ハンディキャップ国家論

2008/12/11

小和田恆氏の外務省史観が日本外交を縛ってきた

諸君!12月号「まやかしの『A級戦犯・分祀論』に、終止符を打て」の中で、渡部昇一氏が小和田恆元外務次官の答弁を紹介している。

東京裁判については、以下の寄稿にも同様の内容が端的にまとめられている。

【正論】上智大学名誉教授・渡部昇一 政治家・官僚にお願いしたい事

≪「卑屈度」が増すばかり≫

 麻生太郎さんが総理になられた。麻生さんのお考えには共鳴するところが多いのだが、安倍晋三内閣の外務大臣の時の「日本は東京裁判を受諾して国際社会に復帰した」との発言には重大な錯誤があったと思う。しかもその錯誤は多くの保守系の政治家や官僚、そしてほとんどすべてのサヨク系の政治家やジャーナリストの強い「思い込み」になっていると思われる。改めて訂正をお願いしたい。

 戦後を体験した人間として不思議に思うのは、敗戦直後の日本の政治家が、チャイナやコリアに卑屈でなかったことである。それが講和条約締結から時間が経(た)つにつれて、だんだん卑屈度が増してきているという印象があるのだ。その理由としては、ハニー・トラップやマネー・トラップ(女性やお金の誘惑)が利いているのだと推測する人も少なくない。それも少なからぬ効果を発揮しているのだろうが、もっと深いところで、サンフランシスコ講和条約第11条についての外務省の解釈がいつの間にか変わってきたことに、日本政府を卑屈にさせる根本原因があると考えられるのである。

 ≪「裁判」と「判決」の混同≫

 その第11条は、「日本は東京裁判の諸判決(Judgments)を受諾し、それを遂行する」という主旨(しゅし)のものである。ところが、外務省はいつの間にか「裁判」と「判決」を混同し、それを政治家にレクチャーし続けているのだ。たとえば今を遡(さかのぼ)ること23年前の昭和60年11月8日の衆議院の外務委員会において、外務省見解を代表した形で、小和田恒氏は土井たか子議員の質問にこう答えている。

 「…ここで裁判(極東国際軍事裁判=東京裁判)を受諾しているわけでございますから、その裁判の内容をそういうものとして受けとめる、そういうものとして承諾するということでございます」

 この時点で日本の外務省の正式見解は、裁判と判決をごっちゃにしているという致命的な誤りを犯しているのである。

 例の第11条を読んでみたまえ。そこには「諸判決(Judgments)を遂行する」としている。もしJudgmentsを「判決」でなく「裁判」と訳したら、日本政府が遂行できるわけはないではないか。東京裁判を遂行したのは連合国である。その裁判所は死刑の他に無期刑やら有期刑の諸判決を下した。その諸判決の期間が終わらないうちに講和条約が成立し、日本が独立したので、「その刑期だけはちゃんと果たさせなさいよ」ということである。

 東京裁判は、いわゆるA級戦犯の誰も受諾、つまり納得していない。たとえば東条英機被告の『宣誓口述書』を見よ。受諾したのは判決のみである。他の被告も同じだ。これは敗戦国の指導者たちとして捕虜状態にあるのだから逃げるわけにゆかないのだ。

(省略)

 東京裁判はマッカーサーの条例で行われたものであるが、後になって彼自身がアメリカ上院で日本人が戦争に突入したのは主として「自衛」のためだったと証言しているから、「侵略」戦争の共同謀議というA級戦犯の罪状のカテゴリー自体も消えていることを外務省に知ってもらいたい。(わたなべ しょういち)

以上の内容を踏まえ、外務省条約局は当時なぜ「裁判」と「判決」を誤訳したのか、また明らかな誤訳を訂正することなく今日まできたのか、そのことによって歴史認識に対する多大な齟齬を来していることを渡部氏は明快に論評している。

小和田氏の歴史認識とは“外務省史観”とも言えるもので、ハンディキャップ国家論と共にその後の外務省の外交方針に影響を与えてきた。

昭和60年11月8日衆議院外務委員会
土井たか子議員の質問に答えて小和田恆政府委員が以下のように答弁している。

「一般論として申し上げますと、極東軍事裁判の評価については学問的にはいろいろな意見がございますけれども、先ほども申し上げましたように、国と国との関係におきましては、日本国政府といたしましては極東軍事“裁判”(記事の中では傍点)を受諾しているわけでございます。その裁判の過程におきまして、先ほども申し上げましたような『平和に対する罪』ということが起訴理由になっておりまして、その訴因の第二十七で、被告が中華民国に対し侵略戦争並びに国際法、条約、協定及び保証に違反する戦争を行ったということが挙げられておりまして、御承知のような判決が出ているわけでございますので、そういうものとして(中略)極東軍事裁判を受けとめるということでいいのではないかと思います」

これに対して、渡部氏はこのように書いている。

恐るべき不勉強、恐るべき無知、恐るべき反日の言葉である。恐るべき不勉強という意味は、日本が国際法や条約などを破ったという認識である。(略)
恐るべき無知ということは、「裁判」と「判決」の超重大な区別も知らないことである。
恐るべき反日というのは、そこに「日本のために弁明しよう」という気が全く欠けていることである。

渡部氏は、このような外務省の正式見解がその後の内閣を縛り、外交官を縛り、教育者を縛り、極端な媚中外交に根拠を与えたことに怒っているのである。

誤った歴史認識が日本の官僚の手によって作られてきたことの罪の重さに私は愕然とする。
「村山談話」も「河野談話」も、その流れの中で何の疑問も抱かれずに閣議決定され、今も日本政府と日本国民すべてを縛っている。

「日本のために弁明しよう」という気のない父親に育てられ、「外国に行くことができないことに慣れることに努力が要った」と語るお嬢様が、日本の伝統文化を引き継ぐ最深部に嫁ぐとは、適応障害を起こさないほうが不思議ではないか。

「マイドーターイズプリンセス」と自慢げに語る父は、たぶん西欧の王室と勘違いしていたのではないだろうか。だから、そのお嬢様は、日本人にとって皇室とはどんな存在なのかを知らず「浩宮ってお偉いの?」と無邪気に祖母に聞いてしまうのだ。

きっとプリンセスは、祭祀を拒否したまま、一生を日本一のセレブのつもりでお過ごしになるのだろう。

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2008/10/25

小和田氏の自虐史観。野中氏「竹島は爆破したら良い」

野中広務氏、舌好調

週刊新潮のこの記事は見過ごせない。

総評会館にて行われた「浅沼稲次郎追悼集会」のシンポジウム「今、憲法問題を考える」
パネラー:土井たか子氏・大谷昭宏氏・野中広務氏

土井たか子ww
在日朝鮮党」党首だった人ね。
ちなみに公明党は「総体革命党」と私は呼んでいる。
日本共産党は「蟹工船党
――ついでにもっと言っちゃう?
民主党は右と左が離れすぎている「ロンパリ」党
改革クラブは西村眞悟氏が加わったので、「真正メンテナンス(保守)党

自民党は「官僚がかつぐ軽い御輿」党

・シンポでの野中氏の発言

「小泉さんはお父さんの後に選挙に出たら、特定郵便局長が反対して落ちたんです。その時の恨みが郵政民営化になった」

あなたの個人的恨みで「麻生は許さん」と怒ってるのと一緒にしないで。

「(麻生首相は)日程を見ると、ゴルフの練習やら夜な夜なのクラブ通いで、本当に情けない。私は個人的には麻生さんを――、嫌いですよ」

クラブで会合しようが、ホテルで食事しようが、あなたが口出しすることではない。

SPに囲まれた総理総裁が焼鳥屋で一杯というわけにいかないでしょうが。野中さんは自民党要職の頃は夜な夜な高級料亭通いだったようで。

ここからが問題発言
島根県議会が「竹島の日」を制定したことについて

「島根県の小さな島がどうのこうのと言って、県議会が出てきた。(私は)議会が出てきてどうなるんだと言いましたよ。(県議会は)たいぶ怒っていたけど」

「韓国は怒るかもしれないけど、人が住んでいないのだから、あれは爆破したら良いんです」

「尖閣列島の問題も日本は遅れて参加した。それが今、共同開発しようというところまで話が出来てきた。だから(日本は)一人前の国になって(領有権を)言い出したらダメですよ」

腹が立つのを通り越して笑ってしまうわ!
この人、爺(時事)放談で、「南京大虐殺記念館」はずいぶん日本人に配慮して作ってくれていると言っていた。

どこが!!!

こう言ってはなんだけど、同和-在日朝鮮-売国サヨクは連携して、人権を盾に弱者利権をむさぼっている。テレビ討論会で解同の人の話を聞くと、社民党議員かと勘違いするほど主張が同じ。

こんな人が小泉政権の直前まで自民党の中枢にいたなんて、ゾッとする。まぁ、あの頃は自民党には票は入れなかったけどね。

「だから(日本は)一人前の国になって(領有権を)言い出したらダメですよ」

これに通底するのが、まさしく小和田外務次官の頃の「ハンディキャップ論」のトンデモ思想か。かつての外務省はこういう人権屋とつるんでいたのだろう。今はかなり改善された。

WiLL11月号に「小和田恆の自虐史観徹底批判」(谷沢栄一氏)として「ハンディキャップ国家論」が一部掲載されていたので、紹介しておこう。

平成4年4月の講演「1992年の世界情勢と日本外交」の終わり近く、小和田氏の発言より

ここで、今後の日本と東アジアとの関係を考えるときに念頭に置かなければならない重要なことについて述べておきたいと思います。
一つは、日本の外交を推し進めていく上で日本が負っている大きいハンディキャップとしての過去の、負の遺産の問題であります。過去に日本が行った行動との関連で存在している日本に対する懸念や疑念、あるいは不安感をどういうようにして若いさせながらこんにちの外交を進めていくかということは決して容易な問題ではありません。特に日本の外交が、これまで述べてきたような国債環境の中で、より積極的に日本から働きかける外交に転じていかなければならない時代になっているだけに、この問題は一層大きくなってくるという面をもっています。
この問題が特に中国および韓国との関係で大きい問題であることはご承知の通りです。この一月十六日から十八日まで行われました宮沢総理の訪韓の際にも、この問題が日韓協力という積極的な方向への未来指向型の外交を推し進めていく上でいかに大きいハンディキャップになりうるかを如実に示すような事態がありましたが、東南アジアとの関係においても同種の背景が存在しています。これを日本側として、どういうように吸収しながら、この地域との関係の強化を進めていくかということが、今後の一つの課題であると思います。

わかったようなわからないような、くどくどとした話し方だね。言葉はそれらしく連ねてあるけれど、何にも意味がない。

一行でまとめることができる。
「日本は中韓に悪いことをした。ハンディキャップを負っているので、外交面では歩み寄って仲良くしなければならない」ということだ。

戦後の清算-損害賠償問題も含め、すべて解決した後に外交官が言うことか。

竹島問題で思い出した。
竹島を友好の島に」と言ったのは、朝日新聞の若宮主筆だった。
詳細は忘れてしまったが、若宮主筆お勧めの外国の本で、ナチスの収容所にいたユダヤ人を描いた本があるらしい。どういう経路で話が行ったのか知らないが、その本が小和田氏の双子の娘・礼子さんと節子さん(雅子様の妹)が翻訳したということだ。

国連で“人権問題”を講義する小和田氏が好みそうな本ではないか。小和田氏が一時帰国した時、雅子さまも国連でお父上の講義を受けている。(安倍政権時代、温家宝首相が訪日した時に合わせて小和田氏も帰国)

ハンディキャップ国家論に共鳴し合う小和田氏-若宮氏は、今でもこんなところで共鳴しあっていたのかと思うと、気分がブルーになってしまう。

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西尾幹二氏はサヨクが錦の御旗にしている“人権”とは「革命用語」であると説明していた。皇室に“人権思想”が入り込むことがどのような影響をもたらすのか、過剰に反応する必要はないとは思うが、少しは気にしておいたほうがいい。

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