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2009年6月 8日 (月)

日本郵政株式会社は委員会設置会社として8割が社外取締役

日本郵政西川社長続投に関して、指名委員会や第三者委員会が「お手盛りだ」と鳩弟がインネンつけていることに補足。

総務省が日本郵政の「かんぽの宿」入札資料を精査した結果、「不正はなかった」ことはろくに報道されなかった。総務省が専門家によって試算した施設の一括譲渡の評価額も、オリックス提示の109億の2.数倍にとどまった(290億円だっけ)。それをニュースでは「2倍以上の開きがあった」と、ことさら不正の匂いを漂わせて報じていたことは記憶に新しい。

日本郵政についての報道は、当初は各新聞が「経営判断」を是とする論調だったが、総務相がボルテージを上げるほどに偏向の度を増している。偏向はいつものことだが、何事についてもどこか一つくらいは正しく(客観的に)報道する媒体が存在する。読売新聞が特に偏向が酷かったが、朝日新聞は「どうしちゃったの?」というくらい正論を書いていた。読売新聞には“霞ヶ関ジャーナリズム”が健在である。反日ジャーナリズムよりはずっとマシだろうけれど。

以上が、今までのおさらい。

ダンナに「読みやすくて、わかりやすい」本を選んであげていた時、ぱらぱらっと読み返した本にこんな箇所を発見。忘れているもんだね~。

「社内委員会みたいなもんだ」と難癖つけた鳩弟に「社外取締役がほとんどだ」とブログで反論したので、本の内容が頭の隅には残っていたのだろう。

「戦略は細部に宿る」と言う竹中氏らしい発言なので、ご紹介。
敵の出方を予想して、あらかじめ戦略を立てておく。

ニッポン経済の「ここ」が危ない!
竹中平蔵、幸田真音 対談

幸田 やっぱり人ですね。日本の金融機関のトップに外国人を雇ってもいい。

竹中 あおぞら銀行は、社長が外国人ですよね。そこそこ成功してるんじゃないでしょうか。そういう事例もあると思います。

幸田 『日銀券』という小説を書いたときに、日銀の審議委員の中に一人、外国人を入れたんです。「あり得ない」って、みんなには言われてしまいましたけれど、「あってほしかった」んです。外部の目を入れないとだめですよね。

竹中 そう。

幸田 何にも変わらない。

竹中 ゆうちょ銀行の親会社である日本郵政株式会社は、そういうことができるような法律にしました。最初から、委員会設置会社にしたんです。日本のメガバンクで委員会設置会社はまだ一社もありません。初めてのことでしたから、よくわかっていない人たちには、取締役の数が多すぎると言われました。違います。委員のうち八割は社外取締役なんです。いわゆるお手盛りの役員はいないんです。外部の人が入ってるから、お手盛りで自分たちの兄貴分みたいな人を取締役にして、親父みたいな社長のもとで、なあなあで経営を決めることはできません。その分、頭取というか社長はたいへんですよ。自分の部下の取締役だったら、うるさく言われても、ちょっと睨みをきかせればいいだけだけれど、外部の、しかも錚々たる人が座ってるわけですから。
私はりそな銀行に公的資金を注入するときに、委員会設置会社にすることを当初から念頭に置きました。それが銀行として実質的に初めての委員会設置会社です。そして、今度は大きな銀行として初めて、ゆうちょ銀行を委員会設置会社にしたんです。こういうことも、新聞は書いてくれませんね。

幸田 書きませんねえ。本当にメディアは、肝心なところを伝えないで、アイキャッチを狙った見当違いな批判ばっかり。

竹中 そうなんですよ。この間、郵政民営化のことについて、ある新聞記者が書いている本を読んだんですけれど、無茶苦茶な内容でした。しかも、私に取材もしないで、竹中は利益だけ重視して西川を任命したとか書かれている。相変わらずだな、と思いましたよ。読んでみて、あ、これは小説だと思った。

メディア側が、間違った報道をしているという自覚が欠如していることが一番危ない」と二人の意見が一致した。労働者の水準は高いけれど、トップがダメということも意見が一致。

「お手盛り」「馴れ合い」が経営統治能力を失わせ、ひいては社員にそのツケを負わせている、その構図が官と国民の関係にも及んでいるわけである。その場合は、国民に負担を強いる結果になるのだからたまらない。

かつての銀行の経営ガバナンス問題はその典型で、バランスシート調整に苦しむ銀行に「原理原則」を貫かせることを政府側から竹中が“規制強化”したところ、メディアあげてのバッシングが始まったのであった。

ルールを強化すると、強化したほうが「お手盛り」と批判される。つまり批判者は、自分のやっていることをそのまま相手に投影させるという裏返しの批判しかできないのである。悪罵するしか能のない輩は、自らその卑しさを自白しているようなものだ。

どういう批判をするかで批判者の程度がしれるので、竹中氏は、「批判する人を観察して楽しんでいる」と、いつも余裕をもって反論しているのである。

◇ 

公共性を鑑みて、経営の透明性をより確保するために、日本郵政株式会社は最初から委員会設置会社にしたのであった。

委員のうち八割は社外取締役なんです。いわゆるお手盛りの役員はいないんです

鳩弟にここだけでも100回読ませたいね。
邦夫と竹中、直接対決させてくれるメディアはないものか。サンデープロジェクトさん、視聴率アップにいかが?

◆日々是語草◆ 
中共が求める設計図丸裸の「強制認証制度」

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