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2010年5月

2010年5月25日 (火)

小沢一郎幹事長の容疑は「単なる期ズレ」の問題ではない。検察の内なる敵(文春)

ヤメ検弁護士・郷原信郎氏が小沢氏の土地取得に関し、日経ビジネスで「単なる期ズレの問題」であって、政治資金規正法による違法性を問われることは何もないと書いていた。では、なぜ秘書が3人も逮捕されたのか。石川容疑者は虚偽記載を認めているのに郷原氏はまったくの“冤罪”と言い張るのだろうか。問われているのは、その動機と悪質性なのである。

※以前、政治資金規正法の「規正法」を「規制法」と書いていたと思う。
(;・o・)ア・・・と気づいたのはずいぶん前なのだけれど、訂正するには時既に遅し。直すのがめんどうなのでそのままにしています。

先週、報ステのコメンテーターとして鳥越氏が出ていた。郷原氏がバカにするオバチャン達のほうがまだ気の利いたおしゃべりをする。「よくわからない・・」と正直だし、自分の分を知っている。見識ぶってる鳥越氏の感情論は、単なる無駄口でしかない。

鳥越氏は、小沢氏の捜査では検察批判を繰り広げ、小沢氏が不起訴処分になって検察審査会が起訴相当の議決を出すと、「プロではない市民感覚」に文句を付ける。
“市民派”の良識を気取る鳥越は、「小沢氏不起訴」になったとたん検察批判は止めたの?いきなり「検察の不起訴処分はプロの判断。それにひきかえ検察審査会は・・」と方向転換するあたり、このオヤジのダブルスタンダードには吐き気を覚える。

小沢氏の不動産取得にあたって、2004年度の政治資金収支報告書への4億円不記載は単なる「期ズレの問題」ではない。

虚偽記載が単純ミスではないことは、すでに石川供述によって明らかになっている。
「単なる期ズレ」は違法性がないことを証明するわけではなく、「だから?何のためにずらしたの?」と裁判官につっこまれて墓穴を掘りかねない、情けない論法なのである。

秘書らの裁判では、問われるのは「悪質性」の度合い。つまりなぜ虚偽記載をしたのか、その動機が争点となるのである。親分に通り一遍の報告だけして、詳しい内容を悟られずに勝手に虚偽記載をしたら親分への背任であり、罪が重くなる。小沢氏は「自分の知らないところで秘書達がやった」と主張しているのだから、「秘書に裏切られた!」と もっと憤慨していてもよさそうなものである。ところが、そんな様子は微塵もない。

本来、弁護士の役目として、石川容疑者の弁護士は「親分の関与」を明らかにすることが情状酌量を得ることに寄与するはずだが、秘書らの情状酌量はすなわち小沢氏の関与を認めることになるので、最後まで「秘書が勝手にやったこと」で押し通す。弁護士も小沢の傀儡。

検察は小沢氏を不起訴処分にしたので、整合性をとるため秘書の裁判でいまさら小沢氏に不利な証拠は出してこないだろう。水谷社長証言やゼネコン各社の調査資料などは闇に葬られる。特捜部の努力は何だったのか。小沢無罪のシナリオはもう決まったも同然である。

しかし、検察第5審査会は石川供述に基づいて、「小沢氏の了解」とは「小沢氏の関与」に他ならず、虚偽記載は小沢氏の意を受けた行為と判断した。根拠はあくまでも石川供述なのである。

読売がスクープしている。

登記翌年の提案に、小沢氏「そうしてくれ」

小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、同会が2004年、土地購入などに充てた4億円を同年分の政治資金収支報告書に記載しない方針について、小沢氏に報告し、了承を得たとする同会元事務担当者・石川知裕衆院議員(36)(起訴)の供述の詳しい内容が、読売新聞の取材で分かった。

 供述では、石川被告が、問題の土地購入が表面化しないよう、土地登記を翌年にずらすことなどを提案し、小沢氏は「そうしてくれ」と了承したとしている。

 東京地検特捜部は、同法違反について小沢氏を不起訴(嫌疑不十分)としたが、東京第5検察審査会は4月27日、「起訴相当」と議決した。同審査会は、こうした石川被告の具体的な供述が、小沢氏の関与を示す直接的な証拠にあたると認定したとみられる。

 石川被告の起訴状などによると、同会は04年10月29日、小沢氏からの借入金4億円を使って東京都世田谷区深沢の土地を約3億4000万円で購入しながら、4億円の収入を同会の同年分収支報告書に記載せず、代金の支出なども05年分に記入していたとされる。

 石川被告の供述によると、石川被告は当時、小沢氏が用意した4億円が簿外資金で、表に出せない金ではないかと推測。04年分の収支報告書に土地購入を記載すると、05年9月頃に公表されるため、翌06年9月頃に予定されていた次期同党代表選に向けた党員やサポーターの獲得に支障が出ることを懸念したという。

 そこで、石川被告は土地購入に先立って、小沢氏に対し、「このままだと、土地の購入のことや、先生が用意した4億円が表に出て、騒がれる恐れがあります」と助言。4億円の借り入れが表に出ないようにするため、土地の所有権移転登記を05年1月にずらすことを提案すると、小沢氏は「そうか。そうしてくれ」と了承したという。

 また、石川被告は、小沢氏からの借入金で土地を購入したことを隠すため、10月29日に土地代金を支払った後、定期預金を担保に新たに小沢氏名義で4億円の融資を受けることにした。石川被告は事前にその必要性を説明し、了解を得る必要があると考え、小沢氏に報告すると、小沢氏は「おう、わかった」と答え、融資申込書への署名を引き受けたと供述していた。

(2010年5月13日03時02分  読売新聞)

石川氏が任意聴取を受けていた頃、読売が「全面自供」とフライングした。その記事を知って、追い詰められていた石川氏が精神的に持ち直し、それ以後は口を開かなくなった。「読売の捜査妨害だ」と特捜内部で怒りの声が上がったらしい。(宗像氏)

「完オチ」に近づいた時の供述が上記の内容なのだろう。

石川供述書が示していることは、明らかに「小沢氏の了承」は上の空で聞いていたわけではなく、積極的な関与を意味している。「共謀」に当てはまる。検察審査会の議決は、「小沢が悪いと喧伝するマスコミに誘導された市民の感情論」ではない。郷原氏や鳥越氏・上杉氏らは、今度は堂々と「市民の暴走」と検察審査会批判のキャンペーンを張ったらどうか。第二回目の議決に影響を与えることができたらしめたものではないか。

小沢氏のマスコミ対策用弁護士の郷原氏は、徐々に馬脚を現し始めている。専門家として純粋な法律解釈を世間に教示しているつもりのようだが、法律論はある面、恣意的に解釈する余地を残している。立法に携わる国会議員が「正義の実現」を担う以上、虚偽記載が軽微だとか形式犯だと言い訳するのは見苦しいし、秘書の逮捕に関係ない態度を取るべきではない。国会議員は国会の場で説明するのが筋である。

民主党政権下で総務省顧問を務め、民主党議員有志の「司法のあり方を検証・提言する議員連盟」で指南役を務めた郷原氏は、少し襟を正したらどうか。バックグラウンドが「民主党政権」である限り、李下に冠を正さず。言動を慎むべきである。

郷原氏はこんなことを言い出した。

@nobuogohara:10月時点で地目が農地、小沢氏の名義は「所有権移転請求権」。翌年1月に農地転換が完了..本登記が完了、記載違反さえ無い

「記載違反さえ無い」のであれば、なぜ秘書が3人も逮捕されたのか。3人とも冤罪だと言い切れるのか。

司法ジャーナル

本誌の取材によると、小沢氏からの4億円を原資として陸山会が、購入した土地は東京都世田谷区深沢所在、大地主の相続物件の1部であった。
その土地を「東洋アレックス」(東京都渋谷区、桑木勇一社長)が買い取った。
「東洋アレックス」は買い取った土地を地元の仲介業者に1宅地約1001平方メートルの売り地としてチラシを撒くことを依頼、仲介業者がチラシを撒いた。

農地の所有権移転は農地法でガチガチに保護されているため、特別なコネでもない限りそんな短期間に手続きは完了しない。第一、東洋アレックスが売りに出していたということは、その土地はすでに宅地だったはずである。

一気に書いてしまいたいので、長くなるけど もうしばらくお付き合いを。

小沢氏起訴を強硬に阻んだのは、今回も大林宏東京高検検事長と伊藤鉄男最高検次長検事だった。「検察が正義」などと言うほど私もナイーブではないが、上層部の保身のために捜査が歪められているとしたら、正義以前の「検察改革」が必要である。

宗像氏は「大物政治家をあげようとするのは検事のDNA」と言っていた。郷原氏は検察の汚いやり方に反発して辞めたらしいが、凶悪な犯罪者も弁護するのが弁護士という仕事。どんな仕事にも良心の咎める側面はあるし、大義もある。虎穴に入らずんば虎児を得ずのたとえどおり、犯罪摘発の現場が清廉潔白のお仕事と思ったら大間違いである。

権力側の有力政治家への捜査が強引であったり、あるいはスケープゴートを仕立てて本命には手心を加えたりすることの是非はともかく、そういう「小さい傷を大きく広げて塩をすり込む」検察の存在があるからこそ、政治の不正を許さない抑止力となっているとも言える。

週刊文春が「小沢一郎vs検察」の内幕をすっぱ抜いている。

小沢氏の3度目の聴取にあたったのは木村匡良検事。石川容疑者の供述書との矛盾をついていったが、小沢氏は知らぬ存ぜずで通した。

東京地検関係者が打ち明ける。

「今回の聴取では石川知裕衆院議員ら元秘書二人の自白内容をぶつけて子細に矛盾点を追及する戦術だった。狙いは一つ、決定的な供述の食い違いを引き出し、その裏付け捜査として小沢邸のガサに入ること。そこで新証拠を押収し、今度こそ特捜部の手で起訴する。それが現場の本音だった。でも、最後の壁は崩れず、起訴には持ち込めそうもない。壁とは、小沢氏のことじゃない。“内なる敵”が起訴したがらないんだ

小沢氏の「知らない」と言い張ること自体が矛盾だったのである。石川氏の「完オチ」に近い聴取を判断材料として、検審の議決ははっきりと述べている。

「絶大な指揮命令権限を持つ小沢氏の地位と(石川氏ら)三人の立場などを考慮すれば、共謀共同正犯が成立する。小沢氏を起訴し、公開の場で真実を明らかにすべきである」

カネの出し入れに関して、秘書達はすべて小沢氏の命令に従っていたことは、元秘書の高橋嘉信氏が明かしている。それぞれの秘書には全体像を明かさず、横の連携を取らせなかった。つまり全体のカネの流れは小沢氏本人しかわからない仕組みだったのである。郷原氏はこれでも「記載違反すら無い」と言うつもりだろうか。

また、石川被告は銀行から4億円の融資を受けて、「不動産購入のために小沢氏が用意した4億円の存在を隠そうとした」と認めている。銀行融資の申込書などにある小沢氏の署名、押印も共謀を立証できる証拠と検察審査会は指摘している。

銀行融資の4億円を陸山会が用意して返却した経緯も収支報告書に記載されていない。市民団体がこの件も申し立てし、検察第一審査会が審議中だという。

特捜部と検察キャリア上層部の温度差はいかんともしがたい。
陸山会を強制捜査した時に見つかった多額の現金の出所など、特捜部の執拗な捜査努力が報われることはなかった。

地検関係者は憤りのあまりか、取材に対し、内なる敵の中心人物まで名指しした。

「実質的な判断を下す特捜部長経験者の伊藤鉄夫最高検次長検事がとにかく慌てていた。時の政権中枢にくみしたがる人物で、再び不起訴工作に動いた。引退間際の樋渡さんや、総長就任目前でひよりっぱなしの大林さんに加えて、子飼いの鈴木和宏最高検刑事部長渡辺恵一東京高検次席検事を味方に引き入れ、検察首脳会議を開いても起訴できなくしてしまったんだ。上層部では少数の起訴強硬派は『伊藤さんに票固めをされてしまった』とこぼしていた」

実名バッチリのなんという生々しい証言、、

石川氏の元私設秘書・金沢氏が松田賢弥氏の取材に対し、生々しいにも程があるw小沢秘書らの証拠隠滅行動を詳細に証言していた。段ボール5箱分の証拠物を最終的に懇意の弁護士の元に運んでいる。その弁護士の名前もわかった。小沢氏の秘書出身の南裕司弁護士である。今回の聴取でもマスコミの裏をかく段取り工作をしていた。

検察審査会では再び「起訴相当」の議決が出る可能性が高い。
しかし、新たな証拠が出ない限り、小沢氏が強制起訴されても裁判でクロとなるかはあやしい。というのは、強制起訴の場合は、捜査をしてきた検察の手を離れて弁護士が検事役に選ばれ、検察は公判に直接携われないのだという。これでは、小沢氏をがっちり護るヤメ検弁護士達には太刀打ちできないと地検関係者は言う。

「政界の最高実力者を相手に公判で有罪を勝ち取るのは絶望的で、結果として検察の敗北になる」

誰の敗北なのか勝利なのか知らないが、いくら小沢氏が秘書に罪をかぶせようとも、小沢氏が数々の法の網目を悪用して倫理的な問題を抱えていることは周知のことである。

これを一般的に 世間様の目はごまかせてもお天道様にはごまかせない と言う。

日々是語草
しばらくは「週刊ブログ」になるかも

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2010年5月 8日 (土)

「官僚は継続性のある国家運営に責任を持たなければならない」(小野次郎氏)

元警察官僚の超エリート&武闘派、そして国士を自認する小野次郎さんは、こう言っていた。(参院選に立候補している小野次郎氏は、みんなの党全国区比例代表)

政治家がどうあろうと、官僚は継続性のある国家運営に責任を持たなければならない」と。それは官僚としての使命感・責任感だったのであり、警察庁を選んだ小野さんの「国家に対するリスク管理」から導き出される結論だったと思う。「継続性のある国家運営」は、体制転覆は想定していない。あくまで健全な保守体制の中での継続性である。

小野さんが小泉総理秘書官だった頃、小泉総理の目となり耳となって昼夜を分かたず仕えてきた。何より悔しかったのは、小泉総理が就任した年に8/15に靖国神社参拝をするという決意を翻し、福田官房長官や加藤紘一氏・山崎拓氏らの抜け駆けのような説得工作によって日程が前倒しされたことだったという。また不法入国した金正男をおめおめ取り逃がしたことも悔しかったそうだ。(官邸の深層 総理秘書官 小野次郎より)

「官僚体制が国家運営の継続性に責任を持つ」、この意味を政治家サイドから読み解くと、権力闘争に明け暮れる政治家には国家運営の能力はなかったということである。党内で権力闘争を勝ち抜いた自民党の総理大臣が それなりに“仕事が出来た”のは、完全フォロー体制を敷く霞が関官僚の力があればこそ。歴代の総理大臣は、あの森さんだって実績を並べたらすごいもんだ。

しかし、時の内閣が支持率という命綱を保つか手放すかの命運を分けるものは、まさに「リスク管理」。マスコミ対策も含むわけだが、何より情報管理、根回しもろもろの官邸のチームワークが内閣の生死を分ける。小泉総理の秘書官チーム・参事官チームの9人は、今となってはあり得ないほどのチームワークを誇っていた。あれは奇跡だったのだろうか・・・。あの官邸主導体制は、安倍総理にも引き継がれると信じていたのに。

警察庁から出向した小野秘書官は、重大事件が起こるたびに常に沈着冷静に事に当たっていた。その小野次郎氏にして小泉総理の肝の据わり方は凄い、凄いとしか言いようがないと言わしめた。

官僚の使い方が最も巧かったのが小泉総理だったのだと、いまさらながらに実感する。

官僚システムあっての政府」であることは、みんなの党はよくわかっていて、その上で「政治家は大きな方針を出さなければならない」と。(江田氏談) 「決断」こそがトップの仕事なのである。人間に例えると、頭脳が命令しなければ四肢も内臓も機能しないということ。

「みんなの党は公務員バッシングしているだけじゃないか」と逆バッシングされようが、問題視しなければならないのは、政府の下部組織でありながら自己増殖が止まらず、政治家とつるんで権力を侵食していたことである。縦割り組織が硬直して、国益より省益中心になっていた。国民の目に隠されてきた部分にこそ腐蝕が進んでいたのである。

今の民主党政権は、頭脳がお豆腐だから体は動きたくてもサボタージュ。しかもメタボもいいところ。ダイエットして動きやすくしましょうよ、というのが公務員制度改革で、難しい話じゃない。実際に贅肉絞るのは、体が悲鳴を上げることもあって至難の業なんだけど。

現在、口蹄疫の被害により、すでに殺処分頭数は4万4千頭に上るという。初動対応が遅れに遅れ、赤松農水相は外遊中。7日の閣僚懇も欠席した。官邸は何をやっているんだ。いくら官僚が優秀でも、政府の頭がルーピーだとこういう事態を引き起こすことを証明してしまった。

(プライムニュース)司会者「みんなの党は公務員バッシングで票を稼ごうとしている?」 浅尾慶一郎氏「そう思われているとしたら考えなければなりませんね」。そして浅尾氏は具体的に給与体系の不合理な点や問題点を列挙。

公務員制度改革の真意をなかなか伝えきれていないのが課題だと思う。
政官一体改革をやり遂げてくれる政権があるなら、別にみんなの党である必要はない。政策理念による政界再編を成し遂げた暁には、みんなの党は消滅してかまわないと渡辺代表自身が言っている。

有権者は、今、政治に倦んでいる場合ではない。混乱している時こそ本物を見分けるチャンスなのである。

◇日々是語草◇
中央集権体制は時代的使命を終えた

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2010年5月 6日 (木)

昭和天皇の御心を踏みにじる雁屋哲氏

これは酷い。
無視しようと思ったんだけど、昭和天皇の御心を踏みにじるのは断じて許せない。

取り上げるほどのこともないけれど、ニュー速+で話題になっていたことだし、昭和天皇の事柄だけに他の保守系ブロガーは怒っているかしら?と何カ所か訪問したところ・・、なんだよ、みんなの党の悪口ばっかりだ_(.・)/ガク 悪いけど、民主党や公明党とくっつければ みんなの党をダークサイドに落とせると思ったら大間違いよ。渡辺代表は小沢の天皇利用についても怒っていた。皇室に敬愛のの心を持つ者なら怒るのは当然だ。

怒りが倍増してしまったので、深呼吸して・・

(太字編集は管理人)
雁屋哲の美味しんぼ日記
鳩山由紀夫氏を攻撃するのは誰か

 鳩山由紀夫総理大臣が、普天間基地についての対応に対して多くの人びとに批判されている。
 しかし、その批判、非難、攻撃は、鳩山由紀夫氏が受けるべき物なのだろうか。
 考えて貰いたい。

 沖縄を米軍の基地にしたのは誰なのか。
 それは、昭和天皇である。
 昭和天皇が「沖縄にずっとアメリカ軍に存在して貰いたい」といったのが始まりではないのか。

 昭和天皇の沖縄についての発言は、いちいち、私はここで挙げないが,様々な文書で明らかにされている。
 もし、私の言葉に疑いを抱く人がいたら、ちょうど良い機会だ、昭和天皇の言行録を、当たって欲しい。ちょっとした図書館に行って、昭和天皇についての書籍を調べれば、すぐに分かることだ。(その意図があるから、私はわざと、文書をここに引用しないのだ。読者諸姉諸兄が自分の目で、昭和天皇が何を言ったのか読んで欲しい。それで、驚かなかったら、おかしい
 昭和天皇が、沖縄をアメリカに渡すと言った言葉に従って、その後の政府は忠実にアメリカに沖縄を自由に使うことを許してきた。
 歴代の自民党政府が六十年以上にわたって、アメリカに沖縄を自由に使うことを許してきたのだ。
 今まで、日本をアメリカの奴隷にしてきたのは、自民党政権である。
 鳩山由紀夫氏に直接の責任はない。

 私は、民主党を支持しない。なぜなら、その党員の中に、自民党の最右翼と同じ考えの人間が多く存在しているからだ。
 自民党と民主党との絶対的な違いはない。
 ただ、鳩山由紀夫氏が、沖縄から米軍基地の移転を表明したことは画期的だった。
(略)

昭和天皇のこのご発言は知っている。どこで読んだか忘れたが、決して悪い意味で引用されていたわけではなかったことは覚えている。あの当時のGHQとの行き詰まる交渉に思いをはせるのみである。

では、雁屋氏のアドバイスどおり資料にあたってみようじゃないか。わざわざ図書館に行くまでもない。
沖縄戦関連の昭和天皇発言

まず近衛上奏文にあるように、日本側は「国体護持」について最も神経を遣っていた。しかし、アメリカは日本の国体を破壊すれば占領政策に甚大な悪影響を及ぼし、民心掌握できないと理解していたので、国体護持は早い段階で決定していたようだ。
(太字管理人編集)

6【沖縄占領】

〈資料・2〉前記書簡に添付された総司令部外交部作成の「マッカーサー元帥のための覚書」(1947年9月20日)

「琉球諸島の将来に関する日本の天皇の見解」を主題とする在東京・合衆国対日政治顧問からの1947年9月22日付通信第1293号への同封文書
 コピー
 連合国最高司令官総司令部外交部
      1947年9月20日

 マッカーサー元帥のための覚書
 天皇の顧問、寺崎英成氏が、沖縄の将来にかんする天皇の考えを私に伝える目的で、時日を約束して訪問した。

 寺崎氏は、米国が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を継続するよう天皇が希望していると、言明した。天皇の見解では、そのような占領は、米国に役たち、また、日本に保護をあたえることになる。天皇は、そのような措置は、ロシアの脅威ばかりでなく、占領終結後に、右翼および左翼勢力が増大して、ロシアが日本に内政干渉する根拠に利用できるような〃事件〃をひきおこすことをもおそれている日本国民のあいだで広く賛同を得るだろうと思っている。

 さらに天皇は、沖縄(および必要とされる他の島じま)にたいする米国の軍事占領は、日本に主権を残したままでの長期租借-25年ないし50年あるいはそれ以上-の擬制にもどづくべきであると考えている。天皇によると、このような占領方法は、米国が琉球諸島にたいして永続的野心をもたないことを日本国民に納得させまた、これにより他の諸国、とくにソ連と中国が同様な権利を要求するのを阻止するだろう。

 手続きについては、寺崎氏は、(沖縄および他の琉球諸島の)「軍事基地権」の取得は、連合国の対日平和条約の一部をなすよりも、むしろ、米国と日本の二国間条約によるべきだと、考えていた。寺崎氏によれは、前者の方法は、押しつけられた講話という感じがあまり強すぎて、将来、日本国民の同情的な理解をあやうくする可能性がある。
             W・J・シーボルト

                                     
付け加えることは何もないだろう。
ロシアの脅威ばかりでなく、占領終結後に、右翼および左翼勢力が増大して、ロシアが日本に内政干渉する根拠に利用できるような〃事件〃をひきおこすことをもおそれている日本国民」のために在日米軍を“抑止力”として、昭和天皇は「米国が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を継続するよう希望する」と述べられたのである。そして「主権は日本に有り(これは北方領土返還交渉においても重要なポイントとなる)とすることによって、米軍駐留が「日本の保護」を目的にすることを内外に知らしめた。昭和天皇は、ロシアの脅威にさらされる日本にとって取り得るべき道を選択したのだと言える。

ロシアの共産主義体制に与する左翼勢力が最も嫌ったのは、米軍の駐留であったことは当然である。だから雁屋氏のような反米左翼連中は、米軍の沖縄駐留を忌み嫌う。

雁屋氏はこう続ける。

その、テロの基地の一つが、沖縄なのだ。
 沖縄の基地から、イラク、アフガニスタン、以前はベトナムに、アメリカ軍が派遣されてきた。
 その、テロ基地の一つ沖縄を、縮小することは世界の平和に大きく寄与することである。
 だが、力関係は如何ともし難いし、この六十年間の保守政権のアメリカ隷属体制になれたアメリカは、この関係を少しでも変更しようとする勢力に対しては、全力を挙げてつぶしにかかるだろう。
 岸信介から、日本政府の売国奴としての体制は変わっていなかったのだ。

酷い被害妄想もいいかげんにしてほしい。現実はこうだ。

米シンクタンクNBR報告書では、中国人専門家の見解を引用して「日米同盟は制度的には強いが機能的には弱い」と書いている。つまり米シンクタンクの認識は「日米同盟は張り子の虎」にすぎず、同じ認識を共有する米国政府の同盟見直し機運を高めつつある。米国国民からも「嫌がられている所からは撤退すればいい」という意見が多くなってきた。フィリピンの二の舞である。鳩山由紀夫の大失態は、中国の思うつぼなのである。

テレビ報道ではほとんど無視しているが、4月には中国の潜水艦と10隻の艦隊が沖縄近海を通過、また沖ノ鳥島近海をウロウロし、中国海軍の艦載ヘリコプターが異常接近した。ルーピー政権はこれらの示威行動を「友愛のラブコール」とでも言うつもりか。雁屋氏はこれも「アメリカのせい」「自民党のせい」と素晴らしい論理を展開してくれるだろう。聞いてみたいものだ。

中国・韓国に異常なほど同情と思い入れの強い雁屋氏。どっちが売国奴なのか、はっきりさせようではないか。

◇日々是語草◇
沖縄県内移設反対の声しか取り上げないマスコミ

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2010年5月 5日 (水)

打倒!日教組

日教組は倫理観がない
交通遺児への支援を名目にした募金の中から日教組が1億円も連合へ寄付。さらに日教組へ3700万円をキックバックするという事件があった。教師の風上にもおけない。

北海道教育委員会のある幹部の証言
「北教祖所属の教職員が毎月支払う1万2千円の組合費のうち2千円がいわゆる『政治闘争資金』として積み立てられている。選挙が近づくと『特別政治闘争資金』としてさらに1千円が上乗せされる」
「政治闘争のための積立金は4億円を軽く超えるが、極めつきは主任手当によるプール金だ。主任制度に反対してきた北教組は学年主任や教務主任に一日200円の手当を返上させ、50億円を超える裏金をプールしている」

日教組は選挙のための集金マシーンになっている。

山梨教組丸抱え民主党参議院議員・輿石東。
盤石の地盤だが、小沢側近のマイナス効果で、今回の選挙では厳しい戦いを強いられる・・はず。輿石氏に挑む自民党の対抗馬は元教師の宮川典子さん。「打倒!日教組」を掲げて、なんとか勝ってほしい。

◇日々是語草◇
大野センセーがこんなところに

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2010年5月 3日 (月)

みんなの党比例代表・小野次郎氏の支援者会合に行ってきました。

先日、4/29、小野次郎さんの支援者会合に夫婦で参加してきた。
渡辺代表の時局講演もあるというので、雨が降ろうが槍が降ろうが行かねばなるまい。

300人を超える支援者が集まり、大盛況だった。
小野さんと直接お話しできて、伝えたかったこともしっかり伝えられてよかった。ツイッターでの1~2回のやり取りを覚えていてくれた。

小野さんは比例なので「投票用紙の2枚目に小野次郎と名前を書いてください」と後援会幹部の人が念を押していた。すると、年配の方が「じゃあ、1枚目は何と書けばいいんですか?」って・・・(心の中で爆笑) 学会員がおじいちゃんやおばあちゃんに投票用紙に間違わずに公明党候補の名前を書く練習させているというのも、さもありなんと思った。
ところが、真面目に答えてあげればいいものを「1枚目も2枚目も小野次郎でいいですよ」なんて言うものだから、会場の男性から「いい加減なことを言ったらだめだ」と怒られていた(笑)

<小野次郎氏の講演>

・議員になった頃、小泉総理と一緒に車に乗った。その時、小泉さんは突然細い眼をガッと見開いてこう言った。
小野さん、政治家は正義を実現するんだ」と。
どういう意味か戸惑っていると、「小野さんは警察庁だから今まで正義を守らせる立場だった。しかし政治家は違う。法律を作って正義を実現するんだ」。これを聞いた時、小野さんは目からウロコが落ちたという。

・今の自民党は偽りの政党になってしまった。自民党は(言葉は悪いが)贈収賄政治だった。

・自民党の時と違って、みんなの党は本当にやりやすい。(自民党の県連も分裂していたので)

渡辺代表は「ぶち上げる政治家」、私はそれを「着地させる政治家」

・自分も官僚だったので、真面目な公務員の後押しをしたい。官僚の悪いところは、事前事後の口出しが多すぎる。だから規制改革が必要なのだ。

・今までのようなツケの政策でいいのか。さらに構造改革をするべき。

<渡辺代表の講演>

--登壇時と降壇時に握手してもらって、けっこうミーハーに喜んだワタシ。 議員の両手で包むような握手って噂には聞いていたけれど、あの体温を感じる優しい握手はやはり効果的。嫌いな議員だったら最初から手を引っ込めておくしね。輿石東に手を握られて喜ぶ人はいるのかしら・・。

・小野次郎さんは「覚悟の人だ」とずっと注目してきた。麻生政権で定額給付金の採決の時、小野さんは棄権するため議場から出て行った。その時、総理に礼をした姿が目に焼き付いている。

・小野さんをみんなの党にヘッドハンティングしようと努力してきた。

・前回選挙の落選組のみんなの党への応募は、実は20人くらい来た。しかし、断っている。

・民主党政権の国家経営の歪みを正さなければならない。日本は、このままでは10年もたたないうちに中国に出稼ぎに行くようになってしまう。

・国民は政治に辟易している。閉塞感を打ち破るため、みんなの党は最初は国民運動として全国に根っこを生やした。最近のタケノコ党とは違う。

・民主党は自分が3年前に苦労して作った独法整理合理化案を壊してしまった。今や役人の言いなり。民主党は逆走している。労組と官僚に二重依存しているではないか。

・今こそ日本を成長国家として復活させなければならない。

講演の後、渡辺代表はロビーでぐるっと記者団に囲まれて取材を受けていた。ニュースで確認すると「遊説先の甲府にて『鳩山首相と小沢幹事長は一蓮托生』と渡辺代表が語った」という内容だった。すごいねー、これだけのコメントを取るために甲府まで追っかけてくるんだ。

その後、甲府駅前にて街頭演説。
聴衆は支援者会合から流れてきた人達のほうが多いような・・・(^_^;

力強い演説の後、渡辺代表は走るように一人で駅に向かった。自腹で切符を買い、電車に乗って帰るそうだ。秘書に車を運転させて、ゆったりバックシートで体を休めながら来るのだろうと勝手に想像していたので、なんだかとっても新鮮だった。公務員改革で戦っていた頃は、胃けいれんでのたうち回ったこともあるそうだが、最近のテレビ出演では「どんなに忙しくても目的に向かって希望があるので、全然疲れを感じない」と晴れやかに語っていた。

いざ政権をとった暁には、再び胃がきりきり痛む日が続くのだろう。

小野次郎さんも早朝から夜まで大忙しで、お疲れになった様子。
政治家はつくづく体力勝負である。

甲府駅前の街頭演説風景。ご自慢のガラス張りの街宣車。ヨッシー人形がかわゆい。足が短いところとか首がないところとか、本人まんま(爆)

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◇日々是語草◇
小泉元総理の政治理念を引き継ぐ小野次郎さん

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