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2010年2月 6日 (土)

小沢氏不起訴は「ネット世論の勝利」だそうだ。

小沢主導の政権交代は政治史のネジを逆に回す。2009年秋に起こった華々しい政権交代は、ついに利権にまみれた自民党を退場させ、国民がオーナーシップを握ったのだと錯覚させた。ところが、一皮剥けば友愛の人は操り人形で、最も自民党的な巨悪が中心に座っていたのである。民主党には期待する議員も多いので、少しは風通しが良くなると思っていたが、まさかここまで小沢一人に牛耳られるとは思わなかった。

田中角栄のDNAを引き継ぐ小沢一郎は、中国利権・朝鮮利権をむさぼってきた。野中広務や危ない筋ともズブズブ。その一方で、米国との関係にも心を砕いてきた。しかし、「自民党を叩きつぶす」ことに政治生命をかける小沢氏は、民主党に合流し、旧社会党を取り込むために米国との二股をやめ、中国・朝鮮に軸足を移した。

これでは守旧派の自民党よりももっとタチが悪いではないか。

私が執拗に小沢一郎疑惑を集中的に書いてきたのは、今が日本の政治の大転換だと思うからである。小沢問題はすべてに優先する。特捜部には頑張ってほしかった。

日本は政権交代で転換したのではない。小沢的なるものの終焉の後に政界再編の混乱を通過し、そこに至って初めて国民が本当の意味で「政策・理念」を中心に選択する政治が出発するのである。

小沢捜査に“遠慮”する検察首脳と特捜部の温度差が氷と熱湯のように分かれたのは、小沢氏を虚偽記載の共犯として立件するかどうかの最終判断だった。

(読売朝刊)立件有無の判断過程で、複数の幹部は「‥石川容疑者の供述は具体性が十分でない」と譲らなかったという。

検察幹部に小沢派が二人いるという。一人は自民党時代からの知己である。
特捜部が「立件可能」と訴えても、「不起訴」の結論ありきだったろう。そもそも容疑者が一切黙秘していても、あるいは否定していても、傍証があれば検察は立件してきたのである。「入り口は小さく、出口は大きく」は常套手段であった。検察は国税とも連携して、すでに調査にかかっていた。途中で「所得税法違反」の容疑で小沢逮捕も可能だった。特捜部は現に家宅捜査を視野に入れていた・・・。急転直下、方針が変わったのは何故なのか。これからも捜査は続けるというが、佐久間特捜部長の雰囲気では、氷と熱湯が妥協して、今はぬるま湯程度にしか感じられない。

2/5読売新聞朝刊を読むと、小沢不起訴について、ぶつけようのない怒りが立ち上っていた。産経はアンチ小沢の感情過多が目に余るが、読売もまた産経に引けを取らないくらいアンチ小沢らしい。産経は真正保守、読売は郵政民営化大反対の守旧派自民党寄りだから当然か。読売は、検察リークをやり玉にあげてジャーナリストや民主党が大批判していることについて、「記者達が取材努力を重ねて取ってきた情報」であって、リークリークと騒ぐほうが意図的なものを感じるという記事を書いている。

また小沢氏の嫌疑が不十分で立件見送りとなったことについて、旧日本道路公団を巡る談合事件を引き合いに、受注調整の「配分表」を受注者側から見せられただけで「共謀」が認定されているケースを説明していた。つまり小沢氏は虚偽記載の収支報告書を「見せられただけで了承」したことをもって「共謀犯」たり得るのだと。

しかし、検察首脳会議では、複数の幹部が不起訴にすることを「譲らなかった」。この表現に読売記者の悔しさがにじみ出ている。私は昨夜検察庁にメールした。「これは本当ですか?『小沢派の検察首脳は、大林宏東京高検検事長と最高検次長検事の伊藤鉄男。青山繁晴氏が直接樋渡検事総長に確認したことと符合する。小沢氏と内通していたのは、次期検事総長』。上層部の圧力に屈せず特捜部は頑張ってください。」

では、世論はどうだったのか。
テレビでの小沢関連の報道が減ったとはいえ、世論調査では「幹事長辞任」を求める声のほうが大きい。しかし、ネットでは検察批判の声のほうが大きく感じる。ジャーナリストがネット世論を牽引しているようだ。上杉隆氏は俄か検察批判論者の典型的煽り屋。今まで一度もジャーナリストとして検察批判を行ったことがない。

ツイッターでは、政治スタンスの似ている人達をフォローしているにもかかわらず、民主党支持者以外にも検察批判に明け暮れるツイートが溢れ、小沢擁護が圧倒的に目に入った。

某ジャーナリストはいかにも客観的・中立を装いながら、ここにきて一気に正体を現している。小沢幹事長が主導する民主党をなんとしても守りたい、そんな必死さを感じる。彼は小沢氏を共犯として告発した団体を「誣告罪」で訴えろという。まるで小沢が「無罪判決」を受けたかのようではないか。

「小沢不起訴」に疑問をぶつける読売新聞は、反対のスタンスで検察を批判し、「小沢氏不起訴は不当」として市民団体が検察審査会に提出する可能性があるとまで書いている。産経は山際さんのような大声で「検察審査会にかけよ!」とまっさきに騒いでいたけれど。

小沢民主党を守りたい人達は、大喜びで勝利宣言している(笑)

【オムニバス】小沢幹事長不起訴は「ネット世論」の勝利
http://oneclip.jp/rHNW17/http://www.janjannews.jp/archives/2539681.html/

「検察の暴走」と「大手マスコミの世論誘導」の裏に某国謀略部隊あり
 (略)
 
 「副島隆彦の学問道場」
 
http://www.snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi
 
 このブログの中で小沢民主党幹事長追い落とし→鳩山民主党政権転覆の「反政府クーデター」を指揮しているのは米国CIA謀略部隊であることを具体的な名前を上げて暴露されています。
 
 東京地検特捜部がこれほどまでに強気で暴走できたのは米国の直接の指揮に従っているからだ、ということがよく分かります。

出た!CIAの謀略。でも、サヨクが間抜けと思うのは、CIAの圧力は特捜部にじゃない。現場ではなく検察首脳に燃料を送る。検察幹部は、最初からぬるく幕引きを図ろうとしていた形跡がある。もし米国が関与しているとして、反米親中に警戒した米政府が「小沢排除」でやる、というなら理屈は通る。「反政府クーデター」はサヨクがいかにも好きそうだけど。

あながち陰謀論と言えないのは、佐藤優が検察キャリアがCIAと顔をつないでいると言っていたことや、ちょうどこの時期に米国から小沢氏に「大訪米団」を連れてアメリカに来てね~なんてお誘いがあったこと。なんという偶然。しかも亀井静香が郵貯資金に米国債なんてことを言い出すし・・。田中角栄が検察の手に落ちた時、「アメリカにやられた」と言ったのも気に掛かる。小沢さんが検察首脳の判断に助けられたのは、「米国の助言と承認」があったから?(笑)

物語としては面白いけどね。こんなシナリオはどう?青山繁晴氏が暴露した「内通者」が小沢氏に「米国に詫びを入れろ」という助言くらいはあったかも?タイミングよくキャンベル次官補と(通訳は入ったが)二人きりで会談している。偶然にしては出来すぎ。

米国の関与はあくまでネタとして、仮に介入があったとしてもCIAはFBIと大喧嘩して相当劣化しているし、政府との関係も微妙・・。まあ、これ以上はわからんちん。

特捜部が牙をぬかれたなら、後は有権者が選挙で裁く。

◇日々是語草◇
新聞各紙は今後も小沢不正疑惑を追及のかまえ。ニュースメモ

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