「再チャレンジ」の中身
サラ金と生保の悪質な癒着、多重債務者の救済など、たしかにグレーゾーン金利を撤廃するだけでは解決しない問題でしょう。一度つまんだら地獄の釜がフタを開けてることを広報でPRすべきじゃないんですかね。いくら合法といっても、垂れ流される「ご利用は計画的に~♪」CMに「計画的な人は借りないんだよっ」とツッコミ入れたところで、消費者金融&メディア&やばい筋&サラ金議員の癒着は止まりません。
山本有二金融担当相は26日の初閣議後の記者会見で、政府が臨時国会に提出する予定の改正貸金業規制法案に業者寄りとの批判が出ていることについて「厳しくすればいいというわけではない」と語った。同相は「多重債務をなくす一方で、必要な人にお金が行き渡るようにもしなければならない」と指摘。立法作業の過程でこの二つの視点を両立させることが重要だとの認識を示した。
山本金融相は法改正によってグレーゾーン(灰色)金利をなくすだけでは「多重債務者に対処できない」と指摘。関係省庁と連携して同時並行的にヤミ金対策を進めていく考えを示した。 (07:01)
塩崎官房長官と同様、金融族の山本有二金融・再チャレンジ担当相、「「多重債務をなくす一方で、必要な人にお金が行き渡るようにもしなければならない」ってマジですか?本当に即金が必要な人を分類するなら、セーフティネットで保護するべき人じゃないんですかね。もっともらしいことを言うけれど、ストレートに胸に落ちて来ないですよ。
武富士の武井元会長が盗聴容疑で逮捕された時、「暴力団にはめられた」と言ったらしいです。
武井の名言として「右翼は暴力団に弱い。暴力団は警察に弱い。警察は右翼に弱い。この三つをうまく使って物事を収めろ」
週刊朝日から武富士に編集協力費なるカネが5000万円も渡っていましたね。そういう世界だってことをよいこの皆さんは理解しておいたほうがいいと思います。
■山本金融担当相、初閣議後に会見(TBSニュースリンク切れ)
初閣議の後、記者会見に臨んだ山本・新金融担当大臣は、「グレーゾーンをなくすという形でどこまでできるか。それで全部できるとは思っていない」と述べて、多重債務者問題の解決にはいわゆるグレーゾーン金利の廃止だけでは不十分だとの認識を示しました。
そのうえで、消費者金融の貸付金利を引き下げることでヤミ金融が増加する恐れもあると指摘し、警察などと連携してヤミ金融を摘発していく必要があるとの考えを示しました。(26日23:51)
うがった見方をして申し訳ないんですが「消費者金融を保護するためにヤミを摘発して、お得意さんが逃げないようにする」としか聞こえません。
そして再チャレンジの実態は?
安倍総理が、弱い者イジメとレッテルを貼られた小泉時代との差を演出するべく立ち上げた“再チャレンジ”構想と高をくくっていましたが、大臣まで置いて本気らしいです。当初から山本有二議員は閣僚に入る期待と不安ありありの様子で、安倍氏の元「再チャレンジ」に90人以上の議員が集まった理由がなんとなくわかりました。美味しいエサがぶら下がっているんですもん。国民レベルでは、安倍さんの説明を聞いて、何をどうやるのか具体的に理解した人はいますか?
■山本担当相の「再チャレンジ支援」、金融界の協力が最重要課題
[東京 26日 ロイター] 安倍新内閣の金融・再チャレンジ担当相になる山本有二氏にとって、最大の課題は再チャレンジ支援策の中核を形成する銀行の協力を得ることになりそうだ。安倍新首相が再チャレンジ支援策として主張する「事業に失敗した人も再チャレンジできる枠組み作り」には、一度事業に失敗した経営者に無担保で融資を実行する方策も含まれており、金融界にはこれに難色を示す声もあるからだ。
山本氏が金融担当と再チャレンジ担当を兼務した背景には、山本氏が今年6月に発足した安倍首相を支援する中堅・若手グループ「再チャレンジ支援議員連盟」の会長を務めているだけでなく、兼務によって再チャレンジ支援策を実現するための金融界の協力を取り付けやすくするとの狙いがあるようだ。
官房長官だった安倍新首相は今年8月25日、首相官邸で全国銀行協会の畔柳信雄会長(三菱東京UFJ銀行頭取)ら金融界の代表と会談。安倍新首相は「倒産などからの再起を後押しするため、経営者個人の資産に過度に依存した融資の見直しなど行って欲しい」と要請した。これに対して畔柳会長らは「再チャレンジの方向に沿うように考えていきたい」と答えた。
これを受けて、畔柳会長は9月19日の全銀協会長会見で「担保や保証に過度に依存することなく、融資をプロジェクト本位に見る、あるいは技術力本位に見る、人物本位に見てやっていくということはわれわれ自身の課題であり、今後、さらに工夫・強化していきたいと考えている」と述べた。
しかし、金融界の中からはすでに「継続して経営している中小企業に対して、無担保・無保証の融資を行うための工夫はしているが、一度、企業を倒産させた経営者に対して、無担保・無保証で金融機関がリスクを取るのは、かなり難しい問題」(メガバンク融資担当者)、「倒産経験があるということを考えると、ベンチャー企業に対する融資よりもリスクが高くなる。当然、融資の審査も厳しくなる」(大手地銀幹部)などの声が出ている。
山本次期担当相は閣僚名簿発表後の記者会見で「再チャレンジの中に金融行政があるという位置づけではない。再チャレンジとは分けて考えるべき話だろうと思っている」と述べた。
しかし、安倍新首相が目指す再チャレンジできる社会を実現するための支援策の要の一つが金融面での支援だとすれば、金融界は重い課題を担わされることになりそうだ。
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「「事業に失敗した人も再チャレンジできる枠組み作り」には、一度事業に失敗した経営者に無担保で融資を実行する方策も含まれており(ry」
ふざけないでよー(~_~;)、いろ~んな利権議員に配慮した体質に戻っているような悪寒がするんですが・・・。気のせいならいいんです。小泉さんが利権に興味を持たない変な議員だったゆえに、小泉前首相は族な議員への配慮どころか法案を邪魔する抵抗勢力として切って捨ててしまったので、そのイメージの落差を感じているだけかもしれません。
日本経済を下支えする中小企業経営者が“再チャレンジ”できるように、小渕政権が制度設計した「信用保証制度」は大失敗しました。その愚を繰り返すつもりでしょうか。
(以下フォーサイト「政治家がたかった信用保証制度に税金再投入の気配あり」参照)
信用力が乏しい中小企業が金融機関から融資を受けられるよう、国が融資の返済を保証したまではよかったが、貸し渋り対策であるゆえに審査が緩く、無担保で最高5000万円まで保証が受けられることから中小・零細企業経営者が殺到。仲介役としてカネと票を手にした議員は少なくありませんでした。政治家の関与は、全体では数万件!
ところが、特別保証はスタートから5ヶ月で総額予算20兆円の7割近くをばらまき、当時与謝野氏はさらに10兆円くらいの追加が必要だと述べました。2001年3月に計29兆円を使い切り終了。しかも回収率はたったの10%強という現実は、結局中小企業の再建にはつながっていない実態を浮き彫りにしています。儲けたのは議員だけ。
現在9000億円の引き当て財源不足に陥り、中小企業庁と保証協会は、水面下で銀行にも30%程度の部分保証を求めて調整中とか。銀行を巻き込むことで批判をそらそうとしているとしか思えません。こんな失敗をしておきながら、事業を失敗して“踏み倒した”経営者に再び無担保で融資するという神経を疑います。
これが再チャレンジの正体だとすれば・・・。
捨て金を使うくらいなら、税金で優秀な経営コンサルタント育成をしたほうがはるかによい。インテリジェンス強化もそうですが、佐藤優氏と手嶋氏が言っていたとおり、外枠の組織を作るよりデキる人材を早急に10人でも20人でも訓練したほうが実効性があります。どう組織化するかは、その次の段階です。
また政治家の考える事といったら、まずは箱物。週刊ポストに「ニート支援センターはオタクの“託児所”だ」なる記事が掲載されていましたが、珍しく批判記事に賛同してしまいましたよ。税金を使ってあんな無駄なセンターを作るくらいなら、真性ひきこもりは病院に行けと。からかったり不真面目に言っているのではありません。社会性がなくてやる気のない若者は、どこに原因があるのか本人に自覚させることが重要でしょう。実効性のある精神科のカウンセリングとその後にハローワークが必要なのであって、ニートが遊べる居心地の良い箱物など要りません。ニートの親御さんは、憶せずカウンセリング治療を受けさせたほうがよいと思います。
□金融経済システムの再構築
金融機関の経営破たんや企業の相次ぐリストラクチャリングなど、これまでのわが国の経済システムを根本的に見直さなければならない時期に来ていることは明らかです。これまでのわが国の経済は、先行する欧米諸国の技術や産業を積極的に導入することに重点が置かれていました。 これからはわが国独自の発想による技術や商品を世界に向けて発信していかなければなりません。そのため新たな産業を生み出すための技術開発や調査研究に対する援助を充実させるとともに、起業家を育てていくため中小企業やベンチャー企業への支援を拡充します。さらに投資家が企業に対して安心して投資が出来るよう、あらゆる企業の情報公開を進め、外部からのチェック体制を強化します。
「起業家を育てていくため中小企業やベンチャー企業への支援」
これもいつか来た道。(-_-;)
評価基準をどうするのか。起業して潰してもまた支援・・・企業倒産数と借金を増やすだけという結果にならなければいいのですけれどね。
安倍政権を支持しているのに変わりありませんが、官邸(心臓部)と霞ヶ関(脂肪体質の体)という二重構造をどう調整していくのか、安倍総理の手腕に注目していきたいと思います。
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