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2009年6月14日 (日)

西川社長降ろしの陰にメディア界フィクサーの存在

昨日の「小泉・竹中が指名委員会に工作した件」についての記事と共に、こちらも読むと裏の動きが垣間見えます。

鳩山総務相更迭 見誤った覚悟 最後の妥協案「のめぬ」(毎日新聞)

この数日間、首相サイドと鳩山氏の調整は難航した。調整役となった河村建夫官房長官は電話で鳩山氏に「あなたは政権の大黒柱。(首相を支援する)太郎会の会長だ。冷静によく考えてほしい」と翻意を促した。しかし鳩山氏は「その通り大黒柱だ。だからおれの言うことを聞けばいい」と逆に西川氏の解任を迫った。

麻生内閣の大黒柱とはすごい自信。

鳩山氏が公の場で西川氏の進退に初めて言及したのは、5月8日の衆院予算委員会での答弁だった。西川氏の後任探しにも動き、鳩山氏は5月27日には、鳩山氏と懇意な渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長兼主筆から西室泰三東京証券取引所会長でめどがついたとの連絡を受け、西川氏の交代に自信を示した。

読売新聞には決して出ない内輪話。鳩山総務相の後ろ盾が渡邉恒雄氏だったわけだ。

日本郵政問題では、読売新聞の偏向が酷い。

フジテレビのサキヨミでは、さんざん「日本郵政が悪い」と不公平な報道をしておいて「あなたは西川社長が辞めるべきだと思いますか?」というアンケート調査をした。マッチポンプだな。案の定、アンケートでは80%が「西川社長が辞めるべき」だった。この番組は、米国の年次改革要望書をおどろおどろしく取り上げて、郵政民営化も米国の圧力だったと、労組や民営化反対派が作った陰謀論を電波に流している。いいかげん、こんなカビの生えた陰謀論に付き合っていられない。

関係者によると渡辺氏は「鳩山さん、あなたは英雄だ。西川は悪者だ」と激励。さらに「あなたを切って西川を残す。これがどういうことか。簡単に分かる話なのに、麻生(首相)も与謝野(馨財務・金融・経済財政担当相)も分かっていない」と語った。

総理直轄の安心社会実現会議に委員として入っている渡邉恒雄氏は、政界フィクサーである(いまさらだけど)。権力闘争にメディアを利用する、これが新聞の実態である。

西川社長降ろしに加担する読売の社説にはムカついた。

鳩山総務相更迭 日本郵政は体制を一新せよ(6月13日付・読売社説)

(要約)
・鳩山総務相更迭で一連の不祥事に対する西川社長の経営責任が消えたわけではない。経営体制を一新して出直しを図るべきだ。

・麻生首相も、総務省の業務改善命令に対する回答などをみて、西川社長再任の是非を最終判断する考えを示した。当然だろう。

・今回の問題の核心は、「かんぽの宿」の不明朗な売却手続きなど不祥事が続発しているのに、西川社長が経営者としての責任を果たさなかったことにある。

・ところが、鳩山氏の発言が「罷免されても再任に反対する」とエスカレートするにつれ、「社長を辞めさせれば郵政民営化が後退する」といった、別次元の議論にすり替わってしまった。

すり替えているのはどっちだ!!
あからさまな完全民営化阻止を目論む国会議員達と西川社長降ろしは深く結びついている。シッポが出ているんだよ。
だめだ、激しく怒りがこみ上げてくる。(深呼吸)

・不祥事に対する説明不足や経営責任を問う鳩山氏の主張には、肯(うなず)ける部分が少なくない。鳩山氏の指摘に共感する人は多いのではないか。

日本郵政に経緯の不透明さはあったが、売却手法・評価額等適法であったと判断されたことは無視か。

・総務省は4月に日本郵政に業務改善命令を出した際、16項目にわたる疑問を突きつけている。「かんぽの宿の収益を改善してから入札すれば、売却額はもっと高くなったはず」「審査を担当した日本郵政の部長を、売却予定先が副社長に迎えると提案していた」――などだ。
だが、日本郵政はこれらの指摘に、いまだ正式な回答や十分な説明をしていない。

・簡易生命保険金の不払い問題では、民間生保の不払い判明から4年も公表しなかった。民営化作業という内部事情を優先させた判断には、「契約者第一」の視点が明らかに欠けていた。

そもそも国営から公社時代に至るまで、総務省の監督責任は追及せず、公社時代の不払い問題の尻ぬぐいをさせられているのが西川社長ではないか。どれだけ郵政ファミリーが税金を国民から奪ってきたのか。

・障害者向け割引制度を悪用した不正ダイレクトメール事件も、日本郵政の信頼を失墜させた。

厚労省の不正認可が常態化していたことをベールに隠して日本郵政だけが悪いって?白山会の手口の悪質さも並べて報道しろ。

・首相は、西川社長の責任問題について、自ら明確な判断を示す必要がある。

麻生首相は、すでに明確に示したではないか。まだ水面下で工作をするつもり?オマケに政権タイコモチの読売は、消費税上げろ上げろとうるさい。

次は、内政だけは見る価値のある朝日新聞社説

総務相辞任―剣が峰に立った麻生政権

(要点)
・首相は2月、「郵政民営化に賛成じゃなかった」と語り、4分社化の見直しにも言及した。首相就任以来、小泉元首相の改革路線に対する党内や社会の風当たりの強さを見て、ハンドルを戻そうとの思惑だったのだろう。

・「かんぽの宿」の売却に待ったをかけた鳩山総務相の派手な動きを黙認し、民営化見直しの潮流に身を委ねる構えを見せたのもそのためだ。

・しかし、民営化推進派が「民営化のシンボル」と呼ぶ西川氏の進退は話が違った。この人事が首相に突きつけたのは、民営化を進めるのか後退させるのか、小泉路線を継続するのか見直すのか、基本的な態度の表明だった。

・「かんぽの宿」をめぐる不適切な経過や郵便不正事件など、西川郵政にも問題はあった。だが、民営化が始まってまだ1年8カ月。色濃く残る官業体質を改革するには西川社長に頑張ってもらうしかない。首相がそう判断したとすれば理解できる。

「民営化を進めるのか後退させるのか、小泉路線を継続するのか見直すのか」「色濃く残る官業体質を改革するには西川社長に頑張ってもらうしかない」

読売と違って、西川社長降ろしに加担していない朝日は正しく見ている。

この西川社長降ろしの動きをつかんだのは竹中氏であったが、普通にこのバルクセール案件を経営的な目で見れば、「正義」「不正義」とは何ら関係のない通常の事業譲渡契約であったことがわかる。鳩山総務相三文芝居劇場は、非常に歪んだ権力闘争に読売新聞という大メディアが加担した一大マッチポンプだったのである。

鳩山総務相には、総務省官僚からの報告が正確に上がっていなかったという。にわかには信じられなかったが、総務省が専門家に調査させた事業譲渡評価額は250億円程度だったことを鳩山は無視している。知りながら「ただ同然で売っぱらおうとした!」と怒って見せているなら、たいした役者だ。総務省は鳩山をピエロに仕立て上げ、野党が追及資料を求めると、野党側が面食らうほどホイホイ出してきたという。

最後に、この「西川社長降ろし」問題について、参考になる記事を再掲しておく。

(ダイヤモンド・オンラインより)
「かんぽの宿」騒動に見る“既得権死守”勢力の巧妙かつ公然たる反乱
http://diamond.jp/series/tsujihiro/10064/

 最後に、極めて重要な二つの点を挙げたい。

 第一に、鳩山総務相の売却差し止めが将来、日本郵政の損失を拡大させ、それが財務に響き、株式上場にマイナスとなれば、国庫に得られるべき利益が減ることになり、損失をこうむるのは国民である。さらに、郵政民営化が混迷し、旧国鉄のような事態になれば、税金を投入しなければならなくなる。既得権死守闘争は、国民負担となって跳ね返るのである。

 第二に、小泉政権の構造改革が格差を拡大させたという批判が高まっている。格差には二種類ある。一つは市場主義経済の歪みによる格差であり、政府は社会的弱者のためのセーフテイネットなどの対策を迫られる。だが、もう一つは、既得権者と非既得権者の格差である。小泉構造改革はこの格差を打ち壊した。その打撃を受けた既得権者たちが、社会的弱者の味方である振りをして、論理をすり替え、自己保身の反転攻勢に出ているのである。

(通常のM&Aのプロセスとして妥当なものであった)
迷走する「かんぽの宿」問題は、独立委員会による調査しかない
http://diamond.jp/series/hoda_news/10020/

  ↓で、第三者委員会の調査結果

●【かんぽの宿問題】不正も不正義も無し、突っ込む隙があっただけ
http://nerituti.iza.ne.jp/blog/entry/1060265/
●1万円→6000万円の謎解き
http://nerituti.iza.ne.jp/blog/entry/1060585/
●鳩山総務相に謝罪と賠償を求めるべきだ
http://webtoy.iza.ne.jp/blog/entry/1060079/

(当ブログ)
●(過去ログ倉庫)郵政研究会の思惑を自民党PTがかろうじて阻止http://mojimojisk.cocolog-nifty.com/miz/2009/02/pt-a45f.html
●日本郵政株式会社は委員会設置会社として8割が社外取締役
http://mojimojisk.cocolog-nifty.com/lilyyarn/2009/06/post-f95b.html

【追伸】
読者の方から、日本郵政問題について、一方的な報道に騙されているサイトの管理者などにメールで知らせたいので、参考になるサイトを教えてほしいとの要望がありました。

文面の例「こんにちは。貴サイトを拝見して、気になることがあります。日本郵政問題は、公平な報道がなされていません。○○様が誤解されているようなので、詳しい内容につきましては、ぜひこちらのサイトを参照なさってください。影響力をお持ちの貴サイトだけに客観的な判断をお願いいたします」

こんな文章で、参考になる記事を選んで送ったら?ダイヤモンドのコラムと上記のサイトなどがおすすめです。このエントリー一個でもいいよ^_^; 一応今までの経緯はほとんど網羅したつもりだから。

◆日々是語草◆ 
故意に流された噂だけで犯罪者にされちゃかなわない

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font size=5 color=blueほんとうに正義の味方なのか? font size=3 麻生首相は鳩山総務相を切った。 鳩山氏は辞任後、「世の中、正しいことが通らない時があるんだな」と涙目で語ったが、政治家としてあまりにも甘ちゃんではないか。 石原慎太郎都知事が「鳩山クンはすこし張り切りすぎではないか」と述べたのに Ponkoの気持ちも近い。 「一年以内に私が正しかったと証明できる」と鳩山氏は見栄を切ったが、自分が担いだ麻生首相を窮地に追い込..... [続きを読む]

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