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2009年9月

2009年9月29日 (火)

友愛vs.絆、日本はどうなってしまうんだろう

谷垣新総裁「自民党がやるべきことは“保守の大道(おおどう)”を行くことです」と字幕スーパーに出ていたけど、NHKニュース9では「保守の王道(おうどう)」と出ていた。
どっちでもいいけど、「そのココロは?」と問われ、谷垣氏が答えて「地域の絆」だって。鳩山首相の友愛霊が乗り移ったか。谷垣さんはいつも言語明瞭、意味不明。

絆総裁、地域のことは地域でやりますので、ご心配なく。
これ以上、無駄な林道は要りません。やってほしいのは農地法改正でございます。自民党は、やってることは逆だよね。ぬぁあにが「地方を大事に」だ!(怒)

鳩-絆の党首討論はミモノだね、二人の会話はきっとスピリチュアル♪
デンパとも言う。

「絆」の字を見るたび、どうしても絆創膏を連想してしまうのは私だけ?
ある意味、今の自民党にぴったりか。赤城さん、お元気ですか?



改革派は、今よりもっと締め付けがきつくなるだろう。
河野氏を党の役職に就けて、飼い殺しにするか?野に放すと危ないから。

中堅・若手は、今までも言論封殺されてきたのだ。地方の県連年寄り幹部連中は、自民党が負けたのは河野に代表される“過激派”のせいだと思っている。与党と地方がグルになって、利権誘導政治に明け暮れた結果が今の自民党の姿である。

地方を大切に=地方にカネと公共事業を」これこそが絆氏の言う“保守王道”の意味なのだ!国民はとっくに政治家の本音を見透かして、自民党体質に辟易しているのがまだわからないのか。自民党は“保守王道”ではなく、“裸の王様”である。

総裁選期間中、大物議員が地方の党員に電話して「河野太郎を選んだら今度こそ自民党が崩壊する」と、河野に一票を投じないように圧力をかけていたそうだ。とんだ選挙活動だ。河野太郎にインタビューを申し込んだ週刊誌記者が取材をしていた。いやがらせに近い圧力は、必ずどこからか漏れてくる。大物議員とは、たぶん町村さんあたり。

町村さ~ん!(;・O・)/オーイ
国会ではしっかり亀井モラトリアムを追及してね。あなたの嫌味な口調を生かすのは、国会しかない。

自民党のベテラン議員、地方支部、この人達は何も変える気はない。今までの絆を保守するのみ。有権者が自民党に引導を渡したのは、正しい選択だったのかもしれない。

日々是語草
鳩山不況の足音、こんなことなら官僚に丸投げしているほうが救われる

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2009年9月28日 (月)

自民党総裁選を巡る保守層(右派~左派)の反応

谷垣候補と河野候補がデッドヒートとなるか?
一般党員票で河野候補が一歩リードしているようだ。決選投票の際、自民党議員が一般党員票の多い候補者に一票を投ずれば「民意を反映した」結果になるだろうし、谷垣氏が圧勝すれば、自民党再生の道は遠くなるだろう。

とはいえ、谷垣氏が総裁になっても、そこそこ党内改革は進むだろう。
河野太郎と全国をまわりながら、河野太郎への声援・拍手が断トツであったことを肌で感じているはずだ。しかし、谷垣・西村vs.河野では目指す方向が違い過ぎる。党の体質改善くらいでは早晩行き詰まる。

新陳代謝不全による病気から立ち直った時、自民党とは何をする政党なのか、政権奪取した時に何を目指す政党なのか、谷垣・西村と河野の対立点は根が深い。

<保守右派>

ネット世論を調べようとここ数日2chを眺めていたが、自称保守層は「自民党なんかどうでもいい」という空気だった。

保守右派の選択基準は「河野談話」「靖国神社参拝」「国籍法改正、二重国籍問題」に特化している。対中姿勢や歴史認識問題では、三候補とも「期待できない」。安倍も麻生も撃沈した後、諦めムードが漂っていた。特に河野太郎は「売国奴の息子」という、色眼鏡でしか見ていない人が圧倒的だった。

右派は民族主義に近い。彼らが好んで使う「国家観」とは、「民族としての思想・行動原理」まで求めるので、自分達の信ずる判断基準以外は「売国奴」となる。民族の一致団結に拠り所を持つので、「移民政策」には拒否反応を起こす。

何度も言うが、河野談話はあの安倍元総理、麻生前総理も踏襲した。
腹の立つことであるが、当時の韓国の「日本政府が謝罪して慰安婦問題を決着してほしい、そうすれば韓国は二度と慰安婦問題を持ち出さない」との甘言にだまされた結果である。村山内閣では基金を作って補償する制度を作った。

韓国はかさにかかって今度は鳩山首相により手厚い補償を求めている。冗談じゃない!しかし、いったん公式に出してしまった以上、それが国際社会の既成事実となり、外交上、踏襲せざるを得ないのである。覆そうとすれば、安倍元総理が苦労したように逆に日本が窮地に追い込まれてしまう。

そういう外交上デリケートな問題を、河野洋平とは別個人の河野太郎に「河野談話を否定しろ」とはむちゃくちゃな言いがかりである。感情的に許せないことと、政府が「河野談話」の扱いをどうするかは別問題である。

<保守中道派>

2chはニュー速もウヨの巣窟となっていて、バカらしくて読む気もしなくなった。

ブログを巡回してみると、自民党の党内改革が優先課題であることを理解している保守中道派は、河野太郎の情報を積極的に収集し、すでに誤解を解いている。

河野太郎が(口先やパフォーマンスだけではない)対北強硬派であり、日米の対等な関係とは自衛力保持であることをわかっており、靖国神社にも参拝をしている等々。河野太郎のHPを読んでみて、私自身も認識を新たにしたことが多かった。

<保守左派>

保守左派というのは、分類上は「大きな政府」派となる。リベラル派と言われる谷垣氏が当てはまる。戦後、社会主義的な政策をとってきた自民党で「リベラル」と呼ばれる議員は多い。加藤紘一や山崎拓など。与謝野氏もそうである。

派閥の領袖など、今まで実権を握ってきたベテラン議員達は、ほとんどが保守左派と言えるのではないか。親中派が多い一方、森氏のように台湾との友好に尽力する議員もいる。宮沢喜一氏が「リベラル」の代表であったが、宮沢氏にアドバイスを受けていた細川護煕氏も歴史認識は宮沢氏と同じく「日本は侵略国家」と考えていたし、官僚主導の「大きな政府」派であった。しかし、彼らは愛国心に裏打ちされた「保守」であることに変わりはない。

<保守は懐が深い>

保守とは、このように懐が深いことを理解していない人が多いのではないか。
保守は基本的に「日本の伝統文化を守る」立場である。定義するなら、それ以上でもそれ以下でもない。伝統文化とは民草が継承していくものであって、縦社会の中で次世代につないでいく。時代に応じて変化していくものもあるし、淘汰されるものもある。次第に価値観も変化していくだろう。

国は、基本的に干渉しない。「価値観の押し付け」は、全体主義である。伝統文化に介入するのではなく、国は保護する立場となる。

左翼はそのことをよくわかっているので、民の中に入り込んで、「押し付け」ではない情操的な扇動で国民と国家の乖離を画策しようとするのである。戦後の価値観の転換は、上からではなく、中から行われている。

<保守は、基本的に地域主権(ムラ社会)>

「国が介入しない」とは、行政形態としては「小さな政府」である。

今の保守右派が勘違いしているのは、戦時体制の統制経済から脱却しないままに高度成長期を迎え、日本型社会主義が成功したために、それが「保守」すべき伝統文化と刷り込まれてしまったのである。

高度成長期、一億総中流意識とは、伝統文化とは関係ない。
「日本人の精神性はかくあるべし」という誇りや気概は、左翼が跋扈した戦後民主主義によって変質させられていった。GHQの占領以来、日本は封建制度を悪とし、個人主義の蔓延の素地を作ってきた。なにも小泉改革が社会を退廃させたわけではない(笑)

<自民党総裁選の選択基準>

今回の自民党総裁選が問うものは、「自民党の守旧派体質を変えること」と「日本経済をいかにすれば強くできるか」、この二点である。

1,統制経済の名残を引きずる中央集権脱却による「小さな政府」か。
2,行政機構の肥大化をそのままにして、増税による再分配を重点施策にする「大きな政府」か。

<今の保守右派と革新は「大きな政府」派>

保守に対立する革新は、大きな政府であり、社会主義経済による平等を目指す。しかし、社会主義が必ず悪平等を内包し、適正な競争を奪うことによって国力自体が沈下することはすでに学習しているはずである。

日本の高度成長期には戻れないことを「大きな政府」派の保守層はわかっていない。
小泉内閣が「小さな政府」を志向したのは、サッチャリズムを学び、レーガノミクスにも影響されたことは事実だが、基本的に統制経済からの脱却という、本来の日本型地域主権の「小さな政府」を目指したのである。地方分権とセットである。それが中途半端に終わって、地方の中央依存が残っているから、「改革を進めよ」と河野太郎氏は言うのである。

共産党や社民党は要らない。社民党が与党になっているとは、悪い冗談としか思えないのだが・・・。それはともかく、保守左派の最右翼(頭こんがらかるw)・国民新党は、限りなく大きな政府・中央集権・国家介入になんのためらいもない、という点で、社民党と「おともだち」なのである。

谷垣氏も国民新党と同じ保守左派ではあるが、財務省仕込みの財政規律重視なので、亀井静香よりははるかに優秀である。静香氏がイッちゃってるだけか(^_^;

「地方にやさしい政治」とは、政治家用語で「地方にはこれからも国がばらまいてやるからありがたく思え」という意味である。「やさしい」政治家のおかげで、地方にさびれた空港や港湾がたくさん残されてしまった。谷垣氏や西村氏の「地方重視」の主張がストレートに心に響かないのは、そういう旧来型の政官業癒着が透けて見えるからである。

<結論:ベターな選択>

 ○保守           ×革新
 ○小さな政府       ×大きな政府
 ○地方分権        ×中央集権
 ○規制緩和        ×統制経済
 ○ルールに基づく競争  ×国家介入による規制強化
 ○財政再建        ×無節操な国債発行
 ○無駄遣い撲滅     ×財政拡大すれば内需拡大
 ○マクロ戦略(全体最適)×ミクロ戦略(部分最適)
 ○グローバル戦略    ×保護主義

財政再建、国債発行は経済危機対応などケースバイケース。
霞ヶ関主導で予算を積み上げさせた景気対策など問題外。

こうしてみると、自民党総裁選でのベターな選択は、自ずと答えが出るだろう。谷垣氏では改革はできない。西村氏は、キウチ氏らと同じ「勘違い保守右派」。日本経済を強くする具体的なビジョンを持つのは河野氏ということになる。この時代、特に必要なのは、経済・金融政策に強いトップである。そのような総裁を立てて、早く自民党が政権を奪い返さなければならない。

さて、総裁選の結果やいかに。

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2009年9月26日 (土)

韓国は両陛下を政治利用するな

天皇訪韓要請で宮内庁長官が見解 「懸案解決のためでない」

 宮内庁の羽毛田信吾長官は24日の定例記者会見で、韓国の李明博大統領が共同通信との会見の中で「日韓両国間の距離感をなくす対策」として、日韓併合から100年となる来年中の天皇陛下の訪韓を希望したことについて「一般論として(天皇、皇后)両陛下の外国ご訪問は国際間の懸案事項や政治的課題を解決するためではない」と述べ、慎重な見解を示した。

 羽毛田長官は「要請は報道で聞いたところで、まずは外務省を中心に政府部内で検討していただく。今の段階で宮内庁独自の見解を申し上げる段階にない」とした上で「両陛下には純粋な国際親善のために(外国を)訪問していただく。それを踏まえた検討になる」と述べた。

 李大統領は15日の共同通信との会見で「日韓関係は過去に問題がないという意味ではない」とした上で、天皇訪韓を「両国間の距離感を完全になくす最後の対策の一つ」「両国間の距離感に終止符を打つ契機」などと位置付けた。

ハケタン、よく言ってくれた。
陛下の政治利用は金輪際許さん」(婉曲フィルターなし)

平成4年に宮沢内閣が中共の要請に応えて両陛下の御訪中を認めてしまった。当時、天安門事件を非難する国際社会から制裁かけられていたため、中共が両陛下を政治利用したのだ!中共の思惑どおり、国際社会はその後制裁解除に向かった。

宮内庁としては、その苦い経験があるので、二の舞は踏まないということだろう。

韓国が国際社会から非難を受けていることはないが、李大統領は国内の足固めをする契機にしたいはずだ。折しも慰安婦に会うことも厭わない鳩山首相が誕生し、村山談話以上の謝罪と賠償を引き出せればマンマンセーである。ネチズンは「日王」から何らかの言葉を引き出したいとはしゃぐに決まっている。彼らは、李大統領が両陛下に謁見した際、思わず頭を垂れてお辞儀をしたことに怒り狂っていた。

私自身の嫌韓感情はあるとしても、日韓基本条約によって賠償問題は終わっていること、公式な謝罪は何度となく行っていること等々、韓国政府が国民に周知徹底することなく、日本の譲歩を引き出したいがために両陛下を韓国に送るようなことがあってはならない。

岡田外相も陛下の訪韓には慎重姿勢を示していることは、政府として当然のことだろう。

日々是語草
自民党党員票は河野総裁候補が優勢

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2009年9月25日 (金)

反・反日に酔う暇があったら自民党を立て直せ

ネットでの「河野太郎は売国奴」のイメージ定着はどうしようもない。
誤解は解けてきているとはいうものの、右の平行世界に足を踏み入れると頭がクラクラする。

「河野太郎はさんざん党批判しているが、採決で造反したことはない」「二枚舌だ」と書いている人がいた。知らないんだなー、河野氏は自民党内で一番造反回数が多いの。重要法案ではないから、報じられたことはない。懲罰も与えられなかった。

事実を知らない人“のみ”がパラレルワールドで「売国奴」と騒いでいるわけだ。どうも彼らは自民党マンセー族ではなく、単純な反・反日族である。掲示板で教えてもらったのだが、「打倒売国政権民主党」だかなんだか知らないが(確認に行く気も失せる)、日の丸をたくさん掲げて誇らしげにデモをしている様子を見た。

見た瞬間、あ、中国の憤青と同じだ。敵を作って愛国心を鼓舞するあのやり方と同じと思った。

私だって民主党の政策indexに並べられている政策には大反対である。
しかし、民意は民主党を選んだのだ。腐った自民党を放置していた責任は自民党支持者にもある。

真正保守に傾倒する彼らは、反日叩きを崇高な政治運動と思い、正義感に酔いしれている。政策を一つずつ勉強した形跡はまったくない。憤青そのものだ。インターネットを駆使する憤青と同じく「自分達こそ情報強者」と信じているのが笑える。都合の悪い情報(歴史認識)は特殊フィルターにかけて落としてしまう。しかもいい歳こいた大人が多いことに暗澹たる気分になるのである。彼らを「保守」とも呼びたくない。大人になって愛国心に目覚めると、戦後教育の反動が来るのだろうか。

日本、大丈夫か?左翼は大嫌いだが、こんな人達の「愛国心」に支えられなければならないほど日本は落ちぶれてしまったのか。「保守」というのは、本来、穏やかなものであるはずだ。



危うい法案を阻止する方法はある。

民主党は、決して一枚岩ではない。党役員や閣僚に取り込まれていない保守系議員がたくさんいる。参院対策の国民新党だって「永住外国人参政権」には反対だ。世論が反対に傾いている法案を国会決議しようとすれば、大騒ぎになるだろう。

安定政権を目指す鳩山民主党は、危ない橋を渡ることには躊躇する。
その間にしっかり自民党を立て直し、民主党を揺さぶり、来年の夏に解散に追い込めばいいのだ。何より政界再編を進めるために選良に働きかけることが、今私達にできる最も重要なことなのである。

「反・反日」ウヨクは、やるべきことは日の丸行進することではなく、しっかり自民党復活の現実的選択を考え、政策を丁寧に見ていくことだ。自分の目で見て調べることなく、一方向に流されては判断を誤る。

政治運動に陶酔している暇はない。正義は、常に「扇動」とは無関係のところに在る。敵を憎むあまり、敵と同化していることに気づけ。

日々是語草
八ッ場ダム建設中止問題はどうなる

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2009年9月24日 (木)

国家戦略室は「何もやることが決まっていない」

【お知らせ】コメントはメールor(あまりもの)BBSにてよろしく。



さて、気になるニュースの更新を続けねば。

政策転換へ司令塔始動、権限・人員どう整備

 ◆国家戦略室
(略)
 菅国家戦略相の下、戦略室長を務める古川元久内閣府副大臣をはじめ「室員」と「政策参与」が補佐する。ただ、室員には党職員や官僚を、政策参与には民間人有識者の起用をそれぞれ想定しているが、人数や人選については「これから逐次考える」(菅戦略相)という。
(略)
 17日午前、首相官邸。菅戦略相は側近議員3人を招き、こう指示した。

 「戦略室で何をすべきか考えてほしい」

 菅氏は当初、自らを支える戦略室スタッフとして国会議員数人を官邸に常駐させ、党の政策立案を担ってきた党政調の職員数人を置くことも検討していた。しかし、法的な制約で官邸に常駐させることが可能なのは古川副大臣1人だけ。党政調も政権移行に伴って廃止が決定された。

 党内には「廃止は首相と小沢氏の意向」との見方があり、首相周辺からは「戦略局格上げの法整備など必要ない」との声も漏れ始めた。菅氏側近の一人は「人事権も予算もスタッフもない。政権の目玉と言われていたのに、これでは何もできない」と首相の姿勢に不信感をあらわにする。

・「廃止は首相と小沢氏の意向」
・首相周辺からは「戦略局格上げの法整備など必要ない」
・人数や人選については「これから逐次考える」
・「人事権も予算もスタッフもない」
・「戦略室で何をすべきか考えてほしい」

看板が泣いている。菅さん…。



設置規則には「税財政の骨格、経済運営の基本方針その他、内閣の重要政策に関する基本的な方針など、首相から特に命じられたものに関する企画、立案、総合調整を行う」と明記されたのだが、これなら総理直轄の経済財政諮問会議のままのほうがよかった。
しかし、鳩山首相自ら指示できるほど知恵があるわけではないので、いずれにしても財務省が丸ごと取り仕切ることになったろう。

国家戦略会議は小泉政権下で誕生し、小泉総理を議長として、中川秀直氏ら政策に強い改革派達が率先して政策提言を行っていた。何事もそうだが、機能するかしないかは、メンバー次第。自民党の国家戦略会議は、省庁横断的な政策立案を手がけていた。福田政権でも機能していた。

が、麻生首相に潰された。麻生さんは、なぜ改革派を徹底的に排除したのだろうか。仕方なく執行部に申し入れをすると、すぐ「倒閣運動」に結びつけられてしまう。麻生さんが、一度でも「政治主導」の意味を考えてくれていたら…。

排除の論理を断行していたのは、麻生政権だったのである。
FNN世論調査では、自民党の敗因として「麻生首相の判断や言動」が最も多かった。改革派排除の論理による「お前達が結束を乱した」「一致団結できなかったのが敗因」という党内の分析は、まったく逆だったと思う。党内民主主義を無視した麻生政権にこそ元凶があったのである。



国家戦略室は、実は財務省の隠れ蓑(下請け)として、特別会計に大なたを振るおうとしているという。そして「大なたをふるった菅さん」として持ち上げようというわけだ。よくできたシナリオである。財務省vs.国家戦略室の対立構図は最初からなかったと考えれば腑に落ちる。

公務員改革を取材している白石均氏によると(フォーサイト10月号)、仙石氏が仕切る行政刷新会議は、すでに「労組シフトの業務体制が敷かれた」と公務員制度改革事務局職員が漏らしている。麻生政権で公務員制度改革の骨抜きを図っていた松田事務局次長が留任し、松田氏の息のかかった職員を大量に投入済みである。官僚のしたたかさには舌を巻く。



民主党の国家戦略局構想は、実は岡田氏発案の「国家経済会議」がルーツ。ところが鳩山側近ら数人と肉付けしたのみで、党内に根回しが足りなかった。

フォーサイトの「深層レポート」に臨場感溢れる取材が出ているのだけれど、3党連立協議の際、社民党が国家戦略室の位置付けを問うたところ、岡田幹事長(当時)は「うちの党の中でもよく理解している人間は5,6人しかいません。ちょっと今ここで説明することはできません」と答えたという。

いやはや、社民党に気をもたせたわけではなく、本当に「何も決まっていない」というのが事実だったのである。官房長官に任命されると信じていた菅さんが国家戦略室行きを言い渡された後、渋い顔をしていたのは当然のことだった。

ジャーナリストや識者達が早い段階で「財務省が主導権を握る」とコメントしているのは、党内の誰に聞いてもあやふやだったからだろう。本来権限をもって予算や政策のエンジンとなる国家戦略室は、すでに画に描いた餅になりつつある。あとは、藤井財務相から「成果をもらう」しかない。

日々是語草
民主党がマニフェストから隠していること

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メールか「あまりもの掲示板」でどうぞ

コメント欄は管理のストレスがたまるので、やめます。

もともとコメントは少ないので、ストーカー荒らし君がどうしても目に入ってしまい、気分が悪いので。まさかもう来ないと思ってたんだけど、甘かった。
「とおりすがり」もやめてほしいんだよなぁ。「通りがかり」と名乗りながら、しょっちゅう文句垂れに来ていた人もいたけれど。IPを照合する時間すらもったいない。

ということで、ご意見、ご感想等はメールにてよろしくm(__)m

メールするほどではないという方は、コメント欄のかわりに「あまりもの掲示板」をリンクしておきました。「あまりもの」なので、真面目に書く気が失せるような掲示板(爆) 

携帯から来ても無駄ですよ~ん。右サイドの「会員制掲示板」のページからどうぞ。

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2009年9月23日 (水)

ふぅ~ん

<メモ>
名無し=ケンボウ=匿名荒らし

59.135.38.16*
Details for IP Address: 59.135.38.163
General Information
Hostname: wb34proxy03.ezweb.ne.jp
ISP: KDDI Corporation
Organization: DION (KDDI CORPORATION)
Proxy: Caching or proxy server. (Read about proxy servers)
Type: Cable/DSL
Blacklist:Chek

IP Location 諏訪の近く
偶然て怖い。いや、内緒。

初日から張り付くということは、以前から監視していたお馴染み君。
もっと詳しく調べてみるかな。

やっぱり掲示板は別にしたほうがよさそうだ・・・

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2009年9月21日 (月)

戸籍制度見直し議連は「在日」のために働きます

村山政権より怖い民主党

戸籍制度見直しへ議連 民主有志

 戸籍制度の廃止をめざす議員連盟が、民主党の有志議員約30人により10月に発足することがわかった。名称は「戸籍法を考える議員連盟(仮称)」で、呼びかけ人は川上義博氏、松本龍氏ら。個人を単位とした登録制度をつくるため、戸籍法の廃止も含む見直しを提案している。(20日 10:17)

日本人が戸籍を失う日、喜ぶのは誰?
それにしても、「在日朝鮮・韓国人」のためという動機がわかりやすすぎて、ネトウヨじゃなくても擁護しようがない。

川上義博議員は小泉政権下の郵政造反組で、民主党に鞍替えした参議院議員だって。小林興起みたいな節操のない議員だな。

Wikipediaによると、真正ウヨクが目を向いて怒りそうな議員。
ネットで有名になったら、某方面から項目に改竄の手が加えられそうな香ばしさ。

北朝鮮への経済制裁は大反対。

議員落選中の2005年12月5日に北朝鮮の国際部副部長[要出典]・金泰鍾の面談を受けるために平壌を訪問。帰国した川上は記者会見を開き、拉致問題は小泉純一郎首相の過去2回の訪朝で「すべて解決している」ことや、横田めぐみさんのニセ遺骨問題について日本の調査結果は信用できないなどの意見を発表した。また「日本が北朝鮮に支援をしないのはおかしい」などとも述べており(略)

2008年5月22日、自民党の山崎拓、加藤紘一、民主党の菅直人、公明党の東順治、社民党の福島瑞穂、国民新党の亀井静香らと一緒に日朝国交正常化推進議員連盟を結成し、事務局長に就任した。

うっわぁあぁあ、このメンツ
亀井静香氏は、在日の地方参政権には慎重な発言をしていたけれど。

川上氏は、自民党が作成した人権擁護法案よりもっと在日に手厚い法案を作ろうとしている。人権侵害救済法案で結実させるつもりか。

外国人に参政権を付与するための法案作りに白眞勲と共に奔走する。

川上は「(日本が)在日コリアンをつくっておきながら、責任をとろうとしないその姿勢に怒っている」(2006年10月に在日本大韓民国民団中央本部と「定住外国人の地方参政権を実現させる日・韓・在日ネットワーク」が国会議員に実施したアンケートより)との見解であり、日本人は朝鮮半島に対する謝罪として、日本国への参政権を与える義務があると主張した。

小沢氏の「日韓友好」のための参政権も大問題だが、「朝鮮人への謝罪」として参政権を与えるって、どこの国の国会議員だ。

松本龍氏は「部落解放同盟副委員長であり、人権擁護法案推進派。日韓議員連盟常任幹事

しっかし、川上氏・松本龍氏に賛同する議員が民主党に30名もいるなんて・・・。クワバラクワバラ

【追記】

民主、議員立法を原則禁止 全国会議員に通知

 民主党は18日、政府・与党の二元的意思決定を一元化するため、議員立法は原則禁止し、法案提出は原則、政府提案に限ることを決め、同党所属の全国会議員に通知した。政策決定がスムーズになり、族議員の誕生を防ぐといった効果が期待されるが、政治主導が不完全なままでは従来の政府見解にとらわれて自由な立法活動が阻害される可能性もある。

あ、よかった。
戸籍抹消法案なんて議員立法で出されたらたまらん。民主党には在日「族」が多いからなぁ。

日々是語草
改革派は自民党から出ろ。自民党はゴミ箱にしておけ。

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2009年9月20日 (日)

財務省vs.国家戦略室。予算編成権は内閣にある

藤井財務相vs.菅国家戦略担当相なんだけど…

藤井財務相が「予算編成は財務省がやります。国家戦略室は“戦略”と言うくらいなのだから、長期的な議論をしてください」(大意)と言っていたというニュースを読んで、イラ菅の頭が噴火しないか心配になった。
藤井財務相は「菅さんとしっかりすり合わせてやっているので大丈夫」とも言っていたけれど。

菅氏が部下となるスタッフを集めようと若手に声を掛けたら、「菅さんはすぐわめくから、あの人の下で働きたくない」と愚痴をこぼしたとかこぼさないとか、それはどうでもいいけど、国家戦略局(室)は前途多難である。

「国家戦略室で外交戦略も立てる」と鳩山首相が述べたことを聞きとがめた岡田外相が、さっそく「外交戦略は外務省でやる」と釘を刺していた。

おまけに原口総務相が「郵政事業の再編」をTVで話したところ、亀井静香が「担当は私だ」と文句言ったとか。支持率コンマ以下のあぶれ者がえらそうに…。

問題は、国家戦略局が法的根拠がないので、「室」に格下げされ、政権発足と同時にスタートラインに立てず、予算再編成という大事の前にスタートダッシュをかけられないこと。チームポリシーウォッチの岸さんが危惧していたとおりになった。

7月までの国会中、秀直氏ら改革派は、公務員制度改革関連法案とともに「幹部公務員法案」を議員立法で提出しようとしていた。民主党は政権を取ってから自らの手で成立させようと提出案に乗らなかったのだが、国家戦略局に専門官僚を人事するためには、政権を取る前に成立させたほうがいいと改革派はアドバイスしていた。

菅氏はカラッポの財布を渡されて、あなたが会計責任者だと言われたようなものだ。スタートダッシュの主導権争いで財務省に負けてしまった。



みんなの党の江田さんが、この件について解説している。

江田憲司氏 今週の直言より
「シリーズ/民主党政権に望む (2)
藤井財務相の発言に愕然・・・国家戦略局と財務省の戦い」

「予算編成権は財務省にある」。この藤井財務相の発言を聞いて仰け反った。まるでタイムスリップして彼が主計官を務めていた頃の昭和40年代に舞い戻ったかのようだったからだ。ご高齢であることを責める気は更々ないが、やはり新財務相は「浦島太郎」だったのか。

 これは常識の部類だが「予算編成権は内閣にある」(憲法第86条)。財務省(大蔵省)には、その内閣から、便宜上、これまで予算編成の「事務」が委任されていたに過ぎない。こうした基礎知識すら知らないか、あえて知らない振りをして、財務官僚の言いなりに「予算編成権は財務省にある」と言い放ってしまう。これでは国家戦略局は、廃止される「経済財政諮問会議」以下の組織に成り下がってしまうだろう。ご承知のように、私が橋本政権下で提案・設計した「経済財政諮問会議」は、「予算の枠組み」「基本方針」という予算編成の「肝」をおさえる、対霞が関、対財務省で、政治主導を実現するための機関だったからだ。

(参考)憲法第86条
「内閣は、毎会計年度の予算を作成し、国会に提出して、その審議を受け議決を経なければならない。」

長期にわたる官僚依存が官僚丸投げの政治を作ってきた。「先生方は思う存分権力闘争していてください。政策は霞ヶ関で作りますから」、これが日本の政治のやり方だった。

竹中氏が担当した経済財政諮問会議では、予算編成権を政治主導にしたこと自体が奇跡的なことだったのである。竹中氏の後を引き継いだ与謝野氏は、財務省の代弁者となって、実質財務省主導に戻ってしまった。

江田氏が気にしているように、財務省と手を組んで他省庁(国交省や厚労省、文科省)を叩き、財務省の意向どおり財源をひねり出すという形になるかもしれない。岸氏も指摘していた。財務省主導であっても、予算の見直しを徹底できれば、結果を見て国民は評価する。しかし、出発点でトロイの木馬を仕込んだようなものである。

小泉首相・飯嶋秘書官は大蔵族だったので、やはり財務省の意向に沿う結果となっていた。現在、小泉改革が叩かれる要因となった「財政再建」に伴う歳出削減が、国民にとって痛みを伴うものだったからである。財政再建・増税は財務省の悲願なので、与謝野氏や谷垣氏をスポークスマンにしているわけだ。



江田氏は、みんなの党のプランとして、

(要約)
1,国家戦略局を総理直属の官邸の意思決定過程に組み込まれたライン上の正式な組織(内部部局)として位置づけなければならない。

2,最低限、経済財政諮問会議並みの「予算の基本方針や枠組み」を決定する権限を与えなければならない。

3,「官邸vs財務省」の主導権争いは続くので、政治主導にするためには主計局との組織再編が必要不可欠になる。

4,みんなの党は、官邸に「内閣予算局」を設置することで問題を完全に解決する。主計局(理財局等を含む。)を官邸に持ってくることで、そもそも、このような問題が起こりようがないからだ。その場合、財務省は金融行政を取り戻して金融省になる(財金分離は貫徹される)。官邸(首相)が「カネ」と「人事」(内閣人事局)を握ってこそ、はじめて政治主導の体制が整うのである。

以上、みんなの党は明快である。
参院に議席のない政党だからといって、鳩山首相がみんなの党の知恵を借りないとは狭量すぎる。浅尾議員を横取りした敵だからといって、面子にこだわっている場合ではないだろう。重要な国家戦略局構想を潰していいのか。

あくまで国家戦略局(室)が上位で、財務大臣の藤井氏とタッグを組み、財務省は補佐役にならなければならない。

このままだと、あわれなのは、副総理でありながらコケにされている菅直人氏である。(菅氏は嫌いだけど)

日々是語草
ウヨクは河野太郎を売国奴であるかのような言い草で罵倒するのはやめろ!

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2009年9月19日 (土)

河野太郎の改革ビジョン。進次郎議員も支持表明

きょうは真面目に公務員制度改革の行方など、、とメモ帳開いたんだけど、そんな気がすっ飛んだ。

小泉進次郎氏がTVインタビューを受けて、「河野太郎さんを支持します」とさわやかに答えていたのを運良く見たので。20年後の総理、がんばれ。

小泉進次郎氏のブログより
でかいっ!長いっ!

穴子丼かい!smile  穴子でかすぎ。

安倍さんが幹事長だった頃「幹事長のブランチ」なんてブログがあって、あれ食ったこれ食ったと毎日アップしてたけど、それにまさるとも劣らず、食い物ネタばっかりの進次郎ブログである。

しかし、時々キラリと光る言葉がある。

皆さんから預かった議員バッジです。
これは頂き物じゃなく、皆さんから預かった物だと思っています。
皆さんの期待や思いがこもった特別な物ですが、議員バッジを付けたら特別とか偉いとか思ったら終わりです。

「バッジ返せ」と言いたくなるような、ふんぞり返った先生も多いよねぇ。

自民党総裁選スタート!

そして、今日3候補の所見を聞いた結果、応援する人を決めました。
河野太郎先生です。
理由は3つあります。

1.自民党の現状に対する強い危機感
2.新・自民党を創るんだ!という覚悟
3.党所属国会議員、党員に対してではなく、国民に対して訴える姿勢

国民に対して訴える姿勢」に進次郎氏の感性が反応したのだ。

一方の谷垣氏
「わたしが言いたいことは単純明快、『みんなでやろうぜっ』ということです」

_(.・)/ズコッ

日本経済を強くするための構造改革に誰よりも熱心に地道に戦ってきた河野議員は、党内融和・利権分配政治に明け暮れた長老議員にとっては、渡辺喜美と並ぶ「過激派」の一人だろう。河野氏は野党になったら、霞ヶ関に「質問主意書」をガンガン出すと言う。今まで長老達に圧力をかけられていたんだと。第二の長妻になりそう。

石原伸晃、石破、小池百合子、塩崎、彼らは党内力学が「谷垣氏」に傾くと見て、谷垣執行部で自分の立ち位置を確保しようとしているのではないか。政治家としての理念に反してまでも党内融和が大事か。本物と偽物がだんだんふるいにかけられていくなあ。

小泉進次郎議員のまっすぐな感性がまぶしく感じられる。
誰のほうを向いているのか、国民は直感的に見抜く。



共同記者会見要旨=自民総裁選

河野太郎候補 
「健全で公正な競争環境をつくり出して経済を成長させる政党だとはっきりさせなければいけない。リーダーの世代交代をしっかりやらねばならない」

<小泉構造改革について>

河野
:構造改革をやり遂げることで自民党が本来目指すべき小さな政府と安定した社会保障が実現できる。族議員やいろいろな雑音でやりきれなかったことは反省しなければならない。

谷垣:国際的な競争、少子高齢化の進展を考えると、必要な構造改革はしないといけない。ただ、社会保障や地方分権のために財源をつくらなければうまくいかない。

西村:郵政民営化は田舎で若干サービスが低下し、修正が必要だ。財政再建、社会保障の削減で地方経済が疲弊した。地域共同体まで壊されている面がある。

やっと対立軸が明確になった。ニシムラー、おまいは国民新党か(笑)
こんなに負けてからでないと、理念の対立をはっきり示すことができなかったのか。国民は「挙党一致」など興味はない! 自民党のお家の事情に辟易していた有権者の気持ちを河野氏だけが代弁してくれた。

<派閥・党役員人事について>

谷垣
:派閥の弊害は乗り越えていかないといけない。(人事は)ベストメンバーで臨む。派閥の機能はだんだんなくなっていく。派閥の領袖を(執行部に)入れるかは、あらかじめ判断基準を持って選ぼうとは思っていない。

西村氏:野党になり、ポストも金もない。だんだん派閥の機能がなくなる。解消の途中段階だ。私は(派閥を)離脱した。中立的な立場でリーダーシップを発揮して適材適所で人事をやる。

河野:森喜朗(元首相)さんに「派閥を解消すべきだ」と言っても、森さんは絶対しないと思う。派閥はどうあるべきだという議論は全く無駄だ。人事は全部党がやる。

<森元首相は自民党再生に必要か>

谷垣
:特定の方を総裁選で議論する考え方には立っていない。

西村氏: (森氏に)ご指導をいただいている一人だ。「総裁選に出ます」と了解を頂いた。ただ、推薦人集めをお願いしたり、(他候補の)邪魔をしてくれと言ったりしたことは一切ない。「若手が中心となって自民党を変えていけ」という思いを持っていると思う。

河野:野党(時代の)の河野洋平総裁の幹事長を務め、与党へ戻った過去の功績はあるが、そろそろ出処進退を考えるべき時だ。これだけ総選挙で惨敗した後の総裁選だから、きれい事では駄目だ。

記者はなんちゅー質問をするのだ(^_^; 河野氏の発言に思わず拍手したけど。
西村氏の言い回しでは、森以下町村派の応援を受けたことを言い訳しているように聞こえる。お願いはしていなくても町村派が率先して推薦人を集めてくれたのは明々白々なのだから。堂々としていればいい。

西村氏が安倍側近で、右派であることから、「国家観」の右のカラーを前面に出せばいい。「西村総裁、稲田官房長官」を約束すれば、ウヨクは萌えるんじゃない?



河野太郎が総裁になったら、政策が同じのみんなの党との差別化が図れないな。

麻生首相がなすべき改革に投入していれば、そもそも渡辺喜美は離党しなかった。小泉改革を否定するけれど、なんということはない、民主党は「やるべき改革」を引き継ぐと宣言して政権党になったのだ。「公務員改革」「地域主権」「無駄見直し」等々。麻生自民党がいかにだらしなかったかわかるだろう。小泉改革の方向性をそのまま妥協せずに戦っていれば・・・。

河野氏、総裁になればみんなの党と合流も
2009.9.19 00:46

 自民党総裁選に立候補している河野太郎元法務副大臣は18日夜の民放ラジオ番組に出演し、「自民党を立て直せば、渡辺喜美元行革担当相をはじめ、みんなの党に行ってしまった仲間に『戻ってきて』ということはできる」と述べた。自らが総裁になればみんなの党との合流もありうるとの考えを示したものだ。

「戻ってきて」にウルッときた。。「僕が立て直してみせるよ」って、いい話やないか。グスン

しかし、現実は厳しい。総裁選に負けたら、領袖の逆鱗に触れた河野氏はみんなの党へ合流か。谷垣総裁になれば、河野氏にチャンスはない。今度こそ自民党は土台から崩れる。推薦人達を引き連れて、みんなの党に行っちゃえよ。



直近の政党支持率はこうなっている。

産経FNN合同世論調査 支持率は68・7%と過去3番目の高水準、鳩山内閣

鳩山内閣
支持率   68・7%
不支持率 15・3%

民主党  44・4%
自民党  18・8%
みんなの党 4・1%
公明党  4・0%
共産党  2・7%
社民党  2・4%
国民新党 0・3%

みんなの党の支持が広がっている。参院選が勝負だ。
ヨッシーや山内氏は、腐った自民党に戻る筋合いはない。

国民新党、新報道2001では、政党支持率0.0%だった(笑)

民主党は来年春には壁にぶつかる。
改革派は、必ず国民的誤解が解ける日が来るから、踏ん張って筋を曲げないでほしい。

日々是語草
自民総裁選立候補3氏の推薦人一覧から見えてくるもの

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2009年9月18日 (金)

掲示板がぶっ壊れたので

ブログのコメント欄を開放します。

スパムよけのパス付き掲示板が壊れちゃったんですよねー(T_T) ウルウル
ちょっといじっただけなんだけどなぁ。 ビェー
ホストのcgiが調子悪くて、新しく設置することができない状態です。

壊れる前にコメントいただいた方には、レスできなくてごめんなさい。
また書いてね(^^//

ずぼらな管理人には便利だった掲示板なんですが、諦めて、ブログのコメント欄を開放します。レスはあまり期待しないでください。
スパム削除が面倒だった以前と違って、スパムよけのランダム記号入力が必須となるので、コメント下さる方にはちょっと不便ですけどね。

トラックバックも最近はスパムが減ってきたので、承認制をやめます。

<会員制掲示板募集中>
ブログのコメント欄より  もっと気楽に言いたい放題の会員制掲示板にぜひいらしてください。メールいただければ、パスを送ります。ほとんどROMという方も歓迎です。

メールや要領についてはこちら。
http://homepage1.nifty.com/saran/mojinote.htm

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鳩山首相の北海道支部「故人献金」を監査した税理士が突然死

許永中と「ともだち」だった亀井静香氏は、イトマン事件での宿敵・西川善文氏と因縁の対決を始めるようだが、こちらは事件性はなし?
ないならないで結構だが、カイカク利権を告発する民主・国民新党・社民は、真っ黒けの亀井氏を政権に引き込んで、某国工作機関の影もちらつく中、バックボーンの監視体制はいかに。監視しているのか監視されているのか、清く正しいw一般庶民にはうかがい知ることはできない。

フライデー掲載
http://www.zasshi.com/zasshiheadline/friday.html
鳩山由紀夫首相「渦中の税理士が露天風呂で怪死」-登別温泉を舞台に急展開 
◆鳩山由紀夫首相、資金管理団体「友愛政経懇話会」、苫小牧市


・概略
民主党北海道第9区総支部の政党交付金使途等報告書(平成17年分、18年分)、この支出欄に「外部監査報酬」として登場するのがH氏。第9区総支部の代表は鳩山由紀夫。
鳩山首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の'03~'07年分の政治資金収支報告書には、少なくとも5人の亡くなった人が個人献金者として記載されていた。
政治資金規制法違反の疑いが発覚したと同時にH氏が監査を務めた民主党北海道第9区総支部の収支報告書でも、「故人献金」をはじめとした不可解な金の流が発覚したという経緯がある。

そのH氏が、地元北海道のホテルの露天風呂で突然死した(心不全)。死因を特定する解剖を行った様子もない。地元でも報道されなかったという。心不全というのは、死因がはっきりしない時に書かれるもので、誰でも心臓が不全になって止まるから「死亡」するのである。

H氏の死亡は事件性なしと判断されたようだが、鳩山氏の故人献金疑惑について、ある検察官が捜査状況を明かした。

「故人献金については、関係資料の収集を完了しています。現在は政権移行期間中ですので、混乱を避けて捜査を開始する方針ですが、特捜部長から事情聴取するべき参考人へのアプローチにゴーサインが出ています。何より、樋渡利秋検事総長が『手を着けないわけにはいかない』と関係者に説明していることが大きい

小沢氏秘書の立件が線香花火に終わりそうなので、執念を燃やす検事総長。
北海道支部の個人献金も非常に不可解な操作が行われていた。

<例>
▼元登別市議(男性)から、'01年に16万8000円の個人献金が行われているが、元市議は'00年に死亡している。

▼'04'年と05年の寄付者と寄付総額とを比較すると、寄付者34人中9人が入れ替わっているのに、合計金額が616万8000円で同額。'05年と'06年を比較しても、36人中17人が入れ替わっているのに、1万円少ないだけの615万8000円だった(総額を設定し、名義を偽装している疑惑)

▼北海道9区の道議、市議、町議ら42人から5年間で計1650万円の寄付を受けているが、そろって毎年12月25日付で寄付されている。'04年は土曜日、'05年は日曜日であり、戸別訪問など振り込み以外の集金方法を使うしかなく不自然。

監査をしていた税理士の突然死が心臓発作などの病気によるものだとしても、捜査のキーマンであったことは間違いないだろう。

小沢氏の迂回献金疑惑以降、不可解なことが多い。鳩山氏の場合、献金偽装の疑いのある秘書が二人とも行方不明であることは、以前から取りざたされていた。どこかに身を隠しているのか。酒井法子の件はコバエのようにしつこく追い回すマスコミなのに、秘書の件は完全に無視している。

それにしても保釈された高相容疑者の車をヘリまで使って追跡していたテレビ局は、この世から消えていいよ。なんたる電波の無駄遣い。原口総務相は、テレビ局の電波使用料をもっと安くしてもいいって?こいつはネクスト大臣の時から、すっかり総務省に取り込まれているな。河野太郎の爪のアカでも煎じて飲め。



事実のみ列挙。

59 名前:名無しさん@十周年[] 投稿日:2009/09/17(木) 21:37:53 ID:qKkkjZ4i0
■フライデー 10月9日号

http://www.zasshi.com/zasshiheadline/friday.html
鳩山由紀夫首相「渦中の税理士が露天風呂で怪死」-登別温泉を舞台に急展開

小沢の西松建設問題の時
09/01/21 西松建設社長を逮捕
09/01/21 元西松建設専務 死亡
09/02/24 長野知事の元秘書(西松建設事件での参考人) 死亡
     (電柱にロープを巻きつけ首吊り自殺)
09/03/01 「小沢一郎氏と秘書と、ダム工事のただならぬ関係」を追及してきた記者(吉岡元議員) 旅先で死亡
09/03/03 民主党岩手支部家宅捜索
09/03/04 民主党事務所のある相模原卸売市場全焼

助かった人
小沢氏の第一秘書・大久保容疑者も自殺の恐れが出てきたため、検察が緊急逮捕し確保

鳩山の献金問題
09/07/0? 秘書2人行方不明。秘書の家族も行方不明に。続報なし
09/08/29 鳩山の会計監査人、故人献金を最も知り尽くした税理士花田順正が心不全で死亡
09/08/30 衆院選、民主党大勝利

吉岡元議員とは、赤旗の記者だった。ソウルで死亡。
H氏とは花田順正氏。お悔やみ申し上げます。

日々是語草
マルクス経済学に精通する亀井郵政・金融担当相が日本経済をぶっ壊す

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2009年9月16日 (水)

亀井静香が「郵政金融担当相」とか

うげっ、
お気に入りブログだけじゃなくて、“多方面”のブログを(ふと魔が差して)クリックしてみると、ココで日頃真面目に政策を論じているのがアホらしくなる。

民主党が日本を救う、亀井静香は国士と信じるエコノミストもどき達は、向こう岸で眺めている限りは暗くて深い川に隔てられているようだが、いつ国難という洪水でみそもくそも一緒に流されるかわからない。

一蓮托生はイヤじゃ!

亀井静香が「郵政金融担当相」に内定して、「これで日本の国防は守られた」って…メディアがトバしで書いた防衛大臣と間違えてる?と思ったら大真面目。

郵政民営化はアメリカが設計していて、ゆうちょ・かんぽの国民の財産を丸ごと収奪する、まさに日本の国防にかかわる重大な売国政策だったんだと。日本人の預貯金が全部米国債にもっていかれるとでも?それより足元の財務省が狙ってるんだけど。

こんな陰謀論はいまさらなんだけど、亀井静香が国難を救うヒーローだったとは、首が傾いで肩胛骨にめりこみそうだ。

アメリカの金融・保険業界は、巨大な金融機関誕生に「参入を妨害する外資圧迫だ」と文句言ってたのを知らないのねww

亀井さん、西川社長に辞表を書かせることができるかな。
どうやら原口が総務大臣として棲み分けをする見通しができたので、とことん膿を出してくださいね。

膿が出るのは、おまいらのほうだけどな!!

◆日々是語草◆ 
千葉景子が入閣内定。先が思いやられる

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2009年9月15日 (火)

自民党は火の車。破産する前にみんなの党に乗り移れ

麻生さんって、やっぱり変わっている^_^;

麻生が招いた自民党「終戦の日」(1/2)
文藝春秋9月10日(木) 12時26分配信 / 国内 - 政治

麻生首相「自民党に対する積年の不満をぬぐい去ることができなかった。その責任を負う定めにあったと感じている。宿命と思って甘受しなければならない

八月三十日、大物議員の落選を伝える速報が次々とテレビ画面に映し出されていくなか、ようやく自民党総裁辞任を表明した首相・麻生太郎は、大敗の原因を「積年の不満」だと言明した。自らの存在が最大の敗因だったという事実を、まだ認められないでいたのだ。


ゲームオーバーだな。しかし自民党の基盤である地方組織が残っている。これをきっちりと強化していかなきゃならん。総裁選でも、地方組織をかませていく必要がある

 麻生は河村と細田にこう語った。総裁選は特別国会後に行い、首班指名では自民党議員に「麻生」と書かせる算段だった。そして、二人を唖然とさせたのが、麻生の次の一言だった。

総裁選に手を挙げる者がいなければ、俺が立候補してもいいぞ

 漢字だけではない。最後の最後まで、麻生は空気が読めなかった。

ご、ごめん、、笑いすぎて・・ぐるぢぃ
また立候補する気だったって・・・

笑ってられない。自民党が破産しちゃう。

「貸し剥がし倒産」の危機
AERA9月14日(月) 11時58分配信 / 国内 - 政治

──野党転落、議席激減でピンチとなるのが自民党の台所事情。実はずっと「借金浸け」だった。
政党交付金と献金の減少で、「倒産予測」も出始めた。──

「今の自民は衰退政党で日本の姿そのもの。出直すには倒産寸前の財務状況を立て直せるかどうかも試金石だろう」
 自民党から飛び出して総選挙直前に旗揚げして社民党並みの支持を受けた「みんなの党」の渡辺喜美代表は、野党に転落した自民の急所をカネと見ている。

ヨッシー救助隊。

命運を握るのが国庫から税金で支給される政党交付金だ。
2009年分の交付金は今年1月時点の算定では、約157億円もあったが、そこから来年は約53億円も減る予定だ。

銀行融資を受ける際には歴代の幹事長と経理局長が連帯保証してきた。
 今選挙で比例で何とか復活当選した中川秀直元幹事長は、
「幹事長を降りて融資や(連帯保証の)引き継ぎが終わると、ほっとしたものですよ」

次の幹事長、逃げて~~

田村耕太郎参院議員
「解党的出直しをするなら、借金漬けの党財政を上場企業並みの情報開示でガラス張りにして、組織のリストラで党の台所から立て直してゆくべきです」

自民党再生は台所から。(゚_゚)b

 野党転落で議席や献金が減り続けるとどうなるか。
 自民党を形式的に「倒産」させ、債務を減額してもらい、新たな受け皿政党を用意して、そちらに議員が移る。

新・自民党になるのか。
めんどくさいから借金踏み倒して解散しちゃえよ。



みんなの党が自民“落ち武者”狩り 落選議員に電話 (夕刊フジ)

「『どうだ、自民党は?』という具合に声をかけている。電話に出れば脈あり。出ないケースもあるが、当たりはいい」

 自民落選議員に狙いをつけて入党を呼びかけている渡辺氏はこう手応えを話す。

様子見ばっかりして沈没した落選議員なんていらねーよ!
この期に及んで「みんなの党」を値踏みして、損得勘定してるなんて・・
苦労を共にして一緒にもり立てていこうという人だけ来ればいい。

(やる麻生スレより)

             _∧∧∧_
            /____ \
           / /    丶 \
          `|/ ー_ _へ \|
           Y―(<●八●>)―Y
          (|     ̄ | ̄   |)
           |   (  (_)  )  |
           丶 \二二二/ ノ  
         _ /\____/丶
    ___/.□□ |)と   ).    
     \   ヽ___|)o TTTT    
      \       ̄ ̄ ̄ ̄|   
彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ
ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡

救命ボートに乗りたい自民党議員は手を挙げてね★

◆日々是語草◆ 
女系天皇論議再燃?羽毛田長官の真意は・・

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2009年9月14日 (月)

反日左翼叩きはいいけれど、自国の足元をまず見直そう

サンプロで次の与党連立3党が「郵政民営化見直し」について話していた。新党日本の田中康夫も交えて。

え?民営化推進の自民党と みんなの党は呼んでないの?
討論にならないじゃん!(怒)

民主党大勝利で参院も3党が過半数を得ているから、郵政民営化見直しが既定路線として、サンプロまでが追随し始めた。改革を応援していたはずの財部誠一氏までが「竹中さんの分社化はインチキだった」と言い出す始末。

財政投融資でインチキやっていたのは政府。竹中氏が警告していたとおり、株式上場までストップさせたら民のガバナンスは働かない。銀行法も適用されない状態で、金融庁と総務省の意のまま。郵便局と郵便事業も一体化したら郵政の91%を占め、効率的な経営など夢物語。いずれは国民に負担がいく。郵便料金も上がるだろう。

国民新党は相変わらず「郵便局がなくなる」のワンパターンだが、きちんと必要な所は存続できるように法律で担保されている。不正が横行していた公社時代の悪しき経営体質の改善を図っている西川社長を「正当な理由」なく更迭することは、国の横暴以外のなにものでもない。

郵政民営化見直しは運用面とサービスの見直しにとどめるべきで、次の与党連立3党の見直し案は、「見直し」の範囲を逸脱している。実質、官に戻す案である。しかし、誰も止めることはできない。官ではない、民でもない、業務の異質な事業を一体化させてしまったら、巨大なゆうちょに寄生したまま郵政ファミリーは再び肥大化していくだろう。

国民は、簡単に一方向に流される。民主党応援団のメディアもクサイものには蓋。原口議員が総務相になれば、今度は原口が正義の味方を演ずるだろう。亀井静香が総務相になるかも?大根役者だね。国民を騙しきるには原口のほうがいいんじゃないの。

わざわざ遠回りして、下手な芝居を見せられた挙げ句、何倍にも膨らんだツケが戻ってきて国民は初めて気づくのだろう。誰が正しいことを言い続けていたのかを。



サンプロに出演した次の財務相と目される藤井裕久氏は、やはり適任と思った。財政健全化も視野に入れながら、景気悪化に対する財政拡大(国債発行)は手加減さじ加減でいくようだ。

榊原氏のような財政出動派は、今後も借金を増やし続け、日本経済を奈落の底に突き落とす。「政府が内需を補ってさえいれば、借金が増えても困らない」とは何を根拠にしているのだろう。

「国債発行は日本国内で賄っているので全然平気」「日本の金融資産を超えていないので問題なし」「財政出動が正しい内需拡大策」と考える(自称)エコノミスト達は他にも多くいる。たしかに日本とは違い、世界中に米国債を引き受けさせているアメリカは、借金を踏み倒すわけにはいかず、持っているほうは米国債を大量に売り払うこともできない。ドルの暴落を恐れるアメリカとしては、日中にはじゅうぶん言い含めてある。だから「基軸通貨としてドルを守る」と麻生首相も国際会議で述べたのだ。

大前研一氏に言わせれば、日本政府は日本国内で借金しているのだから、いざとなれば「徳政令」を出して踏み倒してやれ、と役人は考えている、と。海外の投資家もそう見ているそうだ。そういう意味で「おかしな安定性」があると言っている。
参照:Voice「急回復する世界、追いつけない日本」

そんなに楽観していていいの?
踏み倒す前に来るのは国債暴落・・・。
政府の硬直した経済政策が続いて経済成長も止まったまま、グローバルな経済が回復してくれば金利は上がり、政府債務は膨れあがる。国債の利払いでヒーヒーしてくると、財政支出に影響が出て・・・以下ループ

今、日本は持続的な経済成長をするために必死に金融政策も動員して対策を打つ時なのである。財政出動、つまり借金を増やして景気を上げることを繰り返すのは、それは国家経営として見れば、自転車操業と言うのではないか。



左翼を憎む自民党支持者、保守を自認する麻生支持者達は、麻生首相の景気対策は非の打ち所がないと信じ切っている。

経済に詳しいエコノミストですら楽観的なのは、経済が否応なくグローバルの波をかぶることが頭から抜けているのではないかと思う。そういう人は「官の施設費」まで3兆円も計上している麻生政権の財政出動も賛美の対象になっている。

反日国家に対しては、とことんまで負の連想を働かせて陰謀論を作り出すのに、少し先に見えている経済の悪の連鎖に楽観的なのはどうしてなのか。

私は以下の記事を読んで驚いた。この程度の認識しかなかった人なのか、と。ネットで人気があり、影響力があるので、三橋氏の解説する経済・財政政策をテキスト代わりにしている人達が大変多い。以前、三橋氏の論文に池田信夫氏がブログで批判していたが。

驚いたのはこの箇所
日教組の「悪法支配」を許すな(1)/八木秀次(高崎経済大学教授)、三橋貴明(評論家・作家)
Voice9月11日(金) 16時58分配信 / 国内 - 政治

八木 (略)いま霞が関の官僚がいろいろと批判されていて、民主党も批判の急先鋒です。たしかに、これまでの自民党政権は霞が関のキャリア官僚との関係が深かったのかもしれません。しかし民主党政権は霞が関のいわゆるノンキャリアや、あるいは地方自治体の自治労などと関係が深い。公務員支配という意味では何ら変わらないのです。

三橋 「官僚イコール悪者」という単純な官僚叩きには、以前から胡散臭さを感じてなりませんでした。民主党も盛んに霞が関批判を繰り返しましたが、官公労組に支援された民主党が「公務員改革」などと主張するのには笑うしかない。

 結局あれは一種の「魔女狩り」なんです。官僚にももちろん悪い部分があるのだろうけれども、100%悪いはずもない。しかし「官僚が悪い」という空気に日本人が呑まれてしまい、霞が関批判をしただけで選挙に当選するところまで最終的には行ってしまったわけです。しかし、経済問題はとくにそうですが、一部の悪者をつくってそれをみんなで叩くことによって、本当の問題が覆い隠されてしまいます。そちらのほうが深刻な問題です。

私が今までバカにしてきた(^_^; 典型的「公務員イジメすんな」の言い分である。日本経済の足腰を強くするために、霞ヶ関改革は必ずやらなければいけないと再三再四述べてきた。「大きな政府」派は、「大きな借金政府」を容認する。

日教組教育をはじめ「永住外国人の地方参政権」、あるいは民主党が画策する「人権侵害救済法案」について反対のお二人の意見に賛同する。少子化対策と称してジェンダーフリーを持ち込もうとする左翼には吐き気を覚える。

しかし、そこまで在日韓国人を敵視するのが現実的なのか。問題は帰化する手続きが煩雑すぎることにある。現実的な対案は、帰化手続きの簡略化なのである。(櫻井よしこ氏もそう提案していた)
特別永住者にとっては、「工作員」扱いされるのは心外だろう。私自身も地方参政権には憲法違反の疑いがあるので反対だが、在日に対して保守層のような憎悪に似た感情までは持っていない。

安全保障としてさまざまな危険性を予測することは大事ではある。しかし、国籍法改正の時にネット上でヒステリー状態に陥ったのと同じように、ネットで「韓国オワッタ」、「ウォンを看取る」等々、集団でとことん中国や韓国を笑いものにして叩きに叩き、そんな自分達こそ情報強者だと自負しているのは、端から見ると何か勘違いしているように見える。傲慢を通り越して、痛さを感じる時がある。私自身、中国朝鮮叩きをしている時は、感情的になったり笑いものにして、「うさ晴らし」しているという自覚は持っている。

中国・韓国を小馬鹿にして喜ぶのが正しい保守なのか。もちろん反日国家には批判することが多い。嫌悪感もある。しかし、外交や経済協力については、また別の現実的な目を持たなければならない。



三橋氏ら“保守”は、人権侵害救済法案が成立したら、ネットで何か韓国人の悪口を言った途端、チクられるおそれがある、これこそ売国勢力の思う壺!と危険思想であるかのように反対しているわけだ。そして「我こそは正しい保守」と内心胸を張り、日本は中国人・朝鮮人に乗っ取られると陰謀めいた極論を語っている。
これでは「カイカク派の陰謀」を語る城内氏や、過疎地に「郵便局がなくなる」と不安を煽る国民新党と変わりない。実際に特定郵便局は減っていない。そういえば三橋氏とそのシンパは、城内実氏を応援しているね。

極論を語り、自称保守が周辺国家を敵視しているうちに、足元の日本が構造的に金属疲労を起こしていることは想像しない。

自分こそ正論という「勘違い」を一度捨て、官僚組織の問題点がどこにどう表れて、1940年体制から続くシステムが、高度成長を経て現在どのように土台を腐らせてきたのか・・・ここではもう繰り返さないが・・・「右」か「左」かだけの思考を卒業して勉強し直してほしい。

彼らは「真に正しい保守」というマントを羽織ったとたん、反日左翼をばっさばっさとやっつける――ほんとのところは笑いものにしてるだけ――気分になっている。正義の味方は気持ちいいかもしれないが、霞ヶ関改革がなぜ必要かもわからない国士様は、まず腐り始めた日本の土台を見つめ直すことから始めたほうが良い。

◆日々是語草◆
アメリカの貧困率上昇。日米とも雇用対策の実効性は?

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2009年9月13日 (日)

Voice10月号(伊藤・竹中・若田部)、要点と感想

Foresightコンテンツ-新潮社ニュースマガジン(このページの記事は新潮社から提供を受けたものです) Foresight トップへ

どこへ行った民主党「農政の理念」
ジャーナリスト
一ノ口晴人 Ichinokuchi Haruhito

お!時事ドットコムにフォーサイトのPRが載っている。
「廃刊の危機」という噂があったけど、大丈夫だろうか?

フォーサイトと共に私のお気に入りのVoiceは毎月10日、文藝春秋と同じ日に発売。
文藝春秋は大量に平積みされているけれど、Voiceは発売日から書棚に格納されちゃってて、ぱっと探し出せない(~ペ)ウーン たった3冊くらいしか置いてない!!

アッタマきちゃうのだー。
売れていないってことでつか…crying

経済財政に詳しい識者達の論文を読めば、テレビの素人コメンテーターがいかにウソばっかり垂れ流しているか、よくわかる。
学生や若い人が読みやすいSAPIOは、執筆者によっては参考になるが、時々酷いデンパを飛ばしている。WiLLは・・・右派のストレス解消本(;^_^A 私は西尾幹二氏と橋本明氏の皇室問題が載っている時だけ買う。尊皇攘夷の民族派は、皇位継承問題の根深さを直視していない!と私もストレス解消しているだけ。だって、どうにもならないんだもん…。文藝春秋は、皇室問題(東宮問題)について、いかがわしいジャーナリストの友納尚子に捏造記事(見てきたような大嘘)を書かせているので、この件では読むに値しない。
正論は、1年読めば、あとは同じテーマの繰り返し。保守論客の著作を読んだほうがマシと思う。

Voiceでは、識者達の意見の相違の背景を探るのも面白い。竹中平蔵氏は執筆陣の常連だし、渡部昇一氏は保守論客でありながら、竹中氏と対談しても意気投合して非常に的確に経済を論じている。渡部昇一氏は、歴史認識問題一本槍の国家社会主義的真正保守論客とは一線を画していると思う。

高橋洋一氏が、あの悪夢の日以来、執筆陣から姿を消してしまったことが悔やまれる。



ついでだから、Voice10月号をザッピング♪

<巻頭言:伊藤元重氏>

借金が増えすぎると財政の硬直化が始まる。
海外の投資家は、国債利回りの高騰がいつ起きるのか、目を凝らして見つめている。

<「生活水準下落の悪夢」竹中平蔵氏>

・麻生政権は「小さな政府」を否定して「大きな政府」を志向し、さらにそれを通り越して、社会主義ともいえる巨額のバラマキを行った。減税分はわずか1000億円。オバマ政権では財政刺激策のうち、三分の一が減税だった。

・小泉時代は経済成長が回復したので、格差は縮まった。メディアは逆のレッテルを貼っている。
・日銀はバランスシートにこだわって、政府目標に非協力的。経済が実質2%成長なら、マネーは4%くらいに増やさなければ2%成長の物価上昇にならない。同席していたサマーズ財務長官は、日銀の自己保身に驚いていた。
・中央銀行が持つべきは、「手段の独立性」であって、目標をかってに決める権利はない。

→インフレターゲットについてはさまざまな議論があるが、EUでは2%の目標値を設定している。不況の時は、金融政策が最も有効であることは間違いない。

・民主党は金融政策に対して的はずれ。
来年度の当初予算から税収よりも国債発行額のほうが多くなる可能性がある。今までは政府の借金よりも国民の資産のほうが多いから問題はないと弁明できたが、ついに国民の金融資産の裏付けのない借金を背負う時代に入ってしまう。

・格差問題について
次のリーダーは国民にこう訴えるべきである。
なくすべきは『貧困』である。幸いにして日本の格差はそれほどまでになっていない。貧困は政府が間違いなく撲滅する。そのかわり、あとは頑張って競争して、強い日本をつくろう。そこにしか私たちの未来はない

・強い日本のためにやるべきは規制緩和。
たとえば混合診療を認める。保育施設、養護施設の供給の制約を緩和する。弱い企業が生き延びるためにはM&A(合併・買収)を進める。健康関連、環境関連、教育関連など多くは規制されているので、ここを新たな成長エンジンとするべき。

・2005年、郵政民営化法案が通り、政策投資銀行の民営化も決まった。この時、「日本は強くなる」という期待で株価が一気に42%も上がった。今の日本に期待値はあまりない。

・地方分権の流れの中で、民主党は税源の移譲について明確にしていない。一喝交付金は「財源の移譲」にすぎない。
・地方への税源にもっとも適しているのは消費税。
消費税というと「社会保障に使う」とイメージづけられているが、これは財務省のキャンペーンにすぎない。税源移譲されたくないので、財務省が社会保障費に限定するような世論操作しているのである。所得再配分の意味を持つ社会保障にもっともふさわしい税金は、累進課税できる所得税である。

「消費税を社会保障費に」「消費税を上げるのが責任ある政党」と言う政治家はアホと覚えておこう。毎年1兆円ずつ膨張する社会保障費に消費税だけでどう対応できるのか。石破氏は総裁選の時に与謝野氏から経済のレクを受けたという。どおりでね。プライマリーバランス目標が崩壊し、経済危機の重要な局面で、経済音痴に総裁はさせられない。石破氏より山本一太氏のほうがはるかにましだ。谷垣総裁は冗談ポイ

・「全国知事会」が注目を集めているが、知事会に従っていたら真の地方分権はできない。(総務大臣だった頃の経験談)
実は、首長の多くは「真の地方分権に反対」。知事会の事務局も総務相の役人が務めている。知事会とは、霞ヶ関の中で総務省と財務省が喧嘩するときの「別働隊」的な役割を果たすところなのである。
竹中氏が評価する首長は、中田宏前横浜市長たち。(「たち」の中には橋下知事も含まれるだろう)

<「榊原英資が景気を壊す日」若田部昌澄氏>

リフレ派の若田部氏にしてみれば、榊原氏はまったく逆の主張をしているエコノミストである。もし榊原氏が民主党の財務相になったら、マクロ政策を否定し、円高を歓迎し、現実を見ないアジア共通通貨構想を進めていくと予想している。

アジア共通通貨のデメリットは、端的に言って、日本と中国の農村まで一つの経済圏とみなすということである。水準をどこに定めるのか。共通通貨はアジアの多様な地域の発展を阻害する結果となる。

渡部昇一氏も書いているが、EUと同列には語れない。

デフレは日本の停滞には関係ないと主張する榊原氏は、デフレと雇用悪化の関係を無視する。英米は実質実効為替レートを切り下げ、危機に備えた。独り日本だけが切り上がり、生産が急激に縮小する。

しかし、榊原氏は超金利政策が円安バブルの元凶と批判しているので、金融政策にはなんら手を打たないだろう。

若田部氏のシミュレーションを読むと、榊原氏が万が一経済閣僚の重要ポストに就いたら日本はえらいことになりそうだ。この際、藤井氏に一票投じておこう。
鳩山氏は閣僚は「政治家が就く」と言っていたようなので、榊原氏の処遇をどうするのだろう。国家戦略局の民間委員にするか。

◆日々是語草◆
ベルマーレ太郎、出番だ。麻生は似非保守

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2009年9月12日 (土)

予算執行停止を明言する藤井氏。対立する民主党ブレーンの榊原氏

(昨日書こうと思っていたことと全然違うけど(^_^;)

財部誠一氏
財務省は民主党政権誕生を利用しろ 2009年9月2日

 「予算の全面見直し」を迫る民主党に霞が関が戦々恐々としている。

 なぜか。

 ある財務官僚の見立てはストレートだ。

 「霞が関が浮き足立っている理由は、業界団体とグルになった予算にメスを入れられたら厄介だからです。そんなことになれば、再就職の機会が激減してしまう」

浮き足立っている様がテレビを見ているとよくわかる。
「予算執行を停止したら、地方が大変なことになるー(`Д´) ムキー!」
国交省に足繁く陳情に通っていた東国原知事など「損害賠償だー」とみごとなスポークスマンぶり。橋下知事は、「民主党には予算執行停止をがんばってやってもらいたい」。同じ知事でもこの違い。

「しがらみ」の違いかね?「ゼネコンとグル」とはっきり言っちゃう?(笑)
7割方できている八ツ場ダムの中止はさすがに無理ではあるが…。

ニュースバラエティは、霞ヶ関方面のリークが多いから、必ず予算執行停止に伴う批判が起こることは皆想像していたと思う。ところが、一刻を争う難題を前に、本来なら真っ先に内定していてもよいはずの次期財務相がすんなり藤井裕久氏に決まらないのが不思議だ。財務相にするために引退を思いとどまらせたと言ってもいいくらいなのに。

自民党の塩爺ほど見た目が“なごみ系”ではないけれど、藤井氏には最後のご奉公?として活躍してもらいたい。G20など海外に行く機会が増えるので、大丈夫かな?と少し心配ではあるけれど。



メディアは小沢氏が「オレに楯突くやつは外す」と真偽不明の情報を垂れ流しているが、藤井氏に心当たりがあるとすれば、小沢代表に辞任を促すため稲森和夫(京セラ名誉会長)を差し向けたと。しかもテレビで「代表をお辞めになったほうがいい」と最初に言ったのは藤井氏だったと本人が認めているので、言いだしっぺの藤井氏に小沢氏がカチーンときたのは事実だろう。

しかし、そんなことでいちいち外していたら、閣僚候補が誰もいなくなっちゃう。あり得な~いということで、なんとなく財務省以外の霞ヶ関方面から匂ってくるものを感じたり…。

政策は官僚に任せておけばいい」と言い切って、民主党のシンクタンク構想を潰した小沢氏は、事務次官クラスのパイプも太いだろうし、鳩山氏に影響を与えることなどたやすいこと。いやいや、想像の範疇で書いても意味がない。

藤井氏は週刊現代のインタビューに答えて
麻生政権がつくった緊急経済対策の補正予算には、デタラメな予算が紛れている。不要なものを削り、失業対策や医療・介護に回す金を捻出する。さらには、財務大臣の裁量として、少しは借金を減らす。これはマスコミとインテリに受けます。(略)

民主党は財政再建も忘れていないとアピールしながら、マクロ経済政策がわかっている人材を(経済閣僚に)登用しなさいと鳩山氏にアドバイスしたという。

この言い方からは、明確な方針を固めつつ、すでに財務相としてのやる気がうかがえる。



一方、次の財務相と取りざたされ、まんざらでもない様子だった榊原英資氏は、予算執行停止について藤井氏と反対のことを言っている。
景気対策ないと「鳩山不況」も…民主ブレーン・榊原氏

「公的需要がかなり減少し、(このままでは)何年かたつと『鳩山不況』と呼ばれる可能性がある。第2次景気対策を打つべきだ」
「(新政権が)減額補正したら経済がむちゃくちゃになる」とも述べ、子ども手当支給や高速道路無料化の前倒しも検討すべきだと訴えた。

リチャード・クー氏と経済政策でぴったり意見の合う榊原氏は、公共事業が打撃を受ける予算執行停止をする気はないようだ。

財務省は藤井氏を歓迎するだろう。他の省庁は榊原氏が財務相に就任することに期待大。鳩山氏としては、路線の違うこの二人を同時に閣内に入れることは考えにくいので、やはり公約を守るために藤井氏が財務相になると思う。

・霞ヶ関出身の議員が多いことについて、藤井氏の答え
「官僚出身だから実態を知った上で、官僚システムを批判しているんです」

同じく大蔵官僚出身の榊原氏は、官僚システムについて言及するのを聞いたことがない。東アジア共同体構想では鳩山-小沢と言を一致しているが、榊原氏が官僚体質であることには変わりない。

こんな危惧もある。岸博幸氏
鳩山民主党政権が陥りかねない
「官僚依存の脱官僚」という安直路線

 その場合に一番あり得るシナリオは、財務省や経産省といった主要官庁の力を借りて、その他の役所、例えば国交省・厚労省・農水省といった役所を血祭りにあげるという展開です。もちろん、それでも十分“脱官僚”の成果になり得るのですが、ある意味でそれは“官僚依存の脱官僚”とも言えるのではないでしょうか。

あり得るな。
将来、地方分権が道州制にまで進んだ時には、財務省も解体して、予算編成の主計局だけ残すなんていう議論もある。しかし、ここはとりあえず(小泉官邸で活躍した)丹呉事務次官とタッグを組んで、「役人たちの合法的な税金ネコババ」by財部氏 をやり玉に挙げる戦術といくか。

◆日々是語草◆ 
小沢氏、永住外国人への地方参政権付与実現に意欲(日経)

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2009年9月 7日 (月)

積極的労働市場政策には価値観の転換が必要

小泉政権以後、今後の成長産業として「観光」「エネルギー」「環境」に重点的に施策を採っている。そのわりには規制緩和が進まず、間が抜けているのだが。霞ヶ関主導の産業政策といえば、真っ先に関連の天下り機関を作るという手口はとっくにバレている。そこは民主党にしっかり監視してもらうとして、さらにこれからの課題は、「教育」「医療」「介護」といった社会サービス分野に雇用の裾野を広げようとしている。

医療・介護はビジネスとしては成り立ちにくいが、医療・介護従事者を拡大するには、それを支える保険業の拡大が伴わなければならない。産業別GDPの推移を見ると、日本は鉱業が1980年から20年で三分の一に落ち込み、金融・保険業が3倍に伸びている。サービス業も順調に伸ばしている。製造業は横ばい。

つまり産業構造の変化は、高度成長期から成熟した高齢化社会に向かうに従って、自然に推移していくものなのである。インフラ整備が急がれていた成長期のハード部門からソフト部門に移行していくのは当然である。ところが、政官業癒着構造は、既得権を保護するために規制し続ける性癖を持つので、産業構造の変化を時として邪魔をする存在である。

「正社員であるべきだ」「終身雇用に戻せ」という社民主義者は、高度成長期の一時期、寄らば大樹の陰が可能だった時代が再び巡ってくると信じているらしい。「終身雇用」は、高度成長期の大企業の男性のみ、しかも全体の労働力人口の10%にも満たなかったのである。現在は女性の就労も飛躍的に増え、学歴も上がっているので、終身雇用は幻想であることを受け入れよ。



企業中心から職種中心へ。スキルアップを目指して働く場所の移動をしやすくする。職種転換も可能にする再教育制度の拡充、失業中のセーフティネット、今までの固定観念を捨て去り、労働市場の流動化促進が果たされてはじめて「同一労働同一賃金」が実現できる。

特に人材育成は急務である。OECDのデータによれば、日本の人材教育に対する政府支出は対GDP比で0.25%しかない。厚労省に任せておくと、雇用対策費が「私のしごと観」などに浪費されてしまう。

<積極的労働市場政策>

参照:フォーサイト9月号「多様な働き方」への転換は可能か
柳川範之氏

北欧諸国で展開されている積極的労働市場政策(Active Labor Market Policy)は参考になる。転職に対する前向きな価値観が日本でも浸透すれば良いと思う。

たとえば、デンマークの労働市場は、フレキシキュリティと呼ばれていて、これは、柔軟性(フレキシブル)と保障(セキュリティ)を合わせた造語であるが、デンマークの雇用システムを良く表している。

どこが日本の参考になるかというと、解雇されても所得の安定が保障され、ポイントはその給付が人的資源の開発に使われることである。もちろん「働く気のない給付狙い」の歯止めもかかっている。教育訓練を受けないと失業給付が得られないし、人材開発のプログラムが日本とは比較にならないほど充実しているのだという。米国型の働く意欲のある者にはより手厚く給付が行くシステムも良いと思う。



労働市場を活性化するポイントは、日本と異なり、北欧では解雇がかなり自由に行われることである。日本では正社員が給与や待遇の面で過剰に保護されているため、非正規にとばっちりが行く現実を直視しなければならない。民主党は連合と利害調整できるだろうか。

高齢化などによる産業構造の転換がスムーズに行われるためには、雇用対策として予算の付け方を大幅に変更する必要がある。偏った業種を成長産業に選んで、お上が業界に補助を出すことが成長戦略ではない。需要は市場が決める。

フレキシキュリティモデルは、トライアングルで示すことができる。

1,柔軟な労働市場(解雇が自由)
2,手厚いセーフティネット(失業給付の充実)
3,積極的労働市場政策(充実した教育訓練)

2と3は、とりあえず民主党政権で対応できると思う。1は連合と社民党が足を引っ張るだろう。しかし、1なくして2も3もないのである。

応急手当の雇用調整助成金の“痛み止め”が切れる前に、民主党では頼りないので、民間の政策集団を中心に議論を巻き起こしたい。

◆日々是語草◆ 
第二ブログです。軽~く気になるニュースなど。

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2009年9月 6日 (日)

民主党の労働市場政策は見当違い

官が規制で縛る経済から脱却し、市場経済(民間)を強くしようとする自民党の改革派議員達は、守旧派とひとまとめにされて吹き飛ばされてしまった。選挙の前に政策理念の旗を立てられなかったゆえに自業自得だろう。

では、民主党の経済政策に強い改革派議員はどうか。小沢-菅-鳩山(実質小沢体制)では自民党改革派と同様、埋没してしまうだろう。小沢氏のもともとの持論は、「官から民へ」の規制緩和を進める「小さな政府」主義なのだが、政局至上主義の小沢氏は簡単に信条を曲げてしまう。

政局中心の野党暮らしが長かったせいで、民主党は「自民党の言うことにはなんでも反対」が染みついている。自民党の反対が正論と思いこむ過程で、若手は郵政民営化も金融政策も「アンチ自民党の社民党や国民新党の政策のほうが正しい」と洗脳されてしまった。枝野氏にして「預金金利を上げろ」と言い出すし、原口氏にいたっては、日本郵政西川社長叩きの急先鋒である。「郵政民営化、本当は賛成だったんだけど…」とは誰も言えなくなってしまった。



岡田氏は自ら外相就任を希望していたという噂があったが、噂どおり外相に決まり。今後の政策遂行のためには、岡田氏こそ執行部に残ったほうがよかった。政調会長を兼ねる国家戦略局担当相には菅直人氏。本来なら菅氏は官房長官が適任だったと思うのだが。

参照:党の「小沢支配」鮮明に=二重権力に現実味-鳩山新政権

民主党の鳩山由紀夫代表が5日、党執行部と国会の人事権を小沢一郎次期幹事長に事実上一任したことで、同党の「小沢支配」が鮮明になった。

常任委員会の委員長も全部、小沢カラーか。小沢氏にしてみれば、若手に影響力のある岡田氏は、執行部には置きたくなかっただろう。岡田が外相ねえ…親中共、親韓国、親民団…。親中はいいのだが、距離感が近すぎるとろくな事はない。同盟国と中国を等距離に置く外交ってあり得ないんだけど。
参照:「岡田外相」に期待=中国
参照:「中国と節度ある交流を」=鳩山次期政権に訴え-李登輝元台湾総統



ここからきょうの本題。
民主党の労働市場政策は時代に逆行する。

9~10月に予測される失業者の激増
その対策こそ次期政権の最重要課題だ

野口悠紀雄氏

民主党のマニフェストで、雇用確保の観点から非正規雇用者に否定的な態度をとっているのは、見当違いということにもなる。

さらに斜め上を行く「見当違い」の社民党・国民新党は、3党政策協議機関にこだわっているようだが、政策立案にこんなバカ達を関わらせるととんでもないことになる。

世界同時不況下の企業の雇用調整は、データによると正規雇用者と非正規雇用者の減少率にあまり大きな差がなかった。野口氏は「より大きな要因は、社会保険料負担の雇用主負担ではないだろうか」と言う。

『平成21年度経済財政白書』は、現在の日本企業が528~607万人の「雇用保蔵」を抱えていると推計している。これは、全労働力人口の1割近くに達する膨大な人員である。

失業率が5%を超え、6%に迫ろうとしている現状で、企業は雇用助成金でなんとか企業内失業者を放り出さないで済んでいる。しかし、雇用助成で一時しのぎをするには限度がある。

このままだと失業率は10%を超えるという予測もある。日本は早く抜本的な労働市場改革に着手しなければならない。

>>明日に続く
「積極的労働市場政策を」

◆日々是語草◆
第二ブログです。軽~く気になるニュースなど。

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2009年9月 5日 (土)

農林水産分野の補正予算1兆円のインチキ。民主党の農業政策

旧ブログで農業政策の方向性について一定の結論は書いたつもりだが、農協改革は聖域のままである。小沢氏は「農協の言うことは聞かなくていい」と豪語したが、ハードルは高い。

農協は金融業としての割合が大きくなっており、流通の自由化が進んで行く中で、農家の脱農協が進んでいるのは事実である。農協はいずれ農水省の中央集権政策から脱却していく必要がある。民主党政権になってどう変わっていくだろうか。



まず民主党政権が手を付けるのは「補正予算の組み替え」。特に各省庁積み上げ式で、使い切れない分は、複数年度にわたる“基金”としてへそくっておこうというインチキ補正予算が麻生内閣で組まれてしまった。景気対策には関係ない、既得権者の分捕り合戦がここでも繰り広げられた。

基金は46にものぼり、そのうち22が農林水産分野だった。竹中さんが特に農水省予算に怒っていたのだが、1兆円もの額の辻褄合わせだったのである。「まずは景気対策」と麻生首相が自信満々に言う補正の中身が、「財政拡大」ありきの“無駄遣い”オンパレードであったわけだ。3兆円にものぼる官の施設費予算などは、即刻子供手当にでも何にでも回せる。公共事業を当て込んでいたゼネコンには気の毒だが、中小土木はすでに事業転換を始めているところも多い。

参照:フォーサイト7月号「選挙向け『1兆円農業補正予算』の偽装を暴く」 一ノ口晴人氏
減反政策の見直しを訴えてきた石破農水相は、シンポジウムでこう言ったという。

全てに何でも補償するなら、日本の農業に未来はない。選挙に勝ってから考える、ではダメだ

残念ながら選挙には負けたし、石破氏の言い分は農水省・農協組織・自民党農林族(西川公也氏ら4人組)に粉砕された。西川氏はテレビ映像に「農林族」として何度も登場し、農協には覚えがめでたく旧態依然の農業政策を守るために活躍した。いわく減反政策には断固反対。さらに減反政策強化策を補正に盛り込んだ。



「正直者対策」(この名称は5/8付「自由民主」の中に出てくる)
正直に生産調整している農家には転作面積10アールアタリ最大1万5千円交付する。ところが、「転作奨励金」の実態は、形だけ麦や大豆の種をまいて作り捨てしてしまう偽装転作が蔓延。水田の面積に補助を与え、転作作物の収穫量はいっさい関係ないのである。んなばかな・・。こんな政策で自給率上げるって(。_゚)?

「耕作放棄地再生利用緊急対策交付金」
これは通常予算でもお馴染みの「土木事業」である。耕作放棄地をどう再生利用するかというビジョンなどありはしない。単なる草刈りと土をほじくり返して石を取り除く作業をする予算である。

「農地集積加速化事業」
もっともらしい効率化経営を謳っているようだが、その実態は、保有する農地を荒廃させてきた「偽装農家」に10アール当たり1万5千円を助成する予算である。しかも具体的な受給条件は調整中というのだから、いかにも予算割り当てありきで作ったしろものである。資料を見ても一般には内容はわからない。「なるほど、効率化を図る良い予算案だよね」という感想を持つだろう。これもいわゆる「霞ヶ関文学」か。



民主党は1兆円の「個別所得補償」を公約に掲げている。EUの所得補償に倣い、永続的な強い農家を作ると理念は立派なのだが、EUは売り上げに対する補償であって、あくまで収穫実績中心である。ところが、民主党案では「生産費保証」に近い。

販売価格が標準的な生産費を下回った場合に差額を補填する制度なので、生産の効率化に努力する必要がない。農協は高い器具を与え、農地集積して生産効率を高めようとしなくていい。現状維持のための所得補償では、農家に経営感覚など生まれるはずがない。経営と生産をあくまで分離するなら、国が価格統制し、補償もしてくれるので、国の下請け生産者ではないか。

専業農家が農業経営を続けるためのEU方式の所得補償であれば賛成である。天候によって左右されるリスクがある以上、一定額の補償は必要と考える。民主党の理念自体は良いと思う。

農地法改正による経営と生産の戦略的一体化、そして流通のさらなる自由化によって、補助頼みの零細農家は淘汰される。しかし、ほとんどが兼業農家なので、農家を続ける理由が公共事業による「農地転用」期待なら何をかいわんやである。将来、農地転用期待があるので、やる気のある人に農地を貸したくない現状がある。自分の農地に高速道路の橋脚が立つなら「待っててよかった」というわけだ。



民主党は「食料自給率の向上と農林漁業・農山漁村の再生を図っていく」と高らかに謳い、自民党農政を転換する決意を述べている。その中でWTOの自由化交渉、日米FTAを進めていくという。米など重要な品目の関税を引き下げ・撤廃は当面はしないと修正したが、自由化交渉は避けて通れないだろう。

カロリーベースの自給率の欺瞞に踊らされることなく、着実に輸入も受け入れ、輸出産業として育成していく政策を進めるべきと思う。

民主党政権は、補正予算を一から組み直したほうが早いかもしれない。しかし、麻生首相の解散を後押しするつもりで民主党は賛成しているわけだから、なんとも体裁が悪いが仕方ない。あまり期待できないような気がするけれど、約束だから頑張ってね。

◆日々是語草◆ 
自民党内の路線対立を明確にせよ

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2009年9月 4日 (金)

米トレーサビリティー制度。民主政権になっても農水省は焼け太りか

鳩山民主党+社民党+国民新党政権には、あまり期待していない。「大きな政府」に後退する懸念もある。

小沢幹事長就任が確定し、実権を握るのは小沢氏だろう。巷間言われる二重権力構造というより、剛腕小沢に集中するカネ・人材・権力を鳩山総理が友愛ムードで緩和すると見たほうがいいかもしれない。鳩山氏は毒消しの中和剤のようなものである。おそらく水面下で小沢氏は人事にも介入するだろう。

岡田氏は小沢氏を「一度裏切る人は二度裏切る」と寄稿論文で不信感をあらわにしていたし、仙石グループの今後の動きも気に掛かる。小沢幹事長は、アンチ小沢の中堅・若手の全面的なバックアップをするだろうか。何度も訪米して人脈を作っている前原氏を外相にできるかどうかが試金石になるような気がする。ついさっきも前原氏がNHK(BS)で日米外交について民主党の外交方針を語っていたが。

以前、前原氏が米国訪問中に拉致問題を切り捨てるようなことを言ったと叩かれていた。前後の文脈を読むと、前原氏は「拉致問題が邪魔」などとは言っていない。対北強硬策にしても融和策にしても、ここまでこじれると糸口をつかむのは非常に難しくなっている。前原氏はとにかく安倍政権以来切れている北とのパイプを構築したいと考えているようだ。「経済制裁」を叫んでいれば解決できるような時期は過ぎている。まずは再調査の再開を!



麻生政権下で駆け込みの天下りが続いているが、石破農水相の改革努力も虚しく、農水省も焼け太りしている。

コメのトレーサビリティ制度(10月スタート)など愚策中の愚策で、もっともらしい大義名分に国民はころっと騙された。農水省の検査お目こぼしのせいで汚染米事件が起こったのが第一の原因なのに、国内米を追跡するなど意味がない。膨大なコストがかかるだけで、その分人手がかかるのをいいことに官が焼け太っているのである。

「小泉の負の遺産」と左巻き連中はプロパガンダに忙しいが、麻生が1年も居座ったおかげで、官僚がやりたい放題。麻生の負の遺産が残ってしまった。

読売のこの記事はよくまとまっている。

農水省焼け太り?700人合理化・新業務1100人

事故米の不正転用事件の発覚から5日で1年を迎えるのを機に、農林水産省が打ち出した組織改編案が波紋を呼んでいる。

<ポイント抜粋>
・ 農水省は不祥事の舞台となった地方農政事務所を廃止して職員700人を合理化するとしながら、事故米事件の再発防止策などの名目で、ほぼ同数の人員が新たに必要だと主張している。

民主党幹部も食の安全や農家保護のために、「地方組織の大幅削減は問題が出る恐れがある」と発言しており、同省のスリム化は、さらに遠ざかる可能性が出ている。

 ◆現状維持◆

・ 「要するに『現状維持を目指す』ということ。看板の掛け替えだ」。地方の農政事務所で働く50歳代の職員は、今回の組織改編案をこう見る。

・700人程度の削減するとしながら、同時に65か所に「地域センター」を新設し、その下にはさらに「駐在」(分庁舎)も置く。ここで実施する米トレーサビリティー制度のためには約1100人が必要で、「他部門の合理化をしてやっと職員数の増減はプラスマイナスゼロになる」(同省幹部)という。

 ◆実効性は?◆

・事故米事件後、再発防止策として導入されることになった米トレーサビリティー制度。その対象は、精米だけでなく、酒、団子、せんべいなど米加工品を扱うすべての業者に及ぶ。飲食店でも、提供する米飯には原則、原産国表示が求められる。対象業者数は米穀卸から加工業者や小売店、飲食店まで全国160万業者に及び、担当職員からは早くも「全業者をチェックするのは難しい」との声が漏れる。

・全国米穀販売事業共済協同組合の安藤勲常務理事
農水省の失策なのに、業者に新たな規制を課し、省の権限を強化するのはおかしい」と批判。省内からも「組織を維持するために作られた仕事」との声も聞かれる。

 ◆第2の食糧事務所?◆

・同省は2003年7月、食糧庁廃止に伴い、その出先機関である全国47の食糧事務所も廃止した。ところが同時に、直前に起きたBSE(牛海綿状脳症)問題を理由に、食の安全を担うとして「消費・安全局」を新設。結局、食糧事務所に勤務していた約8000人の職員はほぼそのまま現在の農政事務所に異動させた。

→民主党も焼け太りに手を貸す可能性がある。

・マニフェストで農家への戸別所得補償制度を掲げる民主党の筒井信隆・ネクスト農相は、読売新聞の取材に、同制度のベースとなるデータを集めるには、今以上に統計部門を充実させる必要が生じる可能性もあるとの見方を示し、「この制度をやるためにどんな組織・人員が要るかゼロから検討する」と話す。

・猪瀬直樹・東京都副知事
「戸別所得補償を掲げる民主党が政権につくと、組織がさらに膨れあがる可能性がある。農水省は組織を維持するために仕事を作ってきた。不要な業務や人員の問題を放置してきたから、事故米やヤミ専従の問題につながった。地方でもできる仕事を自治体に移管することで、国家公務員を削減しなければ改革にならない」と話している。



加工品にまで取引相手、数量、産地などの記録を義務づけるのは、業者への負担ばかりが大きくなり、農水省の新しい仕事作りに利用されたと言われても仕方がない。汚染米はミニマムアクセス米から発生したのであって、改善点は名ばかりの立ち入り検査にあった。不正横流しを見て見ぬふりしていたのである。当然バックマージンもあったはずだ。

政官業癒着の構造は、民主党になっても断ち切れるとは思えない。

◆日々是語草◆
いつまで醜態をさらしているんだ。自民党に再生する力は残っているか

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2009年9月 2日 (水)

自民党は消えてよし

ついに政権交代と相成った。

「歴史的大転換」と言えるのだけれど、郵政選挙で小泉政権が大勝した時ほど沸き立つ空気がないのはなぜだろう。つまるところ今回の選挙は「自民党へお灸を据える」「自民党への制裁」「自民党ざまーみろ!」選挙であったからだと思うのである。多くの国民は、民主党への期待というより、「やれやれ一矢を報いてすっきりしたわい」とこの結果を穏やかに見ているのではないか。まるで復讐を果たしたかのように。理屈ではない怒りが満ちていたように思えるのである。

麻生自民党は、ついに最後まで「自民党だけはイヤだ!」という空気を読むことができなかった。国民の嫌悪感を理解していないキングメーカー気取りの族議員、たとえば小選挙区で辛勝した森が「自民党の敗北は小泉さんのアンチテーゼ」などと、いまだに小泉さんのせいにしているのは、己が政治を国民の手から奪ってきたことにまるで責任を感じていないからなのだ。

森さん、あんたで終わっていたはずの自民党がなぜ蘇ったのか、小泉総理のおかげだったことを忘れてしまったのか。森と町村、安倍が選挙後鳩首会談を行ったようだけど、まだ清和会の長老が院政を敷くつもりなのか。次の総裁は人気の「舛添」で党内をおまとめになるつもり?

小泉総理が民主党の改革政党としてのお株を奪ったからこそ自民党は復活したのである。当時の鳩山由紀夫代表が、小泉内閣の行革推進に協力するのはやぶさかではないという発言をして党内から反発を受け、その後代表を引きずり下ろされてしまった。10円ハゲを作って落ち込んでいた鳩山由紀夫が総理大臣になる日が来ようとは信じられない。

鳩山氏が偽装献金の爆弾を抱えたままであることに私は不安を覚えているのだが…。国民のためには、スキャンダルで再び政局がごたごたするのは避けてもらいたい。麻生がだらだら選挙を伸ばしたせいで、予算執行停止が非常に苦しい時期に差し掛かってしまった。予算の組み替えは難題中の難題である。しかし、ぜひこの方針だけはぶれずにやり抜いてほしい。



ベテランのロビイスト議員(族)は落ちるべきだった。有権者は民主党議員を当選させたのに比例で復活しやがった。伊吹も尾身も町村も…。まあ中川秀直も小池百合子たんも比例復活だから、あまり選り好みはできないけど。

中堅・若手改革派は「麻生内閣」にNOのスタンスを最後まで貫くべきだった。渡辺喜美のように飛び出す“覚悟”がない改革派など今後も期待できない。比例でかろうじて復活したということは、離党手段が封じられたということ。よくもまあ、麻生追従の体たらくで“覚悟”なんて言えたものだ。最後に麻生と握手してお茶を濁すくらいなら“覚悟”という言葉を使うな。もう遅いけど。

「選挙後に政界再編」と悠長にかまえていた秀直氏は、総裁選に立候補するつもりのようだ(webニュース)。今度こそ改革派が主流を奪い返さないと、来年の参院選で自民党は消える。比例復活で自民党を離れるわけにもいかないのだから、今度こそ“覚悟”を見せろ。



河野太郎議員のブログより「野党初日」(太字管理人編集)

首班指名までに総裁選挙をという声もあるが、そんな必要は全くない。まず、自民党はどういう政党になるのかをはっきりさせ、そこでそれと合わない議員には党から出て行ってもらわなければならない。
別に自民党だからいるのではなく、目指すところが一致するからいるのだ。それさえしっかりしていれば大丈夫だ。

それもなく総裁候補は誰かなどとマスコミにのせられるのは馬鹿だ。

そのとおり。マスコミ辞令の総裁なんて冗談じゃない。人気投票じゃないんだ。麻生人気は見かけ倒しだった。

投票の終わった深夜テレビ朝日の朝生SPで、河野太郎氏は「長老が小選挙区で落ちたが比例でたくさん復活した。(自民党が再生するために)世代交代しなければならない時にさもしく比例で復活する。若い人に譲るべきだ」という趣旨の発言をしていた。よく言った!

田原総一朗司会の「朝まで激論」では、田原氏好みの改革派が勢揃いしていた。民主は細野、レンホウ、福山、枝野、長島、自民は茂木、河野、タムコー、山本一太、下村、公明は高木、あと共産・社民。みんなの党から山内か浅尾も呼べよー。田原氏は浅尾慶一郎も評価してるんだから片手落ちだったなぁ。

政策に強い中堅・若手が勢揃いすると、民主・自民に関係なく、改革の方向性が一致しているので何も違和感がない。茂木氏は「何でも反対ではなく、国民のために今後政策協力していきたい」と語っていた。共産・社民はどうしようもないが、民主・自民の中堅・若手が揃うと、これからは彼らの時代であると希望を持てる。本当に世代交代が求められている時なのだ。森がしゃしゃり出てくる場面は二度とない。



かんべいさんのサイト<8月31日>

<各党の比例得票数>

  2009年衆院選 2005年衆院選
自民党 18,640,223(26.7%) 25,887,798(38.2%)
民主党 29,542,580(42.4%) 21,036,425(31.0%)
公明党 7,980,767(11.4%) 8,987,620(13.3%)
共産党 4,905,368( 7.0%) 4,919,187( 7.3%)
社民党 2,981,535( 4.3%) 3,719,522( 5.5%)
みんなの党 2,977,478( 4.3%)
その他 2,683,625( 3.8%) 3,260,517( 4.8%)
総投票数 69,711,576(100%) 67,811,069(100%)
(*追記)上記2009年データは8月31日付東京新聞を元にしています。9月1日朝刊ベースの数字よりもやや少なくなっております。

唯一の希望は「みんなの党」が予想以上の支持を受けたこと。得票数は共産に及ばず、国民新党には勝った。5人当選できたので、政党要件を満たす。これからはテレビの討論番組で「みんなの党」を無視できないぞ。いっつも「その他」に押し込められていたからね。

改革クラブは、選挙の結果政党要件を失った。国民新党は綿貫代表と亀井久興幹事長が落選。参院対策としてあんなカス政党と連立を組み、郵政民営化見直しを亀井静香新代表に突きつけられる民主党は、イメージがどんどん落ちていくだろう。西川社長更迭の急先鋒だった社民党の保坂は落選。保坂氏と徒党を組んでいた民主党の原口はもちろん当選したが、総務相にでもなったら第二の鳩山邦夫になってしまうだろう。

鳩山由紀夫氏は党首討論で「西川社長にはお辞めいただく」と明言しているので、さあどうするかね。郵政のゴタゴタを蒸し返さないほうが身のためだと思う。



「みんなの党」の政策の柱「公務員制度改革」はなぜ必要か、意外と理解してもらっていない。単なるウケ狙いの「公務員イジメ」と捉えられては心外である。

文章を読むのは大変でも、ビデオならすっと入ってくるだろう。
1940年体制からの脱却について、族議員の実態、官僚はどのように抵抗するか、人事制度の問題、今後の戦い方等々、渡辺喜美氏がわかりやすくしゃべってくれているので、ぜひご覧下さい。コメント欄も面白かった。麻生がどれだけデタラメなことをやりながら、あたかも実績のように強弁していたか、これではっきりする。

異常な鼎談 渡辺喜美 前編1/3 2009/5/28
水道橋博士x宮崎哲弥x渡辺喜美

http://www.youtube.com/watch?v=SudNzvfHIa0

後編もあります。
全部通しで見ると計50分くらい。

「公務員改革」ってそういうことだったのかとご理解いただけるかと。

◆日々是語草◆ 
アメリカの識者「ハトヤマはチャベスとまったく変わらない」

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