善ポコのタコ部屋「蓮池透さんの発言について」
初めて訪問させていただきました。お気に入りブログ巡回を数カ所で切り上げているような私は、ネット世論に疎いんだな~とちょっと反省。
Blue jewelさんの情報は、いつも参考にさせていただいています。
拉致問題に関しては、考えない日は一日もありません。テレビに向かって「ギューギュー締め付けろ!いいかげん制裁しろよ!」と叫んでいます。また家族会のご苦労する姿を見るにつけ、横田夫妻や有本夫妻になぜ座り込みなどさせるのか、なぜ支援者達は講演会などに引っ張り回すのか、ご本人達がやむにやまれぬ心情で活動されている中で、なぜ「少しお休み下さい。私たちが代わりにやります」と言えないのか等々、思うことはたくさんあります。
私は熱心な支援者と違い、日々家族会の方々の動向や意見発信を追っているわけではないので、支援者とは呼べないかもしれません。だからといって、拉致問題を語る資格がないとは思っていません。日本人妻の問題に関心を持ってから、犯罪国家北朝鮮への国際的制裁を望み続けてきました。金正日体制は転覆させるべきです。
しかし、ここで救う会など支援者と意見が分かれるのでしょうが、拉致被害者の救出は、金正日が実権を握っているうちになされなければなりません。金正日が外圧によっていよいよダメになった時に救出するのは、多大のリスクを伴います。何度も言うように「カネをくれてやるから被害者返せ!ゴルァ!」と交渉の場に引きずり出すしかないんです。日本が誰も取り返さないうちに最大レベルの経済制裁をかけてしまっていたら、北は取引条件のうま味がなくなって、「じゃ、終わりだな」と断絶するだけでしょう。米が強力な制裁をかけたところでギヴアップするタマですか。核問題で折れることがありますか。「六カ国協議に出てやんない!」とごねるだけです。
このような北朝鮮の体質だからこそ、当初の段階においては経済制裁慎重にならざるを得なかったわけです。別に小泉支持者が「穏健派」ではないと思います。経済制裁したところで、北朝鮮が中国の一つの省になるのが早まるだけ~とね。経済政策くらいで簡単に倒れると思ったら大間違い。甘いんですよ。また日本国のトップとしては、可能性は非常に低くとも北の暴発も考えておかなければなりませんでした。現在は日米同盟で、かなり対北防衛対策が進んでおり、準備は整ったように見えます。いよいよ六カ国協議も行き詰まりました。
日本に対する主権侵害に対しては、まったくもって戦後インテリジェンスが骨抜きにされ、スパイ防止法すらいまだに成立できず、自衛隊は手足を縛られた状況で、いったい日本はこれでも“国家”なのか!?と憤慨し続けてきました。戦後を清算するためには、小泉政権が転換点となって、憲法改正論議も俎上に上り、次の政権でぜひ盤石な“国家”としての体制を整えてほしい。小泉が悪いのではなく、“国家”への途上にあると私は考えています。何事も一足飛びにできるものではありません。
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<小泉-竹中の構造改革とは>
ついでに言うと「改革といっても口ばっかりで何もやっていないじゃないか」とアンチは決まり文句のように言いますが、破綻寸前の日本経済のツケを払うために小泉構造改革がありました。あのままではとんでもない大出血をして金融破綻をしていましたね。力づくで満身創痍になりながら、経済は復調の緒につきました。「何も起こらなかった」ことが最大の功績だったかもしれないですよ。
「小泉は日本をアメリカに売ろうとしている」と断定しようとする保守は、規制緩和政策を一言で「市場原理主義」と呼び、これこそが道徳までも失わせる元凶であると日々主張しています。あたかも「国家統制経済」「政府の過干渉」こそが国家の品格を取り戻す道であるかのような短絡ぶりではありませんか。
■フォーサイト「渡邉恒雄翁に国家を語られる哀しさ」き文康隆(き=七の下に七七)にすっきりと説明されていました。
帝人事件に端を発する斎藤内閣倒閣運動は、平沼騏一郎を担いだ右翼勢力が、自由主義に対する不信感を煽ることによって、世論を巧みに利用したと。この時期を境に日本は「統制経済」と軍国主義の時代に入っていったと解説しています。帝人事件そのものは、全員無罪となっています。
資本主義者にしてジャーナリストであるナベツネが市場原理主義を批判することの意味は何なのだろうか。自由主義者が、結局自由主義の首を絞め、全体主義に誘導されていくという皮肉な結果を招くおそれがなきにしもあらず。
■また日本経済新聞のコラム・滝田洋一編集委員が行った問題提起が紹介されています。
いわゆる市場原理主義には「市場『原理主義』」の側面と「『市場原理』主義」の側面がある。あらゆる原理主義は危ういが、市場原理を抜きにして資本主義は成り立たない。人口減少社会が本格化する中で経済成長を達成するには、「原理主義」を避けつつ「市場原理」を活用するしかない。
そのとおりだと私は思います。小泉改革がホリエモンという拝金主義者を生み出したのではなく、ホリエモンは市場原理のルールから逸脱したために逮捕されたというだけのことです。
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拉致問題に戻りまして、このようなスタンスで書き続けてきたわけですが、監視人出没以来、家族会支援者というのは怖い勢力だなあ、小泉支持というだけでケンカを売られる、、というイメージが先行してしまって、極力拉致問題には触れないでおこうという心理が働いています。何をどう言っても「家族会を罵倒するサイト」「家族会は小泉信者にとっては抵抗勢力だから嫌悪の対象」といった思い込みを解くことは不可能に思えます。
前提が違うからです。小泉政権は「国交正常化ありき」なのか「拉致被害者救出ありき」なのか、出発点によって、同じ事象でも天と地ほどの解釈の違いが生まれます。たしかに福田(当時)官房長官や杉浦(当時)官房副長官の対応は酷かった。家族会に対して、あんな対応があるでしょうか。福田赳夫氏には、二度と出てきてほしくないです。
さて、善ポコさんの記事を読んで、ビックリしました。何かというと、以下引用
今までネットやリアルの世界を眺めていて、家族会の方々による政治的発言を受け、家族会への嫌悪感を露骨に表す発言があったのを何度か見てきた。「拉致被害者なんてもうどうでもいい」「プロ市民」「自分達さえ良ければ国益が損なわれても良いのか」等。「横田めぐみさんの弟さんの発言などは聞くに堪えない」というのもあった。しかも、「拉致問題の一刻も早い解決を願っている」と表明している者にも、この様な発言をしているケースが多い様に見受けられる。
本当に家族会の方々を罵倒する人達がいたんですね。それは小泉支持者ということなのでしょうか。その延長線上で、私もやり玉に挙がったわけですね。いやはやネットで尊敬を集める家族会支援ブロガー様からのレッテル貼りですから強烈なパンチでしたわね。私自身は、これもいつも書いてきたように「当事者が怒らないでどうする」に尽きます。それをプロ市民活動のようにしたのは救う会などであり、小泉倒閣運動に利用したのは一部の「陰謀論者」と想像しますが、怖いのでこれ以上は言いません。ただ平沼赳夫氏に対しては言いたい。あなたは横田早紀江さんを小泉首相の選挙区に出馬させ、打倒小泉に利用しようとする心の動きがあった。拉致問題を倒閣運動に結びつける政治家には要注意です。どんなに正論を吐こうとも理念が立派でも、純粋に家族会に同情を寄せる日本国民に対して、かえって運動を遠ざけてしまう結果になっているのですよ。
シン・ガンスの国際手配に至る状況もそうですが、政府の動きに合わせて、都合良くニュースがリークされ?配信されます。何か動きがあるたびに、埋もれていた事実が報道されるのは、やはり官邸サイドからのリークなんでしょうね。かといって、なぜそれが「小泉は、任期中に国交正常化を成し遂げて、歴史に名を残すために落としどころを探している」となるのかがわからない。理解不能です。前提が違うので、やはり一部の支援者にとっては、小泉支持者はすべて敵に見えるのでしょう。
さらに「蓮池透さんの発言について」から引用させていただきます。
先日 10 日、拉致被害者家族会の蓮池透さんが、家族会や支援組織の現在の外交政策に対して異議を唱えた様だ(ミラー)。その内容は至極真っ当なもので、周りを見る限り、その発言を支持する声も多い。俺も、同じく今回の発言を概ね支持するものである。その一方で、何故、講演の中で、家族会・救う会に対して苦言を呈する事になったのか、実際の意図は知る由も無いところではあるが、個人的には、(北朝鮮の)日本への興味は経済援助。それを逆手に取り、『ちゃんと(拉致問題を)やらない限り経済援助できない』と言うのは十分な圧力になるという発言を読む限り、「家族会や救う会等の支援団体に対する提言」の意味合いも含まれていると考えて良いのではないかと思う。
「拉致被害者を返さなければ経済援助しない」ことが日本のカードであり続けることを私も書いてきました。当初より透さんの意見には賛同するところが大でした。
ところが、一部支援者達が透さんへのバッシングを開始するのを見て、「自分の意見は正論」と思う人達はやっぱり怖い・・怖いとしか言い様のない違和感を覚えました。戦術というのは一つではなく、あらゆる方向から分析し、リスクもじゅうぶん検討した上で練り合わせなければなりません。拉致被害者救出という一つの目的が定まっている以上、理念を大声で主張する輩は邪魔なだけじゃないですか。方法論として異論を語る者を抵抗勢力と攻撃し、口を塞ごうとするのは、北朝鮮と同じやり口じゃないですか。敵を研究するうちに敵に似てくるということです。だから「自分の正論」から外れた透さんまで攻撃する。蓮池薫さんまで工作員に見えてくる。そんなふうに感じます。
もう一つ紹介させていただきます。ご迷惑のようでしたらごめんなさい。
園丁日記「拉致被害者救出運動に限りませんが、あえて。」
…何が目的であれ、その趣旨に
「特定の政治家への支援・もしくはアンチテーゼ」
が含まれてしまう運動が幅広い国民の支持を
得られるのでありましょうか?
拉致問題について、全国民に周知徹底はすでになされていると思います。なすべきことは、政府と敵対するのではなく、安倍官房長官や麻生外相など心情的理解者がいるのですから、家族会を中心に大いに政府に要望を突きつけながら、被害者救出に向け北に圧力を強めていくよう念願します。小泉一人を引きずり下ろしてどうなる問題ではないのです。
一部の支援者の方々にとっては、このエントリーは小泉信者の“悪デンパ”になろうかと推測します。このような異論もあるという程度にとどめておいていただければ幸いです。