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2010年1月12日 (火)

小沢氏の元秘書・石川議員は「虚偽記載」容疑濃厚。小沢氏の進退問題に発展するか

小沢氏の政治とカネの問題は、自民党が国会で追及するより先に決着がついてしまうかもしれないので、私も集中的にこの問題を書き残しておきたい。

「政治力とはカネの力なり」を地でいく小沢一郎氏。鳩山首相と違って、たしかに書類上は遺漏なく透明なのだろう。しかし、やっていることは臭い物に消臭スプレー。蓋を取って「ほら、きれいなもんだ」と開き直るのに等しい。

連日、堰を切ったように新聞各紙が小沢氏のカネの問題を報じている。テレビでは、新聞も読み比べていない司会者や御用コメンテーターが、疑惑の内容を詳しく視聴者に知らせることはないが、情勢を見ると、任意の事情聴取後に小沢氏の進退問題に発展するような気がする。そうでなければ、小沢氏自らが説明責任を果たさなければならない。今度はどんなウルトラC級の弁解をするのか、それはそれで楽しみである。

国会が18日に始まるので、検察は一気呵成にたたみ込んできていると思われる。

小沢氏側に23億円移動=新生、自由党解散時に-多額の公金流入
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010011100377&j1

 小沢一郎民主党幹事長が、過去に党首などを務めた「新生党」と「自由党」を解党した際、両党に残っていた政治資金計約23億円を、同氏関連の二つの政治団体へ移動させていたことが11日、分かった。両党には解党した年に政党交付金など12億円を超える公金が支給されていたが、大半が小沢氏側に移された資金に含まれていたとみられる。
 多額の公金流出には、「法の抜け道を利用した」と批判する声もある。小沢氏の豊富な資金源の一端が明らかになった。
 政治資金収支報告書などによると、両党の政治資金の受け皿となった団体は「改革フォーラム21」と「改革国民会議」。いずれも、かつて小沢氏の個人事務所があった東京都千代田区のビルを所在地とし、同氏の側近とされる人物が会計責任者を務めるなどしている。
 小沢氏が代表幹事だった新生党は、新進党へ移行する直前の1994年12月、党本部と10支部に残った資金の大半に当たる計約9億2526万円を、改革フォーラム21へ寄付した。新生党には同年、国から立法事務費として4億7970万円が支給されていた。
 小沢氏が党首を務めた自由党も、民主党との合併直前の2003年9月、約13億6186万円を改革国民会議へ寄付した。これは同年の自由党による支出総額の6割を超え、政党交付金約5億6096万円も含まれていた。このほか同年には、立法事務費1億7550万円も支給されていた。09年3月時点でも、両団体には計約17億4682万円が残されており、現在も小沢氏の支配下にあるとみられる。(2010/01/11-20:13)

今の段階では「返還義務」の法整備がされておらず、違法性を問うことはできないが、厳しく倫理性が問われる。解党後に小沢氏の個人的な政治活動に流用されていたことは、すでにばれている。

土地購入の原資隠しか 小沢氏団体、銀行経由で4億円
http://www.asahi.com/politics/update/0110/TKY201001100256.html

小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」が2004年に取得した土地の購入原資4億円が政治資金収支報告書に記載されていない問題で、この4億円の資金移動と並行し、銀行から同額の融資を受ける不自然な取引が行われていたことがわかった。東京地検特捜部は、この取引は購入原資を隠すための工作だったとみて捜査している。

 これらの資金操作はすべて陸山会の事務担当者だった元秘書・石川知裕衆院議員(36)=同党、北海道11区=が担ったとされる。だが、小沢氏が土地取引を指示し、取得を了承▽石川氏が任意の事情聴取で、購入原資4億円は「小沢氏の個人資産」と供述▽銀行融資では、小沢氏が書類に署名――など、これまでの捜査で小沢氏が関与した疑いが浮上。特捜部は、小沢氏自身の資金操作への認識や関与の程度について、近く任意の事情聴取で詳しく説明を求める方針だ。

 関係者によると、陸山会は複数の銀行口座を保有。石川氏は04年10月28日までの数日間に、同会のいくつかの口座に数千万円ずつ分けて入金したうえで、ある一つの口座に集約させた図〈1〉。石川氏は特捜部に、この4億円は「小沢氏から紙袋で受け取った」と説明したとされる。

 同29日午前、石川氏は土地購入代金として、事前に支払い済みの手付金1千万円の残金約3億3千万円を、都内の不動産会社に振り込んだ同〈2〉。07年には、陸山会から小沢氏に4億円の資金移動があり、土地購入にあてた資金の返済の趣旨だったとみられている。

 一方、ほぼ同時並行で、極めて複雑な別の資金の流れが形成されていた。

 石川氏は〈2〉で土地代金の振り込みが済んでいたのに、直後に小沢氏の関連政治団体「小沢一郎政経研究会」「誠山会」「民主党岩手県第4区総支部」から計1億8千万円を陸山会に入金した同〈3〉。

 陸山会がこの時点で保有していた自己資金は収支報告書上は約2億2千万円で、石川氏は1億8千万円と合わせて計4億円の定期預金を作成。29日午後、この預金を銀行に担保として差し入れ同〈4〉、小沢氏の個人名義で4億円の融資を受けた同〈5〉。4億円はさらに小沢氏から陸山会に転貸された同〈6〉。小沢氏は融資の関係書類に署名したという。

 陸山会は、一連の問題が表面化した昨秋の時点では、この銀行からの転貸資金4億円を土地代金に充てたと、事実と異なる説明をしていた。
 こうした取引は極めて不自然だ。〈3〉~〈6〉の流れをみると、1億8千万円を加えて4億円の手持ち資金ができたのに、わざわざ担保にして同額の借金をしたことで、400万円超の金利負担が生じることになった。

 金利負担をしてまで、融資取引をしたのはなぜか。特捜部は、〈3〉~〈6〉は、〈1〉~〈2〉を隠す偽装工作とみている模様だ。小沢氏側の意向が受注調整に反映していたとされる「胆沢(いさわ)ダム」(岩手県奥州市)の工事受注に絡み、ゼネコン側が裏金を作っていた疑いも浮上しており、特捜部は、土地の購入原資4億円と関連性がないか調べている。

 さらに、陸山会の収支報告書には〈1〉~〈2〉だけでなく〈3〉の記載もなく、4億円の定期預金と、〈6〉の借入金だけが記載されている。特捜部は〈3〉の1億8千万円も表面化させたくない資金だったために〈4〉~〈6〉の工作をしたとみて、1億8千万円の資金の性質にも関心を寄せている。

陸山会が小澤一郎からの4億円借り入れを2004年度に記載してあっても、帳簿上、土地購入代金としては“原資”が不明である。帳簿上は銀行融資が記載されている。事実、昨秋の時点では融資資金を土地代金に充てたと説明。

地検は石川氏を在宅起訴の方針だという。
石川氏の説明も苦しくなってきた。小沢氏から現金で土地購入費をもらい、不動産業者に即金で支払っているにもかかわらず、土地代金として銀行から新たに4億円を借りた理由を「思わず借りてしまった」と。

なぜこんなに複雑な口座操作をしたのか。なぜ偽装工作をして小沢氏からの4億円を土地代金に充てたことを隠さなければならなかったのか。

小沢氏が個人的に購入した不動産は、名義上小沢氏の所有になる。陸山会所有にしたかった小沢氏は、政治資金管理団体に個人資産隠しをする手口を使ったのではないか。相続税対策にもなる。そこを突かれて、小沢氏は会見で「代表者の小沢が小澤に借りただけ。陸山会のものであって、自分が死んだ後は国のために使われる」と見得を切ったのである。

ところが、秘書がやっていることは、小沢氏が原資を提供したことを隠蔽する工作の数々だった。多額の利息を払ってまで隠したかった。不動産業者に支払い済みであるにもかかわらず、収支報告に不動産取得が2005年となっているのは単純ミスなんかじゃない。

小沢氏が出した原資が「小沢氏のタンス預金だった」と石川氏は述べているようだが、どこかの筋にばらまくためにいつも何億円もタンスにしまってあったのだろうか。あるいは“申告できないカネ”であった可能性がある。土地購入直前にもらった水谷建設からの裏金1億円はどこに行った?

原資を隠すためのロンダリングと考えると辻褄が合う。

2億8千万円の寄付偽装=05年報告書に虚偽記載-陸山会の土地購入問題
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2010011000162

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる問題で、同会が購入翌年の2005年の政治資金収支報告書に、二つの関連団体から計2億8000万円の寄付があったように装った虚偽記載をしていた疑いのあることが10日、関係者の話で分かった。前年の土地購入に関する不記載が発覚しないよう、つじつま合わせをしたとみられる。
 東京地検特捜部は同会の事務担当者だった石川知裕衆院議員(36)を近く再聴取し、改めて一連の偽装について説明を求める。当初、連休明けの12日に行う予定だったが、小沢氏の聴取との兼ね合いから、13日以降にずれ込む見通し。
 陸山会は04年10月に東京都世田谷区の土地を購入したのに、05年の報告書に代金を計上。同年1月7日に移転登記をしていた。
 05年の陸山会の収支報告書には、いずれも移転登記直前の1月5日に、小沢氏が代表の「民主党岩手県第4区総支部」から1億3000万円、公設第1秘書の大久保隆規被告(48)=公判中=が代表の「小沢一郎政経研究会」から1億5000万円、合わせて2億8000万円の寄付を受けたと記載されている。
 しかし、関係者によると、この時期に両団体から陸山会への資金移動があった口座上の記録はなく、虚偽の寄付が記載された可能性があるという。(2010/01/10-20:46)

朝日新聞
「小沢一郎政経研究会」「誠山会」「民主党岩手県第4区総支部」から計1億8千万円を陸山会に入金した

時事通信
「民主党岩手県第4区総支部」から1億3000万円、「小沢一郎政経研究会」から1億5000万円、合わせて2億8000万円の寄付を受けた

金額が違っているので両方書いておく。

いずれにしても、一連の偽装は確定。
もし検察が小沢氏本人を追い詰められなくても、少なくとも石川氏は虚偽記載による政治資金規制法違反で有罪になるだろう。

小沢一郎氏は、石川氏が在宅起訴された時、議員を辞職するべきである。それともまた「説明会見」を開いて、「石川がかってにやった」と言うつもり?その瞬間、実質的権力者である小沢氏は、民主党を奈落の底に道連れにすることになる。自分が辞めるか、民主党を守るかの選択である。代表当時に盟友から辞任を求められたように、再び渡部恒三氏から引導を渡される日が近いかもしれない。

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