後に引けない日朝交渉
この集会は、東京・青梅市などが人権問題を考えるために開いたもので、めぐみさんの両親や蓮池薫さんの兄の透さんら600人あまりが参加しました。集会でははじめに横田滋さんが講演し、「来月3日から再開される日朝の政府間対話で、日本政府はめぐみの偽の遺骨の問題をきっかけにさまざまな交渉をしていくと思うが、今度こそ何らかの進展があると期待している」と述べ、問題解決に向けて政府が全力で取り組むよう訴えました。続いて横田早紀江さんが「めぐみが死んだというなら本物の遺骨を出してくればいいのに、去年北朝鮮が出してきたのは偽物でした。私はそのとき『お母さん、この骨は私じゃない。私はここにいるから助けて』と叫ぶめぐみの姿が見え、絶対に助け出そうと誓いました」と話しました。また、蓮池透さんは「今回の対話が本当の正念場だ。日本が主導権を握り、問題解決に向かうよう、政府は十分に戦略を練ってほしい」と訴えました。集会のあと横田早紀江さんは、アメリカのライス国務長官が、町村外務大臣との会談で、日朝の政府間対話で拉致問題の解決を最優先に取り上げるとした日本の立場を支持すると発言したことについて「ライス国務長官は、日ごろから命の尊さを一番に考えて下さる方で、その姿勢がまったく変わっていないことを心強く感じました」と話しました。
NHKニュースで横田夫妻と蓮池透氏の映像を見て、胸が締め付けられ涙が出そうになりました。(隣にダンナがいたので泣くのは我慢)
蓮池透さんは「全知全能をかけて、政府はじゅうぶん戦略を練ってほしい」と言ったのですね。
なぜこみ上げるものがあったのかというと、ここにいたるまでの家族会の闘いや透氏の今までの発言が思い起こされ、長い長い苦渋の年月から、いよいよ決闘の場に向かうような緊張が走ったからです。
町村外相が会見で言っていたように「植民地時代の賠償問題」を相手は譲らないので、会議は予断を許しません。賠償問題を取り上げることで、たぶんまた支援者から売国政府と罵る声が上がるんだろうなぁ・・・。別の意味で泣きたくなります。
私が経済制裁慎重の立場で拉致問題を書いていたとき「小泉信者が(敵対関係にある)家族会を憎むサイト」「家族会を罵倒するサイト」として烙印を押され、掲示板に荒らし行為をされ続けてきました。しかし、それでも書かずにおれなかった。なぜなら一日とて拉致問題を忘れたことはなかったから。ええ、信じていただかなくてけっこうですとも。2年前から日記を読んでくださっている方々にはわかっていただけると思っています。
ああ、愚痴を言うために書き始めたんじゃありません。(^_^;
やっと粘り強い根回しの末、国際社会の理解を得て、制裁手段をもって北を再度交渉の舞台に引きずり出すことができました。
田中均氏の証言のように、平壌宣言は「拉致と核・ミサイル」解決のために、交渉手段として出したものです。「小泉の名誉欲から国交正常化するために拉致問題を幕引きするつもりだ」という疑念は、最初から最後まで見当はずれでした。
私が疑問を持ったのは、家族会の周囲において「拉致解決には経済制裁しかない」と、他のあらゆる解決方法を示さなかったことです。単純に考えても、これがどんなに異常なことかわかりませんか。まるで戦略がない。
ところが小泉首相は経済制裁の声には耳を貸さず、水面下で綿密な根回しの末、電撃的に訪朝し、金正日に拉致を認めさせました。
経済制裁が目的化していく運動を眺めつつ、決定的に家族会の周囲がおかしい・・と感じたのは、小泉第二次訪朝以後、待ってましたとばかりにあからさまな反政府運動に変質したからです。その時は、子供達が帰ってきて嬉しくて嬉しくて・・・。どう考えても、子供達を連れ戻すことが訪朝の成果であって、特定失踪者まで連れ戻すことは無理。家族会に過剰な期待をさせてしまったのは誰?「小泉は裏切った」と吹き込んだのは誰?
経済制裁を実行させて金正日体制を打倒しようとする勢力が、政府と家族会を分断させ、拉致問題を反政府運動に変えてしまったと思います。
私が「政府の代弁をするブロガー」としたら、アンチ小泉派は「政府を代弁するフリをするブロガー達」です。小泉の本当の腹は、日本を売る左翼だよ・・とね。私が個人の想像で書いているとしたら、彼らは陰謀論を信じ込んで書いていた人たちです。そして緩やかに反米思考に入っていくのです。
郵政民営化法案反対議員は、非常にわかりやすいアメリカ陰謀論にはまっていましたっけ。ゆえに民営化に反対した保守議員こそ、彼らにとってはアンチ小泉の代表者「国益擁護派」となるわけです。
☆―――☆
正義感が強く、家族会に深い同情を寄せる一般の支援者達は、家族会への純粋な思いから反政府運動に乗せられたように見受けられます。確信犯的に出てきた陰謀論を今度は彼らが信じてwebで広めていくのです。家族会や一般の支援者達を利用していたのは誰???
私だって最初から最強の制裁をしてほしいよ!できればこの手で金正日の頭をバットで一発殴ってから首を絞めてやりたい。でもね、、そんなことしたら金正日の手元にいるであろう被害者達は帰ってこれなくなる。
いつ制裁するのか、できるようになるのか、そんな思いでしたね。ええ、信じていただかなくてけっこう。(また愚痴かい)
右と左は、運動に共通項があります。
ある方に教えていただいた内容を、私なりにアレンジして書いてみます。
「一つの聖域化した正義に賛同すると、運動に追いつくために短期間でどん欲に知識を吸収し、情報を選別する余裕を失って無批判で受け入れてしまう。これは共産主義者の手法と同じ。正義を信じて疑わないので、思想の伝播力は絶大。このようにあっというまに紅衛兵が一丁上がり!
しかし、短期間で偏った情報を詰め込まれるので、一つ一つ検証する過程がない。正義の実体が曖昧なので、自分なりの正義が百通りにもできてしまう。内部対立が始まるのは時間の問題。しかも正義やら国家を盾にするので、内部対立は激化する。ここで初めて『何かおかしい』と気づく人が出てくる」
あるライトウィングの支援者の肩書きをご覧下さい。
(ジャーナリスト)←有田芳生
(創価学会**)
(「よど号事件」**)
(「インサイダー」**)
(作家)
(元労働大臣)
(元赤軍派**)
(特定できる肩書部分は伏せ字にしました。例として出したので、拉致問題とは直接には関係ありません)
おわかりですね。共通項はあえて申しません。
ここ1年本当に「保守の分裂」を危惧していましたが、徐々に反政府一辺倒の過激言動から「何かおかしい」と感じる人たちが現れ、収束に向かいつつあるように感じます。家族会を守るためには、政府と感情的に離間させてはいけません。
敵と見えた人が実は味方であり、いちばん身近にいた人が害となる例はいくらでもあります。
小泉政権が倒れたら拉致問題は解決するのか。
小泉内閣が不信任で総退陣することは考えられませんが、たとえば打倒して、アンチ小泉政権ができたとしましょう。そうすると緻密な日米交渉や水面下の調整が振り出しに戻り、“百通りの正義”に振り回され、方向性が定まらなくなるでしょう。
再び内部分裂の始まりです。政情不安になってかえって問題解決が長引きます。そうだ、民主党が圧勝して岡田代表になったことを想像したら、その後の日本の混乱ぶりが想像できますね。
安倍氏をヒーロー視する向きもあったようですが、安倍氏ならすぐ経済制裁して北を屈服させるという短絡的な期待は、すぐ裏切られるでしょう。安倍氏は親米であり、現実的に政治を進めるはずです。つまり安倍氏がトップでも、小泉首相と同一の手法をとるということです。その時は「打倒安倍」運動でも始めますか。
日本がいま国民の圧倒的な支持を受けた安定政権を持っていることは、ものすごい外交上のメリットなんですよ。
得票率では野党が上回っているじゃないかと左翼メディアのみならず平沼さんも言ってたけど、そんなトリック使っちゃだめ。小泉政権支持が全得票の半分少し以下で、共産党から民主党、国民新党まで寄せ集めた得票が半分少し超。左から右までかき集めて「数で勝った」と言ったところで、ポーカーでいえばブタじゃんね。カスだな。はったりかましますか。
拉致・核問題も大詰めに入っています。符合するように横須賀港にアメリカの原子力空母が入りますね。普天間基地もなんとか合意できました。
日朝交渉、六カ国協議を祈る思いで見ています。
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