首相と会談する。国民が一連の事実を知ってしまった以上、福田首相が国益を見据えた主張ができなければ、内閣改造で微増した支持率が急落することは避けられそうにない。

 前出の鳩山氏は「福田内閣は先日も米原子力潜水艦の放射能漏れを隠していたことが発覚したが、一体、誰のために政治を行っているのか。福田首相は最近、消費者保護の観点から『消費者庁』創設などを掲げているが、本気で国民や消費者のことを考えているとは思えない」と話している。

ZAKZAK 2008/08/06

「外務省も警察庁も把握していた」のが事実なら、やはり官邸の思惑で情報をストップし、“政府関係者”にリークされたというのが事の経緯なのだろう。

15 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/08/06(水) 23:03:29 ID:YJ//yfdt0
マスコミはちょっと問題をはき違えていないか?

政府が本件を公表しなくても問題はまったくないと考える。
なぜなら、警察庁見解として、日本で「メタミドホス」が混入はなかったと
いうこと。中国は、自国では混入していないという見解で平行線だった。
いまさら日本の正当性を裏付ける情報が中国側から提供あったとしても
日本側の見解は変わらない。

正式に中国側から自国の非を認めるコメントがあった時点で公開すれば
いいわけだ。だが今時点ではない。どっちにせよ日本にとっては状況は
かわらないのだからマスコミがごたごたいう道理でもない。

なるほど・・・って違う!
中国が自国の非を認めるかどうかは関係ない。今でも事件の解明は中国側の捜査にかかっているのであって、うやむやになりそうだった捜査に大きな進展があったことはすぐに伝えるべきなのだ。

福田首相は、民主党の追及をかわすことができるのか。この展開は、下手なドラマよりよほど面白い。

----*----*----*----*

【追記】その後のニュース8/8

中国の求めで公表せず=ギョーザ中毒、通報を評価-高村外相

 高村正彦外相は7日、報道各社のインタビューに応じ、中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、日本政府が7月上旬に同国から事実関係を伝えられた後も公表しなかったことについて、「情報提供者が公表しないでほしいと言っている以上、公表しない。捜査のことだからということにも一定の合理性がある」と述べ、公表しないよう中国側から要請があったことを明らかにした。
 高村氏は、中国政府が7月初めに同国内で有機リン系殺虫剤メタミドホスが混入したギョーザによる中毒事件が発生したと伝えてきたと説明。「(毒物の混入場所について)日本側が言っていた(通りである)可能性が大きくなったと判断されるようなことを通報してきた。われわれとしては一定の評価をした」と述べた。(2008/08/07-17:20)

ふーん。そういうことか。
中国では「中国国内混入」は一切報じられていないんでしょ。

日本に報じられたらマズイよねぇ。当局は「日本混入」説を堂々と発表しちゃったし、中国人は「日本人が犯人」と信じ切っている。中国政府のメンツ丸つぶれになってしまう。日本人は天洋食品のものは食べないから心配ない。だから中国側は、中国国内の事情で「捜査が進展するまで公表しないで、おねがい・・」と泣きついたわけだ。

正直に報告しただけでも“誠意”と取るべきなんだろうね。

今回、どこからリークされたのか知らないけど、日本政府は約束を守っていたので、中国としては文句は言えない。中国政府は報道の自由がある国の怖さを思い知ったろう。

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2008/08/06

対立点を明確に。大きな政府vs.小さな政府

中川氏に党国家戦略本部長代行を正式要請<8/4 16:44>

 福田首相は4日、自民党・中川秀直元幹事長と会談し、自らトップを務める自民党国家戦略本部の本部長代行への就任を正式に要請した。
 福田首相は、中川氏に対して「改革を徹底して行わなければならない。改革逆行と言われるが、そうではない」と述べたという。

 今回の内閣改造は、小泉構造改革から一線を画し、中川氏ら経済成長を重視する「上げ潮派」を一掃した格好になっているが、福田首相は、中川氏を「国家戦略本部長代行」という将来の改革ビジョンを示す新たなポストに就けることで抱え込みを図った形。

 中川氏は、新たな改革ビジョンを次期総選挙でのマニフェストに反映させる方針。

改革を徹底して行わなければならない。改革逆行と言われるが、そうではない
「改革する」、その一言を福田首相はなぜ自分の口から国民に言わないの?党内に遠慮して、中川秀直氏をスポークスマンにするの?

増税はとてもじゃないが出来る状態ではないことが浸透してきて、上げ潮派vs.増税派の対立点は解消されたように見える。本来、小泉改革は「財政再建」のための中長期的ビジョンを示してきたわけで、そこからプライマリーバランス2011年の目標が出てきた。

対立点は何か。地方立て直しを「中央ひも付きの補助金復活」でやろうとするのか、地方分権によって「自助努力を助けるための補助金」として地方再建しようとするのかである。同じ補助金でも天と地の差がある。メディアも有権者サイドもあまり意識していないようだが、単純な経済成長vs.増税ではなく、真の対立点は、旧来の大きな政府(中央集権)のまま霞ヶ関主導でいくのか、あるいは小さな政府(地方分権)に制度改革していくのかということである。もっと争点を明確にしたほうがよい。

たとえば志士の会の麻生太郎、古賀誠、高村正彦、久間章生、平沼赳夫は、政策理念や経済政策において大変似ており、大きな政府型である。「地方(支持母体)にもっとカネをよこせ」型の守旧派と言ってよい。一方、政策は全部官僚に任せておけばよいと考える議員達は、調整と予算ぶんどりではベテラン(重厚?)議員だが、はっきり言って無能の部類だろう。無能筆頭格は小沢一郎である。これからは使い物にならない。小さな政府派は、小泉政権以来、政治主導で既得権益を官僚と族議員から引きはがそうというタブーに踏み込んだため、ありとあらゆるバッシングを受けてきた。小泉改革は、大きな政府派にとってはすでに売国政策の極みに達している。ただし彼らも小泉内閣の一員であった関係上、せいぜい「小泉改革の負の遺産」と表現して、国民に「やさしい改革に転換します」と媚びを売るしかない。

安倍政権で幹事長となった麻生氏のメッセージは、まさに「小泉改革からの転換」であった。そして官房長官には懐刀として与謝野さんを推薦した。麻生氏は道州制を強く提言しているが、地方分権の理念が「大きな政府派」と「小さな政府派」とでは必ずしも一致しない。道州制ありきでは、中央の干渉を排除できるとは限らない。「大きな政府」を残したままでは、知事達は相変わらず中央に陳情し続けるしかないだろう。

「小さな政府」を目指した小泉元首相は、厚生族というより大蔵族であると言われていた。小泉がそうであるというより飯嶋秘書官が財務省と密な人脈を築いてきたためである。サキヨミを流し見していたら、飯嶋氏が与謝野氏を一生懸命擁護していた。与謝野氏が改革派と同じ方向を見ているというなら一言で終わりなのに、普段は大人しい飯嶋氏が「与謝野さんはすごいんだ」と大声を出して熱くなっていた。(仕事に手を取られながらだったので、具体的にはよく覚えていない)
それゆえ小泉政権では与謝野氏や谷垣氏も重用したし、公務員改革には手を付けることができなかった。郵政民営化が最優先課題だったので、霞ヶ関の意向を汲んで、目をつぶったということかもしれない。

新内閣の布陣を見れば、「大きな政府」型のベテラン議員が多いので、現状では増税には待ったがかかったものの、中長期ビジョンではいずれ対立が明確になってくると思う。対立する間もなく解散か。。(^_^; 解散圧力が高まるとはいえ、福田首相が今後の自民党マニフェストを強化する「小さな政府」路線を中川秀直氏に委ねた意味は大きい。麻生幹事長-古賀選対委員長、また伊吹財務相、町村官房長官は、党の調整段階で改革路線を潰しにくるだろう。経済政策では、喫緊の課題がバラマキにならざるを得ず、改革派も増税派も短期的には一致している。水と油のようにどこが分かれ道かというと、「埋蔵金」を認めるかどうかである。出そうと思えば何兆円単位で出せるへそくりの存在は、完全否定していた与謝野氏すら認めざるを得なくなっている。伊吹氏は「そこに手を突っ込んで99%生還した人はいない」とかなんとか脅しているらしい。(笑) 中川氏は生還組1%になれるのか。

与謝野氏らの近視眼的な財政再建策は、すでに論理破綻していることが国民の目にもはっきりした。しかし、福田首相は経済財政担当相に任命した。なぜか。それは経済財政諮問会議がすでに財務省に乗っ取られており、与謝野氏は党の方針と財務省との調整役にぴったりであることと、今後の応急手当としてのバラマキ対策には、財務省からカネを引っ張ってこれる適役が与謝野氏だったということではないかと私は思う。

渡辺行革担当相をなぜ外したのか。同じ改革派の茂木さんに引き継いだので安心したのだが、舛添氏とともに国民的に人気のあった渡辺氏を外す理由はなかった。留任させたほうが「やるべき改革は続行する」という国民に向けての意思表示になったはずである。

これは真偽不明だが、報道2001で髙橋洋一氏が「麻生さんが幹事長を引き受けた時に福田首相に条件をつけた。それが『上げ潮派を一掃せよ』ということだった」と言っていた。学者肌の髙橋氏が嘘を言うとも思えず、しかし、そんな重大な裏取引が漏れてくるのもおかしな話で、またまた麻生陰謀論が駆けめぐるのか?といや~な予感がしてしまった。
一つ推測したのは、大きな政府を守りたい勢力にとって、もっとも手ごわい髙橋洋一氏を改革派大臣から離間させたいのはヤマヤマだったろう。政治的駆け引きと関係ない学者肌の髙橋氏は、裏で聞いたことはそのまま雑誌でも本でもTVでもしゃべってしまう。こんな面白いネタを提供してくれる髙橋氏を今後も報道番組は放っておくはずがない。

その髙橋氏も言っていたことだが、せっかくの剰余金の使い方がなっていない。週刊ポストでは中川秀直氏が「埋蔵金30兆円で景気は3年間で立て直せる」と威勢の良いことを語っている。小泉政権が続いていて、ねじれ国会ではなく、挙党一致で改革断行できるなら可能ではあろう。つまり人気のある強いリーダーの下で改革する以外、できっこない。

埋蔵金一つとっても景気回復策として使われていない。政治がどこを向いているのか、国民はよく監視しなければならない。メディアはちっともその責任を果たしてくれない。財政再建ありきの役所は、剰余金を出すには出したが、景気対策には回さなかった。

中川 (略)僕はこれまでの「改革の配当」が政府内に眠っていると思っている。この“へそくり”を有効活用して「日本型リスボン戦略」を策定し、政策運営をしていけばいい。

――いわゆる「埋蔵金」ですね。

中川 自民党政調会長時代の05年から、僕は特別会計の剰余金を借金返済(国債償還)に充てるべきだとし、昨年末には財務省は9兆8000億円の埋蔵金を出してきた。ただ、そのうち市場に発行した国債の償還のために使われたのは3兆円だけ。残りの6兆8000億円は、金利負担が実質発生しない日銀保有国債や財投融資特会の国債の償還に充てたわけ。そんなものは後回しにして、全て市中で使い、景気対策に役立てるべき。

中川「昨年のGDPの名目成長率0.3%は、所得倍増に220~230年かかるということ

財務省(御用機関の経済財政諮問会議)は今後1%程度を想定して、財源確保に消費税10~18%必要と試算したが、庶民は苦しい家計のまま負担だけは増えていく。これが本当にやさしい改革か?消費税を上げても税収は伸び悩み、消費は落ち込み、生活保護世帯が増えていくなら、政府の政策はまったく無為に帰する。社会保障も税金でとなれば、いったい消費税はどこまで上がるのか。社会保障は、基本的に保険制度を維持して、民間の保険制度も活用すべき。所得に応じた掛け金を再構築し、保険制度から脱退する自由を認めてもよい。「負担は少なく保障は大きく」の我が儘な国民目線に立っていてはいつまでも議論は進まない。きちんと中長期ビジョンを示すことのできるリーダーが求められている。

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山本一太氏が外務副大臣、高市早苗氏が経産省副大臣に任命された。山本一太さん、おめでとう。山本氏のブログによると派閥均衡の順送り人事ではあるらしいが。高市氏も将来有望ね。

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2008/08/03

外国人選挙権、民主党議員51人が「拙速結論に反対」。自民党国家戦略本部で政治・財政・統治機構改革続行。

中川秀直氏のブログより
(「戦略骨太」)「攻めの挙党態勢」の錦の御旗=改革の旗

私は福田総裁直属の自民党国家戦略本部の本部長代理を拝命した。日本を日の出る国に復活させよう、国民の心のエネルギーをもう一度蘇らせようという「上げ潮」の哲学を、自民党の公式機関の中でも生かしていくように、ということだと理解している。

党国家戦略本部といえば、明治維新以来の「中央から地方へ」という、政治制度改革・財政改革・統治機構改革一体の見直し案をまとめている(「戦略骨太」:この文の最後のところに要旨)。民主党ですら、これだけの大胆な改革案は提示できないであろう。その他にも重要な提言がまとまりつつある。

次期衆院選において、とくに、都市部において勝利をおさめるにはこの程度の大胆な改革案を提示できなければ、話にならない。それが「国民目線」だ。党国家戦略本部長代理としての私の使命は、これら国家戦略本部の提言を、「攻めの挙党態勢」の「錦の御旗」(=改革の旗)にすべく、自民党内の平場の議論を開始することだと自任している。(8月2日記)

しょーがないなー(笑)
福田首相は、改革の旗を降ろしていないってさ。そうやって気をもたせるのね。

国家戦略本部
小泉首相が本部長として総理直属の機関として発足した。
テーマ別の座長は、山本一太氏、塩崎氏、世耕氏らが務めていた。

福田首相も引き継いで、秀直氏が実質的にリードしていくらしいが・・・。

肝心の福田首相は、安心安全と言うばかりで、何をやりたいのかさっぱり説明してはくれない。「改革」という言葉がマイナスイメージだと言うなら「システムの抜本的見直し」でもいいんだけど。わかりやすく「この内閣で地方分権を進めます」でもじゅうぶん国民は納得するのに。増田総務相は留任なので、昨日の段階のメッセージとしては、地方分権改革と公務員制度改革は前進させると私は受け取ってはいたが。

経済政策ももっと強いメッセージと具体策を示すべきだが、あの閣僚の顔ぶれでは期待薄。二橋補佐官-町村-伊吹-与謝野-保利ラインでは、ガチガチ官僚派で埒が明かない。与謝野さんが「ばらまきはしない」ととってつけたように会見していて笑ってしまった。自分が「ばらまき型」と思われているから牽制したのだろうが、今は財政出動してもよいくらいの状況よ。埋蔵金は楽に出る。財政再建計画が多少延びたところで、国民は何も困らない。総選挙のことを考えたら、減税とばらまきを試してみる価値はある。

福田首相は支持率は気にしないという風を装っているけれど、政権交代に危機感を持っている支持者としては、支持率が回復してくれないと困る。少しは支持者のことも気に掛けてくれ。一度民主党に獲らせて、民主党が瓦解していく様子も見てみたいという誘惑にかられてしまう。投票所で「民主党」と書いてしまいそう(笑)

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寄り合い所帯の民主党は、期待できる議員もいるが、あのプロ市民崩れの執行部では、社民党並みのブサヨ集団としか思えない。政権を担う信用を得るためには、早く分裂することが近道である。

外国人地方参政権は、まともな日本人かブサヨかのリトマス試験紙にはなるだろう。

外国人選挙権 民主議員51人が「拙速結論に反対」 (1/2ページ)
2008.8.3 00:54

 永住外国人に地方選挙権を付与するかどうかをめぐり、民主党内に次期臨時国会へ選挙権付与法案を提出する動きがあることを受け、民主党国会議員51人が党幹部に「拙速だ」などと早急な意見集約に反対する要望書を提出していたことが2日、明らかになった。

 民主党内には永住外国人への地方選挙権付与に賛否両派があり「永住外国人地方選挙権検討委員会」が6月以降、識者から意見聴取などを進めてきた。検討委の役員会は7月22日、意見集約を急ぎ8月中に小沢一郎代表へ答申書を提出することを確認。党政策担当幹部も同日、「できれば次の臨時国会で(付与)法案を出すスケジュール感を持っている」として、臨時国会への法案提出に前のめりになっていた。

 要望書提出はこうした動きに懸念を示したもので「拙速に結論を出さず、臨時国会開会後に全議員で徹底的な議論を行うこと」を求めており、検討委の渡部恒三委員長、岡田克也副委員長(党副代表)、直嶋正行副委員長(党政調会長)らにあてられている。51人は民主党国会議員の4分の1近くに達している。

 要望書に名前を連ねたのは西岡武夫、渡辺周、松原仁、長島昭久、笠浩史、蓮舫各氏ら反対派だけでなく、前原誠司氏ら賛成派も加わった。「総選挙に向かい、各議員が地元に張り付き、議論に参加できない現状」(要望書)に対する危機感から、慎重論議という方向性で一致したとみられる。

 実際、検討委への出席議員は通常国会閉会後には減っている。7月22日には10人余りしか出席せず、賛成、反対両派の溝も埋まっていない。

 小沢氏は7月15日の記者会見で、外国人地方選挙権について「個人としては賛成で、できれば結論を得てほしいとは思う」と前置きしたうえで、「いつ法案化して出すかどうかは、特別わたしは思っていない。党内の議論に任せる」と述べた。早急な法案化にはこだわらないとも受け取れる発言で、要望書には、前田雄吉、松木謙公両氏ら小沢氏に近い議員も名を連ねている。

拙速意見の中には法案賛成の議員もいるので一概には言えないが、民主党内にもかなり反対意見が多い。前のめりになっていたのは小沢代表だけではないか。前原氏は以前から賛成しているが、さすが空気を読んで拙速としている。民団も不満の多い法案なので、そういう面でも中途半端で拙速ということなのだろう。「中国脅威論」で強硬なイメージのある前原氏は、安全保障が得意分野らしいが、歴史認識も中韓寄り。私が最も信用できない議員の一人である。もちろん岡田氏も。この二人には党首になってほしくない。

自民党にしても外国人(もっぱら在日韓国人)地方参政権に賛成の議員は多い。地方を許せば国政まで権利が拡大するのに時間はかからないと思う。加藤紘一のような左翼崩れもいるしね。それを思えば、自民と民主はどっちもどっち。野中広務氏もいまだに隠然たる影響力を持っている。

古い資料だが、「どっちもどっち」の目安。志士の会の高村外相は「賛成」である。選対委員長の古賀さんもねー。今まで断固反対する右派のおかげで食い止められていたが、自民にも民主にも同じように「断固反対派」がいる。どうせなら、この法案をリトマス試験紙にして政界再編してほしいなーと、わがままな有権者の一人として思うのであった。)^_^;(

衆議院名簿 党別 参議院名簿 党別
外国人地方参政権付与に
○賛成、どちらかと言えば賛成

ざっと適当に算えてみたところ、賛成議員…民主党約60人 自民+公明41人

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世間では内閣改造に全然関心を示していないようだ。最初から期待感もないから、支持率は変わらないだろうね。

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2008/08/02

戦後レジーム維持内閣。日本の生産額ベースの食料自給率は約70%

<内閣改造>

夏ばてで寝こけているうちに、あらら!?
内閣改造の前に「福田さん、改造はやめておけ」と書いておこうと思っていたのに。私が何を書こうと毛ほどの影響はないが、「言うだけは言った」という自己満足で。

さて、夏の寝苦しい夜にピッタリの内閣が出来上がった。

守旧派の ゾンビ内閣 夏の怪

「構造改革を引き継ぐ福田首相」をどんな時も擁護し、ブログで苦しいフォローしていた中川秀直氏の心境いかに?とブログを覗いたら・・・

私は「改革の旗」を鮮明に掲げるべきだと思うのだが。(8月1日記)

。・°°・(;>_<;)・°°・。

内閣の顔ぶれがはっきりする前に書いたんだろうね。まさか抵抗勢力になるわけにはいかないだろうが、福田政権にはそろそろ見切り付けたほうがいいよ。

私は経済閣僚の人選を見て、shock ←こんな顔

いやいや、小泉流に党の政調会長に改革派を置いて、党主導で改革を、、と一縷の希望をつないだが、政調会長:保利(かつての郵政造反組)

これは・・・

秋に増税法案を通すための強力布陣の内閣ではないか。制度設計の議論すら封じて、国の財布を握る財務省の省益確保のために「財源が足りない」と臆面もなく主張する増税派は、行政の無駄遣いには甘~い政治を続けるつもりだ。消費税upは社会保障の制度設計によっては必要である。公共事業削減も限界に近付いている。しかし、それには議論の手順があるはずだ。増税ありきでは、またまたどこかに消えて「やっぱり足りませんでした。今度こそ社会保障に・・」と再増税になるに決まっている。日本人はどこまでいってもお人好し。

幹事長を押しつけられた麻生氏が一番気の毒に思えた。自民党が下野してしまったら、総理大臣どころではなくなる。苦しい選択だったと思う。人気取りのために麻生を取り込み、国民的支持のあった舛添・渡辺は留任。(厚労相は副総理格との事前打ち合わせ) 厚労相は誰がやっても現状打破は難しいし、公務員制度改革法案はすでに通って、事務局も一応改革派を人事した。特別会計改革はどんなふうにも骨抜きできる。行革の峠を越えたとして、渡辺氏を御すのはたやすい。

・・・改めて閣僚名簿を眺めていたら、渡辺留任ではなかった!舛添&渡辺留任と報道されたと思っていたが、勘違いだった。

【金融・行革・公務員制度改革担当】茂木敏充

茂木氏は経済政策通で、日本経済の体質強化を目指しているようなので適材かと思う。福田首相は、公務員制度改革と道路財源の一般財源化には意欲を示して妥協しなかったからね。ここだけはまあまあ期待できるかも。道路財源の一般財源化に抵抗していた国交省に財務省寄りの谷垣さんをもってきたあたり、国交省にはいや~な人事だろう。

消費者行政担当が野田聖子。消費者庁は趣旨は立派だが、内容を聞くと二重行政そのものだ。「The 自民党」の野田聖子にはふさわしい役所(やくしょ と やくどころ をかけて)には違いない。

改造は「福田首相の手で解散総選挙をするため」と言われていたが、早い話が改造も解散も公明党のご意向ということ。寄生虫がすっかり栄養補給されて、閣僚ポストは望むがまま。宿主が死んだら乗り換えるだけ。

こんなニュースが・・・
案外、福田首相の本音は「わざわざ大変な思いをしてまで負け戦はしたくない」だったりして。あっさりと内閣総退陣しても驚かない。

総選挙「麻生氏にお願い」 有力議員に首相漏らす

 福田康夫首相が自らは衆院解散・総選挙に踏み切らず、次期衆院選を前に退陣する意向を自民党有力議員に漏らしたことが1日、複数の関係者の話で分かった。総選挙に関し「(党幹事長に就任した)麻生太郎氏にお願いしたい」として事実上の政権禅譲を示唆したとされ、発言の真意をめぐり波紋が広がりそうだ。

 関係者らによると、福田首相は都内で自民党有力議員と会談。内閣改造後の政権運営について自ら衆院解散に踏み切るかを問われ、「やらない。麻生さんにお願いします」と答えたという。

 首相の発言は、改造後の政策実績を掲げて衆院選に臨んでも与党の過半数維持は困難との厳しい認識を示した形だが、本心なら政権の求心力低下に直結しかねず、党内には「麻生氏を党執行部に引き込むための意図的な発言ではないか」との見方も出ている。

=2008/08/02付 西日本新聞朝刊=

禅譲といっても、麻生さんの表情を見る限り、そんな良い話はなかったように思う。シブシブ受けた感がありあり。麻生さんに後で本心を明かしてサプライズさせてやろう、なんて手の込んだことはしないでしょ。

福田首相は本当のところ、何をやりたいのだろう。福田カラーとは「最後は人任せ」。閣僚はとりあえずベテランを揃えておけば安心・安全ということ?いずれにしても、官僚体制からの脱却だの地方分権だの、戦後レジームを牽引してきた張本人の自民党が既得権益に手を突っ込む改革など端から出来っこなかったのだ。

構造改革を推進する議員達は酸欠状態にされた。

民主党の若手議員は政策オタクが多いので、政策によっては評価できるところも多い。行革は民主党の悲願である。自民党が外国人(在日韓国人)地方参政権を是認したり領土問題に本腰を入れなければ、自民党を支持する必要はない。もともと私は無党派なので、小泉以前は小汚い自民党は避けて投票してきたものだ。

小泉政権以来、いまだに自民党vs.民主党の対立軸でしか見ていない自民党信者の人達は、今回の内閣を「重厚ベテラン・政策重視・堅実政権」とか言うのかなあ。小泉政権の何を支持していたのかなあ。私は自民党を擁護するのに疲れた。このまま大きな政府をさらに肥大化させる方向に行くならば、経済改革は捨てて、私はためらわず平沼新党を応援する。平沼氏や橋本前知事は、総選挙前に新党設立を企図している。いまこそ新しい右派or改革の対立軸を!

今のままでは、竹島・尖閣諸島を「わが国の領土」と言える閣僚は一人もいない。中国・韓国・創価学会に首根っこを押さえられている自民党は、一度国民から見放されないと目を覚まさないと思う。

米国の地名委員会が竹島を再び「韓国領土」と記した。米国政府の見解とは違うから、地名委員会は無視して大丈夫と官房長官は言っていたが、本当にそうだろうか。一度も反論したことのない日本政府は、いずれ「韓国領土であることに反論しない」が非公式の見解とみなされ、実効支配が領土問題に効力を持つと認識されていくのではないか。喜ぶのは中国だね。尖閣諸島に不法上陸した活動家を命がけで逮捕しても、福田官房長官(当時)は、お咎めなしで帰国させてくれるのだから。

官僚の手の平の上で踊ることが政治屋の職分と心得る自民党議員達は、“平和主義”の名の下に中国・朝鮮利権に今後も邁進していくことだろう。

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<農業政策>

・WTO交渉は決裂した。

米国が新興国のわがままを突っぱねてくれて、日本も助かった。
世界も「弱者救済」の流れで、「先進国は後進国を保護するべきだ」という弱者からの声が大きくなっている。農産物の関税撤廃・自由化の方向は大筋の合意となっているが、自国の農業を疲弊させてまで後進国を保護してやる必要はない。日本も米国の交渉力を見習ったらどうか。しかし、競争に耐えうる農業政策も同時に進めていくことも重要である。今までの農業政策の失敗は失敗として認めなければならない。

政府の過干渉を排して、改革は民間主導で進めていくべきだ。

地方分権改革推進委員会委員長:丹羽宇一郎氏からの提言
(週刊文春)「日本再生は中小企業と農業から」

1,現在の問題点は、中央集権という明治以来の日本の行財政システムが限界を迎えていること。
2,日本の政治は対症療法的な政策に忙殺されてきた。
3,二重行政の無駄をなくすことには、霞ヶ関の官僚たちが猛反発している。
4,これからは大企業が関連する中小企業をバックアップすべき。
5,喫緊の課題は農業政策。

日本では、これまで農業に多くのお金が使われてきた。ただしそれは「コメをつくらなかったら、補償金をあげる」という、額に汗して働く美徳を冒涜するような使い方でした。その結果、日本の農業はぬるま湯のなかで国際競争力を失い、農地の放棄が大変な勢いで進んでいる。
本来なら日本の農作物を世界に通用するものにするための技術に投資すべきでした。

研究費が足りない中で、民間は思いもかけぬ発想で農業の発展に寄与してきた。必要なのは、適切な補助金と「余計な干渉はするな」ということ。今後は、都会のビルの中で農薬も必要ない美味しい野菜が供給されていくのかもしれない。

・食料自給率について

農水省は、カロリーベースで日本の食料自給率は39%と試算している。
ところが、生産額ベースの自給率は68%だということは決して語られない。

参照:Voice8「食料自給率は上げるべきか」池田信夫氏・竹村公太郎氏

(要点) たとえば豚の53%は国内で飼育されているが、農水省の定義によれば「国産豚」は5%のみとなる。そのからくりは、(農水省HP)「牛肉、豚肉などには、それぞれの飼料自給率がかけられて計算されます」ということ。つまりカロリーベースの自給率とは「穀物自給率」なのである。肥料や穀物飼料を輸入に頼っていれば「国産」比率が低くなるのは当たり前。しかも豚は穀物だけで育つわけではなく、飼育にかかるエネルギーはほとんど石油であり、石油を輸入に頼っている日本が穀物だけ自給しても豚は飼育できない。このように農水省のカロリーベース計算方式はナンセンスなのである。

牛の糞を有効利用できていない現状などからすれば、国内で肥料や穀物飼料を調達できるようになれば、農水省のカロリーベース試算は飛躍的に上がるということだ。

自給率だけを見て危機感を煽る手法は間違っている。私は農家の保護と農業の競争力強化は決して矛盾しないと思う。カネの使い方が間違っていたのである。徐々に体力を付けながら、自由化に備えていけばよいと思う。

「日本の生産額ベースの食料自給率は約70%」
決して悲観する数字ではない。

まずは政府の無策を質し、役所の世論誘導に乗せられない批判力を持つことが必要だと思う。

今回の内閣改造で「構造改革を応援する」気力は萎えてしまったが、今後も良い所は良い所で評価しながら、是々非々で考えていきたい。ただ年内あるいは1月に総選挙だとすると、福田政権が勝てる要素はさらに遠のいたと思う。新任の大臣が役所からレクチャーを受けているうちに任期が終わってしまうね。

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三位一体改革のはじめの段階で頓挫してしまったせいで、「地方の格差」はすべて小泉改革のせいにされてしまった。「改革からの転換」を誰よりも願ったのは自民党の守旧派である。構造改革を進めるには、小泉さんほどのリーダーシップがなければあっという間に元の自民党に戻ってしまうことを痛感した。

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