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2008/05/29

WiLL竹田恒泰氏への反論

大長文注意(^_^; 竹田氏の間違いを訂正するところから始めなくてはならないので、すごーく疲れる。

こんなに長くては、WiLLのコメント欄にコピペできないな。今回は編集部宛にメールするか。

WiLLのご意見募集

◎旧皇族が「雅子妃問題(西尾論文)」に大反論 竹田恒泰

竹田恒泰氏
西尾幹二さんに敢えて注告します
これでは「朝敵」といわれても・・・・・・

WiLL編集部は、この件を「雅子妃問題」としている。
8月号で西尾氏が再反論の予定とのこと。楽しみである。

果たしてこれは「雅子妃問題」なのか。雅子さまに言いなりの「皇太子問題」なのか。
インターネットで東宮ご夫妻に違和感を表明する人が増えてきたのは、何がきっかけだったろうか。その人達は、皇室を敬愛する民草であり、どちらかというと「皇室ファン」である一般庶民であると感じられる。かくいう私も天皇ご一家の映像に心癒されていたファンの一人だった。

私は皇太子殿下の「雅子のキャリアに基づく人格否定があったことも事実です」という発言に仰天し、なんと配慮のない言葉だろうかと、この時初めて不信感を持った。
不信感を持ち始めた国民の意見をネット上で見てみると、そのきっかけは雅子さまの祖父(チッソ元社長)の葬儀に二人揃って弔問に行った時というのが多かったように思う。

どのような人達が西尾論文に「我が意を得たり」と感じたのか。組織的でもなんでもなく、皇室を敬愛するからこそ今までは言いにくかったことが、「え?あなたもやっぱり変だと思っていたの?」というところから広がっていったのである。

万世一系男系支持の皇室を敬愛する老若男女は、いまや「雅子さまが嫌い。あるいは雅子さまのことを知らない」の二種類しかいないとまで言われている。雅子さまを擁護する人達は、皇統が女系になってもかまわないか、無関心か、カルト絡みだと思う。

■ぜひマスコミがタブー視しないで調べてほしいことは、創価学会との関係である。

1,妹の礼子さん夫妻は創価学会か。

2,東宮ご夫妻を出迎える時には、いつも同じような女性の大きな声が聞こえる。決まって「まさこさまああっ!」「あいこさまああっ!」であって、「皇太子さまあ」は聞こえない。動員されているかのようである。

3,外務次官時代の小和田恆氏と大鳳会(外務省内学会員組織)の関係。池田大作氏の中国訪問で外務省が便宜を図ったというのは本当か。

4,雅子さまがご結婚当初から祭祀に拒否反応を示していたのは、何か理由があるのか。単に面倒くさいことはやりたくないというずぼらな性格だったのか。

5,学会員は、雅子さまは素晴らしいと持ち上げながら、秋篠宮両殿下のあることないこと都市伝説まがいの中傷を言い回っているのは本当か。

6,折伏の際に東宮ご夫妻の名前を出しているのは本当か。

7,皇太子と雅子さまのデートを外務省職員が取り持ったことは本当か。コルマールでのデート等、不思議なことが多すぎる。機密費疑惑もある。

5,6に関しては、証言がたくさんある。また私自身も、意味もなく突然紀子妃殿下のありもしない中傷を聞かされたことがある。しかもその人自身の経験のように説得力のあるものだった。私もその時は信じてしまったのだが、それは学会員が流布する噂として出回っている“ストーリー”と寸分違わぬものだった。

竹田氏に賛同する読者のコメントを読むと、どうも竹田氏と同じく基本的な事実関係を何も知らず、調べもせずに「いてくださるだけでありがたい存在」というところから一歩も出ていないようだ。あがめ奉っている間に、ふと目を上げると、頭がイワシになっていたなんてことになりかねない。イワシの頭なら信心すればなんとかなるが、「平伏しているうちに王朝が変わっていました」では困るのだ。

皇室に関しては、聖域でもあるので情報収集はままならない。「何か変だ」と感じ始めた皇室ファン達が、少ない情報の中から検証し始めたのを機として、徐々に「雅子妃問題」を共有する人々が多くなってきた。雑誌などでも取り上げられるようになり、何も知らなかった一般人でも「事実の積み重ね」を知るようになってきたのである。せめて皇太子殿下がしっかりしていてくださればいいのだけれど、その実態は両陛下と距離を置きながら、小和田家にどっぷり取り込まれている様子が見えるのだから嘆かわしい。

■西尾氏が、ブログで竹田氏に少し反論している。
西尾幹二のインターネット日録

――WiLL 7月号のこと――

(略)
 私が学歴主義という言葉を用いて言おうとした明治以来の文明史的な文脈を竹田氏はよく分っていないらしく、「東大卒のどこがいけないのか」というようなシンプルな捉え方しかしていないし、それに妃殿下問題は病気治療の問題ではなくすでに「国家の問題」と私が言ったことについても、また皇室が国民に今与えている不安や違和感についても、何もお感じになっていない呑気さ、あるいは鈍さである。

竹田氏の反論が揚げ足取りにしかなっていないのは、西尾氏の言うように「何もお感じになっていない呑気さ、あるいは鈍さ」、これがすべてなんじゃないだろうか。
竹田氏が誰でも知っている事実すら確認せず、あたかも「皇族はその存在だけで貴い」とでも言うような傲慢さに目眩がして、反論する気も失せてしまった。血統をつなぐだけに価値があり、存在するだけでいいのなら、動物園の珍獣と変わらないのだ。

論点がズレている人に反論するのは大変な作業だ。そうは言っても「何もお感じになっていない呑気さ」と笑ってばかりもいられないので、面倒くさい作業だが一つ一つ検証してみよう。

その前になぜ東宮ご夫妻が問題なのか、私自身の捉え方を書いておく。

・反論のポイント
1,戦後の皇室像は変わった。いや変わらざるを得なかったのはなぜか。
2,皇室はなぜ開かれなければならなかったのか。
3,道徳規準の範として自制されてきた皇族。
4,国民の支持を失った皇室はどこへ行くのか。

私が東宮ご夫妻と小和田一家を問題にするのは、皇統簒奪を企てる者が内部に巣くっている危機感、ただこの一点のみ。証拠はない。状況証拠のみ。しかし、事の経緯を追っていくと「愛子女帝」ありきの動きが内部から出てきたとしか考えられない。

雅子さんが不適格であることは、ある意味どうでもいい。その不適格さが単に「お仕事は何もできません」ということにとどまる範囲であるならば、無害かもしれない。問題の根を深くしてしまったのは、皇太子殿下が雅子さんと小和田家に引きずられて、祭祀をないがしろにする傾向を否めないからだ。擁護する人は「きちんとやっていらっしゃるではないか」と言うだろう。果たしてそうか。これもまた状況証拠でしかないので逐一言及しないでおく。

ヒントとしては、両陛下、秋篠宮ご夫妻と比較して、東宮ご夫妻の祭祀の前日の過ごし方を調べてほしい。あるいは天皇陛下が最も重要な日の一つとされる8月15日に、過去、東宮ご夫妻は何をしていたのか。一方、秋篠宮殿下は、自らその日の重要性に言及し、秋篠宮ご夫妻は身を慎んで真摯に祈りを捧げておられる。

■竹田氏への反論

西尾氏の弁護ではなく、私個人の意見として反論する。(ページ数の後に竹田氏の文章を引用)

43p>「天皇制度の廃棄に賛成する」人物に皇室を思いやる資格はないと私は思う。

「こんな天皇ならもう要らない」と思う時が来るとすれば、天皇が天皇としての精神性を失った時、今まで皇室を崇敬してきた国民から支持を失うと言っているのだ。

前提は万世一系を守ることだが、「皇室典範改定」問題はくすぶっている。悠仁親王殿下御誕生に日本中が喜びで溢れたが、悠仁さまお一人では将来的には心細い。東宮ご夫妻と小和田家に野心がある限り、皇太子が即位した後、再び「女帝」問題が起こらないという保証はない。

根拠についてはこちらを参照してください。

「伝統に雅子さまが合わせるのか、雅子さまのために伝統を変えるのか」

今の東宮ご夫妻のおふるまいには、知れば知るほど疑問を抱かざるを得ない。戦後、苦労の限りを尽くして国民を庇護してくださった昭和天皇のお心に背き、皇室が変質するようなことがあれば、器は同じでも別物である。そんな皇室は敬愛できなくなる。

そのような切羽詰まった民草の心配も知らず、竹田氏は能天気に「朝敵」呼ばわりとは・・・。絶句した。どちらが本当に皇室を大切に思っているのか。

先帝はタイ国王との会話でこうおっしゃったという。(週刊文春)

天皇 高い道徳規準を国民に示す事が、王室の一員としてとても重要ですね。

高い道徳規準を示すことは、天皇ご自身が戒めとされてきたことなのだろう。

昭和天皇は、戦後、モラルの統合として率先垂範して、積極的に国民の心に寄り添ってこられた。時代とともにより身近に、より開かざるを得ない皇室の中で、国父として国民から慕われてきたのである。今上陛下はその志をしっかり受け継がれたことを私達は知っている。血統をつないでさえいれば、何もしなくていいという存在ではない。それは時代を遡っても、なぜ王朝転覆がなされなかったかに思いを致せばわかると思う。「守り続けてきた精神性」があったからに他ならない。「貴いものを守る謙虚さ」を感じない、自分のお楽しみ中心の天皇・皇后には、国民はいつか愛想を尽かしてしまう。

率直に言って、秋篠宮殿下に継いでいただきたい。歴史的に見て、必ず長男が継ぐとは決まっていなかったではないか。兄弟の中から後継を指名してきたのである。儒教ではないのだから、長男至上主義である必要はない。皇室典範は元来家法なのだから、いかようにも方法はある。

32p>否、西尾論文は東宮を貶め、徒に国民の不安を煽り、不要な誤解を生じさせるのみであり、何も良い方向に導くものではない。

誤解をしているのは竹田氏。あやふやな情報ではない。お二人の言動の事実に基づいて批判しているのである。

33p>(東宮ご夫妻は)個別の記事に対してご意見を発せられるお立場にない。

宮内庁は、いま積極的にメディアの誤報に対して抗議・訂正している。
両陛下や東宮ご夫妻に直接聞き、あるいは訂正してほしい旨を受けて職員が掲載している。いくらでも反論できる方法はあるのである。

竹田氏は、何度も西尾氏の「妄想」「憶測」と言っているが、西尾氏は事実に基づいて書いている。しかし、事が事だけに「・・・らしい」「・・・と聞いている」と婉曲的に表現しているにすぎない。竹田氏自身がなんの検証も調査もせず、「妄想」と決めつける行為がまったく反論の体を成していないということだ。

34p>たとえば私の知る皇族の一方は、皇室の将来を考えて何度か東宮殿下に直接お諫め申し上げたことがあったそうだ。しかし、媒体の取材で東宮を応援されるご発言はあっても、非難されるご発言はただの一度たりともない。保守論者はそのような振る舞いを心に刻むべきだ。

三笠宮寛仁殿下は東宮殿下にお諫めの手紙を書かれたそうだ。お諫めしなければならない事実があったわけである。しかし、皇太子殿下は手紙を受け取った旨と「ありがとう」の一言だったという。あのお二人にはその意味が伝わっていないのだ。

竹田氏は羽毛田長官が公の場で「苦言」を呈したことを批判しているが、竹田氏は、羽毛田長官が何度も何度も直接東宮ご夫妻に注意していることを知らない。いったい竹田氏は、東宮ご夫妻の何を知って擁護しているのだろう。忠言しても無視されてきたことを知らず、羽毛田長官も西尾氏も直接東宮ご夫妻にご忠言しないのは卑怯だ!と言うのだから、反論するのもばからしくなる。最低限、事実関係を調べてから「朝敵」呼ばわりでもなんでもするがいい。

35p>人格否定発言、宮内庁長官諫言と問題が拡大してきた原因は本当に学歴主義なのだろうか。(略)東宮妃を民間に求めるなら、学歴などが求められることは、むしろ自然である。

学歴の件を何度も竹田氏は繰り返すが、何を言いたいのかさっぱりわからない。
まず、国民は皇太子妃に学歴を求めているのか?美智子皇后陛下があまりにも素晴らしい国母さまなので、つい比較してしまいがちだが、学歴ゆえに美智子皇后を尊敬しているわけではない。学歴を言うなら、紀子妃殿下が一番上だ。皇室に嫁いで一生懸命に努力しているお姿を通して応援するし、妃殿下としてふさわしい教養とお心と規範を示していただくことで、国民はさらに慕わしさと親しみを持つのである。

最初からろくに祭祀もせず、何の努力もしないうちから皇室への「適応障害」を起こしたと言われても、そのような妃殿下が次の皇后とはお笑いぐさである。旧皇族として皇族の肩書きを前面に出すのなら、民草の絶望感を少しは斟酌してくださってもよろしいのではないか。

しかも雅子さまの学歴が、親がかりの底上げであることはとうに知られているところである。実力の伴わない学歴とキャリアなるものを掲げるような小和田家の品性を疑う。

35p>秋篠宮若宮殿下がお生まれになる前、国民は身勝手にも、東宮に親王がご誕生されることを願った。一人の女性に集中するその無言の圧力は日々強まり、東宮妃殿下を押し潰していたことは想像に難くなく、今日の問題に至る大きな要因になったと考えなくてはならない。

私は、この段落に一番違和感を持った。竹田氏は男系維持派ではなかったか。「愛子さま女帝」結論ありきの皇室典範改定を食い止めた悠仁親王ご誕生を聞いた瞬間、万歳した国民の心が理解できないとは悲しいことだ。竹田氏は「国民からのプレッシャーに押し潰された雅子妃殿下、おかわいそう」と思ったようだ。この引用文が竹田氏の本音をあらわしている。

本来、東宮妃殿下のお立場だったら、男系で皇統がつながることで、ようやくプレッシャーから解放され、秋篠宮ご夫妻にお礼を言うはずではないか。それを「愛子にもかわいらしいいとこが新たに一人できましたことも(略)」としか表現しなかったことに国民感情との乖離を感じた。

国民は「身勝手にも雅子妃に親王ご誕生を願った」と言う。子どもは授かりものだから、いつの日にか親王の誕生を期待しながらも、いつ誰が雅子妃を責めたというのか。今上陛下が「国民は期待していますよ」とおっしゃった時、雅子妃は「私の周りにそのようなことを言う人はいません」と口答えしたという。勘違いもはなはだしい。誰も責めないことをいいことに、お世継ぎを生む気もないことを表明したようなものではないか。

秋篠宮両殿下は、その国民の期待を知ればこそ、命がけで悠仁親王を出産してくださった。神業としか言いようがない。

皇統維持を尊ぶならば、雅子妃にだけプレッシャーがかかったと考えるほうがおかしい。その期待を担っていたのは、雅子妃と紀子妃である。それなのに紀子妃に10年もの間「ご遠慮」させていたとしか考えられない。いろいろ推察できることはあるが省略する。

全文を通して感じたのは、竹田氏は東宮ご夫妻に肩入れが過ぎるようだ。一言で竹田氏の本音を言い表せば「雅子妃に問題があっても国民は黙っていろ」ということなのか。

雅子妃に問題があることは、竹田氏も承知しておられるようである。そして国民の目から問題が隠しおおせなくなっていることも。だから「混乱させることはよくない」という言い分で蓋をしてしまおうという意図を感じる。

しかし、ここまで東宮ご夫妻の不適格さがあらわになってきた以上、疑問を持つ人々の口を塞ぐことは無理だと思う。西尾氏は、そのような国民の声を代弁してくれたにすぎないのである。

37p>西尾論文には、その他にも各所にただの妄想と見られる記事が見受けられる。たとえば「妃殿下が海外生活を禁じられ、それがストレスになっていると発言されていると聞いた」というが、一体誰の発言を誰から聞いたのか。

竹田氏は、一度宮内庁のホームページで、東宮ご夫妻の発言にすべて目を通したらいい。

平成16年5月10日(外国訪問前の記者会見)
<関連質問>
問4  殿下,大変,ちょっと失礼な質問になってしまうかもしれませんが,先ほどお答えになった時にですね,妃殿下のキャリアや人格を否定するような動きがあるとおっしゃいましたが,差し支えない範囲でどのようなことを念頭に置かれたお話なのか質問させていただきたいのですが。

皇太子殿下 そうですね,細かいことはちょっと控えたいと思うんですけれど,外国 訪問もできなかったということなども含めてですね,そのことで雅子もそうですけれど,私もとても悩んだということ,そのことを一言お伝えしようと思います。

また、雅子さまは、いつの会見かは忘れたが、ご自身の口から「6年間の間,外国訪問をすることがなかなか難しいという状況は,正直申しまして私自身その状況に適応することになかなか大きな努力が要ったということがございます」と、辛そうにお顔を歪めながら答えていたことを覚えている。

39p>二つ目は、「皇太子殿下にとりあえず国民が期待しているのは、天皇ならびに国民に向けた謝罪のニュアンスのある言葉」の部分。国民は本当に東宮殿下の謝罪を求めているか。

西尾氏は「ニュアンス」と書いている。誰も謝罪など欲していない。皇太子殿下は雅子さまが長いご静養に入られてから、正確には忘れたが、ご家庭のことにのみ関心が向いているのでは?という不満があることについて会見で感想を求められ、「批判は甘んじて受けます」と答えられている。チャンスがあるならこの時だったと思う。質問は年々皇太子殿下にとって厳しくなっているが、毎回あまりに木で鼻をくくるような突き放し方であるように思う。マイホームパパを前面に出すばかりで、「国民の期待に応えられない」ことの“さびしさ”といったものは何も感じられない。国民は、おことばの中からニュアンスを感じ取るしかないのである。

40p>ただのわがまま病であれば家の躾の問題であり、病気ではない。しかし適応障害は立派な精神疾患であり、それを個人のわがままであると決めつけるのは、病気への知識と配慮に欠ける。
(略)
これまで鬱病は心の病と考えられてきたが、最近の研究の結果、脳の病ととらえられるようになった。

雅子さまを鬱病と決めつけているのはどちらなのか。しかも問題だと思うのは、医学的に「脳の病」と書いている。そうであるなら、大野医師一人に任せておくことが適切とは思えない。医師団の専門的な診断と国民への説明が必要である。本当の病名を隠し、説明を怠ってきた責任は免れない。竹田氏は、説明を求めることすら国民の「身勝手」と言うのだろうか。

41p>皇后は「祭り主」ではない

そんなことはわかっている。皇室に適応障害を起こすような妃殿下が立后すれば、どれほど重い責任がかかってくると思っているのか。だから雅子さまは立后は辞退してほしい。それが結論である。皇太子一人で真摯に祭祀を守り続ければよい。しかし、皇太子殿下にその重さがわかっているとは思えないから批判されているのだ。

42p>東宮殿下も将来三種の神器をお持ちになり、即位礼と大嘗祭を済ませられて天皇になられ、葦津珍彦がいうように「神に接近し、皇祖神の神意に相通じ」れば、今上さまと同様、必ず立派な天皇におなりあそばすと私は思う。

皇太子殿下が、今は立派ではないことを竹田氏も認めているようだ。

今上陛下は大嘗祭の後、まとわれる雰囲気ががらっと変わって畏れ多いお姿になったという。摩訶不思議な神意を感ずる。祭司長としての資格を得られたのだろう。
しかし、竹田氏が思い至らぬことがある。たとえばエリートの家系に生まれても、勉強をさぼっているなら試験に合格できない。次男が試験に合格すれば、跡継ぎは次男になるだろう。先祖から生まれながらの器を与えられていても、磨く努力を怠れば、素晴らしきものを満たす器にはなり得ないのである。穢れを嫌う祭祀がかくも厳しいことを旧皇族の人が知らぬわけはないと思うのだが。

ここまでして東宮ご夫妻を擁護しなければならない理由が竹田氏にあるのだろうか。

43p>作法は善悪を超える。仮に西尾氏の論が完全に正しいことだとしても、正しいことを振りかざして現実が混乱するのであれば、その正義は自らのエゴでしかない。

作法は時として正しい道を塞ぐ。正しい道に戻るには、混乱もまた必要なのである。
天皇は国民の総意として存在する。何度も書くが、国民が天皇皇后両陛下を拝見して「ありがたい」と感ずるのは、そのお姿を通して祈りに裏打ちされた「神」を見るからである。神々の通過体として存在してくださっているのである。

国民が平安をむさぼっているうちに、御簾の中に野心ある者を取り込む事態を許してはならない。

以上

<追記>

コメント欄でさっそく反論がきましたので、レスしてきました。以下訂正がてら転載しておきます。

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反論があったので、レスします。

>竹田さんは、宮内庁長官が何度も皇太子に直接苦言を呈してきたことを知っていますよ。別のところに掲載されている最近の竹田さんの記事を読んでください。

WiLLの論文に対して私は反論しています。他は読む必要がありません。
竹田氏は西尾氏に対して「東宮御所に投書することは可能であり、西尾氏ほどの言論人であれば、人脈を辿って両殿下のお手元に諫言書を届けることもできただろう」と書いています。その後に宮内庁長官諫言について「天皇陛下が長官にそのようなことを会見で発言するように指示なさるはずは断じてない」と。
WiLLの記事では、陛下に頼まれたわけでもないのに長官は直接両殿下に諫言するべきだったというふうに読めますね。誤解であれば失礼しました。

しかし、何度も長官が直接諫言したことを竹田さんが知っていらっしゃるとすると、それを無視した東宮ご夫妻についてどんな感想を持たれたのでしょうか。そちらのほうが気になります。誰に諫言されても、お二人は態度を改めてくださらないのです。その後、すぐに皇居に訪問はしましたが、やはり続かないようですね。

竹田さんは、本気で皇太子殿下は急に立派になると考えておられるのでしょうか。神様は、それにふさわしい人にしか降りないです。

ちなみに私も竹田さんのファンでしたよ。Voiceで連載されていた「天皇の日本史」は全部読みましたし、「語られなかった皇族たちの真実」も素晴らしかったです。

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2008/05/28

公務員改革基本法案は自公民で修正合意

公務員改革法案、自公民が修正で合意・官房長官が人事名簿

 自民、公明、民主3党は27日、国家公務員制度改革基本法案に関する実務者協議を開き、共同修正して今国会で成立させる方針で基本合意した。公務員の人事を一元管理する「内閣人事局」を内閣官房に設置し、官房長官が幹部候補者名簿を作成すると明記。政官接触制限の見送りや労働基本権の拡大などでも与党側が譲歩した。

 3党は28日の衆院内閣委員会に修正案を共同提出して可決、週内の衆院通過を目指す。労働基本権の取り扱いでは、協約締結権の原則付与を求めた民主党側に配慮。政府案は「検討する」にとどめていたが「国民に開かれた自律的労使関係制度を措置する」との表現に修正した。国家公務員と政治家との接触を制限する項目も削除し、記録作成や情報公開などで政官の癒着を排除することで折り合った。 (27日 22:28)

\(^O^)/ヤッターマン

サンプロで渡辺行革相が「公務員改革基本法案は今国会でやる」と自信ありげに言っていたので、水面下で調整が進んでいるのだろうなとは思っていたけれど、これは予想以上の嬉しいニュース。

本来、霞ヶ関改革強硬派で“政治主導”改革に積極的なのは民主党なのだから、やみくもに反対するのは話が違う。これこそ政策協議をしなければいけない法案だった。

1,内閣人事局を内閣官房に設置し、官房長官が幹部候補者名簿を作成すると明記
与党案では人事庁が各省庁に「助言」と骨抜きにされていたが、民主党との協議で官房長官が人事権を持つことになった。原案に戻った形である。

2,労働基本権の拡大
労働協約の締結権の拡大に向けた措置を取ることを盛り込む。

3,記録作成や情報公開などで政官の癒着を排除
公務員と政治家との接触制限は、どこからどこまでを制限するのかわかりにくかったので、修正案は良いと思う。

4,公務員の天下り規制については、法案には明記しない
民主党が拘っていた天下り全面規制は現実性がない。

公務員法案 今国会で成立へ

民主党の山岡国会対策委員長は記者団に対し、「公務員の天下りの禁止は、民主党が政権を取ってから行うべきことで、政権を取る前に完ぺきに実現しようと思っても難しい。それを除くと、今回の合意は90点以上の結果だ。与野党が真剣に取り組んで、かなり思い切った進展がなされた」と述べました。

今回は政策協議の良い面が出たと思う。
民主党に譲歩する格好で、原案復帰の「人事庁の官房長官権限」を差し戻すことができたことは大きい。渡辺行革相の大逆転!

6月からは公務員改革に焦点が当たる。審議が楽しみ。

小沢氏 衆院過半数なら首相に

「(略)『衆議院の解散の時期を延ばす』といっても限界はある」
「わたしが代表の間に衆議院選挙が行われ、わが党が衆議院でも過半数を得ることになれば、わたし自身が責任を負わなければならない」

今年9月に代表選か。お次は無投票で代表になってください。

総選挙は来年9月にしよう。(^O^)

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【公務員制度改革について補足】

霞ヶ関の役人達はもちろん反対だろう。

メディアはこぞって霞ヶ関叩きに邁進していると感ずるのは当然と思う。しかし、情報源はどちら側からも出てくる。記者クラブという変な制度があって、記者は役人の顔色をうかがうことも多い。逆に政治家側をソースとする情報では、反対派を攪乱する目的を持っていたりする。週刊誌などは、少なくとも「○○関係者」とあるので、フィルターにかけやすい。たとえば日中記者交換協定があるからといって、日本のメディアがすべて中国政府のご都合どおりかというと、あちらにとってはかなりマズゥーな報道もあるわけである。

あくまで受け取り手の取捨選択眼が必要である。
一方の側からだけの情報で「○○叩き」をしていると思いこんでしまうと、そこでもう片方の真実をブロックしてしまうので注意しよう。

○内閣人事庁

・省庁でキャリアを積むことを否定していない。

管轄省庁が実権を握っていると、どうしても横断的に改善すべきことが進まない。縦割り行政の弊害を破る必要がある。役人は優秀でプライドがあるので、どうしても無謬性に陥りがちである。横への移動を柔軟化させるだけで改善されることは多岐にわたる。なにより国民の行政サービスのための改革である。
官房長官が人事権を持つといっても、キャリアに長けた役人を闇雲に他省に配属するわけではない。

「国益より省益」は、役人叩きのために編み出されたフレーズではなく、小泉政権下でどれほど足を引っ張られてきたかを振り返れば、それが現実の弊害だと理解できるだろう。
官僚は省への忠誠心があるので、国益より省益の弊害は中にいると見えないのである。

今後は、役人に使われる無能な政治家ではなく、政治家のリーダーシップが問われてくることにもなる。霞ヶ関改革とは、政治家にも高い資質を求められているのだ。

○キャリア制度廃止

・これは実は官僚にとっては「競争原理」を導入されるので厳しくもあり、やり甲斐もある。

横並びを排して、総合職で入っても2年程度の仕事ぶりを見て、将来の幹部にするかどうか選別するのだ。一般職で入っても実績次第では総合職への抜擢もある。与えられる職責のバランスが難しそうだが…。ダメな上司にあたったら芽が出ないか(^_^? 知恵は幾らでも出てくると思う。

常に同期が横並びで昇進して、脱落すると天下りという非合理な制度は改めるべきである。

キャリアで入っても、伸びない人は伸びない。族とつるむ人もいる。そういう人達をふるいにかけ、大所高所から仕事の出来る人なら、ノンキャリアでもチャンスを与える、それが国益につながると思う。

○責任の所在を明確に

・責任を取るのは政治家の役割だった。実は官僚の手の平で踊らされていただけだとしても。

政策プロセスの責任者を今後は明記していく。公務員改革の原案を作ったのは誰だ、座長岡村東芝会長の「公務員制度の総合的な改革に関する懇談会」だというふうにね。
そしてプロセスを国民が監視しながら国会で成立していくなら、あとで後悔しなくなる。厚労省が作った後期高齢者医療制度は悪い、厚労省の誰が作った?土佐という人だ、土佐氏は年寄りに暴言を吐いてるぞ・・・そんなくだらない戦犯捜しも行われなくなるだろう。

政治家の責任であると同時に、非加熱製剤を販売禁止にしなかった「不作為の罪」で官僚が有罪になったように、官僚にも行政の責任をとってもらう。政官業癒着を切れなかった行政の透明性が確保されるようになるだろう。

政策プロセスも変えていかなければならないことを痛感し、今回、国家戦略スタッフを民間からも登用する。マイナス点ばかりあげつらって本筋をそらすのは官僚の得意技だが、なんとかより良い制度として育ててみたい。

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やっと行政改革について書く気が起きてきたよ。

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2008/05/27

限界原油価格上限を超えてしまう

新日石と出光、10円上げ 6月卸値、ガソリン店頭170円も

 新日本石油と出光興産がガソリンなど石油製品の6月の卸価格をそれぞれ1リットル10円程度引き上げる。米国での先物価格が1バレル130ドルを超すなど原油価格の高騰を背景に過去最大の上げ幅となる見通しだ。石油情報センターが集計した全国平均のレギュラーガソリン店頭価格は今月19日時点で1リットル160.1円と1987年の調査開始以来で過去最高。これが6月以降、170円程度に達する可能性も出てきた。

 毎月1回卸価格を改定している新日石の6月出荷分の原油調達コストは前月比11円程度上昇。28日に決定する6月の卸価格も11円以上上がり、これまで最も上げ幅が大きかった2006年8月(4.3―10円)を上回る公算が大きい。 (07:03)

厳しいーっ!sad

e株リポート:原油120ドル突破 世界経済は原油高にどこまで耐えられるか

 ◇原油価格の高騰は景気の行方に大きな影響を与える。主要国の「耐久度」を試算した。
(略)

 ◇耐久度を測る物差し
 しかし、さすがに原油価格がここまで高騰すると、世界経済への影響が懸念されてくる。世界経済はどれくらいの価格まで耐えられるのだろうか。原油高に対する耐久度を測る物差しとしてまず、「原油消費額÷名目GDP」を考えるのが妥当と思われる。その国の経済が、どれだけ原油に依存しているかを示すからだ。この数字が大きければ、原油価格の高騰が経済にダメージを与える度合いが高くなる。

 ちなみに、原油価格上昇の影響を測る物差しとして、価格の上昇率に着目する考え方もある。ただし、価格には絶対価格と相対価格がある。原油価格が上がっても、それと同じペースで一般物価が上がれば、原油の相対価格は変わらない。したがって、価格の上昇率に注目する場合は、「原油価格÷一般物価」を計算して原油の相対価格を求める必要がある。

計算方法等、リンク先を参照してください。

・先進国の限界原油価格試算

米 国  160・1ドル
日 本  168・1ドル
ドイツ  172・4ドル
イギリス 183・8ドル

耐久度は高いとはいえ、200ドルまで行くとの声が聞こえ始め・・・

 ◇世界経済は米国次第

(略)
 問題は、原油高騰によるインフレよりも住宅価格下落によるデフレであり、マーケットは住宅バブル崩壊から景気悪化を予想し、資金を非ドル資産である原油や金、ユーロ、国債にシフトさせている状況である。

 今後のポイントは住宅価格がいつ下げ止まるかであろう。住宅価格について、米国家計が購入する不動産の投資利回りを計算してみると約7%となっている。30年物不動産融資金利が約6%であるから、両者の利回り格差(要求リスクプレミアム)は約1%である。今後、住宅市場がより高いリスクプレミアムを要求するならば、住宅価格はさらに下落することになるが、仮に、要求リスクプレミアムの過去の平均値(1・7%)を前提とすると、価格下落率はあと8%程度と試算できる。8%の下落率であれば、現在の下落ペースからみて、年内に下げ止まる可能性が出てくる。

 住宅価格の下げ止まりが視野に入ってくれば、資金フローは変わり、マネーは非ドル資産から、再びドルや株に回帰することになるだろう。いずれにしても、当面、住宅価格が注目点であり、その動向により原油価格の動きも変わってくるだろう。

牧野 潤一(大和総研シニアエコノミスト)

2008年5月12日

年内に下げ止まる?あと半年も耐えられるか。

価格の変動によって需要が変化する度合いが低いため、投機が原油に集中しているのが原因と言われるが、需要が変化しないということは、削減努力のできない必需品ということ。発展途上国の需要は伸びるばかりだし、供給量が足りないのだよ。

サウジアラビアでは、アメリカ政府の要請を受けて6月に原油を増産する方針を示したというが、日量30万バレルでは足りない。

NY原油時間外:続伸-ナイジェリアでの攻撃やOPEC議長発言で

5月26日(ブルームバーグ):ニューヨーク原油先物相場は、ニューヨーク時間26日の時間外取引で続伸。ナイジェリアでの武装勢力による石油施設襲撃や増産を否定した石油輸出国機構(OPEC)議長の発言が響いている。

私達の命綱はOPECに握られているのか。

ガイトナーNY連銀総裁:世界経済は米国の減速を乗り切っている

 G30会長のジェーコブ・フレンケル氏(アメリカン・インターナショナル・グループ副会長)は、世界経済の原油高への対応力が1970年代に比べ増しているとして「経済の柔軟性を高めることが重要だということだ」と述べた。

BRICsは高い経済成長率に支えられているが、官製不況まで起きている日本で、経済の柔軟性といっても難しい。竹中氏が「投資誘致庁」の提案をしていたが、政府には日本を売り込む営業力はないから、どんな誘致策がとれるんだか。秋には増税法案が出てくるかも。

環境産業でもなんでもどんどんテコ入れしてください。

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WiLLで竹田氏の反論を読んだけど、お粗末すぎて感想を書く気がしなくなってしまった。日にちが経つとますますどうでもよくなるから、明日感想を書くかな。書き出すと長くなりそう。

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2008/05/26

社会保障制度のためにも「国民議会」賛成

日本の年金制度は世代間助け合いの賦課方式だとずっと思っていたσ(^^;)。実質賦課方式ではあるんだろうけれど。

修正積立方式だというが、なんだか矛盾がいっぱいだなぁ。少子高齢化社会で原資が足りなくなるのだから、保険料は上がり、給付額は下がるのは必定。基礎部分の税額方式は一見良さそうだけれど、とりあえず自分にかかってくる痛みを見ないで済むという甘い考えじゃないかと。その実、生活にかかってくる負担はずっと重くなってくる。

高福祉国家のスウェーデンでもアメリカでも、年金支払いはたしか所得応分になっている。スウェーデンは99年に所得比例年金に構造改革したわけだ。その際、低所得者が生活できる分は補償しようということで、最低保障年金も定め、この部分は税金で充当する。

スウェーデン方式」を読んでみたら、なになに民主党がこの方式を主張しているってぇ?民主党は基礎年金を税金でやるというのだから、改革以前の古い方式じゃない?スウェーデン方式は、所得に応じた積立意欲を高めることによって、未納金対策にもなるということだ。

 スウェーデンの年金制度では、このほか、年金額の計算方法を積立貯金のようなわかりやすい仕組みに変えた点、加入者一人ひとりに毎年1回、将来の受給見込み額を郵送で通知している点なども特徴です。日本の年金改革では、こうした部分は採用されませんでした。

 さらに、スウェーデンでは与野党の国会議員が作業部会を設け、超党派で改革案を作りました。この点も、年金問題が政争の具となりがちな日本との、大きな違いです。(石崎浩)

(2006年2月15日  読売新聞)

日本の議論の貧弱なことよ…。

民主党が少しでも国益中心のまともな政党だったら、今頃はどれほど有益な議論が国民の前に提起されていただろう。与野党で政策協調できれば、国家公務員改革基本法案も、骨抜きを企む霞ヶ関に対して「政治主導」で対抗できるのに。民主党はこの改革法案に前向きで、協力姿勢も見せていたが、「天下り全面禁止」が入っていないと難癖を付けて、霞ヶ関改革も政局の道具にしてしまった。

サンデープロジェクトで渡辺行革相が「今国会でやる」と力強く言っていたが、まだ審議入りの目処が立っていない。福田首相じゃなくとも頭痛いよ。

「一院制議連」設立へ 衛藤元防衛長官が会長

 衆参両院で与野党の勢力が逆転する「ねじれ国会」で国会審議に停滞が生じているのを受け、自民党の衆参両院の有志議員が16日、「衆参両院を統合し、一院制の新『国民議会』を創設する議員連盟」を結成することになった。衛藤征士郎元防衛庁長官が会長に就任、首相経験者の森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三各氏が顧問を務める予定だ。

 同議連は衆参両院での審議の重複を解消し、立法のスピードアップを図るため、憲法改正による衆参両院の廃止と「国民議会」の設置を目指す。

 一院制をめぐっては、平成15年に設置された超党派の「衆参対等統合一院制議連」(会長・衛藤氏)に衆院議員106人、参院議員14人の計120人が参加している。ただ、民主党議員もメンバーの同議連は開店休業状態にあるため、自民党議員に限った新議連で機運を盛り上げることになった。

このニュースを見て、清和会必死だな、としか思わなかったんだけど、小泉氏の講演の一部分を聞いて、ぜひやらねばならないと思い直した。もう一度超党派議連の初心に戻り、議論を巻き起こしてほしい。そのために自民党議員(清和会)が中心になって、お祭り男の小泉氏がうちわで扇ぐのは効果的である。

政権担当能力のある野党だったら、とっくにある程度の連立の形はできていたはず。
特に社会保障制度に関する議論は、政争の具にしようとする段階で、国民のことなど何も考えていない党略性が露呈している。構造的な改革は、スウェーデンのように「超党派で改革案」を練り上げなければだめ。

将来政権交代しても混乱を起こさないように、政策の根幹部分は「脱政争」する。小泉氏の趣旨は、そのための「国民議会」。いいと思う。

与党、野党、霞ヶ関、足の引っ張り合いばかりの国会はもうたくさんだ!

後期高齢者医療制度も「年寄りいじめだ」ばかり言っていないで、将来設計を筋道立てて議論しようよ。「対案が廃止法案」って、なんじゃそりゃ。

国が借金で倒れないためには、社会保障費削減は避けて通れない。財政再建を軌道に乗せるために小泉政権では毎年2200億円ずつ抑える施策を採った。「全部小泉が悪い」と言う人は多いが、では、どこをどう改革すれば皆が満足する安心設計を描けるのか、具体的なプランを出してくれる人は皆無である。社民・共産なんて、最後には「軍事費を医療に回せ」だもんね。高齢化のターニングポイントを迎えて、社会保障費は国庫負担ベースで毎年7000億円~8000億円ずつ増えている。08年度一般会計総額83兆613億円のうち、社会保障費21兆7824億円、国家予算の四分の一を占めているという現実がある。

高齢者の保険を別建てにする方法は、なにも小泉時代に急に出てきたことではない。その原型は97年8月に自民・社民・さきがけ連立政権の与党医療保険制度改革協議会がまとめた構想だという。しかし、これとて抜本的な解決にはならないため、診療報酬に定額制を導入して、医療費全体を圧縮することをセットにしたというわけだ。
(参照:フォーサイト「後期高齢者医療制度の約束された破綻」)

国民の負担増と社会保障費の圧縮は、いましばらく車の両輪のように進めていかなければならない。

診療報酬改定で、医療を与える側の経費削減もしているが、日本医師会の反発が大きくて思うようにはいっていない。
舛添厚労相は、後期高齢者分を税金で充当すれば消費税5%分upと言っていた。(2005年では約13兆円) いくら圧縮しても医療費は増え続けるのだから、安易に税金に頼るのも危険に思う。保険制度を維持しながら、応分の負担に理解を求めていくしかないのではないか。

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舛添厚労相が必死で説明するも「高齢者いじめ」のすり込みは大きい。新保険制度で負担額が減った高齢者は声を上げないもんね。

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2008/05/25

産経はなぜ秋篠宮ご夫妻の公務を無視するの?

WiLL7月号予告

まず、トップの総力特集は、〈「雅子妃問題」を考える〉です。

◎旧皇族が「雅子妃問題(西尾論文)」に大反論  竹田恒泰
◎「恋愛結婚制」と皇室伝統 〈緊急対談〉  渡部昇一 日下公人
◎「雅子妃問題」読者はこう考える

竹田さん・・orz
読まないうちから内容がわかって、いますぐ長文の反論エントリーを書けてしまうよ。(笑)

反論のポイント
1,戦後の皇室像は変わった、いや変わらざるを得なかった、なぜか。
2,皇室はなぜ開かれなければならなかったのか。
3,道徳規準の範として自制されてきた皇族。
3,国民の支持を失った皇室はどこへ行くのか。

話はそこからだな。
来週、また感想を書きます。

きょうは、前から疑問に思っていたことを一つ。
産経新聞は、極右の方達や竹田氏と同じように「皇族の地位は不可侵」「いてくださるだけでありがたい」と考えて編集しているのだろうか。編集部が単純に東宮ご夫妻ファンなのだろうか。それとも読者は皆東宮ご夫妻が好きなはずだから、愛子さまは国民的アイドルに違いないと思っているの?編集部にメールしてみようかしらん。

サイトの「皇室ニュース」「皇室ウイークリー」を楽しみに読んでいるのだが・・・

皇室ウイークリー

【皇室ウイークリー】(28)雅子さま久々、勤労奉仕団に「御会釈」
【皇室ウイークリー】(27)愛子さま、170キロになった元“子ブタ”とご再会5.10 07:38
【皇室ウイークリー】(26)愛子さまの水ぼうそう、完治! ご登校も再開5.3 08:30
【皇室ウイークリー】(25)愛子さまのお世話もひと段落 雅子さま、久々のご乗馬4.26 07:32
【皇室ウイークリー】(24)雅子さま、愛子さまを連日のご送迎4.19 08:33
【皇室ウイークリー】(23)愛子さま、初めてのランドセル4.12 08:15
【皇室ウイークリー】(22)愛子さまのスキー、滑走スピードもアップ!4.5 09:15
【皇室ウイークリー】(21)愛子さまがスケート練習 模範演技のスピンにビックリ?3.29 08:11
【皇室ウイークリー】(20)愛子さま、イタリアンランチに“舌鼓”3.22 08:16
【皇室ウイークリー】(19)愛子さま、小学校の名札のお名前は?3.15 08:25
【皇室ウイークリー】(番外編)英国ご留学中の承子さま、22歳の誕生日3.8 08:58
【皇室ウイークリー】(18)愛子さま、もうすぐご卒園3.8 08:56
【皇室ウイークリー】(17)愛子さま、お茶会ご出席 皇太子さまには誕生日プレゼント 3.1 08:48
【皇室ウイークリー】(番外編)愛子さま、はじける笑顔2.23 08:53
【皇室ウイークリー】(16)雅子さま、ご乗馬 父母会は残念ながらキャンセルに2.23 08:52
【皇室ウイークリー】(15)雅子さま、講演をご聴講 波紋広がる「長官発言」 2.16 09:02
【皇室ウイークリー】(14)雅子さまの書道の腕前は…2.9 08:58
【皇室ウイークリー】(13)愛子さま、ご通園を再開 皇后さまのめまいも改善傾向に2.2 09:09
【皇室ウイークリー】(12)皇后さまと愛子さま、お熱もさがり一安心1.26 09:10
【皇室ウイークリー】(11)愛子さま、水族館で“ニモ”とご対面1.19 09:17
【皇室ウイークリー】(10)愛子さまのお正月 たこ揚げ、もちつき、コマ回し1.12 09:05
【皇室ウイークリー】(9)陛下の元日の「晴の御膳」を公開 雅子さまも笑顔のお正月1.5 09:00
【皇室ウイークリー(8)】雅子さまに「お疲れの様子なし」 一般参賀で3回ベランダに12.29 09:01
【皇室ウイークリー】(7)愛子さま、3度目の「電車帰宅」 彬子さまは26歳に12.22 08:58

小和田家&雅子さま御用達の女性週刊誌の見出しかと思った。爆笑!
愛子さま、イタリアンランチに“舌鼓”って、記者は見たのか?
一応記事の中身は皇族方の公務は網羅されていて参考になるのだが、なぜ東宮のプライベートが真っ先に来るのか素でわからん。

天皇皇后両陛下や秋篠宮同妃両殿下のご公務は、東宮一家のプライベートより読む価値がないと編集部が考えているとしか思えない。

しかも完全に偏向していることがわかるのは「皇室ニュース」

「皇室」のニュース一覧

【皇室ウイークリー】(29)愛子さま、ペンギンににっこり 雅子さま、連日のご公務5.24 08:29
皇后さま、皇居でご給桑5.23 12:18
皇太子さまブラジルご訪問、6月16~27日に決定 閣議で了解5.23 08:56
【皇室豆知識】「鮫が橋門」をご存じですか?5.23 01:38
皇太子さま、都の水道水源林をご視察5.22 15:28
両陛下、認定こども園ご訪問 園児らと“買い物ごっこ”5.22 12:45
愛子さま、雅子さまと遠足にご参加5.19 11:33
【皇室ウイークリー】(28)雅子さま久々、勤労奉仕団に「御会釈」5.17 10:50
寛仁親王殿下、手術終了 今後は電気発声器をご使用5.16 19:57
皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻と特別展ご鑑賞5.16 13:16
両陛下、「小泉信三展」ご鑑賞 慶大図書館旧館5.16 11:13
寛仁親王殿下、のどを再手術へ5.15 18:26
皇太子さま 都の水道施設ご視察5.15 16:42
高円宮妃久子殿下[鳥の写真]展始まる 大阪・難波で5.14 19:17
天皇陛下が恒例のお田植え5.14 19:14
常陸宮さまがご退院5.14 14:51
【皇室豆知識】「宮門跡」に天皇家の末裔が…5.14 01:43
常陸宮さま、白内障の手術無事終了5.13 16:17
愛子さま、悠仁さま、粟の種まき“お手伝い” ご一家で皇居ご訪問5.11 18:24
常陸宮ご夫妻、愛鳥の式典に5.11 18:23
【皇室ウイークリー】(27)愛子さま、170キロになった元“子ブタ”とご再会5.10 07:38
常陸宮さま、白内障手術へ5.9 14:17
【胡錦濤氏訪日】両陛下、主席夫妻に別れのご挨拶 微笑ましいハプニングも5.9 11:49
皇后さま、全国赤十字大会ご出席5.8 11:39
天皇陛下、大綬章親授式に5.8 11:17

秋篠宮ご一家のニュースがない。わざと??雅子さまの連日の公務は載せるほどのもの?10分間のご会釈と赴任大使との面会がトップニュース?いままでそれすらやっていなかったことの驚きのほうが大きい。

5/22の「皇太子さま、都の水道水源林をご視察」は、趣味の春山ハイキングでしかないのを“公務”にするために都の水道局長を随行させて説明を受けただけ。
産経ではなく毎日新聞から引用(わざと(^_^;)

皇太子「天気に恵まれ、新緑の春山を楽しむことができました。水源林がみなさんの努力でいい状態で保存されていることが印象に残りました
と、ありがたいお言葉を賜ったとのこと。

同日の両陛下
両陛下、認定こども園ご訪問 園児らと“買い物ごっこ”

 天皇、皇后両陛下は22日、横浜市都筑区にある私立の認定こども園「ゆうゆうのもり幼保園」(園児数214人)を訪問、子どもたちと交流し、職員らを励まされた。

 認定こども園は、幼稚園と保育所の機能を一体化させ平成18年に導入された制度。この幼保園は制度導入前から両機能を併せ持った施設として運営し制度導入後、横浜市内で初めて県からこども園として認定された。

 お店ごっこ遊びの部屋で両陛下は、「いらっしゃいませ」と元気な声を上げる子供たちの中に腰をかがめて入り、笑顔で話し掛けながら、色紙やストローなどで作った指輪やお菓子などを両手いっぱいに“お買い物”をされた。

 両陛下は毎年、こどもの日前後に子供関連の施設を訪れられている。

毎年、両陛下と子供たちの触れあいの映像には心あたたまる。去年は子供たちと一緒に両陛下はお遊戯された。帰りがけには男の子が今上陛下に「明日もまた来いよ」と言って周りが慌てたとか。たしか陛下は「明日も来ていいの?」と微笑んでおっしゃったように記憶している。

皇室ニュース一覧で無視された秋篠宮殿下と紀子妃殿下の公務。

「緑豊かな郷土つくる」と誓い 東京・感謝祭で一乗小児童
5月11日午前10時00分

 「第19回森と花の祭典―みどりの感謝祭」(農林水産省など主催)が10日、東京都千代田区の日比谷公園で開かれた。来春に第60回全国植樹祭が開かれる本県を代表して福井県福井市一乗みどりの少年団の青山怜至君(一乗小5年)と林のどかさん(同)が「多くの仲間と力を合わせて緑を守り、はぐくみ、緑豊かな美しい郷土をつくる」と誓いの言葉を述べた。

 式典には秋篠宮ご夫妻や若林正俊農相らが出席。同祭典の名誉総裁の秋篠宮さまは「多くの人が緑に感謝し、緑をはぐくむ身近な活動に参加し、緑化の輪が広がることを祈念します」とあいさつされた。

(略)
 式典後に2人は秋篠宮ご夫妻から「どんな活動をしているのですか」「来年は植樹祭が開催されますね」と声を掛けられ、ドングリの苗木の育成に取り組んでいることなどを説明していた。

式典後、秋篠宮殿下は、生き物文化誌学会・軽井沢例会に出席され、議論を見守られていたという。生物学者としてアカデミックな一面をうかがうことができると思う。

他にニュース一覧で抜けている公務

秋篠宮さまが来県(リンク切れ)

 秋篠宮さまが13日、富山市を訪問し、総裁を務める日本動物園水族館協会の通常総会などに出席したほか、知的障害児通園施設「富山市恵光学園」と市ファミリーパークを視察された。

 同学園では、3~6歳の子どもたちが、遊戯室でトンネルくぐりやトランポリンを楽しむ様子などをご覧になった。笑顔で子どもの頭をなでられたりしたという。案内した篁俊男・市桜谷福祉会理事長は「温かいお人柄が伝わってくるようだった」と話した。

 ANAクラウンプラザホテル富山で開かれた同協会の通常総会には全国の動物園、水族館の館長ら約170人が出席。秋篠宮さまは、同パークの活動について、「市民とともに新しい動物園や水族館をつくる一つのモデルケースとして、誠に意義深いと言えましょう」と述べられた。

 同パークではまた、山本茂行園長の案内で木曽馬の飼育の様子などを視察された。絶滅危惧(きぐ)種ツシマヤマネコの前では、「餌は何ですか」などと質問されていた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20080514-OYT8T00029.htm
(2008年5月14日 読売新聞

◎秋篠宮さまライトレールに乗車 お土産に模型のおもちゃ

 富山市を訪れている秋篠宮さまは十四日、富山ライトレールに乗車された。静かな乗り心地と車窓からの富山の街並みを楽しみ、お土産にライトレールの形をしたおもちゃ一個を購入した。

秋篠宮妃紀子さまは14日、
財団法人「結核予防会」の平成20年度「資金寄付者感謝状贈呈式」臨席のため、東京都新宿区のリーガロイヤルホテル東京を訪問された。

ライトレール乗車前には、地元の人達と至近距離で会話を交わされた。

秋篠宮ご夫妻が名古屋を訪問 名市大などをご視察(名古屋テレビリンク切れ)

秋篠宮ご夫妻は、21日入院中のこども達の慰問やこどもの医療について考える学会の開会セレモニーに出席するため、名古屋を訪問されました。

秋篠宮ご夫妻は午後、名古屋市瑞穂区の名古屋市立大学病院を訪問され、入院中の0歳から10歳までのこども達を励まされました。ご夫妻はこども達にどんなリハビリをしているかなどひとりひとりににこやかに話しかけていました。その後、ご夫妻はアジアやオセアニアの医師や看護師が集まり、出産前後の母体と子どもの医療を考える学会の開会セレモニーに出席されました。秋篠宮殿下は「この会議での活発な議論や交流が今後の医療の発展に役立つことを期待しています。」と英語であいさつをされました。
http://www2.nagoyatv.com/LanDB/jsp/NewsH0200/NewsH0200.jsp?id=25525

英語のご挨拶のビデオを見たいなぁぁ。

皇室:秋篠宮ご夫妻、名古屋市立大学病院を視察 /愛知
5月22日12時0分配信 毎日新聞

 秋篠宮ご夫妻が21日、第15回アジア・オセアニア周産期学会学術集会に出席するため来県し、名古屋市立大学病院(同市瑞穂区)を視察した。小児科の入院病棟や新生児集中治療室などを見学した。入院中の子どもと母親ら約20人が集まったプレイルームでは、ご夫妻が子どもたちに励ましの言葉をかけた。紀子さまの動きを子どもがまねするなど、ほほ笑ましい場面もあった。【中村かさね】

5月22日朝刊

上記をまとめると、5/8からの公務回数(鑑賞系含む)

天皇陛下 5
皇后陛下 5

秋篠宮殿下 5
紀子妃殿下 5

皇太子殿下 3(春山ハイキング含む)
雅子さま 1(ご会釈・赴任大使との面会は皇太子公務にも入っていないので、含まず)

皇太子さまの公務は、実質、水道施設見学のみとなる。自分ちの庭の草取りしてくれる人達にたった10分間お礼の会釈をすることを“公務”にするのはしのびない。お礼をするのは「こなすべき」ノルマではない。

秋篠宮ご夫妻は、本当に子供好きな様子が伝わってきて、微笑ましい。秋篠宮ご夫妻は悠仁さまご出産の前に「どのような子でも受け入れたい」とおっしゃった。愛子さまが健康に元気に育っていることについて「その点健康に恵まれた子供を持っているということは,そうでない方もたくさんいらっしゃるわけなので,」と発言した雅子さんを思い出してしまう。

こういう皇族方の慰問風景や国民との触れあいをもっと報道して欲しい。東宮夫妻は、残念なことにお出迎えの時など年々ロープを張る距離が離れている。

今年1月の秋篠宮ご夫妻のインドネシアご訪問は、今後の外交を占う意味でも重要なイベントがたくさんあった。テレビで特集をやってもいいと思うのだけれど。なぜ無視するのかなぁ。残念。

それから、6月の皇太子さま単独ブラジル訪問が先日閣議了承されたが、7月スペイン訪問は雅子さまについては保留だと報じられてから、まだ決定されていない。6月は半年前から体調不良で断っておいて、7月には行くことができるとは「楽しい旅行」なら健康になるということ?相手先に失礼だから、行かないでください。

オランダ静養での東宮夫妻のおふるまいには国民は赤面の至りだったので、両陛下や宮内庁が雅子さまに皇族としての教育と躾を一からやり直して海外に出してください。嫌味でも皮肉でもなく、一般庶民から見ても常識はずれのことが多いので、教育し直したほうがよいと思う。

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雅子さまが公務中、貴賓席でうたたねしてしまった頃は、まだ好意的に見ていたのだけれど・・・。

そういえば、産経ニュースサイトで、東宮夫妻の取材は東宮側があらかじめ設定した取材以外はお断りとの記事が出たが、取材されたらまずいことばかりやっているの?と不思議だった。他のサイトには出ていなかったので、たぶん産経はあるルートによる東宮職との人脈・情報源があるのだろう。

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2008/05/23

社会保障費は増税でやるのか保険制度存続か

で?どうすればいいの?

福田、今度は“医療改悪”で「サラリーマン」いじめ
中小企業対象「政管健保」公法人化

 福田康夫首相の下、「老人いじめ」の次は「サラリーマンいじめ」が始まる。今年10月から、中小企業の従業員と家族が加入する政府管掌健康保険(政管健保)が公法人化される。悪評高き後期高齢者医療制度とともに自公与党の強行採決で成立したもので、制度変更に伴い、保険料は最大で7万円アップするとされ、対象者は約3600万人に及ぶ。内科医で医療問題に取り組む国民新党の自見庄三郎元郵政相=写真左=が、制度の問題点と隠された悪意に切り込んだ。

 「後期高齢者医療制度は75歳以上という年齢で人の命を差別するが、政管健保の公法人化は職業や地域によって人の命を差別する。政府による責任放棄に他ならない。とんでもない医療制度改悪だ」と、自見氏は切って捨てる。

ふぅーん。
後期高齢者医療制度は、見直すべき点もあるし、厚労省に都合の良い制度設計になっているとは思うけれど、自見氏は根底から「国の責任放棄」と言うわけだ。

社会保障費は国の責任で国民にあまねく手当するという哲学は、一見日本も「理想の福祉国家」になると希望を感じさせる響きを持つ。税負担の痛みに目をつぶっている間だけの夢であろうが。

年金については、基礎年金を全額税方式にするか保険制度として存続するか議論されているが、最終的に議論に決着をつけるためには、社会民主主義体制を選択するのか、自由主義体制を強化するのかということになるだろう。どこを目指しているのかで結論が変わってくる。

右派や野党・マスコミの主張を眺めていると、「小泉改革は犯罪的」とまで言って否定し、日本型社会主義に戻りたいノスタルジーが蔓延している。高度成長期を卒業し、資源に恵まれない現在の日本で、いままた「社会主義か資本主義か」の議論を蒸し返そうというのか。つまり社会保障費をじゅうぶん手当できるだけの体制はどちらか、ということである。低成長期の日本で、税負担中心の社民主義に転換し、伸び続ける社会保障を支えることができるのか、あるいは保険制度改革でしのいでいくのか。国民に突きつけられた課題は重い。単純に「弱い者イジメ」と被害者面していることはできない。

社会民主主義を理想とする党が日本にもある。社民党は社会保障について、聞いているだけならとっても素晴らしい理想を語っているよ。大きな政府指向の右派の主張とも合致している。

年金も医療も破綻が見えている。政府は年金100年安心とか言っているが、どれだけ負担が上がっていくのか曖昧にしている。受益者負担が原則であっても、将来受益が応分にもらえないことがわかってしまったら、民間保険で自己資金を「年金積立」したほうがマシである。

 「政府は自分たちに都合のいいデータを公表する。それに国民もメディアも政治家もダマされる。小泉内閣が進めた一連の医療制度改革は国民の生命や健康を考えたものではない。公的医療保険制度を壊して、外資中心の民間保険会社などにビジネスチャンスを広げようというものだ」

あ。。自見氏に言われちゃった。
でも、私は肯定的に同じ事を考えた。「誰でも入れる医療保険」は信頼に足るものではないけれど。本当に安心なプランを精査すれば、民間であっても相当な負担額になるはず。その額を比較すれば、政府は別に「死ね」というほどぼったぐり徴収をしているわけではないと理解するだろう。

社会保険制度は受益者負担なのだから、未納者には受益がない。ここをはっきりしておきたい。社会保険制度とは、つまり自己責任なのである。払う意思がない、あるいは貧困で払うことができない者にとっては、最初から弱者救済にはなり得ない。しかも今後負担額が大幅に上げざるを得ない状況では、さらに受益格差が広がっていく。未納率を上げることが最大の課題である。

国民皆保険、年金100年安心プランの「国民すべて」に等しく社会保障制度を求める福祉大国を目指すのなら、税金で賄うしかない。そのかわり高福祉が国民の総意ということで、当然高負担になる。貧困層あるいはニートは消費税27%に耐えられるか?最底辺層は生活保護を受けることができるが、中間層は悲鳴を上げる。

消費税、低所得ほど負担増 年金税方式試算
2008年5月20日 朝刊

 政府は、全国民が加入する基礎年金を現行の「保険料方式」から、財源すべてを税で賄う「全額税方式」に転換した場合の、家計への影響を試算した。総じて基礎年金分の保険料が軽減される額よりも、消費税負担の増加額の方が大きくなるという結果になった。新たに必要となる消費税率は税方式への「移行措置」によって異なる。このため、今回はこれまで未納・未加入だった期間がある人は、年金をその分減らす方法のシミュレーションを取り上げる。

リンク先の図を見てもらえば一目瞭然なのだが、所得階層の低い方が、負担の増加率は大きくなり、“逆進性”が強まるとのこと。

 また、保険料を支払っていない年金受給世帯(平均の実収入22万3000円)では、消費税分7000-8000円が丸々家計にのしかかる形だ。

その上医療も、となれば、消費税率はさらにupする。後期高齢者医療制度がなくなるかわりにさらに高齢者の負担が増えるわけだ。どっちが得か、後期高齢者に教えてあげたらどうだろう。

企業の負担は9000円減となる。

軒並み利益が落ちている中で、企業は助かる。中小企業では正社員化のはずみにもなるので、財界は「年金の基礎部分は消費税」を支持しているわけである。

こんなところから横やりが・・・

日本に消費税上げ求める IMF、低金利継続も

 国際通貨基金(IMF)は22日、日本経済に関する年次審査を終了、財政再建を進めるために消費税率の引き上げを促す声明を公表した。小泉政権以来の歳出削減が「限界に近づきつつある」と明記、税制の抜本改革をめぐる政府、与党の議論に影響しそうだ。

 来日したシトリン・アジア太平洋局次長は記者会見で、日銀の金融政策について「(金融市場混乱や経済悪化の)懸念がなくなるまで現行の金利水準を維持すべきだ」と述べ、当面は低金利政策を継続するよう求めた。

 声明は、財政構造改革の加速を促すとともに「消費税の引き上げや所得税の課税ベースの拡大」を含む歳入面での対策が必要との認識を示した。

 景気の先行きでは、2009年にかけて成長率が1・5%程度に鈍化するとの見通しを表明。中小企業の業績を「懸念材料」とした上で「経済成長を支える政策が必要」と指摘した。

(5月22日13時42分)

財政再建にも消費税を使え、とさ。余計なお世話だね。

「小さな政府」とは、よく言われているような「市場原理主義」「経済成長で日本経済底上げ」という単純な話ではない。「大きな政府」を支持する者達でも経済成長が必要不可欠と考えている。「小さな政府」とは、現在の肥大化した官僚機構を効率化して、権限移譲を進めることなのである。ゆえに「簡素で効率的な政府」を目指す「小さな政府」派は、国家公務員改革基本法案に力を注いできた。

与謝野氏は「上げ潮派は具体的にどうするかは言わない」というが、順序立てて説明している。政府資産圧縮も行政の効率化も邪魔しているのは誰だ!後藤田氏など「税方式は経済成長率5%あればじゅうぶん」とかほざいていたが、どうやったら5%になるのか、そこが問題なんじゃないか。上げ潮派は、せめて3%にすれば増税できるまでの体力がつくと言っているのだ。財政再建派は「増税」しか言わない。どちらの方策が国民のためなのか、どちらのほうが国民に死ねと言っているのか。

小泉-竹中の骨太方針を否定する人達は、歳出削減はもうよろしいとお墨付きを与えてくれたようだ。公務員改革もしなくていいのね?社会保障費削減努力しなくとも財政再建できるんだね。そういう認識であれば、どうぞ消費税を上げて、お国の借金を返してください。社会保障費分も含めばどのくらい消費税が上がるのかなー、あー楽しみだ。

外務省HPより(高福祉国家)
スウェーデン 経済成長率 4.4%(2006年、中央統計局)
ノルウェー   経済成長率 2.9%(2006年、ノルウェー政府統計)
デンマーク  経済成長率 3.2%(2006年、デンマーク統計局)

経済成長率の推移
日本 経済成長率  2.1%(2006年度)
小泉政権下で数字上は景気回復したが、91~06年の平均は1.3%

2008年度実質経済成長率見通し
日本0.9%(モルガン・スタンレー予測)~日本1.7%(IMF予測)

欧州3国がEU圏内で着実に成長しているのと比べて、日本は失われた10年に逆戻りしつつある。

このような状況で歳出削減努力をストップし、外資も規制し、社会保障費増大分を税方式に切り替えるとは、どういう結果が待っているか少しは想像力を働かせてもらいたい。今は、とにかく社会保険制度でしのぐしかないのである。

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小泉が悪い、財界が悪い、厚労省が悪い、そんなことだけ言っていれば解決するのか。

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2008/05/21

中国で聖火リレー直後にテロか

中国浙江省で聖火リレー直後に爆発、16人死亡(朝鮮日報)

17日午後1時54分(現地時間)ごろ、中国浙江省南部の温州市竜湾区で北京五輪の聖火リレー直後に車両が爆発、少なくとも16人が死亡した。18日付香港紙・明報が伝えた。13人は現場で即死し、3人は収容先の病院で死亡。負傷者32人のうち16人は重体だという。

 爆発は聖火リレーから1時間後に起きた。目撃者は「乗用車と7人乗りバンが道路脇に止まっていたが、その間をトラクターがバックしようとしたところ、突然爆発が起きた」と証言した。

 公安当局は現場検証で爆弾のような爆発物を発見できなかったと発表した。ただ、爆発物を使った五輪妨害テロの可能性もあるとみて捜査を継続している。今月5日には上海でもバスが爆発し、3人が死亡した。

香港=李恒洙(イ・ハンス)特派員

上海でのバス炎上は原因がわかって事故処理されたけど、リレー直後の車両爆発で16人が死亡のニュースは出てこない。テロだったとすると、テロを防ぐことができなかった事実が世界中を駆けめぐってしまうわけで、当局としたら隠しておきたい。日本で報道されなければテロはガチかもね。

「五輪選手誘拐計画」 中国が怯えるテロの正体

 中国当局は10日、ウイグル独立派による五輪選手の誘拐や同時爆破、食品テロを未然に食い止めたと発表した。

テロを食い止めた時は、自慢げに報道している。

地震でこのニュースが国内で公になることなく、中国政府は助かっているのかも。ただしそのツケが五輪期間中に来るなんてことになったら悲惨。

当局の発表は信用ならないわけだが・・・

四川地震 核施設の安全をアピール5/18

 実は、沿岸地域に集中しているこれら発電用の原子炉とは別に、約1万2000人の死者を出した四川省綿陽市には核兵器研究施設があるとされる。16日付の米紙ニューヨーク・タイムズによると、震源地の同省アバ・チベット族チャン族自治州●(=さんずいに文)川(ぶんせん)県の北東約270キロにある広元市には、プルトニウム製造用の原子炉を備えた「プラント821」と称する核兵器製造施設があるという。18日付の英紙タイムズ(電子版)は、「四川省内に複数の原子炉と2つのプルトニウム製造施設がある」としている。

地震は「プラント821」を直撃した。ウィグル自治区で平気で核実験をするような“人権感覚”なので、安全面がどうも信じられない。

「すべて安全」はやはり嘘だった。

四川大地震で核施設も倒壊…中国・環境保護相が明かす

【北京=河田卓司、佐伯聡士】新華社電によると、中国の周生賢・環境保護相は20日、四川大地震の被災地視察のため訪れた四川省成都で、「32個の放射性物質ががれきの下に埋もれたが、うち30個は回収した」と語った。

 残る2個については、位置を特定し、周囲を立ち入り禁止にして回収作業を進めており、近く安全な場所に搬出するという。中国政府高官が核施設の倒壊を明らかにしたのは初めて。(略)

(2008年5月21日02時42分  読売新聞)

一応大丈夫そう??
核施設が瓦礫になるって・・・。絶句
当局に「安全」と言われるほどヤバイ感じなんだけど。

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2008/05/20

中共「2050年覇権地図」。日中友好は中共の高等戦術

これはマジ!?

暴かれた支那の戦略 Free JAPAN!

以前、桜井よしこさんが「中国外務省から流出した"2050年の国家戦略"と題した地図がある」との話を聞いたことがありました。

もちろん、オリジナルは中国語ですが、日本語に翻訳したものが出回り始めています。
今回匿名でそのマップを送ってくださった方がいます。
ありがとうございました。

これなんです!
探していたマップは!

ちなみに、このマップ、オリジナルは東側がもう少し長くなっています。
そして、驚いたことに、支那の国境は、日本とハワイの間に引かれています。

2050map

中国が「日本を一つの省にする」工作は、共産党の恐ろしさを知る者にとっては妄想でもなんでもなく肌感覚として持っている。「油断させて、中から懐柔する」工作が何より効果的であるからこそ日本の政治家の「媚中」に神経をとがらせいるわけである。

私が「東宮ご夫妻」は不適格であると主張するのは、日本人が崇敬する「象徴」の次の頭を取ることは、工作側にとっては王手をかけることを意味するからである。東宮夫妻を取り込むのが「反日勢力」ではないとどうして言えようか。右派が警戒心を持つ理由もここにある。もっとも右派でも産経新聞や極右のほうは、地位に無条件に平伏しているようだけれど。

保守派ならすでに誰でも知っている中共の工作要綱では、こう書かれている。

中国共産党  「日本解放第二期工作要綱」

第1.群衆掌握の心理戦
 
 駐日大使館開設と同時になされなければならないのは、全日本人に中国への好感、親近感を抱かせるという、群衆掌握の心理戦である。好感、親近感を抱かせる目的は、我が党、我が国への警戒心を無意識の内に捨て去らせることにある。

 これは日本解放工作成功の絶好の温床となると共に、一部の日本人反動極右分子が発する

 「中共を警戒せよ!日本支配の謀略をやっている」

 との呼び掛けを一笑に付し、反動極右はますます孤立するという、二重の効果を生むものである。

反動極右でもなんでもない欧米諸国の一般市民もチベット問題に深く関心を持ち始め、中共の民族浄化の非人道性は、いまや世界に知られるところとなった。今回の大地震被害ですら中国政府は共産党の宣伝に使おうとするいやらしさ・・・。

中国政府提供の映像では、哀悼の日で天安門に集まった人民が涙を流しながら「人民軍ありがとう、共産党ありがとう」「中国、バンザーーイ!」と叫んでいた。

犠牲者を悼む「哀悼の日」は結束力を誇示するためにある日か?バンザイはないだろ、バンザイは!

共産党を自壊させるには外圧しかない。

「反日」消えた? 救援隊派遣でネットに「謝謝」の嵐
震災が「反日」の壁砕く

 信じられない事態だ。犠牲者が5万人にのぼる恐れもある中国四川大地震で、外国として初めて日本の国際緊急援助隊が被災地入りしたが、中国のネットが「ありがとう、日本!」の書き込みであふれたのだ。チベット問題での国際的孤立から日本重視に移りたい政府。アニメなど日本文化の大量流入で「親日」の土壌があった民衆。だが、お互いにそれを表明することは「売国奴」を意味し、最大のタブーだった。それが未曾有の震災によって「反日」の壁が崩れ、歴史が動いた。

 ≪私は日本人が嫌いだった。かつて無数の中国人を殺した。でもそれは前の世代のこと。援助隊は人数こそ少ないが私はとても感謝したい。中日の永遠の友好関係に発展することを望む。日本の友よ、ありがとう≫。中国のニュースサイトへの書き込みだ。

(略)

 今回の動きは国民意識を固めるため、戦後60年以上、共産党政権が堅持してきた「反日」放棄の兆しをうかがわせており、富坂氏は「これをどう発展させるかは、日本側にかかっている」と指摘している。

反日放棄しつつある中国だから、日本はさらに友好を進めて中国に援助するべし、か?

中共は、初めて海外から人的援助を受け入れ、日中友好ムードの醸成促進剤として使おうとした。このような書き込みは、政府側から出ているのだろう。中国語の読める2ちゃねらーは、憤青達がこれとはまったく反対の罵詈雑言を日本レスキュー隊に浴びせていることを証言している。

zakzakはネットからも情報を得ていて面白いが、フジ産経系は、肝心の所で外す癖がある。
日本人は特に優しいので、一気に同情に傾いて脅威を忘れてしまいがちである。フジのプレミアAでも中国留学生をスタジオに呼んで「日本ありがとう」というムードを演出していたが、私も同情心から長野聖火リレーでの「真っ赤で異様な共産党青年団」の威圧感を忘れてしまいそうになった。同じ留学生とは思えなかった。いくらでも顔を使い分けられるのか…。

ただ日本側としては、胡錦濤氏の進める「民主化」を注意深く取り扱う必要がある。最悪の中の最良を見極めていく必要がある。内圧・外圧に苦しむ胡錦濤をどう日本国益のために利用するか、反日をどう緩和していくか、日本の政治家がそのような芸当ができるとは到底思えないが、国際情勢を見回して、西側と東側のどちらに軸足を置くべきかというくらいは、八方美人外交の日本でも理解できるだろう。

「中共を警戒せよ!日本支配の謀略をやっている」

一笑に付すことはできない。

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民主党が政権を獲ったら、中共の日本植民地化政策は進んでしまう。

70番台から60番台に上がるのも難しかったのに、ここ数日で53位に!ありがとうございます。農政改革で?やっぱり東宮問題を意識する方達が増えたんでしょうね。WiLLに皆様も投稿しましょう。私はマイペースでこれからも地味~に改革・政策について語っていきます。

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2008/05/18

「消費者のための農業改革」ではなく「日本を救う農業」へ

生産者寄りの政治から消費者のための政治をスローガンとして打ち出した福田首相だが、他の難題に紛れて認知されていないようだ。農業改革も「消費者のため」と言っているが、もっと大胆に「日本を救う農業へ」「新・農業立国」とでも打ち出してもらいたい。福田首相が何かしゃべっても、ぜんぜん印象に残らない^_^;

企業参入促進へ「農地改革」で自給率向上 諮問会議
2008.5.14 20:24

 福田康夫首相は14日の経済財政諮問会議で、農業生産法人の設立要件を緩和することなどを柱とする「消費者のための農業改革」のプランを、秋にもまとめるよう若林正俊農水相に指示した。39%まで落ちた食料自給率の向上が狙い。

 「平成の農地改革」と位置づけて民間企業の農業参入を促し、経営の自由度を与えて農業経営の効率化を目指す。安くて安全な食材を消費者に提供し、海外産品との競争力をつけることで需要と生産を増やし、自給率向上につなげる。

 農地を取得するには農業生産法人になる必要があるが、売上高に占める農業収入の割合や農業従事者の比率などの要件を満たす必要がある。企業が多角経営で新規参入するには壁があり、農業進出した食品会社や建設会社の多くは、農地を借りて参入法人として農業経営しているケースがほとんど。

 会議に提出された民間議員提案は、農業生産法人の設立の要件に関し、農業に常時たずさわらなければいけない役員の人数を過半数から1人以上にすることや、売上高の半分以上を農業収入が占めるという規制の撤廃などを求めた。企業型農業経営の広がりによって、雇用という形での農業の担い手の拡大にもつながるとした。

 これに対し、福田首相は「新しい農業構造をつくるチャンス。農政が変わったという政策が必要だ」と述べた。今後、企業が取得した農地が確実に農業利用される仕組みなどを含め、農水省が具体策の調整に入る。現在、農業生産法人は9466、参入法人は281。

農業改革プランを農水省にまとめさせるって、心配だなあ。役所に任せれば、産業として農業を育成するのではなく「小さな農家保護」の“理念”から抜け出せない。政策プロセスを官が独占してきた弊害は改めて書くつもりだけど、改革の必要性はあらゆるところに連動してくる。

諮問会議の提案をどこまで実現できるか。

「消費者のため」と言うなら、コメの需給調整せずに価格を市場に任せる制度に変えてくれるなら画期的だ。あり得ないだろうか。農家に一定額の年収を補償するためのリスク管理は、今までは生産を減らして価格を上げる方式だった。逆転の発想で、減反した田畑も復活させ、どんどん作って市場を海外に広げていこう。需要を増やせば補償は必要ない。市場拡大のための「輸出に強いブランド化」である。

過剰な農地保護のため、規制が強くて流動性がなかったので、農地活用のための要件緩和は良いことだ。資産の流動性ということでは、駅前シャッター通り問題にも通ずるものがある。贈与税が高くて所有権移転できず、仕方なく放置したまま有効活用できないケースが多い。どんな分野でも、衰退していく時は新陳代謝が止まる時なのである。よどみ始めたら、人為的に流れを起こさせるような施策をとらなければいけない。政府はいつも手を打つのが遅い。

報告書「企業型農業経営の広がりによって、雇用という形での農業の担い手の拡大にもつながるとした。」 ようやくここまで来たかと感慨深い。

具体的に見ていこう。

・補助金

農水省の補助金の使われ方を見ると、整備事業ばっかりだ。出先機関も同じ。
一方地方行政では、担い手集団育成事業といった細目も出てくる。地方の特色に合わせて、特産品作りや一村一品運動などで、きめ細かく生きた補助金を投入することが可能である。どこの省でも同じ弊害を抱えているが、農水省の出先機関を減らし、地方への予算配分を増やすべきである。

・小沢代表提案の「農家の戸別補償」について(2006年11月に書いたものをもう一度)

オザワイズムより
そこで僕が提唱しているのは「不足払い」という方法だ。(中略)これならば、市場価格そのものを操作しないから、消費者には安い農産物を選択する機会も保証される。(中略)もし市場価格が大幅に下落して、生産コストを下回るようなことになった場合、その不足分を国が補填してくれるわけだから、農家の人たちは安心して生産に励むことができる。

EU方式の亜流で、言いたいことはわかるが落とし穴がある。零細農家、兼業農家、趣味的にやっている農家、どこまで補償するのか。一定収入を国が補償するので、豊作時にも価格下落が起こらず、余剰分は輸出圧力になってしまう。米国では「不足払い」をやっているので、輸出圧力が日本にも過剰な負担としてかかってくるわけだ。生産高による価格変動は、ある程度市場に任せたほうが良い。補助はほどほどに。

世界貿易機関(WTO)のルールでは、この補償制度は「将来縮減あるいは廃止される補助金」として位置付けられ「黄色の補助金」と呼ばれているとのこと。

JA幹部も、小沢提案について否定的である。

・「小沢案は非現実的。不足払いを導入しても、国際的には、将来確実に大幅な補助金の削減を求められることがはっきりしている。不安定な政策だ」
・「そもそも小規模で零細な兼業農家を温存するという発想自体が間違っている。このままでは農業分野の構造改革ができないというのが、我々の認識だ。補助金に頼った零細農家が高齢化したら後継となる担い手がいない」
・「構造改革につながらず、食糧の安定供給もできない」

そのとおり。

食糧自給率はどうしたら上がるのか。

すでに海外に農地を確保済み。コメの減反政策をやめて、価格統制をストップする。大きな余剰分は輸出に回す。また食糧安全保障は、国内だけの生産量を上げれば済むものではない。今後は関税の自由化を迫られてくるので、輸出・入は戦略的に行うことが必要になる。掲示板でのご意見にもあるように、食糧の供給はエネルギー戦略ともリンクしているのである。まずは地道に国際競争力をつけると同時に、日本は「コメ」を戦略物資と位置付けよう。

現在、アジアでは穀物不足でコメが暴騰している。ベトナムも輸出量を減らしたし、インド、エジプトも輸出を禁止した。そこでタイに注文が殺到しているという。日本米は高い関税をかけているが、おいしく安全という付加価値をつけて高値で大量に取引できるチャンスなのだ。福田首相と胡錦濤主席の合意では、反中感情が先だって感情的にバッシングされているが、中国へのコメ輸出解禁となったことは大きな国益である。

アジアのコメ不足解消のために日本が緊急的に備蓄米を輸出することは、アメリカも支持している。なぜアメリカの支持が要るのかというと、「ウルグアイ・ラウンド合意で米国からのコメ輸入が義務付けられている上、再輸出するには米政府の承認が必要」となっているので。

EU、減反政策撤廃へ・食糧高騰に対応

 【ブリュッセル=下